エリカは属の中に850種以上がありますが、一般に園芸で親しまれている種は幾つかの種とその園芸品種です。例えば、スズランエリカは花の形と咲き方がすずらんの花を想像させて可憐な見た目をしています。またジャノメエリカは桃色の花弁と暗色の雄蕊が強い対比を生み出しコケティッシュな可愛らしさを感じさせたりします。
また上記の他にも、このページでは様々な種や園芸品種を紹介しています。育て方へのリンクや購入方法のリンクなども用意しているため、そちらもよければご活用下さい。
目次
- スズランエリカの特徴
- 淡雪エリカの特徴
- エリカ(ダーレンシス)の特徴
- ジャノメエリカの特徴
- エイジュの特徴
- エリカ(カルネア)の特徴
- エリカ(ベルヒース)の特徴
- エリカ・セシリフローラの特徴
- エリカ(ヴァガンス)の特徴
- ファイヤーヒースの特徴
- エリカ・コロランスの特徴
- エリカ・グラキリスの特徴
- その他の種や園芸品種
スズランエリカの特徴や園芸品種
- 原産:南アフリカ
- 学名:Erica formosa
- 草丈:約30~60cm
- 分類:常緑低木
- 開花時期:12月~5月
- 花色:桃色●白色〇
- 葉色:緑色●
- 耐暑性:強い
- 耐寒性:普通
- 誕生花:2月10日
- 花言葉:幸運・幸せな愛
- 用途:コテージガーデン/ロマンチックガーデン/かわいいお庭
- 購入方法:スズランエリカを楽天で購入
スズランエリカとは!?
スズランエリカの学名はErica formosa、別名では「エリカ・フォルモサ」や「witheide」等とも呼ばれる南アフリカが原産の常緑低木です。
スズランエリカの語源(由来)
- 属名のEricaはラテン語で「箒」を意味しており、また古代ギリシアの「ἐρείκη」から採用されたと考えられています。
- 種小名のformosaはラテン語で「美しい」を意味する「formosus」に由来します。
スズランエリカの特徴(魅力)
- スズランエリカの特徴は、花の形が横にぽちゃっと潰れた風船のような可愛らし見た目をしている所や、花が枝から吊り下がるように咲くためスズランの花を想像させる所、花の表面に強い光沢があるため、宝石のようなラグジュアリーな見た目をしているところ、枝先に三個の花を束生させる所等にあります。
- 園芸では、花を鑑賞する目的で育てられます。ショップには12月頃から出回る事も多く、クリスマスツリーのように仕立てられたスズランエリカがクリスマスエリカとして流通しています。
- 樹形は直立で高さは最大60cmになり、茎は枝分かれが多くてフサフサとした外観をしています。
- 開花期間は12月~5月頃です。
- 花序は枝先に三個の花を束生につけます。多花性で沢山の花をつけるため、開花期には株全体が白色になることがあります。
- 花は筒部が膨らみ横に大きく広がる傾向があり、側面には八本の溝があります。花は下向きに咲くことから、花の形とも合間り、スズランの花に例えられる事もあるようです。
- 花の色は白色、花表面には蝋で塗ったような強い光沢があります。そのため、明るさと輝きを感じさせる事があり、高級感のあるラグジュアリーなお庭などにおすすめの植物です。
スズランエリカの樹高は最大60cm、樹形は直立、茎は分枝が多く、分枝は斜上する、茎の色は灰褐色または褐色になる。葉序は輪生葉序、葉身の形は針形、葉の色は緑色、葉の表面には光沢がある。花序は一般的に枝先に三個の花が束生する、花冠の形は壺形で側面に八本の溝がある、花冠の直径は約0.3~0.5cm、花弁の色は白色、花の表面に強い光沢がある。
スズランエリカの園芸品種の紹介
フラワーギフト花樹有 育て方・楽天で購入 クリスマスエリカは、クリスマスツリーのように円錐型の樹形に仕立てられているスズランエリカです。光沢のある白色の花が開花することで、電飾で飾られたクリスマスツリーのようになり、クリスマスの雰囲気を盛り上げる効果があります。 | 育て方・楽天で購入 エンジェルプリーズの特徴は、花の色が咲き進むに連れて白色から、ほんのり桃色へと変化する所や、花の形がすずらんの花を想像させるため可愛らしい印象を与える所にあります。 |
淡雪エリカの特徴や園芸品種
- 原産:南アフリカ
- 学名:Erica sparsa
- 草丈:約50~100cm
- 分類:常緑低木
- 開花時期:11月~4月
- 花色:桃色●白色〇
- 葉色:緑色●
- 耐暑性:強い
- 耐寒性:普通
- 誕生花:12月5日
- 花言葉:協力・告白・無欲さ
- 用途:切り花/コテージガーデン/ロマンチックガーデン/かわいいお庭
- 購入方法:淡雪エリカを楽天で購入
淡雪エリカとは!?
