コツラ(マメカミツレ)は属の中に約62種があり多くが南アフリカに分布し一部が北アフリカやオーストラリアにある一年草もしくは多年草です。一般に園芸ではこんもりとした草姿に長い花茎を伸ばしホタルの様な可愛らしい花を咲かせるバルバータ種、池のほとり等の浸水した土壌で育ちタンジーの様な花を咲かせるコロノピフォリア種等が親しまれます。
種毎の育て方は写真か育て方をクリックすると出てくるためそちらで確認して下さい。
このページでは種の種類と特徴、園芸品種の種類と特徴を記載しています。
開花時期:3月~5月 | 開花時期:5月~7月 |
原産:南アフリカ
学名:cotula barbata
草丈:約10~20cm
分類:一年草
開花時期:3月~5月
花色:黄色●
葉色:緑色●
耐暑性:-
耐寒性:普通
花言葉:「儚い恋」「失われた希望」
特徴:コツラ(バルバータ)は学名cotula barbata、別名「花ほたる」とも呼ばれる南アフリカ原産の一年草です。花は早春から晩春にかけ、何本も伸びる長い花茎の先に咲き、咲き乱れる丸い黄色の花は沢山のホタルが飛び回る様な魅力的な花姿を作ります。またレース状に裂ける葉は葉色が緑色の他に銀白色の品種等もあり、葉が密に集まりクッション状になる草姿はカラーリーフとしても魅力的です。
開花時期は早春から晩春、花色は黄色で筒状花のみが集まる直径約2cmの頭花を単頂花序に咲かせます。草姿はドーム状で高さ約10(20)cm × 幅は約10(25)cmまで成長します。葉色は緑色や白色、葉身は針形で羽状深裂、葉序は互生葉序につきます。
コツラ(バルバータ)は秋撒きによる種で増やす事が出来ます。冬は軽い霜に耐えるものの強い霜に当たると枯れる恐れがあるため注意が必要です。夏の高温多湿に弱く一般的には花後枯れる一年草として扱われます。
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原産:南アフリカ
学名:cotula coronopifolia
草丈:約10~20cm
分類:多年草(短命)
開花時期:5月~7月
花色:黄色●
葉色:緑色●
耐暑性:普通
耐寒性:強い
花言葉:「儚い恋」「失われた希望」
特徴:コツラ(コロノピフォリア)は学名cotula coronopifolia、南アフリカ原産の短命の多年草です。池のほとり等の浸水した土壌を好み、一般的な植物では耐えられない様な殆ど酸素のない土壌や海水の混ざる汽水域でも生息しており一部地域では侵襲的と考えられています。地面を這うように地上茎でゆっくりと広がりながら間隔をおいて直立に伸びる茎を出し、多肉質な葉とタンジーの様な花を咲かせます。また香りが強く植物を触ると刺激な香りが漂います。
開花時期は晩春から初夏、花色は黄色で筒状花のみが集まる頭花を単頂花序に咲かせます。草姿は直立で地上茎により広がり高さ約10(20)cm × 幅は約10(25)cmまで成長します。葉色は緑色、葉身は多肉質で線形で稀に羽状に裂け、葉序は互生葉序につきます。
コツラ(コロノピフォリア)は播種や株分けによって増やす事が出来ます。湿地を好むためウォーターガーデン等に向きますが、一般的な園芸植物と同様に育てる事も出来ます。夏の暑さをやや苦手にしており冬の寒さには強い短命の多年草です。
コツラ(コロノピフォリア) |