アンティークなお庭とは、骨董品が飾られていたり、椅子やテーブルのペンキが剥がれていたり、風雨にさらされて古木や鉄が劣化していたり、花が色あせながらもドライフラワーのように残っていたりするような、時代の流れを感じさせるお洒落なお庭です。
アンティークなお庭は、見た人に様々な印象をあたえる事が出来ます。例えば「飾り気がなく素朴」「自然で落ち着いている」「コーヒーショップのようにお洒落」「時の流れが緩やか」「包容力があり優しい」等です。特にカフェテラスのようなお洒落で落ち着いた雰囲気のお庭を作りたい場合は、アンティークなお庭はおすすめのお庭のスタイルです。
このページではアンティークな印象を与えるために必要な色の知識や、アンティークなお庭におすすめの植物、アンティークなデザインのファニチャーや小物、外構・エクステリアを頼む時の手順などを紹介しています。
アンティークな印象を与えるカラー

アンティークな印象を与えるカラーとは!?
アンティークな印象を与えるカラーとは、基本的に派手な色は避けて「明度や彩度は中間」または「明度や彩度が低い」トーンを使い、穏やかな印象を与えるように配色されるカラーです。基本的には彩度が高いトーンは派手になりやすいため、避けた方が良いでしょう。

アンティークな印象を与えるトーンは「deep」「soft」「dull」「dark」「light grayish」「grayish」「dark grayish」の6パターンです。基本的に明度や彩度は中間または明度や彩度が低いトーンで配色すると、アンティークで落ち着いた印象を与えやすくなります。
トーンのイメージ
- soft
- 柔らかな・穏やかな・ぼんやりした
- Light grayish
- 渋い・落ち着いた・大人しい
- dull
- 落ち着いた・くすんだ・冴えない
- grayish
- 灰みの・濁った・地味な
- deep
- 円熟した・豊かな・深い
- dark
- 大人っぽい・円熟した・暗い
- Soft
- 柔らかな・穏やかな
- dark grayish
- 陰気な・重い・男性的・格調が高い
アンティークな雰囲気をつくるカラー配色の例
トーンオントーン配色


トーンオントーン配色とは赤色・黄色・青色といった色相は基本的に変えずに、明度と彩度だけを変えて作られる配色です。
基本的に色相が一緒のため色の統一感がでやすく、また桃色や青色などの色本来の印象を出しやすい配色です。
トーンイントーン配色


トーンイントーン配色とは「dull」や「dark」などのトーンの中で、または類似のトーンの中で、赤色や黄色や青色の色相を変えて変化を出す配色です。
トーンの中で配色するため、基本的にトーン(dull・bright等)の与えるイメージが出やすいです。また赤色・黄色・青色と色相が変化するため、カラフルな印象を与えやすくなります。
トーナル配色


トーナル配色とは、明度が中にあり、彩度が中または低にある中間色だけで組み合わせられた配色です。一般的に「Light grayish」「Soft」「grayish」「dull」のトーンの中で自由に色相を選び配色されます。
トーナル配色は、落ち着いた印象や控えめな印象を与えやすい配色のため、アンティークなお庭を作りたい時にピッタリな配色です。
カマイユ配色・フォカマイユ配色

カマイユ配色とは、色相差が0~1以内、トーンは同じか隣のトーンで配色されているため殆ど同じ色と思わせるような配色をしています。一方のフォカマイユ配色とは、色相差が2~3以内、トーンは同じか隣のトーンで配色されているため似ているなと思わせる配色をしています。
配色のまとめ
配色のやり方は上記のように様々ありますが、アンティークな印象を与えたい場合は、色選びが重要になります。基本的には「明度や彩度は中間」または「明度や彩度が低い」トーンを使い、あまり対比が出ないように近い色で配色をする事でアンティークで落ち着いた印象を与える配色になりやすいです。
アンティークなお庭におすすめの植物

