アブチロンは属の中に約216種があり南・北アメリカ及びアフリカ、アジア、オーストラリアに分布する低木です。一般に園芸では非常に開花期間が長くアーチ状に枝を枝垂れさせながら提灯の様な個性的な花を咲かせるウキツリボク、高性で直立し上部の枝を枝垂れさせ個性的な花を咲かせるショウジョウカ、またそのハイブリッド種(ヒブリドゥム)等が親しまれています。
アブチロンは一般的に夏の暑さに耐えますが、乾燥や強い日差しを苦手にしています。また強い霜に当たると枯れる恐れがあるため管理に注意が必要でしょう。
種毎の育て方は写真か育て方をクリックすると出てくるためそちらで確認して下さい。
このページでは種の種類と特徴、園芸品種の種類と特徴を記載しています。
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③その他の園芸品種 |
原産:ブラジル
学名:abutilon megapotamicum
草丈:約150cm~250cm
分類:半ツル性常緑低木
開花時期:6月~11月(周年)
花色:赤色●黄色●
葉色:緑色●
耐暑性:強い
耐寒性:強い
誕生花:9月8日
花言葉:「恵まれた環境」「真実は一つ」「良い便り」「思いやり」「恋の病」
特徴:アブチロン(ウキツリボク)は学名abutilon megapotamicum、 別名「チロリアンランプ」とも呼ばれるブラジル原産の半ツル性常緑低木です。アーチ状に枝垂れる優美な樹形は、地際から何本も枝が出て株立ちし上部で枝が弧状に枝垂れる事で作られます。開花は一般的に初夏から晩秋にかけて、暖かな地域では周年花が見られ、下向きに提灯が吊り下げられた様な個性的な花姿が魅力です。
開花時期は初夏から晩秋(周年)、花は赤色の萼(鐘形)から黄色の花弁(5個)を出し腋生して集散花序に咲きます。樹形は半ツル性で高さ約150(250)cm × 幅は約150(250)cmまで成長します。葉色は緑色、葉身は卵形でまれに3~5浅裂して互生葉序につきます。
アブチロン(ウキツリボク)は半ツル性の枝を誘引しないと地面に枝が枝垂れたり乱雑な樹形になる事があります。鉢花としてコンパクトに育てる場合はリング支柱等に誘引したり、花壇で広々と成長させる場合はフェンスやトレリス等に誘引しながら育てると良いでしょう。
アブチロン(ウキツリボク)は挿し木や取り木によって増やす事が出来ます。夏の暑さに耐えますが、乾燥や強い日差しをやや苦手にしています。また強い霜で枯れることもあるため冬越しする際は管理に注意が必要でしょう。
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原産:ブラジル
学名:abutilon pictum
草丈:約300cm~500cm
分類:常緑低木
開花時期:6月~10月
花色:赤色●橙色●黄色●
葉色:緑色●
耐暑性:強い
耐寒性:強い
特徴:ショウジョウカは学名abutilon pictum、 ブラジル原産の常緑低木です。直立する枝は上部で弧状に曲がり、長期間に渡りランプの様な形をした個性的な花を咲かせます。またカエデの葉の様な裂けた拳状の葉が特徴です。
開花時期は初夏から晩秋(周年)、花色は黄色や橙色、赤色があり、直径約3cmの花は腋生します。高さ約300(500)cm × 幅は約150(300)cmまで成長し、葉色は緑色、葉は拳状に3~5裂して互生葉序につきます。
ショウジョウカは挿し木や取り木によって増やす事が出来ます。夏の暑さに耐えますが、乾燥や強い日差しをやや苦手にしています。また強い霜で枯れることもあるため冬越しする際は管理に注意が必要でしょう。
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