トリトマ(クニフォフィア)は属の中に約72種がありますが、一般に園芸で親しまれている種は幾つかの種とその園芸品種です。例えば、開花期間が長く花色も豊富にあるオオトリトマ、晩夏から晩秋に花が咲くクニフォフィア(ルーペリー)等が親しまれています。
トリトマ(クニフォフィア)属の種ごとの育て方は写真か育て方をクリックすると出てくる為よかったらそちらをご覧下さい!
このページでは主な種の種類と特徴、園芸品種の種類と特徴を紹介しています。
トリトマ(クニフォフィア)の主な種の目次
オオトリトマの特徴や園芸品種
原産:南アフリカ
学名:kniphofia uvaria
草丈:約90~150cm
分類:多年草
開花時期:4月~8月(様々な時期に開花)
花色:赤色●桃色●橙色●黄色●
葉色:緑色●
耐暑性:強い
耐寒性:強い
誕生花:8月4日/7月20日
花言葉:恋するつらさ/あなたを思うと胸が痛む
用途:背が高い花/切り花
オオトリトマとは!?
オオトリトマは学名kniphofia uvaria、別名では「トリトマ・ウバリア」や「トーチ・リリィ(torch lily)」とも呼ばれる南アフリカ原産の多年草です。
オオトリトマの語源(由来)
- 属名のkniphofiaはドイツの医師で植物学者のJohann Hieronymus Kniphofへの献名です。
- 種小名のuvariaは「ぶどう」を意味する「uvar」と、接尾辞の「-ia」の2語からなります。
オオトリトマの特徴(魅力)
- オオトリトマは筒状の花が穂状に集まり「ボトルブラシ」や「トーチ(松明)」を連想させる様な個性的な花の形をしています。
- 花は下から上に向かって開花していき通常赤色(~橙色)から成熟するにつれて黄色(~黄緑色)へと色が変わっていきます。
- そのため多くの場合は花が下と上で2色になります。
- 切り花としては管理の仕方にも左右されますが約5~7日の日持ちがあります。
- オオトリトマは地面下に地下茎をもちます。
- 葉は細長い線形で根生してロゼットの様に中央から外側へと広がります。
オオトリトマは地下茎をもちます。草姿は中央から外側へと広がるロゼットの様な草姿をしており、葉は根生葉、葉色は緑色、葉身は線形です。花茎は太く高さ90(~150)cmまで伸び、花序は総状花序です。個々の花は筒状で裂片は6個あります。
オオトリトマの切り花の楽しみ方
- オオトリトマの収穫は朝の涼しい時間帯もしくは夕方におこないましょう。
- 収穫は3分の1以上の花が開いてきたタイミングで行いましょう。
- 収穫したら水に漬けた状態で水切りを行います。
- 水切りしたら延命剤(栄養入り)入りの花瓶に生けましょう。
- 延命剤の効果によって蕾が開きやすくなり日持ちが長くなります。
- 管理は数日(約1~3日)ごとに水換えと水切りを行います。
- 管理場所や管理の方法でも左右されますが日持ちは5~7日程度です。
オオトリトマの栽培方法
園芸では、オオトリトマの色鮮やかで大きく豪華な花を鑑賞する目的や、花を収穫して切り花として利用する目的で育てられます。オオトリトマは背が高くなり、また葉がロゼットの様に大きく広がるため十分なスペースをとり花壇や植込みの中で育てる必要があるでしょう。
オオトリトマの主な園芸品種
クニフォフィア(リネアリフォリア)の特徴や園芸品種
原産:南アフリカ
学名:kniphofia linearifolia
草丈:約90~150cm
分類:多年草
開花時期:4月~8月(様々な時期に開花)
花色:赤色●桃色●橙色●黄色●
葉色:緑色●
耐暑性:強い
耐寒性:強い
誕生花:恋するつらさ/あなたを思うと胸が痛む
花言葉:8月4日/7月20日
用途:背が高い花/切り花
クニフォフィア(リネアリフォリア)とは!?