アンティークなお庭におすすめの植物とは、色の「彩度」や「明度」が中または低にあり、全体的に落ち着いた印象を与える色合いをしている植物です。また花が色褪せても外観はそのままに、ドライフラワーのように長く花が楽しめる植物なども、アンティークな雰囲気をつくる事が出来るためオススメです。
草姿は直立、葉は大きいものの、節間が長いため、あまり鬱蒼とせず、控えめな外観をつくります。 |
花は、葉の中から茎が何本も垂直に立ち上がり、茎の頂部で、宝石のような美しい外観の花を咲かせるため、上品でエレガントなお庭や、ロマンチックな雰囲気があるお庭などによく合います。また花は乾燥しても長く茎の上に残り、外観はそのままに色が焦るためアンティークな雰囲気をつくります。 |
シクラム種は他のアリウムと同様に茎の頂部に花が集まり放射状に花柄が広がりますが、花柄は垂れ下がりシャンデリアのような外観をつくり、また花色は淡い褐色をしているためアンティークな雰囲気をつくる事ができます。 |
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草姿は直立、基本的に分枝しないため、雑多な印象を与えにくく、洗練された雰囲気をつくります。そのため、花壇の中で立体感を出したり、花壇の後方の背景として利用するのにおすすめです。 ジキタリスは園芸品種が豊富にありますが、アンティークなお庭におすすめの種類は、淡い褐色の花色を持った品種や、下唇が長く伸びてコーヒーにクリームを注いでるかのような外観をつくるラナタ種等です。 |
アンティークなお庭で、おすすめしたいのは、シレネ(ブルガリス種)です。ブルガリス種は花の中央部が、ぷっくり膨らむため可愛らしい外観の花姿をしています。また花の色が薄い桃色または淡い褐色をしているため、アンティークなお庭によく合う素朴で優しい雰囲気を作り出す事が出来ます。 |
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花は基部から上部に向かってラッパのように広がっていく漏斗形をしており、直径2~13cmの花を咲かせます。非常に多花性で、株を覆うように沢山の花を咲かせるため、華やかで豪華な雰囲気の花姿となります。 ペチュニアは様々な品種がありますが、アンティークなお庭で育てたい場合は、明度や彩度が中間にある花色の品種がおすすめです。 |
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開花期は長く、金平糖のようなコロンとした丸い花を、株いっぱいに咲かせるため、開花期間中はピンクの絨毯が敷かれたかのようなロマンチックな景観を作り出します。一方で、花は長く残り退色していく傾向があるため、色あせた花がアンティークな雰囲気を作ったりします。 |
花は丸みを帯びコロンとしており可愛らしく、風にそよぎ花が揺れる姿は優美な雰囲気をつくります。花は、花壇の中でそのまま鑑賞もされますが、収穫して切り花にされたり、ドライフラワーやプリザーブドフラワーにして、フラワーアレンジメントで利用される事も多い植物です。 |
ワレモコウの葉は下部に集まり、上部に殆どありません。そのため、花と茎だけのような洗練されたシルエットが楽しめます。また比較的に背が高くなるため、花壇の中で立体感を出したり、花壇の後方の背景として利用するのにおすすめの植物です。 |
アンティークなデザインの物

アンティークとは、フランス語で骨董品または古美術品を意味しており、アンティークなデザインの物とは、色褪せや劣化などで時代の流れを感じさせるようなファニチャーや小物等です。
例えば、鉄製の製品であれば錆が見えていたりペンキが剥がれていたり、木製の製品であれば風雨で劣化していたり、レンガであれば色褪せていたり欠けていたりすると、時代の流れを感じさせアンティークな雰囲気が出てきます。また以前は現役で働いていたような車輪のオブジェや鳥籠などのオブジェを飾ったりしても、どこかアンティークな雰囲気が漂うようになります。
お庭をアンティークな雰囲気にしたい場合は、出来るだけ新品で色鮮やかなものは置かず、時の流れを感じさせるようなアンティークなファニチャーや小物等を配置すると良いかもしれません。
アンティークな印象を与えるファニチャーや小物等
車輪
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ドア・窓
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鳥かご
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プレート
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植木鉢・リメイク缶
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お庭作りはDIY?プロの施行?