淡雪エリカの学名はErica sparsa、別名では「エリカ・スパルサ」や「ピンクスモーク・ヒース(pink-smoke heath)」等とも呼ばれる南アフリカが原産の常緑低木です。
淡雪エリカの語源(由来)
- 属名のEricaはラテン語で「箒」を意味しており、また古代ギリシアの「ἐρείκη」から採用されたと考えられています。
- 種小名のsparsaはラテン語で「散らばる」「疎らな」「斑点」を意味しており、恐らく花の咲き方に由来しています。
- 淡雪エリカの由来は、枝を覆うように咲く非常に小さな花が、枝に降り積もった淡雪に見える所からきています。
淡雪エリカの特徴(魅力)
- 淡雪エリカの特徴は、花の長さが0.1cm程度と非常に小さい一方で枝葉を覆い隠す程に沢山の花を咲かせる所や、沢山の小さな花が疎らに咲く姿がふんわりした「淡雪」や幻想的な「桃色の煙(pink-smoke)」を想像させる所、花の色が桃色と黒色(暗紫色)をしているためコケティッシュな可愛さを感じさせる所、樹形がブッシュ状でふさふさとした外観をしている所などにあります。
- 樹形はブッシュ状、茎は枝分かれが多くて、直立に伸びる傾向があり、フサフサとした外観をしています。
- 開花期間は11月から4月頃にあります。
- 花序は短枝に複数の花が束生しており、長い枝を覆うように沢山の花が咲きます。花の大きさは長さ約0.1cm程度と非常に小さく、花の形は丸みを帯びる可愛らしい外観をしています。
- 花の色は桃色、雄蕊の葯の色は黒色をしています。桃色と黒色は、桃色の子供っぽさや女性らしさ、黒色の落ち着きと大人っぽさを演出する事が出来ます。そのため、悪戯っぽく小悪魔的な雰囲気を感じさせるコケティッシュガーデンや、可愛いをテーマにするお庭などによくあいます。
- 淡雪エリカの花は、非常に小さく繊細な見た目をしているため、かすみ草のように他の花を引き立てる働きがあり、また日持ちも良いため収穫して切り花として花瓶の中に入れて飾られたりします。
淡雪エリカの樹高は約50~100cm、樹形はブッシュ状、茎は分枝が多く、茎は直立に伸びる傾向があり、茎の色は淡い褐色、茎の表面は毛が密に生えます。葉序は輪生葉序、葉身の形は針形または線形、葉の色は緑色です。花序は短枝の先端に束生する、花冠の形は鐘形、花冠の長さは約0.1cm、花弁の色は桃色または白色、雄蕊の数の葯の色は黒色または暗紫色です。
淡雪エリカの園芸品種の紹介
サザンフィールド gardeningshop 淡雪エリカ(プリティレッド)の特徴は、花の色が従来の淡雪エリカよりも濃い桃色になる傾向にあるため、明るさと可愛らしさが増している所や、雄蕊の葯が濃い赤紫色をしている所などにあります。 |
エリカ(ダーレンシス)の特徴や園芸品種
- 原産:ヨーロッパ
- 学名:Erica × darleyensis
- 草丈:約30~60cm
- 分類:常緑低木
- 開花時期:12月~4月
- 花色:赤色●桃色●紫色●白色〇
- 葉色:緑色●黄色●銅色●
- 耐暑性:普通
- 耐寒性:強い
- 誕生花:8月5日
- 花言葉:孤独・博愛・寂しさ・良い言葉・幸福な愛・心地よい言葉
- 用途:カラーリーフ/グランドカバー/コテージガーデン/ロマンチックガーデン/かわいいお庭
- 購入方法:エリカ(ダーレンシス)を楽天で購入
エリカ(ダーレンシス)とは!?
エリカ(ダーレンシス)の学名Erica × darleyensisは、ヨーロッパが原産のカルネア種(E.carnea)とエリゲナ種(E.erigena)の交雑種の常緑低木です。
エリカ(ダーレンシス)の語源(由来)
- 属名のEricaはラテン語で「箒」を意味しており、また古代ギリシアの「ἐρείκη」から採用されたと考えられています。
- 種小名のdarleyensisの由来は、イギリスのダーリー・デール(Darley Dale)にあるナーセリーで発見された所からきています。
エリカ(ダーレンシス)の特徴(魅力)
- エリカ(ダーレンシス)の特徴は、樹形がブッシュ状でドームのようにこんもりと盛り上がる所や、開花期が冬にある所、花の形が壷のような形状をしていて、ぷっくりと膨らんでいるため可愛らしい所、花は枝に沿って咲くため華やかな花姿が楽しめる所などにあります。
- 園芸では、冬の花壇を彩る植物として利用されたり、木の下草として利用されたり、自然風の生垣として利用されることが多いです。
- 樹形はブッシュ状、茎は枝分かれが多くてフサフサとした外観をしており、ドーム状の見た目になる傾向があります。
- 葉の色はふつう緑色をしていますが、幾つかの品種では黄色をしていたり、冬になると紅葉する事があるため、品種を選ぶとカラーリーフとしても楽しめます。
- 開花期間は12月から4月頃で冬咲き系です。
- 花序は総状花序、枝に沿って花が並びます。花は密に咲くため、遠目では色つきの棒のような可愛らしい見た目をしています。また近くから見ると、花は風船の形を想像させるようなぷっくりした外観をしているため可愛らしい印象を与えます。
