原産:エクアドル 科:パイナップル(Bromeliaceae) 属:ハナアナナス/ティランジア(Tillandsia) 種:ハナアナナス/キアネア(cyanea) 別名:ティランジア・キアネア 分類:常緑多年草 草丈:20~40cm 草姿:ロゼット 開花時期:主に夏(開花に必要な温度があれば周年) 花の色:桃色●紫色● 葉色:緑色● 花言葉:「蓄える」「不屈」 誕生花:1月29日 | ||
花壇土 | 鉢土 | 水やり |
肥料 | 剪定 | 夏越し |
冬越し | 増やし方 | 病気 |
ハナアナナスは学名Tillandsia cyanea、 別名「ティランジア・キアネア」とも呼ばれるエクアドル原産の常緑多年草です。花は非常に個性的な形をしており、段々と重なる扇状の形をした桃色の苞葉の中に隠れた花茎があり、苞葉の外縁から顔を出す様に青紫色の上品な花を咲かせます。個々の青紫色の小花は寿命が短く2日程で散りますが、桃色の苞葉は約2ヶ月間は魅力を保ちます。花(苞葉)は徐々に色褪せ枯れていき同時に株も枯れます。ただし株が枯れる際、葉の間から新しい子株が出てくるため、こちらを育て増やす事が出来ます。また子株を増やす事で絶え間なく花を咲かせる事(株が成熟して開花するまで2~3年)も可能になります。
ハナアナナスも他のティランジアと同様に着生植物として主に木等に小さな根を張り自身を固定して、水や栄養の多くを葉に付く朝露や霧から吸収して成長しますが、園芸では鉢植えに植える方が株が安定するため鉢植えで育てられる事が多いです。
開花時期は一般的には夏ですが温度が約25度あれば何時でも開花可能です。桃色の苞葉は長楕円形をしており、紫色の小花を扇形花序に咲かせます。草姿はロゼット状で高さ約20(40)cm × 幅は約20(40)cmまで成長します。葉色は緑色で光沢があり、葉身は線形で根出葉につきます。
ハナアナナス)は自然では木や岩等に着生して育ちますが、園芸では一般的に鉢植えにて育てられます。花はラケットの様な形で個性的な花姿をしていますが、桃色と紫色の非常上品な花色をしていおり、アジアンテイストなお庭やエレガンスなお庭等に良く合うでしょう。
ハナアナナスは葉の間から出る子株を株分けする事で増やすことが出来ます。育てる際は夏の強い日差しや長雨を苦手にしており、また冬の寒さに極端に弱いため季節によって管理場所を変える必要があるでしょう。