- 原産:南アフリカ
- 科:ゴマハノクサ(Scrophulariaceae)
- 属:ディアスキア(Diascia)
- 種:バーベラエ(Diascia barberae)
- 別名:ニカクソウ(二角草)/バーバーズ・ディアスキア(Barber’s Diascia)/ツインシュプール(twinspur)
- 品種:アプリコットクィーン(Diascia barberae ‘apricot queen’)
- 開花時期:5月~11月
- 花の色:橙色●
- 葉の色:緑色●
- 香り:
- 分類:多年草
- 被覆方法:
- 草丈:約15~30cm
- 誕生花:9月12日
- 花言葉:無邪気・私を信じて・私を許して
- 用途:開花期間長い
- 購入方法:ディアスキア(アプリコットクィーン)を楽天で購入
目次 | ||
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花壇土 | 鉢土 | 水やり |
肥料 | 剪定 | 夏越し |
冬越し | 増やし方 | 病気 |
ディアスキア(アプリコットクィーン)とは!?
ディアスキア(アプリコットクィーン)は、花の色が薄い橙色をしています。明度の高い薄い橙色は、橙色と同様に温もりや陽気で明るい雰囲気を感じさせる所があり、また橙色より色が淡くなるため優しい雰囲気があります。そのため、心が癒される様な優しい雰囲気のお庭や、甘い雰囲気があるロマンチックなお庭などにオススメです。
ディアスキア(バーベラエ)とは!?
ディアスキア(バーベラエ)は学名Diascia barberae、 別名では「ニカクソウ」や「バーバーズ・ディアスキア(Barber’s Diascia)」等とも呼ばれる南アフリカが原産の多年草です。
ディアスキア(バーベラエ)の語源(由来)
- 属名のDiasciaは古代ギリシア語で「2」を意味する「δῐ́ς(dís)」と、古代ギリシャ語で「革袋」「袋」を意味する「ἀκκόρ(askos)」の2語で構成されています。
- 種小名のbarberaeはイギリスの植物学者Mary Elizabeth Barberへの献名です。
- 英名のtwinspurは花の後ろ側に伸びる二個の距に由来します。
ディアスキア(バーベラエ)の特徴(魅力)
- ディアスキア(バーベラエ)は、草丈が30cm程度とコンパクトです。花は中心の筒部が広いため、がま口財布のように個性的な外観をしており、また花の後ろ側に二個の距が突き出るため鬼の角のようにも見える個性的な植物です。
- 園芸では開花期間の長さから花を長く楽しみたい人や、また大きめの花が緩く連なり咲くため上品な花姿を楽しみたい人などに好まれます。
- 草姿は直立または半ほふく性で、行儀よく垂直に成長する習慣がある品種もあれば、ドーム状になったり、地面を匍匐したり、壁面を少し垂れ下がりながら途中で立ち上がる個性的な草姿をつくる品種もあります。
- そのため、品種に合わせて花壇に並べて縁取りに使ったり、ハンギング仕立てにして下垂する優雅な草姿を楽しむのも良いかもしれません。
- 開花期間は長く春から秋にかけて、ただし途中で休む事もあります。開花期間が長いため、長く花を楽しみたい人におすすめの植物です。
- 花の形は唇形、中心部の筒部が広いためがま口財布のような個性的な外観をしており、また後ろ側に突起する角のような二個の距が特徴です。
- ディアスキア(バーベラエ)は夏の暑さ・冬の寒さともに苦手にしています。そのため、育てる際は管理に注意が必要です。
ディアスキア(バーベラエ)の草丈は約15(~30)cm、草姿は直立または半ほふく性、茎は直立または匍匐した後に立ち上がる傾状茎です。
