ノウゼンカズラは属の中に約2種があり北アメリ及び中国を原産とする落葉ツル性木本です。一般に園芸では、花が大きくやや侵襲性が抑えられたノウゼンカズラ、直径が小さく細長い花を咲かせノウゼンカズラより侵襲性が強いアメリカノウゼンカズラ、またこの二つの種のハイブリッドでさらに侵襲性が抑えられたタグリアブアナ等が親しまれます。
ノウゼンカズラを育てる際は毎年剪定をしっかり行えば、夏の暑さや冬の寒さに強く丈夫で育てやすい植物です。
種毎の育て方は写真か育て方をクリックすると出てくるためそちらで確認して下さい。
このページでは種の種類と特徴、園芸品種の種類と特徴を記載しています。
![]() 開花時期:7月~9月 | ![]() 開花時期:6月~9月 |
![]() 開花時期:6月~9月 |
原産:中国
学名:Campsis grandiflora
草丈:約300cm~1000cm
分類:落葉ツル性木本
開花時期:7月~9月
花色:赤色●黄色●橙色●
葉色:緑色●
耐暑性:強い
耐寒性:強い
誕生花:7月14日/7月20日
花言葉:「名声」「名誉」「栄光」「豊富な愛情」「華のある人生」
特徴:ノウゼンカズラは学名Campsis grandiflora、別名「ノウゼンカツラ」や「チャイニーズ トランペット クリーパー(Chinese Trumpet Creeper)」とも呼ばれる中国原産の落葉ツル性木本です。ツルで伸びる枝は気根(付着根)を樹木や壁などに付着させてよじ登り約10m近くまで成長する事もあり、その性質から園芸では壁を這わせてウォールガーデンの素材として使われたりアーチやトレリス等に誘引して育てられる事もあります。夏に開花する花は、通常花の内側が赤色で外側が橙色をしており非常に明るくトロピカルな雰囲気を作ります。穂状に咲く花は非常に多花性で開花期間中は株を覆う程のたくさんの花が見られますが、個々の花の寿命は短く一日程度で萎れてしまいます。
ノウゼンカズラは非常に丈夫で成長が早く、地下茎で地面下を広がりながら想定した場所を逸出して枝を出したり、掘り起こしても地下茎が残ると再度芽吹く事があることから、しばしば恐怖を抱かせ「植えてはイケナイ植物」として紹介される事もありますが、ノウゼンカズラ自体はそこまで侵襲性の高い植物ではなく、毎年剪定をしっかり行うことで制御可能です。またノウゼンカズラで困っている場合も除草剤で駆除が比較的簡単におこなえます。
開花時期は夏から初秋、花色は赤色や橙色、黄色があり直径約6~7cm、長さ約3~5cmの花先が5裂する漏斗形の小花を円錐花序に咲かせます。草姿はツル性で長さ約300~約1000cmまで成長します。葉色は緑色、小葉は卵形で奇数羽状複葉して対生葉序につきます。
ノウゼンカズラは壁やトレリス、ワイヤー等にツルを誘引もしくは自ら絡ませたり気根を張り付けさせて育てます。誘引する場合はツルを数本まとめて行うと美しく仕上がるでしょう。花色は赤みの強い橙色から黄色まであり、明るくトロピカルな雰囲気漂うお庭等に良く合います。
ノウゼンカズラは初夏から夏にかけて行う挿し木や取り木で容易に増やす事が可能で、また播種によっても増やせます。育てる際は毎年剪定をしっかり行えば、夏の暑さや冬の寒さに強く丈夫で育てやすい植物です。
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原産:北アメリカ
学名:Campsis radicans
草丈:約600cm~1200cm
分類:落葉ツル性木本
開花時期:6月~9月
花色:赤色●黄色●橙色●
葉色:緑色●
耐暑性:強い
耐寒性:強い
特徴:アメリカノウゼンカズラは学名Campsis radicans、別名「コノウゼンカズラ」や「トランペット バイン(trumpet vine)」や「トランペット クリーパー(trumpet creeper)」とも呼ばれる北アメリカ原産の落葉ツル性木本です。ツルで伸びる枝は気根を樹木や壁などに付着させてよじ登り、その性質から園芸では壁を這わせてウォールガーデンの素材として使われたりアーチやトレリス等に誘引して育てられる事もあります。