エリカ(ダーレンシス)の樹高は約30~60cm、樹形はブッシュ状、茎は分枝が多く、茎の色は灰白色または褐色です。葉序は輪生葉序、葉身の形は針形、葉の色は緑色です。花序は総状花序、花冠の形は壺形または鐘形、花弁の色は桃色・白色、雄蕊の数は8個です。
エリカ(ダーレンシス)の園芸品種の紹介
育て方・楽天で購入 クラマーズ・ロート(Erica × darleyensis ‘Kramer’s Rote’)の特徴は、葉の色がブロンズグリーン色をしているため、落ち着いた雰囲気を感じさせる所や、花の色が濃い桃色をしているため可愛らしさやポップさを感じさせる所等にあります。 | 植物販売のITANSE楽天市場店 育て方・楽天で購入 ゴールデンパーフェクト(Erica × darleyensis ‘golden perfect’)の特徴は、葉の色が黄色または黄緑色をしているため、明るく元気な印象を感じさせる所や、花の色が白色をしているため明るさや輝きを感じさせる所等にあります。 |
ジャノメエリカ(蛇の目エリカ)の特徴や園芸品種
- 原産:南アフリカ
- 学名:Erica canaliculata
- 草丈:約200~500cm
- 分類:常緑低木
- 開花時期:11月~4月
- 花色:赤色●桃色●黒色●白色〇
- 葉色:緑色●
- 耐暑性:強い
- 耐寒性:普通
- 誕生花:2月6日・2月15日・11月25日・12月18日
- 花言葉:希望・優美・寂しさ・愛らしい姫
- 用途:コテージガーデン/ロマンチックガーデン/かわいいお庭
- 購入方法:ジャノメエリカ(蛇の目エリカ)を楽天で購入
ジャノメエリカ(蛇の目エリカ)とは!?
ジャノメエリカ(蛇の目エリカ)の学名はErica canaliculata、別名では「エリカ・カナリクラータ」や「エリカ・メランセラ」や「クロシベエリカ」等とも呼ばれる南アフリカが原産の常緑低木です。
ジャノメエリカ(蛇の目エリカ)の語源(由来)
- 属名のEricaはラテン語で「箒」を意味しており、また古代ギリシアの「ἐρείκη」から採用されたと考えられています。
- 種小名のcanaliculataはラテン語で「溝のある」を意味しており、葉の中に入る溝または古い茎にある溝に由来すると考えられています。
ジャノメエリカ(蛇の目エリカ)の特徴(魅力)
- ジャノメエリカ(蛇の目エリカ)の特徴は、花の形が壷のように膨らんで可愛らしい見た目をしている所や、花の雄蕊が暗紫色(黒色)をしているため中心部が黒くなり蛇の目模様となる所、枝先に三個の花を束生させる所、樹形は直立して高さ200~500cmの高さになるところ等にあります。
- 園芸では、冬の花壇を彩る植物として利用されます。開花期に一斉に開花する桃色の花は、桜の花のようなロマンチックな景観をつくるため、花木として育てられることが多いです。
- 樹形は直立で高さは200~500cm程度になり、茎は枝分かれが多くてフサフサとした外観をしています。
- 葉の色は 緑色、冬になると銅色に紅葉する事があります。
- 開花期間は11月から4月頃です。
- 花序は枝先に三個の花を束生につけます。多花性で、開花期には沢山の花が咲くため、桜の花を想像させるようなロマンチックな景観をつくることが出来ます。
- 花は筒部が膨らむ傾向があるため、風船のようなぷっくりした外観をしていて、花柱が長く突出しています。
- 花の色は花弁が桃色、雄蕊の葯が暗紫色(黒色)です。桃色と黒色は、桃色の子供っぽさや女性らしさ、黒色の落ち着きと大人っぽさを感じさせる事が出来ます。そのため、悪戯っぽく小悪魔的な雰囲気のあるコケティッシュガーデンや、可愛いをテーマにするお庭などによくあうかもしれません。
ジャノメエリカ(蛇の目エリカ)の樹高は約200~500cm、樹形は直立、幹はの直径は最大10cm、茎は分枝が多い、茎の色は灰白色または褐色、古い茎には溝があります。
葉序は輪生葉序、葉身の長さは約0.2~0.6cm、葉身の形は線形、葉の色は緑色(紅葉すると銅色)、葉の表面には光沢があり、裏面には溝があり、溝の部分の色は白色をしています。
花序は一般的に枝先に三個の花が束生する、花冠の形は壺形または鐘形、花弁の色は桃色・白色、雄蕊の数は8個、雄蕊の葯は暗紫色、雌蕊の花柱は突出する。
ジャノメエリカ(蛇の目エリカ)の園芸品種の紹介
育て方・楽天で購入 | 緑の風yamashoku 育て方・楽天で購入 エアリーホワイト(Erica melanthera ‘Airywhite’)の特徴は、花の色が白色をしているため明るく清潔感を感じさせる所や、花の形が丸みを帯びる風船のような形をしているため可愛らしい所、開花期には枝を覆うように沢山の花を咲かせるためウェディングガーデンのような美しい景観をつくる所などにあります。 |
エイジュの特徴や園芸品種
- 原産:東アフリカ/地中海沿岸地方
- 学名:Erica arborea
- 草丈:約100~700cm
- 分類:常緑小高木
- 開花時期:2月~5月
- 花色:白色〇
- 葉色:緑色●黄色●
- 耐暑性:普通
- 耐寒性:普通
- 誕生花:8月5日・12月23日
- 花言葉:孤独・博愛・寂しさ・良い言葉・幸福な愛・心地よい言葉
- 用途:カラーリーフ/コテージガーデン
- 購入方法:エイジュを楽天で購入
エイジュとは!?
