アカシアは属の中に約1085種があり、園芸でも様々な種と品種が親しまれています。このページでは19の原種と、14の園芸品種等を紹介しています。
上記の他にも、このページでは育て方へのリンクや購入方法のリンクなども用意しているため、そちらもよければご活用下さい。
■目次
- アカシアの簡易比較
- アカシアの主な種と園芸品種の紹介
- ギンヨウアカシア
- フサアカシア
- アカシア・デアネイ
- パールアカシア
- サンカクバアカシア
- アカシア・コグナータ
- ブリスベーンアカシア
- ゴールデン・ワトル
- アカシア・アフィラ
- アカシア・フロリバンダ
- アカシア・ペンデュラ
- ブラックワトル
- アカシア・コベニー
- アカシア・スペクタビリス
- アカシア・ブアマニー
- アカシア・フレクシフォリア
- アカシア・ルビダ
- アカシア・スピネセンス
- アカシア・ミルティフォリア
■アカシアの簡易比較
名称 | 葉の特徴 | 葉の色 | 備考 |
---|---|---|---|
ギンヨウアカシア![]() | 羽状複葉 | 白緑色・白色 | ・葉表面が強く白粉を帯びているため、殆ど白色に見える白緑色をしている。 ・フサアカシアには劣りますが、花房もボリュームよく花材として人気が高い。 |
フサアカシア![]() | 羽状複葉 | 緑色・白緑色 | ・頭花が大きめで花の量が多いため花房のボリューム感が良い。 ・別名ではミモザと呼ばれており国際女性デーに女性に贈られる。 |
アカシア・デアネイ![]() | 羽状複葉 | 緑色・白緑色・青緑色 | ・開花期は周年で、四季咲きアカシアになる。 |
パールアカシア![]() | 偽葉(卵形など) | 白緑色・白青緑色 | ・葉表面が強く白粉を帯びているため、殆ど白色に見える白緑色をしている。 ・フサアカシアには劣りますが、花房もボリュームよく花材として人気が高い。 |
サンカクバアカシア![]() | 偽葉(三角形) | 白緑色・白青緑色 | ・葉表面が強く白粉を帯びているため、殆ど白色に見える白緑色をしている。 ・葉の形状は左右非対称な三角形でシャープでカッコイイ見た目をしている。 ・フサアカシアには劣りますが、花房もボリュームよく花材として人気が高い。 |
アカシア・コグナータ![]() | 偽葉(鎌形など) | 白緑色・青緑色・緑色・黄緑色・黄色・銅色 | ・枝葉が枝垂れるため柳の木を思わせるような優雅なシルエットになります。 ・園芸品種が豊富にあり株の姿や葉色が多様です。 |
ブリスベーンアカシア![]() | 偽葉(線形など) | 白緑色・青緑色・緑色 | ・園芸品種のテレサは葉の色が緑色・黄緑色・赤色の3色であり、枝葉が密で自然風の生垣として利用できる。 |
ゴールデン・ワトル![]() | 偽葉(鎌形など) | 白緑色・青緑色・緑色 | ・開花期になると高密度のたくさんの花が咲きます。 |
アカシア・アフィラ![]() | - | - | ・葉がないため蒸散がなく乾燥にとても強い。 ・葉がないため茎が作り出す独特なシルエットを楽しめる。 ・茎には棘がある。 |
アカシア・フロリバンダ![]() | 偽葉(鎌形など) | 緑色 | ・頭花が花梗に直についているため密度の高い花姿となる。 |
アカシア・ペンデュラ | 偽葉(鎌形など) | 白緑色・青緑色・緑色 | ・枝葉が枝垂れるため柳の木を思わせるような優雅なシルエットになります。 |
ブラックワトル![]() | 羽状複葉 | 緑色 | ・樹皮の色が黒色をしているため重厚感を感じさせる。 |
アカシア・コベニー![]() | 偽葉(狭楕円形 など) | 白緑色・白青緑色 | ・分枝力が高めで樹形はブッシュ状になる傾向がある。 葉表面が強く白粉を帯びているため、殆ど白色に見える白緑色・白青緑色をしている。 |
アカシア・スペクタビリス | 羽状複葉 | 緑色 | ・羽状複葉の小葉は他のアカシアと比べて幅広で丸みのある可愛いらしい見た目をしている。 |
アカシア・ブアマニー | 偽葉(狭楕円形 など) | 白緑色・緑色 | ・地際からシュートが発生しやすく、樹形は株立ちになる傾向がある。 |
アカシア・フレクシフォリア | 偽葉(狭楕円形 など) | 白緑色・緑色 | ・茎は直立または斜上した後に湾曲して横に倒れ地表を這う傾向がある。 |
アカシア・ルビダ | 偽葉(鎌形 など) | 白緑色・緑色 | ・若い茎の色が赤色をしている。 |
アカシア・スピネセンス | 無し/羽状複葉(下部) | 緑色 | ・基本的にら葉がないため蒸散がなく乾燥にとても強く、葉がないため茎が作り出す独特なシルエットを楽しめる。 ・幼木には葉がついており、主軸の基部付近に葉が残ることもある。 |
アカシア・ミルティフォリア | 偽葉(狭楕円形 など) | 白緑色・緑色 | ・若い茎の色が赤色をしている。 ・花はクリーム色をしていて柔らかな印象を与える。 ・葉の形状は狭楕円形でギンバイカ属の葉に似ていると言われる。 |
■アカシアの主な種と園芸品種の紹介
ギンヨウアカシア
ギンヨウアカシアとは!