クニフォフィア(リネアリフォリア)は学名kniphofia linearifolia、別名では「トリトマ・リネアリフォリア」とも呼ばれる南アフリカ原産の多年草です。
クニフォフィア(リネアリフォリア)の語源(由来)
- 属名のkniphofiaはドイツの医師で植物学者のJohann Hieronymus Kniphofへの献名です。
- 種小名のlinearifoliaはラテン語で「線」を意味する「lineari」と、ラテン語で「葉」を意味する「folia」の2語からなり、線形の形をした葉に由来します。
クニフォフィア(リネアリフォリア)の特徴(魅力)
- クニフォフィア(リネアリフォリア)は筒状の花が穂状に集まり「ボトルブラシ」や「トーチ(松明)」を連想させる様な個性的な花の形をしています。
- 花は下から上に向かって開花していき通常赤色(~橙色)から成熟するにつれて黄色(~黄緑色)へと色が変わっていきます。
- そのため多くの場合は花が下と上で2色になります。
- 切り花としては管理の仕方にも左右されますが約5~7日の日持ちがあります。
- クニフォフィア(リネアリフォリア)は地面下に地下茎をもちます。
- 葉は非常に細長い線形(30~150cm)でカールしておりロゼットの様に中央から外側へと広がります。
クニフォフィア(リネアリフォリア)は地下茎をもちます。草姿は中央から外側へと広がるロゼットの様な草姿をしており、葉は根生葉、葉色は緑色、葉身の長さは約30(~150)cm、葉身の形は線形です。花茎は太く高さ90(~150)cmまで伸び、花序は総状花序です。個々の花は筒状で裂片は6個あります。
クニフォフィア(リネアリフォリア)の切り花の楽しみ方
- クニフォフィア(リネアリフォリア)の収穫は朝の涼しい時間帯もしくは夕方におこないましょう。
- 収穫は3分の1以上の花が開いてきたタイミングで行いましょう。
- 収穫したら水に漬けた状態で水切りを行います。
- 水切りしたら延命剤(栄養入り)入りの花瓶に生けましょう。
- 延命剤の効果によって蕾が開きやすくなり日持ちが長くなります。
- 管理は数日(約1~3日)ごとに水換えと水切りを行います。
- 管理場所や管理の方法でも左右されますが日持ちは5~7日程度です。
クニフォフィア(リネアリフォリア)の栽培方法
園芸では、クニフォフィア(リネアリフォリア)の色鮮やかで大きく豪華な花を鑑賞する目的や、花を収穫して切り花として利用する目的で育てられます。クニフォフィア(リネアリフォリア)は背が高くなり、また葉がロゼットの様に大きく広がるため十分なスペースをとり花壇や植込みの中で育てる必要があるでしょう。
クニフォフィア(リネアリフォリア)の主な園芸品種
クニフォフィア(ルーペリー)の特徴や園芸品種
原産:南アフリカ
学名:kniphofia rooperi
草丈:約90~120cm
分類:多年草
開花時期:8月~10月
花色:赤色●橙色●黄色●
葉色:緑色●
耐暑性:強い
耐寒性:強い
用途:背が高い花/切り花
クニフォフィア(ルーペリー)とは!?
クニフォフィア(ルーペリー)は学名kniphofia rooperi、別名では「トリトマ・ルーペリー」とも呼ばれる南アフリカ原産の多年草です。
クニフォフィア(ルーペリー)の語源(由来)
- 属名のkniphofiaはドイツの医師で植物学者のJohann Hieronymus Kniphofへの献名です。
- 種小名のrooperiはイギリスの兵士で植物の収集家Edward Rooperへの献名です。
クニフォフィア(ルーペリー)の特徴(魅力)
- クニフォフィア(ルーペリー)は晩夏から晩秋にかけて開花します。
- 花は筒状の花が穂状に集まり「ボトルブラシ」や「トーチ(松明)」を連想させる様な個性的な花の形をしています。
- 花は下から上に向かって開花していき通常赤色(~橙色)から成熟するにつれて黄色(~黄緑色)へと色が変わっていきます。
- そのため多くの場合は花が下と上で2色になります。
- 赤橙色の暖かな花色はトウガラシ等のスパイスを連想させるため暑い国のトロピカルなお庭などによくあいます。
- 切り花としては管理の仕方にも左右されますが約5~7日の日持ちがあります。
- クニフォフィア(ルーペリー)は地面下に地下茎をもちます。
- 葉は細長い線形でカールしておりロゼットの様に中央から外側へと広がります。
クニフォフィア(ルーペリー)は地下茎をもちます。草姿は中央から外側へと広がるロゼットの様な草姿をしており、葉は根生葉、葉色は緑色、葉身の形は線形です。花茎は太く高さ90(~120)cmまで伸び、花序は総状花序です。個々の花は筒状で裂片は6個あります。
クニフォフィア(ルーペリー)の切り花の楽しみ方
- クニフォフィア(ルーペリー)の収穫は朝の涼しい時間帯もしくは夕方におこないましょう。
- 収穫は3分の1以上の花が開いてきたタイミングで行いましょう。
- 収穫したら水に漬けた状態で水切りを行います。
- 水切りしたら延命剤(栄養入り)入りの花瓶に生けましょう。
- 延命剤の効果によって蕾が開きやすくなり日持ちが長くなります。
- 管理は数日(約1~3日)ごとに水換えと水切りを行います。
- 管理場所や管理の方法でも左右されますが日持ちは5~7日程度です。
クニフォフィア(ルーペリー)の栽培方法
園芸では、クニフォフィア(ルーペリー)の色鮮やかで大きく豪華な花を鑑賞する目的や、花を収穫して切り花として利用する目的で育てられます。クニフォフィア(ルーペリー)は背が高くなり、また葉がロゼットの様に大きく広がるため十分なスペースをとり花壇や植込みの中で育てる必要があるでしょう。
クニフォフィア(ルーペリー)の主な園芸品種
クニフォフィア(ムルチフローラ)の特徴や園芸品種
原産:南アフリカ
学名:kniphofia multiflora
草丈:約90~200cm
分類:多年草
開花時期:8月~10月
花色:赤色●橙色●黄色●白色〇
葉色:緑色●
耐暑性:強い
耐寒性:強い
用途:背が高い花/切り花
クニフォフィア(ムルチフローラ)とは!?