エイジュの学名はErica arborea、別名では「エリカ・アルボレア」や「ツリーヒース(tree heath)」等とも呼ばれる東アフリカと地中海沿岸が原産の常緑小高木です。
エイジュの語源(由来)
- 属名のEricaはラテン語で「箒」を意味しており、また古代ギリシアの「ἐρείκη」から採用されたと考えられています。
- 種小名のarboreaはラテン語で「木」「木製」などを意味しています。
エイジュの特徴(魅力)
- エイジュの特徴は、木材が非常に硬くて難燃性の性質をもっている所や樹高が最大700cmに達することもあり非常に大きく成長する所、花の形が壷のように膨らんで可愛らしい見た目をしている所や、花の色が白色と暗色のためコントラストが強い所、枝先に3~4個の花を束生させる所等にあります。
- 園芸では、株いっぱいに咲く白色の花を鑑賞する目的で育てられます。商業的には、非常に硬くて難燃性の木材を高級なタバコのパイプや、ナイフの柄、万年室、宝飾品などに利用される目的で育てられます。
- 樹形は直立で高さは100~700cm程度になり、茎は枝分かれが多くてフサフサとした外観をしています。
- 葉の色はふつう緑色をしていますが、幾つかの品種では黄色をしているため、品種を選ぶとカラーリーフとしても楽しめます。
- 開花期間は二月から五月頃です。
- 花序は枝先に3~4個の花を束生につけます。多花性で、開花期には沢山の白色の花が咲くため、明るく美しい景観をつくります。
- 花は筒部が膨らむ傾向があるため、風船のようなぷっくりした外観をしていて、花柱が長く突出しています。
- 花の色は花弁が白色、雄蕊の葯が暗褐色、雌蕊の柱頭が赤ピンク色をしています。
エイジュの樹高は約100~700cm、樹形は直立、枝は斜上する、幹の色は灰白色または灰褐色です。葉序は輪生葉序、葉身の長さは約0.3~0.8cm、葉身の形は針形、葉の色は緑色、葉の裏面には溝があり、溝の部分の色は白色です。花序は一般的に枝先に3~4個の花が束生する、花冠の形は壺形または鐘形、花弁の色は白色、雄蕊の葯は暗褐色、雌蕊の花柱は突出して、柱頭は赤桃色または黄色をしています。果実は蒴果(複数の心皮からなり果皮が裂開して種子を放出する)、蒴果の色は赤色です。
エイジュの園芸品種の紹介
育て方・楽天で購入 | |
ゴールデンジョイ(Erica arborea ‘Golden Joy’)の特徴は、葉の色が黄色または黄緑色をしているため、明るく元気な印象を感じさせるカラーリーフとして楽しめる所や、花の色が白色をしているため、明るく輝くような雰囲気をつくる所などにあります。 | エストレラゴールド(Erica arborea ‘estrella gold’)の特徴は、若葉の色が黄色をしているため、明るく元気な印象を感じさせるカラーリーフとして楽しめる所や、白色の花が株全体を覆うように咲くため、開花期は明るく輝くような景観をつくる所などにあります。 |
エリカ(カルネア)の特徴や園芸品種
- 原産:中央・南・東ヨーロッパ
- 学名:Erica carnea
- 草丈:約10~25cm
- 分類:常緑亜低木
- 開花時期:12月~4月
- 花色:赤色●桃色●紫色●青色●白色〇
- 葉色:緑色●黄色●
- 耐暑性:普通
- 耐寒性:強い
- 誕生花:8月5日
- 花言葉:孤独・博愛・寂しさ・良い言葉・幸福な愛・心地よい言葉
- 用途:カラーリーフ/グランドカバー/コテージガーデン/ロマンチックガーデン/かわいいお庭
- 購入方法:エリカ(カルネア)を楽天で購入
エリカ(カルネア)とは!?
