カルセオラリアは属の中に約380種があり多くが中央アメリカ及び南アメリカを原産とする多年草もしくは低木です。一般に園芸では品種が多く大輪で様々な花色の個性的な花を咲かせるのヘルベオヒブリダ種、非常に矮性で寒さに強く可憐な花を咲かせるビフロラ種、低木タイプで直立に茎が伸び房状に沢山の花を咲かせるインテグリフォリア種等が親しまれます。
カルセオラリアは夏の暑さや寒さに弱く(1部種を除き)、栽培難易度が高めのため多くの場合は花を楽しんだ後に枯れる一年草として育てられています。
種毎の育て方は写真か育て方をクリックすると出てくるためそちらで確認して下さい。
このページでは種の種類と特徴、園芸品種の種類と特徴を記載しています。
開花時期:4月~6月 | 開花時期:4月~6月 |
開花時期:5月~9月 | 開花時期:4月~6月 |
開花時期:4月~6月 | ⑥その他の種や園芸品種 |
原産:チリ/アルゼンチン
学名:calceolaria herbeohybrida
草丈:約15~30cm
分類:多年草
開花時期:4月~6月
花色:赤色●黄色●橙色●
葉色:緑色●
耐暑性:弱い
耐寒性:弱い
誕生花:4月24日/5月23日
花言葉:「幸福」「援助」「助け合い」「私の伴侶に」
特徴:カルセオラリア(ヘルベオヒブリダ種)は学名calceolaria herbeohybrida、アルゼンチン及びチリにある3種(C.crenatiflora × C.corymbosa × C.cana)を由来にしたハイブリッド種です。園芸品種が多く巾着形の花は大輪で様々な花色があり、早生で沢山の花を咲かせます。草姿は直立して皺の大きな葉の上にカラフルで魅力的な花を多数咲かせます。
開花時期は春から初夏、花色は黄色に赤色や橙色があり、巾着の様に膨らむ大きな下唇と小さな上唇の合わさる唇形の小花を集散花序に咲かせます。草姿は直立で高さは約15(30)cm × 幅は約15(30)cmまで成長します。葉色は緑色、葉身は卵形で根出葉もしくは対生葉序につきます。
カルセオラリア(ヘルベオヒブリダ種)は播種により増やす事が出来ます。夏の強い日射し暑さ多湿を苦手にしており、また冬の寒さにも弱いため育てる際は管理に注意が必要です。
カルセオラリア(ヘルベオヒブリダ種) |
原産:チリ/アルゼンチン
学名:calceolaria biflora
草丈:約10~15cm
分類:多年草
開花時期:4月~6月
花色:黄色●
葉色:緑色●
耐暑性:弱い
耐寒性:強い
誕生花:4月24日/5月23日
花言葉:「幸福」「援助」「助け合い」「私の伴侶に」
特徴:カルセオラリア(ビフロラ種)は学名calceolaria biflora、チリ及びアルゼンチンを原産とする多年草です。一般的な種と比べて耐寒性が非常に高く、矮性でロゼット状で広がる葉の間から高さ15cm程までに細い花茎を伸ばし巾着形をした小さな唇形の小花を上部で数個咲かせます。
開花時期は春から初夏、花色は黄色に赤色や橙色の斑点が入り、巾着の様に膨らむ大きな下唇と小さな上唇の合わさる唇形の小花を頂部に数個咲かせます。草姿はロゼット状で高さは約10(15)cm × 幅は約10(15)cmまで成長します。葉色は緑色、葉身は卵形で根出葉につきます。
カルセオラリア(ビフロラ種)は播種により増やす事が出来ます。夏の強い日射し暑さ多湿を苦手にしています。一方で冬の寒さには強く管理は容易です。
カルセオラリア(ビフロラ種) |
原産:チリ/アルゼンチン
学名:calceolaria integrifolia
草丈:約100~180cm
分類:常緑低木
開花時期:5月~9月
花色:赤色●桃色●黄色●橙色●青色●紫色●白色〇黒色
葉色:緑色●
耐暑性:弱い
耐寒性:弱い