葉序は対生葉序、葉柄は約0.5cm、葉の色は緑色、葉身の長さ約1(~2.5)cm、葉身は卵形または披針形、葉縁部分には鋸歯があります。
花序は総状花序、総状花序はやや緩めの間隔で節ごとに一個の花をつけます。花の大きさは直径約2(~2.5)cm、花の形は唇形花冠、唇形花冠は上唇と下唇と距があり、上唇は裂片が4個、下唇は広く鈍角で下唇の後ろ側には2個の距が伸びます。花の色は赤色・桃色・橙色・紫色・白色です。
ディアスキア(バーベラエ)の園芸品種の紹介
育て方・楽天で購入 ルビーフィールドは、花の色が鮮やかな赤ピンク色をしています。鮮やかな赤ピンク色は、可愛らしい印象やポップな雰囲気をつくる事から、ロマンチックな雰囲気のお庭や、カラフルで明るいお庭などによく合うでしょう。 | 育て方・楽天で購入 ピンククィーンは、花の色が桃色をしています。桃色は「可愛らしさ」「柔らかさ」「女性らしさ」を演出する事が出来ます。そのため、可愛いをテーマにしたお庭や、愛や恋心をくすぐるようなロマンチックガーデンなどにピッタリな品種になります。 |
育て方・楽天で購入 アプリコットクィーンは、花の色が薄い橙色をしています。明度の高い薄い橙色は、橙色と同様に温もりや陽気で明るい雰囲気を感じさせる所があり、また橙色より色が淡くなるため優しい雰囲気があります。そのため、心が癒される様な優しい雰囲気のお庭や、甘い雰囲気があるロマンチックなお庭などにオススメです。 |
ディアスキアの主な種と園芸品種は下のリンクから紹介しています。
ディアスキア(アプリコットクィーン)の育て方
花壇の土づくり
日当り
ディアスキア(アプリコットクィーン)は、日光のよく当たる場所で最もよく成長して沢山の花を咲かせます。しかし、夏の暑さが厳しい地域では、暑さと強い日差しで生育不良。引き起こしやすいです。
そのため基本的には午前中に日が当たり、午後からは西日の当たらない日陰で育てることが理想です。
土壌の土質
ディアスキアは、通気性・排水性・保水性のバランスが良く、有機物がしっかり入る肥沃な土壌を好みます。
注意することは粘土質な土壌を避けることです。ある程度の水分を保った土壌で、最もよく成長しますが、水分が停滞するような土壌では根腐れを引き起こします。
そのため、植え付けの前に土壌診断を行い、土壌の通気性と保水性のバランスを改善して、腐葉土等の有機物を入れ肥沃な土壌に改善しましょう。
土壌診断と改善の行い方
- 土を掘る時に土が硬い場合は作土層が十分でない可能性があります。
- スコップで土を深くまで掘り返し石等を取り除きます。
- 適度に濡れた土を、手にとり握って土塊を作り、通気性・保水性などを診断します。
- 手のひらを開き土の塊がバラバラと崩れる場合は通気性と排水性の高い砂壌土や砂土に近い土壌です。栄養の乏しい土壌や乾燥に強い植物にむきます。
- 保水性を改善したい場合は保水性を高める用土(堆肥や黒土など)を入れると良いでしょう。
- 手のひらを開いても土の塊は崩れず、土塊を軽く指で押すと崩れる場合は通気性と保水性のバランスが良い壌土に近い土壌です。幅広い植物に向く土壌です。
- 植物に合わせて保水性を好む植物であれば保水性を高める用土(黒土やバーミキュライト等)を入れたり、乾燥を好む植物であれば排水性や通気性を高める用土(川砂やパーライトなど)を入れましょう。
- 手のひらを開いても土の塊が崩れず、指で押しても崩れる感じがない場合は粘土質で水捌けが悪い土壌の可能性があります。必要に応じて排水性・通気性を高める用土(川砂・パーライト等)を混和しましょう。
- 手のひらを開き土の塊がバラバラと崩れる場合は通気性と排水性の高い砂壌土や砂土に近い土壌です。栄養の乏しい土壌や乾燥に強い植物にむきます。