エリカ(カルネア)の学名Erica carneaは、別名では「ウィンターヒース(winter heath)」や「スプリングヒース(spring heath)」等とも呼ばれる常緑亜低木です。原産地は中央・南・東ヨーロッパにあり、自生地は山岳地帯の岩場等にあります。
エリカ(カルネア)の語源(由来)
- 属名のEricaはラテン語で「箒」を意味しており、また古代ギリシアの「ἐρείκη」から採用されたと考えられています。
- 種小名のcarneaは「肉色の」を意味しており、おそらく花の色に由来します。
エリカ(カルネア)の特徴(魅力)
- エリカ(カルネア)の特徴は、樹高が10~25cm程度と低くマット状に広がる傾向が強い所や、開花期が冬にあるところ、花の形が壷のような形状をしていて、ぷっくりと膨らんでいるため可愛らしい所、花は枝に沿って咲くため華やかな花姿が楽しめる所などにあります。
- 園芸では、冬の花壇を彩る植物として地被植物として利用されたり、花壇に並べて植えられたり、鉢植えの中で楽しまれたりすることが多いです。
- 樹形はブッシュ状、茎は匍匐する傾向が強いためマット状に広がります。そのため、花壇の縁取りに利用したり、地被植物として利用したりすることが出来ます。
- 葉の色はふつう緑色をしていますが、幾つかの品種では葉の色が黄色をしているため、品種を選ぶとカラーリーフとして楽しむ事も出来ます。
- 開花期間は12月から4月頃で冬咲き系です。
- 花序は総状花序、枝に沿って花が並びます。花は長さが0.6cm程度ととても小さく、密に咲くため、遠目では色つきの棒のような可愛らしい見た目をしています。また近くから見ると、花は風船の形を想像させるようなぷっくりした外観をしているため可愛らしい印象を与えます。
エリカ(カルネア)の樹高は約10~25cm、樹形はブッシュ状、茎の分枝が多く、茎の伸び方はほふく性または直立する傾向があり、茎の色は灰白色または褐色です。葉序は輪生葉序、葉身の長さ約0.4~0.8cm、葉身の形は針形、葉の色は緑色です。花序は総状花序、花冠の形は壺形または鐘形、花冠の長さ約0.4~0.6cm、花弁の色は桃色・赤色・白色、雄蕊の数は8個です。
エリカ(カルネア)の園芸品種の紹介
エリカ・ビベリ(Erica carnea ‘Vivelli’)の特徴は、葉の色がブロンズグリーンをしていて、落ち着いた雰囲気をつくる所や、花の色が濃い桃色をしているところなどにあります。 | スプリングホワイト・ウッド(erica carnea ‘springwood white’)の特徴は、多花性で枝を覆うように沢山の花が咲く所や、花の色が白色をしていて、明るさや清潔感を感じさせる所などにあります。 |
スプリングホワイト・ピンク(erica carnea ‘springwood pink’)の特徴は、多花性で枝を覆うように沢山の花が咲く所や、花の色が桃色をしていて、可愛らしさを感じさせる所などにあります。 | ディセンバー・レッド(erica carnea ‘december red’)の特徴は、他のカルネア種よりも早くから花を咲かせる傾向がある所や、多花性で枝を覆うように沢山の花が咲く所や、花の色が桃色をしていて、可愛らしさを感じさせる所などにあります。 |
ゴールデン・スターレット(erica carnea ‘golden starlet’)の特徴は、葉の色が黄色または黄緑色をしているため明るく元気な印象を与えるカラーリーフとしても所や、花の色が白色をしていて、明るさと清潔感を感じさせる所などにあります。 |
エリカ(ベルヒース)の特徴や園芸品種
- 原産:西ヨーロッパ
- 学名:Erica cinerea
- 草丈:約15~60cm
- 分類:常緑低木
- 開花時期:5月~9月
- 花色:赤色●桃色●紫色●白色〇
- 葉色:緑色●黄色●
- 耐暑性:普通
- 耐寒性:強い
- 誕生花:15~60cm
- 花言葉:孤独・博愛・寂しさ・良い言葉・幸福な愛・心地よい言葉
- 用途:カラーリーフ/グランドカバー/コテージガーデン/ロマンチックガーデン/かわいいお庭
- 購入方法:エリカ(ベルヒース)を楽天で購入
エリカ(ベルヒース)とは!?
エリカ(ベルヒース)の学名はErica cinerea、別名では「エリカ・キネレア」や「スコッチ ヒース(Scotch heath)」等とも呼ばれる西ヨーロッパが原産の常緑低木です。
エリカ(ベルヒース)の語源(由来)
- 属名のEricaはラテン語で「箒」を意味しており、また古代ギリシアの「ἐρείκη」から採用されたと考えられています。
- 種小名のcinereaはラテン語で「灰色の」を意味しています。
エリカ(ベルヒース)の特徴(魅力)
