アカンサス(モリス種)の特徴
原産:地中海沿岸 科:キツネノマゴ(Acanthaceae) 属:アカンサス(acanthus) 種:モリス(mollis) 別名:ハアザミ 分類:多年草 草丈:90cm~200cm 草姿:ロゼット 開花時期:6月~9月 花の色:白色〇紫色●桃色● 葉色:緑色●白色〇 花言葉:「芸術」「技巧」「不死」 誕生花:5月10日/6月20日 | ||
花壇土 | 鉢土 | 水やり |
肥料 | 剪定 | 夏越し |
冬越し | 増やし方 | 病気 |
アカンサス(モリス種)は学名acanthus mollis、 別名「ハアザミ」とも呼ばれる地中海沿岸地方が原産の多年草です。ハアザミの名前の由来にもなる葉はアザミに似て葉先が鋭利で全体が羽状に裂けており、その装飾的な形から古代ギリシャ時代のコリント式の柱の装飾部にアカンサス(モリス種)の葉が彫刻されています。花は初夏から秋にかけてロゼットに広がる葉の間から最大2mの花茎を伸ばし、長さ約40~90cmの花穂に暗い紫色の萼から白色の小花を咲かせます。
開花時期は初夏から秋、暗い紫色か桃色の萼(約4cm)から白色の唇形の小花(約4~5cm)を出し穂状花序(長さ約40~90cm)に花を咲かせます。草姿はロゼットで地下茎により広がり高さ約90(200)cm × 幅は約90(150)cmまで成長します。葉色は緑色か白色で光沢があり、葉柄は長さ10~30cm、葉身は長さ約50cm×幅約30cmあり羽状中裂~深裂して根出葉につきます。
アカンサス(モリス種)は十分スペースを取り花壇の中央や後方に植えると光沢のある装飾的な葉と最大約2mに伸びる花穂をバランスよく鑑賞する事が出来ます。くすんだ暗め紫色の萼から咲く白色の花はアンティークな雰囲気のある落ち着いたお庭に良く合うでしょう。
アカンサス(モリス種)は春か秋に播種か株分け、根挿しによって増やす事が出来ます。夏の暑さや冬の寒さに強く、丈夫で乾燥にも強く低メンテナンスで育てられる多年生植物ですが、地下茎により侵襲的に広がる事がありしばしば問題になる事があります。
アカンサスの主な種と園芸品種は下のリンクから紹介しています。
アカンサス(モリス種)の育て方