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原産:地中海沿岸 科:サクラソウ(Primulaceae) 属:シクラメン(Cyclamen) 種:シクラメン(persicum) 別名:カガリビバナ/ブタノマンジュウ/ペルシアン シクラメン(Persian cyclamen) 開花時期:10月~5月 花の色:桃色●赤色●黄色●青色●紫色●白色〇 葉色:緑色●黄色●白色〇 分類:多年草 草丈:15cm~50cm 草姿:ロゼット状 花言葉:「内気」「憧れ」「気後れ」「はにかみ」 誕生花:1月14日/12月7日/12月10日 | ||
花壇土 | 鉢土 | 水やり |
肥料 | 剪定 | 夏越し |
冬越し | 増やし方 | 病気 |
シクラメンは学名Cyclamen persicum、別名「カガリビバナ」や「ブタノマンジュウ」とも呼ばれる地中海沿岸を原産とする多年草です。和名「カガリビバナ」の由来は花が咲いてる姿が篝火を連想させる所からきており、別名「ブタノマンジュウ」の由来は地面下にある塊茎がまんじゅうに見える所からきています。また属名のシクラメン(Cyclamen)はギリシャ語の「kyklos(円)」が語源になっており丸い塊茎に由来しており、種小名のペルシアン(persicum)は「ペルシャの」を意味しています。
シクラメンの特徴(魅力)は、秋から晩春にかけて休みなく開花し続ける開花力と、下部で丘陵の様に優雅に広がるロゼット状の草姿、篝火や兎の耳を連想させる様な可愛らしい花の形にあります。
シクラメンの花の咲き方は一般的に下向きに開花して通常5個の花弁が捻りながら後方に反り返り咲きますが、その他にも花弁の先が細かく波打ち切れ込みが入りフリル付きのドレスの様な花姿を見せる「フリンジ咲きシクラメン」や花弁全体が波打ち花弁の先に切込みが入りふんわりしたレースのドレスの様な花姿を見せる「ラッフル咲きシクラメン」、花弁が幾重にも重なる「八重咲きシクラメン」、花弁が完全に反り返らず羽の様に花弁を水平に広げる咲きかたをする品種等があります。
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葉は地面に埋まる塊茎の中心部から出る根生葉のみで、花茎よりも短い葉柄を伸ばし中央から外側に向かい優雅に葉を広げます。葉の形は丸みを帯びたハート形で、不規則に入る銀白色の班はスタイリッシュな雰囲気を作るカラーリーフとして魅力的です。
シクラメン(C.persicum)は基本的に寒さに弱く強い霜に当たると枯れる為、暖地以外での屋外での越冬は難しく通常は屋内の窓際等で育てられます。屋外で育てる場合は寒さに強い原種と交配されたガーデンシクラメン等が利用されており、こちらは通常のシクラメン(C.persicum)より耐寒性がやや強く花壇等に植えて楽しむ事も可能です。
開花時期は秋から晩春、花色は桃色や赤色、黄色や青色、紫色や白色があり、個々の花は下向き咲き花弁が5個あり上に反り返る、花序は茎頂に花が1個だけ単頂花序に咲きます。草姿はロゼット状で扁球の形をした塊茎がありから高さ約15(50)cm × 幅は15(50)cmまで成長します。葉色は緑色で白色や黄色の班が入り、葉身は心形(腎臓形)で、葉序は根生葉につきます。
シクラメンは一般的に種まきで増やされますが、秋に球根を分割して増やす事も可能です。育てる際は一般的に霜に弱いため、冬は室内もしくは霜の降りない場所で育てますが、ガーデンシクラメンであれば花壇等で育てる事も可能です。また夏の高温多湿も苦手にしているため長雨や強い日差しから株を守る必要があるでしょう。