- エリカ(ベルヒース)の特徴は、樹形がブッシュ状でドームのようにこんもりと盛り上がる所や、花の形が壷のような形状をしていて、ぷっくりと膨らんでいるため可愛らしい所、花の色が濃い桃色または赤紫色をしていて可愛らしい印象を感じさせるところ、英国の植物調査では花蜜生産量トップ5に入っておりヘザーハニー(蜂蜜)の原料になっている所などにあります。
- 園芸では、花を鑑賞する目的や、花蜂への蜜源として利用する目的で育てられることが多いです。
- 樹形はブッシュ状、茎は枝分かれが多くてフサフサとした外観をしており、ドーム状の見た目になる傾向があります。
- 葉の色はふつう緑色をしていますが、幾つかの品種では黄色をしていたり、冬になると紅葉する事があるため、品種を選ぶとカラーリーフとしても楽しめます。
- 開花期間は5月から9月頃にあります。
- 花序は総状花序、花は枝の末端に集まるように咲きます。花の形は筒部が膨らむため鈴や鐘を想像させるような可愛らしい外観をしています。
エリカ(ベルヒース)の樹高は約15~60cm、樹形はブッシュ状、茎は分枝が多く、広がる傾向があり、茎の色は灰白色または赤褐色です。葉序は輪生葉序、葉身の長さは約0.4~0.8cm、葉身の形は針形、葉の色は緑色です。花序は総状花序、総状花序は末端に集まる傾向があり、花冠の形は壺形または鐘形、花冠の長さ約0.4~0.7cm、花弁の色は赤紫色・桃色・白色、雄蕊の数は10個です。
エリカ(ベルヒース)の園芸品種の紹介
セレブレーション(Erica cinerea ‘celebration’)の特徴は、葉の色が黄色をしているため明るく元気な印象を感じさせるカラーリーフとして楽しめる所や、花の色が白色をしていて明るく輝くような雰囲気をつくる所などにあります。 | エデンバレー(Erica cinerea ‘eden valley’)の特徴は、花の色が白色と薄い紫色の二色で構成されていて、花の上部分が薄い紫色をしている所にあります。そのため、上品さや優雅さを感じさせる園芸品種です。 |
CD. イーソン(Erica cinerea ‘c.d. eason’)の特徴は、樹高が25cm程度にならずマット状に広がるため、グランドカバーに利用される所や、花の色が鮮やかな桃色をしていて株を覆うように咲くため、ロマンチックな雰囲気をつくる所などにあります。 | ベルベットナイト(Erica cinerea ‘velvet night’)の特徴は、花の色が濃い紫色をしていて、落ち着きと上品さを感じさせる所などにあります。 |
エリカ・セシリフローラの特徴や園芸品種
- 原産:南アフリカ
- 学名:Erica sessiliflora
- 草丈:約100~200cm
- 分類:常緑低木
- 開花時期:11月~2月
- 花色:緑色●白色〇
- 葉色:緑色●
- 耐暑性:強い
- 耐寒性:普通
- 購入方法:エリカ・セシリフローラを楽天で購入
エリカ・セシリフローラとは!?
エリカ・セシリフローラの学名はErica sessiliflora、別名では「冬咲きエリカ」や「グリーンヒース(green heath)」等とも呼ばれる南アフリカが原産の常緑低木です。
エリカ・セシリフローラの語源(由来)
- 属名のEricaはラテン語で「箒」を意味しており、また古代ギリシアの「ἐρείκη」から採用されたと考えられています。
- 種小名のsessilifloraはラテン語で「茎のない花」を意味します。
エリカ・セシリフローラの特徴(魅力)
- エリカ・セシリフローラの特徴は、茎と茎の間に大きな空間があり、茎と葉の一体感があるため茎の独特なシルエットが目立つ所や、開花期が冬にある所、花は枝先に密について穂状に咲くためボリュームのよい花姿となる所、花の形が筒状で細長い所などにあります。
- 園芸では、茎と葉で作られる独特なシルエットを楽しむ目的で育てられたり、枝先に咲く白色の明るい花を楽しむ目的で育てられたりします。
- 樹形は直立、茎の枝分かれが少なくて、茎と茎の間に大きな空間が出来る傾向にあります。そのため、ユニークな樹形を楽しめる事が多いです。
- 開花期間は11月から2月頃です。
- 花序は総状花序に枝先に密に集まるように沢山の花を咲かせます。花の形は長い筒状、花の色は白色に先端が緑色です。
エリカ・セシリフローラの園芸品種の紹介
エリカ(ヴァガンス)の特徴や園芸品種
- 原産:西ヨーロッパ
- 学名:Erica vagans
- 草丈:約30~75cm
- 分類:常緑低木
- 開花時期:5月~9月
- 花色:赤色●桃色●白色〇
- 葉色:緑色●黄色●
- 耐暑性:普通
- 耐寒性:強い
- 誕生花:8月5日
- 花言葉:孤独・博愛・寂しさ・良い言葉・幸福な愛・心地よい言葉
- 用途:カラーリーフ/グランドカバー/コテージガーデン/ロマンチックガーデン/かわいいお庭
- 購入方法:エリカ(ヴァガンス)を楽天で購入
エリカ(ヴァガンス)とは!?