お庭をつくる時に、DIYで自分で作るか、専門業者のプロの施行に任せるか、どちらにするか悩んでいる人も多いと思います。例えば、ウッドデッキなどを自分で作るのは安全性に不安があるからプロに頼みたいけどどうしたらいいか分からない。専門業者に頼んだ時にイメージ通りに出来るか不安など、様々な悩みがあると思います。
ここではDIYと専門業者、それぞれのメリットとデメリットを一覧で示しているため、DIYと専門業者どちらで庭を作るか考えやすくなっています。また外構・エクステリアをプロの業者に依頼する時に何をすればいいのか、お庭のイメージを膨らませて業者に伝える方法、依頼する時の手順などを紹介しています。
DIYと専門業者の比較
比較対象 | DIY | 専門業者 |
---|---|---|
費用 | ・安い ・基本的に材料費と道具費のみ | ・高い ・約8割の人は全体の施工費を約10~250万の間に収めるようです。 |
理想の再現 | ・DIYで物を作る場合は基本的に業者に頼むよりも様々な場面で自由度が高く作れるため細かい部分では理想に近くなります。 ・費用に限りがある場合は、専門業者と比べて大幅に安く済むため、妥協する部分が減り、多くの部分で理想に近くなります。 | ・専門業者にしっかりイメージを伝える事が出来たら、高い完成度でお庭を作って貰えます。 ・イメージがまとまっていない場合も、専門業者が幅広い知識で様々な提案をしてくれるため、理想よりも良いお庭が作れるかもしれません。 |
安全性 | ・DIYで物を作る場合は、台風で飛ばされたり、子供が遊んだ際に壊れたりしないように、基礎・水平・寸法など、様々な部分にまで注意して作る必要があります。花壇や飛び石の設置など、安全性があまり問われない部分等ではそこまで気をつける必要はありません。 | ・専門知識と高い作業精度をもったプロが作ってくれるため、安全性・耐久性・完成度が高く安心して任せられます。 |
施行時間 | ・芝生の張り替えや小道を作るなどの小規模の作業であれば、専門業者に頼むよりもDIYで作った方が早い場合もあります。 | ・塀を設置したり塗装を行ったり大規模な作業になる場合は専門業者に頼んだ方が基本的に早くなります。 |
専門業者に頼む手順
- 庭の用途を決める
- 家族や友人と遊べる空間にしたい
- 庭は子供の安全面に考慮するため死角を減らしたり、子供やペットが遊べるスペースを確保したり、BBQの道具などを置く物置などを設置したりする必要があります。
- ガーデニングなどをして景観を美しくしたい
- 小道や花壇等の庭全体のデザインに凝る必要があり、後々の手入れのしやすさも考えて立水栓を設置したり、お洒落な物置小屋をつくる等する必要があります。
- 家族や友人と遊べる空間にしたい
- 庭のデザインを決める
- お洒落なお庭を作る大切なポイントはデザインに統一感を持たせることです。
- 和風のお庭・洋風のお庭・現代的(モダン)なお庭・ロマンチックな雰囲気のお庭・エレガントな雰囲気のお庭・ロックガーデン等の中で、作りたいお庭を決めて、本やネット等で画像を探し、自分の中で作るお庭のイメージをかためましょう。
- 庭のデザインを決めたら必要な資材を絞込みます
- 庭のデザインを決めたら、そのデザインのイメージにそって必要な資材などを想像して、置く場所などもイメージしておくと良いかもしれません。
- ただし資材の購入は一旦待ちましょう。施主が資材を購入して専門業者に付けてもらうように依頼する事を施主支給と呼びますが、業者によっては複雑な工程がかかる物などは取付けを断られる事もあり、また業者のカタログで選んだ方が資材が割安になる事もあります。購入前に専門業者と相談しておきましょう。
- 見積もりサイトに相談
- 庭をどのようにしたいのか、予算がどれくらいあって値段はどの程度になるのか、まずは相談にのってくれる相見積サイト等に相談しましょう。
- 相談内容から相談に合った複数の専門業者(造園会社等)を紹介して貰えます。