一般的なノウゼンカズラと比較するとアメリカノウゼンカズラは個々の花の直径が約4cmと小さい一方で筒部は長く、花穂は短く先端に集まって咲きます。またアメリカノウゼンカズラのツルはより急速に成長して最大約12mまでのぼり、耐寒性が強いのが特徴です。
アメリカノウゼンカズラは非常に丈夫で成長が早く、地下茎で地面下を広がりながら想定した場所を逸出して枝を出したり、掘り起こしても地下茎が残ると再度芽吹く事から、しばしば恐怖を抱かせ「植えてはイケナイ植物」として紹介される事もありますが、アメリカノウゼンカズラ自体はそこまで侵襲性の高い植物ではなく、毎年剪定をしっかり行うことで制御可能です。またアメリカノウゼンカズラで困っている場合も除草剤で駆除が比較的簡単におこなえます。
開花時期は初夏から初秋、花色は赤色や橙色、黄色があり、直径約3~4cm、長さが約8cmの花先が5裂する漏斗形の小花を集散花序に咲かせます。草姿はツル性で地下茎により広がり長さ約600~約1200cmまで成長します。葉色は緑色、小葉は楕円形で奇数羽状複葉して対生葉序につきます。
アメリカノウゼンカズラは壁やトレリス、ワイヤー等にツルを誘引もしくは自ら絡ませたり気根を張り付けさせて育てます。誘引する場合はツルを数本まとめて行うと美しく仕上がるでしょう。花色は赤みの強い橙色から黄色まであり、明るくトロピカルな雰囲気漂うお庭等に良く合います。
アメリカノウゼンカズラは初夏から夏にかけて行う挿し木や取り木で容易に増やす事が可能で、また播種によっても増やせます。育てる際は毎年剪定をしっかり行えば、夏の暑さや冬の寒さに強く丈夫で育てやすい植物です。
![]() アメリカノウゼンカズラ (´・ω・)p楽天で購入q | ![]() アメリカノウゼンカズラ(フラメンコ)はツルの長さが約12mまで成長して、初夏から初秋にかけて筒部まで真っ赤な小花(長さ約7cm)を穂状に咲かせる園芸品種です。やや黄みを帯びる濃い赤色の花は完熟した果肉を思わせる様なジューシーな魅力があり、トロピカルでカラフルなお庭によく合います。 |
![]() アメリカノウゼンカズラ(フラバ)はツルの長さが約12mまで成長して、初夏から初秋にかけて筒部まで黄金色をひた小花(長さ約8cm)を穂状に咲かせる園芸品種です。やや赤みを帯びる黄色の花は明るさの中に温もりを感じさせ、スイートでトロピカルなお庭によく合います。 |
学名:Campsis × radicans
草丈:約300~600cm
分類:落葉ツル性木本
開花時期:6月~9月
花色:赤色●桃色●黄色●橙色●
葉色:緑色●
耐暑性:強い
耐寒性:強い
特徴:カンプシス(タグリアブアナ)は学名Campsis × radicans、中国原産のノウゼンカズラ(C.grandiflora)とアメリカノウゼンカズラ(C.radicans)の交配種です。アメリカノウゼンカズラと同様に個々の小花は直径が小さく筒部が長く、短い花穂に咲きます。最大の特徴は侵襲性が抑えられいる事で、よりコンパクトで育てやすい種です。
ツルで伸びる枝は気根を樹木や壁などに付着させてよじ登り、その性質から園芸では壁を這わせてウォールガーデンの素材として使われたりアーチやトレリス等に誘引して育てられる事もあります。
開花時期は初夏から初秋、花色は赤色や橙色、黄色や桃色があり、長さが約8cmの花先が5裂する漏斗形の小花を集散花序に咲かせます。草姿はツル性で地下茎により広がり長さ約300~約600cmまで成長します。葉色は緑色、小葉は楕円形で奇数羽状複葉して対生葉序につきます。
カンプシス(タグリアブアナ)は壁やトレリス、ワイヤー等にツルを誘引もしくは自ら絡ませたり気根を張り付けさせて育てます。誘引する場合はツルを数本まとめて行うと美しく仕上がるでしょう。花色は赤みの強い橙色から黄色まであり、明るくトロピカルな雰囲気漂うお庭等に良く合います。
カンプシス(タグリアブアナ)は初夏から夏にかけて行う挿し木や取り木で容易に増やす事が可能で、また播種によっても増やせます。育てる際は毎年剪定をしっかり行えば、夏の暑さや冬の寒さに強く丈夫で育てやすい植物です。