エリカ(ヴァガンス)の学名はErica vagans、別名では「コーニッシュヒース(Cornish heath)」や「ワンダリングヒース(wandering heath)」等とも呼ばれる西ヨーロッパが原産の常緑低木です。
エリカ(ヴァガンス)の語源(由来)
- 属名のEricaはラテン語で「箒」を意味しており、また古代ギリシアの「ἐρείκη」から採用されたと考えられています。
- 種小名のvagansはラテン語で「放浪」「さまよう」などを意味しており、広く分布している事に由来していると考えられています。
エリカ(ヴァガンス)の特徴(魅力)
- エリカ(ヴァガンス)の特徴は、樹形がブッシュ状でドームのようにこんもりと盛り上がる所や、花の形が壷のような形状をしていて、ぷっくりと膨らんでいる所、花の雄蕊が花弁よりも長く突出していて、赤紫色の葯が目立つ所、花が枝に沿って穂状に連なるためボリュームのよい花姿をつくる所などにあります。
- 園芸では、花を鑑賞する目的で花木または自然風の生垣として利用されます。
- 樹形はブッシュ状、茎は枝分かれが多くてフサフサとした外観をしており、ドーム状の見た目になる傾向があります。
- 葉の色はふつう緑色をしていますが、幾つかの品種では黄色の葉色をもっているため、品種を選ぶとカラーリーフとしても楽しめます。
- 開花期間は5月から9月頃にあります。
- 花序は総状花序、枝に沿って花が並び約10~15cmの花穂をつくります。花の形は筒部が膨らむため鈴や鐘を想像させるような可愛らしい外観をしており、花冠よりも長く雄蕊が突出しています。
- 花の色は桃色・紫色・白色などがあり、雄蕊の葯の色は赤紫色をしています。
エリカ(ヴァガンス)の樹高は約30~75cm、樹形はブッシュ状、茎は分枝が多くドーム状に広がる傾向があり、茎の色は灰白色または淡褐色です。葉序は輪生葉序、葉身の長さは約0.4~0.6cm、葉身の形は線形、葉の色は緑色です。花序は総状花序、総状花序は長さ約10~15cm、花冠の形は壺形または鐘形、花弁の色は桃色またら白色、雄蕊の数は10個、雄蕊の葯の色は赤紫色です。
エリカ(ヴァガンス)の園芸品種の紹介
イエロージョン(Erica vagans ‘yellow John’)の特徴は、葉の色が黄色をしているため、明るく元気な印象を与える所や、花の色が白色をしていて明るさと輝きなどを感じさせる所などにあります。 | バーチグロウ(Erica vagans ‘birch glow’)の特徴は、樹高が30cm程度と低くありながら、株張りが40~60cmとドーム状に成長する習慣をもっている所や、花の色が濃い桃色をしているため、可愛らしさとポップな元気よさを感じさせる所などにあります。 |
コーニッシュクリーム(Erica vagans ‘cornish cream’)の特徴は、樹高が30cm程度と低くありながら、株張りが40~60cmとドーム状に成長する習慣をもっている所や、花の色が白色をしているため、明るさと清潔感を感じさせる所などにあります。 |
ファイヤーヒースの特徴や園芸品種
- 原産:南アフリカ
- 学名:Erica cerinthoides
- 草丈:約50~150cm
- 分類:常緑低木
- 開花時期:2月~5月
- 花色:赤色●桃色●橙色●白色〇
- 葉色:緑色●
- 耐暑性:強い
- 耐寒性:普通
- 用途:コテージガーデン
- 購入方法:エリカ・セリントイデスを楽天で購入
ファイヤーヒースとは!?
ファイヤーヒースの学名はErica cerinthoides、別名では「エリカ・セリントイデス」や「ファイヤーエリカ(fire erica)」等とも呼ばれる南アフリカが原産の常緑低木です。
ファイヤーヒースの語源(由来)
- 属名のEricaはラテン語で「箒」を意味しており、また古代ギリシアの「ἐρείκη」から採用されたと考えられています。
- 種小名のcerinthoidesは「セリンセ(Cerinthe)に似た」を意味しており、花の形と配置が似ている事に由来します。
ファイヤーヒースの特徴(魅力)
- ファイヤーヒースの特徴は、自生地の範囲により成長習慣・花の色と形・毛深さなどに違いがある所や、花が枝先に多数集まり咲く所、花の形が長い筒状をしている所、花の色が橙色または白色をしている所、花や葉に毛が生えるためふさふさとした見た目をしている所、枝がクネクネと伸びるため独特なシルエットをつくる所などにあります。
- 園芸では、茎と葉で作られる独特なシルエットを楽しむ目的で育てられたり、枝先に咲く橙色の明るい花を楽しむ目的で育てられたりします。
- 樹形は直立、茎の枝分かれが少なくて、成熟葉が細くて小さいため、茎と茎の間に大きな空間が出来る傾向にあります。そのため、ユニークな樹形を楽しめる事が多いです。
- 地面にある木質の台木から復活する事が出来る数少ないエリカの一つです。その性質から、火災の後に残った台木から復活したり、霜で地上部が枯れてしまっても復活することがあります。
- 開花期間は2月から5/月頃です。
- 花序は散形花序に枝先に沢山の花を咲かせます。枝分かれが少なめなため、他のエリカ属の植物と比べると花は疎らになる傾向にあります。
- 花の形は長い筒状、表面に沢山の毛が生えてふさふさとした見た目をしています。花の色は橙色・白色・桃色・赤色をしています。
ファイヤーヒースの園芸品種の紹介
ファイヤーヒース・ピンク(Erica cerinthoides ‘pink’)の特徴は、橙色の花を咲かせる一般的なファイヤーヒースと違い、桃色の花を咲かせる所にあります。そのため、可愛らしい印象を感じさせやすい園芸品種です。 | ファイヤーヒース・レッド(Erica cerinthoides ‘red’)の特徴は、橙色の花を咲かせる一般的なファイヤーヒースと違い、赤色の花を咲かせる所にあります。そのため、より華やかで遠くからでも目立つ園芸品種です。 |
エリカ・コロランスの特徴や園芸品種
- 原産:南アフリカ
- 学名:Erica colorans
- 草丈:約30~60cm
- 分類:常緑低木
- 開花時期:12月~4月
- 花色:桃色●白色〇
- 葉色:緑色●
- 耐暑性:強い
- 耐寒性:普通
- 用途:
- 購入方法:エリカ・コロランスを楽天で購入
エリカ・コロランスとは!?