クニフォフィア(ムルチフローラ)は学名kniphofia multiflora、別名では「トリトマ・ムルチフローラ」や「ジャイアント・ポーカー(Giant poker )」とも呼ばれる南アフリカ原産の多年草です。
クニフォフィア(ムルチフローラ)の語源(由来)
- 属名のkniphofiaはドイツの医師で植物学者のJohann Hieronymus Kniphofへの献名です。
- 種小名のmultifloraラテン語で「たくさん」「多く」を意味する「multi」と、ラテン語で「花」を意味する「flora」の2語からなり、たくさんの花を咲かせる所に由来します。
クニフォフィア(ムルチフローラ)の特徴(魅力)
- クニフォフィア(ムルチフローラ)は他のトリトマ(クニフォフィア)と比較して非常に背が高くなります。
- 花(花序)は他のトリトマと比べて幅が狭く非常に長い所も特徴です。
- 多茎でたくさんの花を咲かせます。
- 花は筒状の花が穂状に沢山集まり円柱形をしています。
- 筒状の花からは雄蕊が突出するためぼやけた外観になる事もあります。
- 花は下から上に向かって開花していき通常赤色(~橙色)から成熟するにつれて黄色(~黄緑色・白色)へと色が変わっていきます。
- そのため多くの場合は花が下と上で2色になります。
- 切り花としては管理の仕方にも左右されますが約5~7日日の日持ちがあります。
- クニフォフィア(ムルチフローラ)は地面下に地下茎をもちます。
- 葉は細長い線形で根生してロゼットの様に中央から外側へと広がります。
クニフォフィア(ムルチフローラ)は地下茎をもちます。草姿は中央から外側へと広がるロゼットの様な草姿をしており、葉は根生葉、葉色は緑色、葉身の長さは約150cm、葉身の形は線形です。花茎は太く高さ90(~200)cmまで伸び、花序は総状花序です。個々の花は筒状で裂片は6個あります。
クニフォフィア(ムルチフローラ)の切り花の楽しみ方
- クニフォフィア(ムルチフローラ)の収穫は朝の涼しい時間帯もしくは夕方におこないましょう。
- 収穫は3分の1以上の花が開いてきたタイミングで行いましょう。
- 収穫したら水に漬けた状態で水切りを行います。
- 水切りしたら延命剤(栄養入り)入りの花瓶に生けましょう。
- 延命剤の効果によって蕾が開きやすくなり日持ちが長くなります。
- 管理は数日(約1~3日)ごとに水換えと水切りを行います。
- 管理場所や管理の方法でも左右されますが日持ちは5~7日程度です。
クニフォフィア(ムルチフローラ)の栽培方法
園芸では、クニフォフィア(ムルチフローラ)の色鮮やかで大きく豪華な花を鑑賞する目的や、花を収穫して切り花として利用する目的で育てられます。オオトリトマは背が高くなり、また葉がロゼットの様に大きく広がるため十分なスペースをとり花壇や植込みの中で育てる必要があるでしょう。
クニフォフィア(ムルチフローラ)の主な園芸品種
その他の種や園芸品種
クニフォフィア(ビーズ レモン)は、ライムグリーン(黄緑色)から鮮やかな黄色へと色変わりするフレッシュな花色が魅力的な園芸品種です。
クニフォフィア(ビーズ レモン)は地面下に根茎があり、葉は細長く根生してロゼットのように広がります。花は夏から秋にかけて太い花茎を最大100cmまで伸ばし、筒状の小花が集まる黄色と緑色の2色の花を咲かせます。