- 土壌に入る有機物の量を診断しましょう。土の色を見て、有機物が沢山入る肥沃な土の場合は有機物(腐植)が多く含むため土の色が黒っぽくなります。一方で有機物(腐植)が少ない場合は土の色が薄くなります。
- 土壌の状態とバランスを見ながら、2割から3割を目安に堆肥(腐葉土・バーク堆肥等)を土壌に混和しましょう。
植付け時の注意点
ディアスキアはしっかり根を張り健康な成長するために、十分な深さの作土層(表層にある柔らかな土)が必要です。スコップを使い土壌を深さ約30cmまで穴を掘り、根張りを邪魔したり保水性や栄養の保持を悪くする石やゴミ等を取り除いておきましょう。
楽天で人気の高いおすすめの堆肥
鉢土づくり
日当り
ディアスキア(アプリコットクィーン)は、日光のよく当たる場所で最もよく成長して沢山の花を咲かせます。しかし、夏の暑さが厳しい地域では、暑さと強い日差しで生育不良。引き起こしやすいです。
そのため基本的には午前中に日が当たり、午後からは西日の当たらない日陰で育てることが理想です。
培養土
ディアスキアは、一般的な草花の培養土で育てられます。自作する場合は通気性が良く適度に肥沃な培養土で育てましょう。
培養土の配合例
- 赤玉土(小粒・中粒)+腐葉土=6:4
- 赤玉土(小粒・中粒)+パーライト+腐葉土=4:2:4
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- super grade Ⅱの培養土はサラサラとした粒状の用土のみで構成されており堆肥が使用されていない所が特徴です。
- 堆肥が使われていないため、昆虫や微生物湧きにくく、お部屋でも使いやすいです。
- 堆肥が原因で夏場に蒸れる事がないため、多湿で植物が弱りにくくなります。
- 培養土は擬似団粒構造を形成しており優れた保水性・排水性・通気性・保肥力があります。
- 培養土の中には保水剤(CMC)が配合されているため水持ちがよく管理が楽になります。
- 培養土に含まれる赤玉土は焼きが入り硬質なため、劣化しにくく繰り返して何度でも使えます。
- 赤玉土には肥料も含有しているため植物の成長が良くなります。
- 肥料は3種類配合されており植物の成長段階に応じて非常に長く放出されます。
- 堆肥は入っていませんが、質の良い腐植酸が配合されているため、地力の高い肥沃な培養土となっています。
水やりの仕方
ディアスキア(アプリコットクィーン)は、やや湿り気のある土壌で生産性が最も高まり沢山の花を咲かせます。そのため、土壌の状態を見ながら、やや湿り気のある土壌に保つ方が良いでしょう。
ただし、何時までも水分が停滞するジメジメした環境は根腐れを引き起こすため注意が必要です。
水やりの頻度と与え方
水やりの頻度は環境(植える場所や土質)にも左右されますが、基本的には土の表面(数cm)が乾いてきたタイミングで水やりを行うといいでしょう。水やりは、土壌内に新鮮な酸素を行き渡らせる目的もあるため、一度に与える水の量はたっぷりと与えてください。
水やりのチェックを簡単にするオススメの道具
- 水やりチェッカー(サスティ)とは、視覚的に分かりやすく色の変化で水やりのタイミングを教えてくれる水分計です。
- 白色(水やり必要)・青色(水やり不要)
- 水やりチェッカー(サスティ)は世界で初めて家庭用水分計で「PF値」が採用されています。PF値は、殆どの植物の生育に阻害がない有効水分域の中のPF2.0付近で色が変わるように設計されているため、水やりの失敗を減らします。
- PF2.0は、どんな土や多肉・観葉植物・草花にも対応しますが、乾燥に強い多肉植物では色変わり後に若干の猶予があり、乾燥に弱い草花では色変わり後は直ぐに水やりをした方が良いかもしれません。
