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原産:日本/中国/台湾/朝鮮/ミャンマー/タイ/ベトナム/フィリピン 科:ガマズミ(Viburnaceae) 属:ガマズミ/ビバーナム(Viburnum) 種:サンゴジュ(odoratissimum) 別名:ヤブサンゴ/スイートビバーナム(Sweet viburnum) 開花時期:6月~7月 花の色:白色〇黄色● 葉色:緑色● 分類:常緑低木 草丈:約400~600cm 誕生日:10月23日 花言葉:「端麗」「負けず嫌い」 | ||
花壇土 | 鉢土 | 水やり |
肥料 | 剪定 | 夏越し |
冬越し | 増やし方 | 病気 |
サンゴジュは学名Viburnum odoratissimum、別名「ヤブサンゴ」や「スイートビバーナム(Sweet viburnum)」とも呼ばれる日本及びアジア原産の常緑低木です。サンゴジュは日当たりの良い海岸や山地等に自生しており、日本では主に霜のない暖かい気候の場所(千葉県以西)でよく見られます。一般的には地際で分枝して株立ち状に幹を伸ばして自然樹形で高さ4m~6mまで育ち、初夏から夏にかけてはクリーム色の小花が円錐状に集まるボリュームな花穂を咲かせ、秋には和名の由来にもなるサンゴに似た真っ赤な果実を多数付けます。
園芸では多くの場合で自然樹形で伸び伸びと育てられる事はなく、頻繁に剪定されて葉が地際まで密に茂る生垣として利用されます。サンゴジュには優れた防火性(葉は多くの水分を含み泡を出すばかりで燃え難い)と防音性があり、また背が高い事から生垣とする事で火事への対策やプライバシー保護に繋がります。一方で頻繁に剪定されるため装飾性の高い花や実が楽しまれる事は殆どありません。
サンゴジュは防火性や防音性の他にも様々な環境への適応能力(耐乾性・耐陰性・耐塩性・耐煙性・耐風性・耐火性等)があるため、防風林として海岸沿いに植樹されたり、耐煙性(公害)に強い事から街路樹等に利用されており街の美しい景観に一役買っている魅力的な植物です。
開花時期は初夏から夏、花色は白色もしくは黄色、花先が5裂する筒状の小花を円錐花序に咲かせます。樹形はブッシュ状で高さは約400(600)cm × 幅は約250(400)cmまで成長します。葉色は緑色で光沢があり厚い革質、葉身は楕円形で葉序は対生葉序につきます。
サンゴジュは一般的に挿し木によって増やされます。環境適応能力が高く非常に丈夫で育てやすい植物ですが、成長が早く剪定を行わないと樹形が乱れる事もあります。