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原産:中国 科:オトギリソウ(Hypericaceae) 属:オトギリソウ/ヒペリカム(Hypericum) 種:ビヨウヤナギ(monogynum) 別名:ビジョヤナギ 開花時期:5月~7月 花の色:黄色● 葉色:緑色● 分類:半落葉低木 草丈:約60~130cm 誕生日:6月23日/6月26日 花言葉:「多感」「薬用」「有用」「気高さ」「あきらめ」 | ||
花壇土 | 鉢土 | 水やり |
肥料 | 剪定 | 夏越し |
冬越し | 増やし方 | 病気 |
ビヨウヤナギは学名Hypericum monogynum、別名「ビジョヤナギ」とも呼ばれる中国原産の半落葉低木です。日本には中国時代に渡来したと言われており生垣として庭や公園等で見かける事があります。和名の由来は雄蕊が長く伸びた美しい花と枝先がやや垂れ下がり柳に似た葉の形を持つことから名付けられています。
非常に繊細な雰囲気を感じさせる花姿は花弁より長い糸状の雄しべが多数(約25~35)つく事で作られていますが、雄しべは雨等で傷みやすくその花姿と同様に繊細です。樹形は下部でよく分枝してアーチ状に枝をしならせながらブッシュ状に茂り自然樹形では高さ幅共に1mを越えて成長する事もあるため育てる際は十分なスペースが必要でしょう。また地面下を地下茎により広がり、しばしば吸枝(サッカー)を地面から出す事もあります。
ビヨウヤナギとキンシバイは葉の形や花の形等が似るため比べられる事が多いですが、比較するとビヨウヤナギは花弁が後ろに反るように開き雄しべが花弁より長いのが特徴ですが、キンシバイの花弁は梅の花の様にカップ状に付いて雄蕊は短く環状につきます。またビヨウヤナギは半落葉低木のため寒い地域では冬に落葉することもあり耐寒性も劣りますが、キンシバイは常緑のため冬も葉がついたままで耐寒性が強いです。
開花時期は晩春から夏、花色は黄色、雄しべは5束に分かれ30~40本あり花弁が5枚(5数花)ある直径約3~5cmの小花を集散花序に咲かせます。草姿は下部でよく分枝してブッシュ状に茂り高さ約60(130)cm × 幅は約60(130)cmまで成長します。葉色は緑色、葉身は披針形もしくは楕円形、葉序は対生葉序につきます。
ビヨウヤナギは株分けや挿し木によって増やす事が出来ます。育てる際は冬の寒さに気をつければ基本的に手がかからず丈夫で育てやすい植物です。