- PF値とは、土壌の水分が毛管力によって引き付けられている強さの程度を表している数値で、これを使う事で土壌の湿り具合や植物への水やりのタイミングが分かるようになります。殆どの植物にとって利用しやすいPF値は1.7~2.3の間にあります。常にPF値が1.7より下の値にあると、多湿を嫌う多肉などは湿潤すぎて根腐れを引き起こしやすくなったり、PF値が2.3より上にあると乾燥が苦手な草花などは水枯れを引き起こしやすくなります。
- 水やり三年と言われるプロでも難しい水やり作業が、水やりチェッカー(サスティ)を使うだけで安心して行えるようになります。
- 水やりチェッカー(サスティ)は水やりが難しい植物(ラン・多肉)にも対応しています。
- 中芯は6ヶ月~9ヶ月経つと水やりをしても青色に変化しなくなるため、変化がなくなったら中芯の交換が必要になります。
肥料の与え方
ディアスキア(アプリコットクィーン)の肥料は、ある程度の肥沃な土壌で育てていれば多くの肥料を必要としません。
土壌の肥沃さが足りない、または栄養が足りないと感じる場合は、早春から春に、堆肥を入れたり、肥効が長く続く緩効性肥料などを入れて上げると良いでしょう。
剪定のやり方
ディアスキア(アプリコットクィーン)は、茎が間延びしたり、茎が枯れたりして、外観を乱したり、生育が悪くなる事があります。そのため必要に応じて切り戻し剪定を行います。
切り戻し剪定とは!?
切り戻し剪定とは、長く伸びすぎたりした茎などを、茎の途中で剪定して形を整える剪定方法です。
切り戻し剪定のメリット
- 切り戻し剪定を行う事で茎の長さなどが均一になり、外観が整います。
- 剪定によって頂芽優勢が崩れ、分枝が促されるため、茎の数が増えて株がボリューミーになり、花の数も増えます。
- 生産性の低い古い茎を切り戻す事で、生産性の高い新しい成長が促されるため、株が若返り、花が咲きやすくなるなど生産性が高まります。
- 茎を切り戻す事で茎の数と葉の数が減るため、株全体または土壌にも日が当たり、日当たりの改善・多湿の改善に寄与します。
- 茎を切り戻す事で茎の数と葉の数が減るため、風の流れが良くなり、多湿の改善が期待出来ます。
- 多湿を改善する事で蒸れによる根腐れを防止、多湿を好むカビ(真菌)の発生を抑制して病気予防、多湿により集まってくる害虫の発生予防等が期待出来ます。
切り戻し剪定のデメリット
- 花芽を剪定する事があるため、開花が暫く(数週間)見られない可能性があります。
- 一時的に株のボリュームがなくなり、葉の数も減るため、見た目が悪くなる事があります。
- 一度に沢山の剪定を行うと、植物に強いストレスがかかり、一時的に成長が止まる可能性があります。
切り戻し剪定のやり方
- ディアスキア(バーベラエ)の切り戻し剪定の時期は、春から秋の生育期間中です。
- 茎がヒョロヒョロと間延びして見た目が悪くなったり、株の生育が衰えてきたり、枯れてきたりすることがあります。
- そのタイミングで、株の高さの1/2を目安に、健康な茎の部分まで切り戻し剪定を行います。株の形状を整えるように均一的に剪定すると良いでしょう。
夏越しする方法
ディアスキア(アプリコットクィーン)は冷涼な夏の気候を好みます。基本的に夏の暑さ・強い日差し・多湿・乾燥などを苦手にしています。そのため、夏の暑さが厳しい地域では夏越し対策が必要になってきます。
夏の暑さ等が植物に与える影響と対策方法
- 強光
- 夏の強すぎる強光は、光阻害を引き起こし、光合成に必要な細胞を壊してしまい生育不良を引き起こす原因となります。また強光は、乾燥や熱などと相互作用を持つため、複合ストレスとなり植物に致命的なダメージを与える原因になることもあります。そのため、高温多湿に弱い植物は強光対策が必須です。
- 西日の当たらない場所で管理