エリカ・コロランスの学名はErica colorans、南アフリカが原産の常緑低木です。
エリカ・コロランスの語源(由来)
- 属名のEricaはラテン語で「箒」を意味しており、また古代ギリシアの「ἐρείκη」から採用されたと考えられています。
- 種小名のcoloransはラテン語で「着色する」を意味しています。
エリカ・コロランスの特徴(魅力)
- エリカ・コロランスの特徴は、茎と茎の間に大きな空間があり、茎と葉の一体感があるため茎の独特なシルエットが目立つ所や、葉の形が線形をしていて、茎と一体感があるため緑色の棒のような見た目をつくる所、花は短枝の枝先に束生して、枝を覆うように穂状に咲くためボリュームのよい花姿となる所、花の形が筒状で細長い所などにあります。
- 樹形は直立、茎は枝分かれが多くて、直立に伸びる傾向があり、フサフサとした外観をしています。
- 開花期間は12月から4月頃です。
- 花序は短枝に複数の花が束生しており、長い枝を覆うように沢山の花が咲きます。花の形は長い筒状、花の色は白色と桃色です。
エリカ・コロランスの園芸品種の紹介
ホワイトデライト(Erica colorans ‘white delight’)の特徴は、花の色が白色と桃色で構成されていて、咲き進むにつれて純白から白色と桃色の二色に変化していく所等にあります。 |
エリカ・グラキリスの特徴や園芸品種
- 原産:南アフリカ
- 学名:Erica gracilis
- 草丈:約30~60cm
- 分類:常緑低木
- 開花時期:12月~5月
- 花色:赤色●桃色●白色〇
- 葉色:緑色●
- 耐暑性:強い
- 耐寒性:普通
- 購入方法:エリカ・グラキリスを楽天で購入
エリカ・グラキリスとは!?
エリカ・グラキリスの学名はErica gracilis、別名では「ピンクベルヘザー(Pink bell heather)」等とも呼ばれる南アフリカが原産の常緑低木です。
エリカ・グラキリスの語源(由来)
- 属名のEricaはラテン語で「箒」を意味しており、また古代ギリシアの「ἐρείκη」から採用されたと考えられています。
- 種小名のgracilisはラテン語で「細い」を意味しています。
エリカ・グラキリスの特徴(魅力)
- エリカ・グラキリスの特徴は、樹形がブッシュ状で茎の分枝が多くふさふさとした見た目をしている所や、 花が枝先に数個付き、株を覆うように沢山の花を咲かせるため華やかな花姿が楽しめる所、花の形が壷のような形状をしていて、ぷっくりと膨らんでいるため可愛らしい見た目をしてる所、花の色が濃い桃色または赤色をしていて可愛らしい印象を感じさせる所などにあります。
- 園芸では、冬の花壇を彩る植物として、桃色の可愛らしい花を鑑賞する目的で育てられます。
- 樹形はブッシュ状、茎は枝分かれが多くてフサフサとした外観をしています。
- 葉は枝を囲うように輪生に付き、葉の形は針形をしています。
- 開花期間は12月から5月頃です。
- 花序は枝先に数個の花を束生に咲かせます。非常に多花性で株を覆うように沢山の花を咲かせるため、開花期は華やかな花姿が楽しめます。
- 花の形は筒部が膨らむため鈴や風船を想像させるような可愛らしい外観をしています。花の色は濃い桃色または赤色か白色をしているため、可愛いらしさや華やかさを感じさせることができます。
エリカ・グラキリスの園芸品種の紹介
ビューティークイーン(Erica gracilis ‘beauty queen’)の特徴は、多花性で茎を覆うように沢山の花が咲く所や、花の色が濃い桃色をしていてロマンチックな雰囲気を感じさせる所などにあります。 |
その他の種や園芸品種
エリカ・バレリーグリフィスの学名はErica sessiliflora、地中海沿岸が原産のマニプリフローラ(Erica manipuliflor)と西ヨーロッパが原産のヴァガンス(Erica vagans)の交雑種です。 エリカ・バレリーグリフィスの特徴は、葉の色が低温期になると鮮やかな黄色または黄金色になる所や、茎と茎の間に大きな空間があるため独特なシルエットが楽しめるところ、花が茎に沿って沢山咲くため華やかな花姿をつくる所、花の形が風船のようにぷっくりと膨らんでいて、花の色が淡い桃色のため可愛らしい印象を感じさせるところなどにあります。 | エリカ・アフリカンファンファーレの特徴は、樹形が直立で茎と茎の間に空間がある事から独特なシルエットをつくる所や、葉の形が線形をしていて、茎と一体感があるため緑色の棒のような見た目をつくる所、枝先に花が複数集まり、沢山咲くため華やかな花姿をつくる所、花の色が桃色をしていて可愛らしい印象を感じさせるところにあります。 樹高は50~100cm、樹形は直立、茎と茎の間に大きな空間が出来る傾向にあります。葉序は輪生葉序、葉の形は針形、葉の色は緑色です。花序は枝先に複数の花がつく、花冠は壺形または鐘形、花の色は桃色と白色です。 |