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原産:地中海沿岸 科:アブラナ(Brassicaceae) 属:アラビス/ヤマハタザオ(Arabis) 種:コウカシカ(caucasica) 別名:ニワハタザオ/ガーデン アラビス(garden arabis)/コーカシアン・ロッククレス(Caucasian rockcress) 品種:バリエガータ(Variegata) 開花時期:3月~6月(5月最も開花) 花の色:白色〇 葉色:緑色●白色〇黄色● 分類:常緑多年草 草姿:ロゼット状 草丈:約10~20cm | ||
花壇土 | 鉢土 | 水やり |
肥料 | 剪定 | 夏越し |
冬越し | 増やし方 | 病気 |
アラビス(バリエガータ)は春に一斉に開花した時に見られる咲く白色の絨毯の様な花姿と、葉に入る白色(~薄黄色)の覆輪が花のない時期もお庭の雰囲気を明るくするカラーリーフとして楽しめる園芸品種です。
開花時期は早春から初夏、花色は白色、個々の花は花弁が4個と雄蕊が6個と雌蕊があり、花序は総状花序に花を咲かせます。草姿は地面を被覆する様に直立もしくは這い高さ約10(20)cm × 幅は約30(50)cmまで成長します。葉色は緑色に縁部分に白色(~薄黄色)の覆輪が入り、葉身はヘラ形もしくは倒披針形で縁部分に鋸歯があり、葉序は互生葉序もしくは根出葉につきます。
アラビス(コウカシカ)は学名Arabis caucasica、別名「ニワハタザオ」や「ガーデン アラビス(garden arabis)」等とも呼ばれる地中海沿岸原産の常緑多年草です。
アラビス(コウカシカ)の語源(由来)
- 属名のArabisは古代ギリシャ語で「アラビア」を意味する「ἀραβίς(arabís)」からきており、恐らく自生地に由来します。
アラビス(コウカシカ)の特徴(魅力)
- アラビス(コウカシカ)は小さく可憐な花を絨毯の様に一斉に開花させる花姿が魅力です。
- ↳花は清楚で清潔感のある白色の花から可愛いくロマンチックな雰囲気をつくる桃色の花まであります。
- 葉は根生葉(ロゼット葉)と茎葉があり常緑のため冬も残ります。
- ↳幾つかの品種で白色(~黄色)の班が入りカラーリーフとして楽しまれます。
- 匍匐する様に広がる草姿から花壇の縁どり等に利用されます。
- 乾燥に強く肥料も殆ど不要な事から理想的な環境であれば放ったらかしで育てられます。
アラビス(コウカシカ)の茎は直立もしくは傾状茎(匍匐した後に途中で立ち上がり)で高さ約10~20cmの間で成長します。葉は根生葉はロゼットをつくり茎葉は互生葉序につき、葉色は緑色もしくは白色(~黄色)の班が入る事があり、葉身はヘラ形もしくは倒披針形で縁部分に鋸葉があります。花序は茎の上部に花が集まり総状花序をつくり、個々の花は4個の白色もしくは桃色の花弁と、6個(4個は長い)の黄色い雄蕊と雌蕊があります。
アラビス(コウカシカ)の栽培
園芸では、春に一斉に開花し絨毯の様に地面を覆い尽くす花を鑑賞する目的であったり、幾つかの品種では白色(~黄色)の班が入るためカラーリーフとして楽しまれたり、また花壇の縁沿いに植えて縁部分と小道の境界を曖昧(自然)にするために利用されたり、鉢植えに植えて縁部分から優雅に枝垂れる草姿を鑑賞するために利用されたりします。
アラビス(コウカシカ)を育てる際に注意する事は「ジメジメとした多湿」です。基本的には乾燥に強く肥料も殆ど必要としないため、理想的な環境では放ったらかしで育てる事も出来ますが、長雨等でジメジメした環境が続くと多湿で枯れてしまう事もあります。そのため長雨に当たらない様にしたり、土壌の排水性を高めておくなどの対策も必要になるでしょう。