- 暑さ
- 暑さは「光合成・呼吸の阻害」「活性酸素の生成」「細胞の破壊による壊死と老化」等を引き起こします。また暑さは強光・乾燥・病原菌等と相互作用を持つため、複合ストレスとなり植物に致命的なダメージを与える原因になることもあります。そのため、高温多湿に弱い植物は暑さ対策が必須です。
- 西日の当たらない場所で管理する
- 風通しの良い場所で管理する
- 散水する
- 乾燥
- 乾燥は「細胞の脱水による萎れ」「成長の抑制」「代謝活性の低下」「気功閉鎖」「光合成の阻害」「落葉」「細胞死」「ストレス」など多岐にわたって生育不良を引き起こす原因をつくります。また乾燥は強光や暑さ、病害虫などと相互作用をもつため、複合ストレスとなり植物に致命的なダメージを与える原因になることもあります。そのため、夏場の乾燥対策は非常に重要になります。
- 西日の当たらない場所で管理する
- 適切な土壌で管理する
- 散水する
- 多湿・過湿
- 多湿・過湿は「根の酸素不足」「根の腐敗」「水分過多によるストレス」「真菌の繁殖と移動による病気」「細菌・ウィルスの移動による病気」「害虫の繁殖」などを引き起こす原因となります。また多湿は暑さ等と相互作用を持つため、複合ストレスとなり植物に致命的なダメージを与える原因になることもあります。そのため、高温多湿に弱い植物は多湿対策が最も必須になります。
- 雨に当たる場所を避ける
- 適切な日当たりで管理
- 土壌の排水性を良くする
- 風通しの良い場所で管理する
- 切り戻しを行う
- 病原菌
- 病原菌は「細胞の壊死」「水分の移動を阻害」「光合成の阻害」「生育阻害」「免疫低下」などを引き起こします。また病原菌は暑さや多湿と相互作用を持つため、複合ストレスとなり植物を弱らせやすくなります。そのため、高温多湿に弱い植物は病原菌対策が必須になります。
- 雨に当たる場所を避ける
- 適切な日当たりで管理
- 土壌の排水性を良くする
- 風通しの良い場所で管理する
- 切り戻しを行う
- 泥はね対策をする
- 農薬を使用する
西日の当たらない場所で管理する
西日対策を行う事で、暑さ対策と強光対策を同時に行う事ができましは。西日対策とは、西日の当たる時間は植物を日陰で管理することです。例えば、鉢植えで育てている場合は、鉢植えを午後からは日陰になる場所に移動します。また地植えする時に、西日の当たらない場所に植えたり、それが難しい場合はで遮光ネットを利用して西日を避けたりします。
風通しの良い場所で管理する
風通しの良い場所で植物の管理を行う事で「多湿対策」「暑さ対策」「病害虫の抑制」を行う事ができます。風が動く事で湿気が溜まる事を防げたり、また風によって植物の周囲の温度を少し下げたり体感温度を下げたりする事ができます。
風通しの良い場所に植物の移動が難しい場合は、暑さの厳しい時間にファンを回して対策することも可能です。ただし、ファンを回し過ぎると強風によって植物の葉が落ちてしまったり、蒸散スピードが増して乾燥しやすくなったりすることもあるので注意が必要です。
散水する
散水を行い周囲に水を撒く事で、水が蒸発する際に周囲の熱を吸収して気温を下げる事ができます。ただし一時的な効果なため根本的な解決となりません。暑さが酷い場合などに、散水を行い暑さストレスから少しでも植物を解放してあげると良いかもしれません。
雨に当たる場所を避ける
雨に当たらない場所で植物を管理する事で「根の腐敗・酸素不足対策」「水分過多によるストレス対策」「病気(真菌・細菌・ウィルス等)の侵入対策」がまとめて行えます。
そのため、雨が当たらない環境で植物を管理したり、雨の日の前に鉢植えを移動したり、 雨よけの屋根やシェードを使用すると高い効果が期待出来ます。ただし、雨の当たらない環境は太陽も遮る事が多いため日照量が少なくなったり、多湿環境になりやすい事があります。そのため、他の環境要因も考慮しながら雨対策を行うと良いでしょう。