誕生花:4月24日/5月23日
花言葉:「幸福」「援助」「助け合い」「私の伴侶に」
特徴:カルセオラリア(インテグリフォリア種)は学名calceolaria integrifolia、アルゼンチン及びチリを原産とする常緑低木です。一般的な種と比較して背が高く直立に育ち、開花期間が長く巾着形の小さな花を塊の様に房状に咲かせます。また葉には深い皺があり単葉で対生につきます。
開花時期は晩春から秋、花色は黄色や赤色、橙色があり、巾着の様に膨らむ大きな下唇と小さな上唇の合わさる直径約12mmの唇形の小花を房状に咲かせます。草姿は直立で高さは約100(180)cm × 幅は約30(50)cmまで成長します。葉色は緑色、葉身は卵形か披針形、葉序は対生葉序につきます。
カルセオラリア(インテグリフォリア種)は播種もしくは挿し木によって増やす事が出来ます。夏の強い日射し暑さ多湿を苦手にしており、また冬の寒さにも弱いため育てる際は管理に注意が必要です。
カルセオラリア(インテグリフォリア種) |
原産:メキシコ/南アメリカ
学名:calceolaria mexicana
草丈:約15~45cm
分類:多年草
開花時期:4月~6月
花色:黄色●
葉色:緑色●
耐暑性:弱い
耐寒性:弱い
誕生花:4月24日/5月23日
花言葉:「幸福」「援助」「助け合い」「私の伴侶に」
特徴:カルセオラリア(メキシカーナ種)は学名calceolaria mexicana、メキシコ及び南アメリカを原産とする多年草(短命)です。一般的な種と比較して花は非常に小さく多く花性で、分枝がよく、ふんわりとしたドーム状の草姿を株にスプレーを吹いた様に沢山の巾着形の小花を穂状に咲かせます。
開花時期は春から初夏、花色は黄色、大きく巾着の様に膨らむ下唇と小さく巾着の様に膨らむ上唇の合わさる唇形の小花を集散花序に咲かせます。草姿はドーム状に広がり分枝が良く高さは約15(45)cm × 幅は約15(45)cmまで成長します。葉色は緑色、小葉は卵形か披針形で鋸歯があり羽状複葉する、葉序は対生葉序につきます。
カルセオラリア(メキシカーナ種)は播種により増やす事が出来ます。夏の強い日射し暑さ多湿を苦手にしており、また冬の寒さにも弱く、寒さで株は徐々に弱り強い霜に当たると枯れてしまいます。多年草としても育てられますが、園芸では一般的に一年草として扱われます。
カルセオラリア(メキシカーナ種) |
原産:チリ
学名:calceolaria crenatiflora
草丈:約15~60cm
分類:多年草
開花時期:4月~6月
花色:赤色●桃色●黄色●橙色●
葉色:緑色●
耐暑性:弱い
耐寒性:弱い
誕生花:4月24日/5月23日
花言葉:「幸福」「援助」「助け合い」「私の伴侶に」
特徴:カルセオラリア(クレナティフロラ種)は学名calceolaria crenatiflora、チリを原産とする多年草です。草姿はロゼット状で地際で葉を広げて花茎を伸ばし、上部で一般的な種と比べて中程度の大きさの巾着形をした唇形の小花を鈴なりに咲かせます。
開花時期は春から初夏、花色は黄色に赤色や橙色、桃色等の班が入り、巾着の様に膨らむ下唇と上唇の合わさる唇形の小花(約3cm~)を集散花序に咲かせます。草姿はロゼット状で高さは約15(60)cm × 幅は約15(30)cmまで成長します。葉色は緑色、葉身は卵形で根出葉もしくは対生葉序につきます。
カルセオラリア(クレナティフロラ種)は播種により増やす事が出来ます。夏の強い日射し暑さ多湿を苦手にしており、また冬の寒さにも弱いため育てる際は管理に注意が必要です。
カルセオラリア(クレナティフロラ種) |
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