ストレプトカーパスは属の中に約155種がありますが、一般に園芸で親しまれている種は幾つかの種とその園芸品種です。例えば、ストレプトカーパス・サクソルムは有茎種で茎はほふく性に広がり、下垂する性質もあるため、園芸ではハンギング仕立てで楽しまれます。またストレプトカーパス・ロゼット系は、無茎種で茎がなく、葉がロゼット状に広がり、長い花柄を伸ばして花を咲かせます。品種改良が進んでおり豊富な花の色がある所などが魅力の植物になります。
また上記の他にも、このページでは様々な種や園芸品種を紹介しています。育て方へのリンクや購入方法のリンクなども用意しているため、そちらもよければご活用下さい。
目次
ストレプトカーパス・サクソルムの特徴や園芸品種
- 原産:ケニア/タンザニア
- 学名:Streptocarpus saxorum
- 草丈:約10~15cm
- 分類:多年草
- 開花時期:
- 花色:桃色●紫色●青色●白色〇
- 葉色:緑色●黄色●白色〇
- 耐暑性:普通
- 耐寒性:弱い
- 誕生花:8月9日・10月
- 花言葉:真実・清純な愛・信頼に応える・ささやきに耳を傾けて
- 用途:開花期間長い/カラーリーフ/枝垂れる植物/観葉植物/日陰植物
- 購入方法:ストレプトカーパス・サクソルムを楽天で購入
ストレプトカーパス・サクソルムとは!?
ストレプトカーパス・サクソルムの学名はStreptocarpus saxorum、別名では「海豚花」や「フォールス・アフリカン・バイオレット(false African violet)」等とも呼ばれる多年草です。
ストレプトカーパス・サクソルムの語源(由来)
- 属名のStreptocarpusは、ギリシャ語で「ねじれた」を意味する「streptos」と、「果実」を意味する「karpos」の二語で構成されており、果実がくるくると捩れる所に由来します。
- 種小名のsaxorumは「岩」「岩壁」などを意味しており、崖や岩場に自生していることに由来しています。
ストレプトカーパス・サクソルムの特徴(魅力)
- ストレプトカーパス・サクソルムの特徴は、草姿が匍匐性で、茎が横に移動したり下垂したりする所、葉の質感が肉厚で白色の柔らかな毛が密生するためビロードのような印象を感じさせる所、開花期間が長く理想的な環境では一年を通して花が咲く所、花柄が著しく長く上・下・横に自由に広がり花を咲かせる所、ラベンダー色の花が上品さを感じさせる所、果実が成熟するとサヤが捻れて種子を飛ばす所などにあります。
- 園芸では、インドア植物としてお部屋の中で楽しまれるのが一般的ですが、直射日光の当たらないお外で楽しまれる事もあります。草姿がほふく性で、茎は下垂する性質があるためハンギング仕立てにされることが多いです。
ストレプトカーパス・サクソルムの草丈は約10(~15)cm、草姿は匍匐性、茎の色は緑色または赤みを帯び、茎には白色の毛が生えます。葉序は輪生葉序、葉身の長さ約2.5~4cm、葉身の形は卵形、葉の質感は多肉質、葉の色は緑色、葉には白色の毛が生えておりビロードのような見た目をしている。花序は腋生、花柄はとても長い、花の形は筒状で先端が開き裂片が5個(上部の2個は小さい)あり、花の色は薄い紫色から白色です。
ストレプトカーパス・サクソルムの園芸品種の紹介
ストレプトカーパス(ラズベリークリーム)の特徴は、葉の色がクリーム色をしている所、紫花とクリーム色の葉がベリーとクリームの甘いお菓子を想像させる所などにあります。そのため、明るく元気なお部屋やら可愛らしいお部屋などにピッタリな品種です。
ストレプトカーパス(グッドホープ)はS. saxorumとS. stomandrusの交配によりうまれたサクソルム系の品種です。特徴は、花付きが良いところ、紫花が上品な印象を感じさせる所、葉の質感がビロードのようで気品を感じさせる所などにあります。
ストレプトカーパス(ミニピンク)の特徴は、花の色がピンクと白色で可愛らしさと上品さを感じさせる所、花が小ぶりで可愛い所、葉の質感がビロードのようで気品を感じさせる所などにあります。
ストレプトカーパス(ロゼット系)の特徴や園芸品種
- 原産:
- 学名:Streptocarpus × hybridus
- 草丈:約10~15cm(花序を含めると30cm)
- 分類:多年草
- 開花時期:4月~6月・10月~11月(理想的な環境では周年)
- 花色:赤色●桃色●黄色●紫色●青色●白色〇
- 葉色:緑色●黄色●白色〇
- 耐暑性:普通
- 耐寒性:弱い
- 誕生花:8月9日・10月
- 花言葉:真実・清純な愛・信頼に応える・ささやきに耳を傾けて
- 用途:開花期間長い/カラーリーフ/枝垂れる植物/観葉植物/日陰植物
- 購入方法:ストレプトカーパス(ロゼット系)を楽天で購入
ストレプトカーパス(ロゼット系)とは!?
ストレプトカーパス(ロゼット系)とは、レクシイ種(Streptocarpus rexii)やガルデニイ種(Streptocarpus gardenii)などの幾つかの原種が交配されて作出された雑種の品種群です。
ストレプトカーパス(ロゼット系)の特徴(魅力)
- ストレプトカーパス・サクソルムの特徴は、ロゼット系の無茎種で茎がない所、株の中心から外側に向かいロゼット状に葉が広がる所、葉の形が楕円形をしていて葉表面に皺が寄る所、 開花期間が長く理想的な環境では一年を通して花が咲く所、花柄が著しく長く上・下・横に自由に広がり花を咲かせる所、花の色が豊富にある所などにあります。
- 園芸では、インドア植物としてお部屋の中で楽しまれるのが一般的ですが、直射日光の当たらないお外で楽しまれる事もあります。
ストレプトカーパス(ロゼット系)の園芸品種の紹介
ストレプトカーパス(クリスタルアイス)はStreptocarpus kentaniensisを由来とする交雑品種です。特徴は、ロゼット系で葉が株元から放射状に広がる所、葉の形がとても細長くシャープな見た目をしている所、開花期間がとても長くて理想的な環境では周年咲く所、株元から花柄が何本も伸びて沢山の花を咲かせる所、花の色が紫色と白色の二色からなり、上品さを感じさせる所などにあります。
ストレプトカーパス(ジュピター)の特徴は、ロゼット系で葉が株元から放射状に広がる所、葉の形がとても細長くシャープな見た目をしている所、開花期間がとても長くて理想的な環境では周年咲く所、株元から花柄が何本も伸びて沢山の花を咲かせる所、花の色が鮮やかな紫色をしていて上品さを感じさせる所などにあります。