適切な日当たりで管理
適切な日当たりで植物を管理する事は「光合成の促進」「多湿対策」「病害虫の発生を抑制」する事に繋がります。特に日当たりの良い環境であれば、多湿になりにくいため、水分ストレスや病気対策となります。
土壌の排水性を良くする
土壌の排水性を良くする事は「多湿対策」に非常に重要な役割を果たします。何故なら、保水性の高い土壌で植物を管理した場合、水分が何時までも排水されずジメジメした環境が続くため、根に酸素が供給されずに呼吸が出来なくなったり、根腐れを引き起こしたり、病気が増殖して植物が影響を受けやすくなるからです。
そのため、植え付け時に適切な土壌または培養土に植えて上げる事がとても大切になります。
泥はね対策をする
泥はね対策をする事で、病原菌対策が行えます。何故なら、泥はね対策を行うことで、病原菌がいる泥水が植物の葉っぱ等について、植物の中に入る事を防げるからです。
植物の葉に泥水が付いてしまうと、水の中で真菌は鞭毛を使い泳ぎ、気孔などから植物体の中に侵入します。病原菌に感染した植物は腐食され細胞が壊死して斑点病になったり、導管を塞がれて水分の行き来が出来なくなり萎凋病になる事があります。病気の種類によって、致命度が変わりますが、泥はね対策で病気予防をする事は非常に重要になります。
泥はね対策は植物の周りにマルチングをする事で行えます。マルチングの資材はお好みですが、ビニールやバークチップ等が一般的です。
冬越しする方法
Hardiness:9~10
ディアスキア(アプリコットクィーン)は軽い霜であれば耐えられるため、暖地であれば地植えでも冬越し出来る可能性があります。ただし基本的に寒さと霜に弱いため冬越し対策を行った方が良いでしょう。
冬越し対策
- 屋外で育てている場合は、霜が降りる前に霜対策として不織布などを被せます。
- また霜が降りる前に株を掘り起こして鉢植えに植え直した後に、軒下に移動したり、温室に移動するなどして管理する事も可能です。
- 鉢植えで育てている場合は、霜の当たらない軒下に移動したり、凍結が心配な場合は屋内や温室に移動したりするとよいでしょう。
挿し木や株分けで増やす
ディアスキア(バーベラエ)は挿し木によって増やす事ができます。
挿し木の方法
- 挿し木時期は発根率の高い晩春から夏頃が適します。
- 挿し穂の茎は弾力があり健康な部分をカットしましょう。
- 挿し穂 の長さ7cm程度にわけます。
- 挿し穂の下部の葉を取り除き上部の葉を残します。
- 茎の下部分を斜めにカットして吸水部分を広くします。
- 挿し穂用の無菌の培養土を準備します。
- 切り口を下にして培養土の中に挿し穂の1/3程を挿します。
- 明るい日陰で土壌が完全に乾燥しない様に水やりを行いながら管理しましょう。
播種で増やす
ディアスキア(バーベラエ)の種蒔の方法
播種時期:3月~5月・9月~10月
発芽適温:約15~20度
発芽日数:約14日~21日
光条件:好光性
種まき手順
- 土の準備
- 種を撒く場所の準備を行います。
- ピートバンや種まき専用の培養土などを準備しておくと失敗が減るでしょう。花壇の土に撒くことも可能です。
- 種の撒き方
- 好光性種子のため、発芽に光がないと発芽しません。そのため、種を培養土に撒いた後は覆土せずに撒いた状態で管理しましょう。
- 種まき後の管理
- 種まき後は、種が乾燥すると発芽率が落ちるため、基本的に土と種が乾燥しないように水やりを行い管理します。
植物の病気
ディアスキア(バーベラエ)の病気
- 根腐れ病
ディアスキア(バーベラエ)の害虫