- 3社~4社の専門業者を選び紹介してもらいましょう。
- 1社~2社では他の業者との比較が上手く出来ない可能性や、もっとよい専門業者と出会う可能性を潰す可能性があります。
- 5社~6社では見積もりに立ち会う時間などが長くなり、また比較するものが増えすぎて手間が多くなり混乱してしまう場合があります。
- 見積もりの流れ
- 現地調査が行われます。
- 現地調査までに図面・作りたい庭のイメージ写真を準備しておきましょう。
- プランニング
- 専門業者が現地調査とヒアリングを元に、デザインと設計を行います。見積もりが出るまでに数日から数週間程度かかります。
- 専門業者からのご提案
- 専門業者からプランと見積書が提出され説明して貰えるため、持ち帰り検討しましょう。プランや見積もり、説明がイマイチだった場合は、その場で見積もりのお礼と、断りたい理由を伝えて、残念ながらお断りすることを伝えましょう。
- 見積もりが揃ったら比較して、プランの修正や見積もりの修正を依頼します。
- 現地調査が行われます。
- 納得のいく見積もりが出たら依頼をしましょう。
- 専門業者お願いする旨を伝えて施行をお願いします。
- 残念ながらお断りする専門業者には、見積もりをして貰った事への感謝と、お断りする理由を添えて、お断りする旨を伝えましょう。断り辛いと感じる場合は、最初に相談した相見積サイトが代行してお断りを連絡してくれる事があります。※相見積サイトによってかわります。
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外構・エクステリアパートナーズは、家の敷地外にある構造物(フェンス・ウッドデッキ等)や植物の植栽等の相談にのり、地元で評判の高い優良な業者を紹介してくれる場所です。
外構・エクステリアパートナーズの特徴
- お客様の相談にのり、要望と予算を聞いて、相談内容から相談に合った複数の専門業者(造園会社等)を紹介して貰えます。
- 業者にはお庭のデザインが得意な会社・施行が得意な会社・両方が得意な会社、様々あります。外構・エクステリアパートナーズは各社の特徴を把握しているため要望に合わせた紹介を行って貰えます。
- 時間短縮出来る
- 自分で業者を探す場合は、ネットで専門業者を探したり、複数の業者と日程調整の電話をしたり面倒な作業が多くなります。
- 外構・エクステリアパートナーズは日程調整や図面提供等の面倒な作業を代行してくれるため時間的な手間が省けます。
- ネットで専門業者を探すのは非常に難しいです
- 何故なら検索「外構・エクステリア」で検索すると大手ハウスメーカーが出てきたり、高い広告費用を出している専門業者が出てきたり、そもそもサイトを持たなかったりして、理想の業者となかなか出会いにくいからです。
- 大手ハウスメーカーに依頼すると安心感もありますが、基本的に高い手数料がとられてしまい、値段が割高になります。
- 検索上位に出てくる専門業者も高い広告費を回収するために見積もりが高くなりがちです。
- 外構・エクステリアパートナーズはサイトを持たない優良業者にも詳しく、沢山の業者の得意分野も把握しているため、施主の理想の業者を見つけやすく、また中間マージンがなく施主と専門業者の直接依頼になるため費用も抑えられます。
- 何故なら検索「外構・エクステリア」で検索すると大手ハウスメーカーが出てきたり、高い広告費用を出している専門業者が出てきたり、そもそもサイトを持たなかったりして、理想の業者となかなか出会いにくいからです。
- 相見積は必要な作業ですが、複数に見積もりをとるとどうしても業者への断りの電話が必要になってきます。見積もりからのお断りは、心苦しい作業ですが、どうしても出来ない場合は外構・エクステリアパートナーズに代行して貰う事が出来ます。
外構・エクステリアパートナーズは、相談・見積もり無料です。お庭の事で迷ったら一度相談してみましょう。
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