ギンヨウアカシアの学名は Acacia baileyana 、別名では「ミモザアカシア」「ハナアカシア」「クータマンドラ ワトル(Cootamundra wattle)」等とも呼ばれる常緑高木です。
ギンヨウアカシアの原産地はオーストラリアのニューサウスウェールズ州にあり、自生地は荒れ地や低木が疎らに生える疎林などにあります。
ギンヨウアカシアの特徴
- 近縁種との比較:ギンヨウアカシアはフサアカシアと比べて、葉の中の羽片と小羽片の数が少なく、また花の数が少なくボリューム感が劣りますが、葉は強く白粉を帯びているため魅力的なシルバーリーフとして楽しめます。
- 花の装飾性:花は球形の頭花が円錐状に配置されるため、可愛らしさとボリューム感を感じさせる花姿が楽しめる。球形の頭花は花弁・萼片が目立たない程度に小さく、雄蕊が長く突出しているため、フサフサとした柔らかな印象を与える外観をしており、黄色の花色が明るさと元気の良さを感じさせます。
- 葉の特徴:葉は線形の小葉が集まる羽状複葉で、鳥の羽根のような外観をしています。また葉および若い茎の表皮細胞は外側にワックス状(ロウ質)の物質を分泌してクチクラ層を形成しており白粉を帯びています。
- 葉の装飾性:葉は鳥の羽根やレースの編み物を思わせるお洒落な形状をしているため、上品な印象を与えるファンシーリーフとして楽しむことが出来ます。また葉の色が白緑色から青緑色をしているため、上品さや優しい雰囲気を感じさせるカラーリーフになり、特に園芸品種のプルプレアは葉の色が赤紫色をしているため気品を感じさせるカラーリーフとなります。
- フラワーアレンジメント:花・葉は両方ともに乾燥後も色褪せと型崩れがほとんどなく美しい外観を保ち続けます。そのため、切り花として楽しまれたり、ドライフラワーにしてスワッグやリース等のアレンジメントの素材として利用される事が多いです。
ギンヨウアカシアの園芸品種の紹介
プルプレア

学名:Acacia baileyana ‘purpurea’
花の色:黄色
葉の色:白緑色・赤紫色
樹高:約300~1000cm
備考:葉の色は白緑色・赤紫色、葉の成熟度で変化があり、若葉は赤紫色になる。そのため、上品さを感じさせるカラーリーフとして楽しめる品種です。
フサアカシア
フサアカシアとは!
フサアカシアの学名は Acacia dealbata 、別名では「ミモザ(mimosa)」「シルバー ワトル(silver wattlee)」「ブルー ワトル(blue wattle)」等とも呼ばれる常緑高木です。
フサアカシアの原産地はオーストラリアのニューサウスウェールズ州・ビクトリア州・タスマニア州にあり、自生地は硬葉樹林帯(夏に乾燥して冬に雨が増える地域に発達する常緑広葉樹林)や森林地帯などにあります。
フサアカシアの特徴
- 近縁種との比較:フサアカシアはギンヨウアカシア(Acacia baileyana)と比べて、葉の中の羽片と小羽片の数が多く豪華さがあり、また花の数が多くボリュームのよい花房が楽しめます。ただし、ギンヨウアカシアほどに葉は白粉を帯びておらずカラーリーフとしての魅力は劣ります。
- 花の装飾性:花は球形の頭花が円錐状に配置されるため、豪華さとボリューム感のある花房を楽しめる。球形の頭花は花弁・萼片が目立たない程度に小さく、雄蕊が長く突出しているため、フサフサとした柔らかな印象を与える外観をしており、黄色の花色が明るさと元気の良さを感じさせます。
- 葉の特徴:葉は線形の小葉が集まる羽状複葉で、鳥の羽根のような外観をしています。葉は白粉を帯びているため、緑色から白緑色をしています。※ただし、ギンヨウアカシアほど白くはありません。
- 葉の装飾性:葉は鳥の羽根やレースの編み物を思わせるお洒落な形状をしているため、上品な印象を与えるファンシーリーフとして楽しむことが出来ます。また葉の色は白粉を帯びて白緑色に見えることもあるため、上品さや優しい雰囲気を感じさせるカラーリーフとしても楽しめます。
- フラワーアレンジメント:花・葉は両方ともに乾燥後も色褪せと型崩れがほとんどなく美しい外観を保ち続けます。そのため、切り花として楽しまれたり、ドライフラワーにしてスワッグやリース等のアレンジメントの素材として利用される事が多いです。
- 文化:イタリア・アルバニア・ロシアなどでは、国際女性デー(International Women’s Day)の日に、ミモザ(フサアカシアの別名)を女性に贈る習慣があります。贈る目的は、ロマンチックな意味合いではなく、男女平等・女性の戦いと功績を称えたり支援する目的でおくられるようです。
- その他の用途:花の精油は香水や石鹸の原料として利用されることがあります。またフサアカシアからとれる木材は家具などの材料に使われることもあります。
フサアカシアの園芸品種の紹介
フサアカシア
フサアカシアの学名は Acacia dealbata 、別名では「ミモザ(mimosa)」「シルバー ワトル(silver wattlee)」「ブルー ワトル(blue wattle)」等とも呼ばれる常緑高木です。
ミモザ
ミモザの学名は Acacia dealbata 、別名では「フサアカシア」「シルバー ワトル(silver wattlee)」「ブルー ワトル(blue wattle)」等とも呼ばれる常緑高木です。
モニカ
学名:Acacia dealbata ‘Monica’
花の色:黄色
葉の色:緑色・白緑色
樹高:約100cm
備考:矮性品種になり樹高が100cm程度にしかならないためスモールガーデンや鉢植えの中でも育てやすい。また花もミニチュアで可愛らしい見た目をしています。
アカシア・デアネイ
アカシア・デアネイとは!
アカシア・デアネイ(四季咲きアカシア)の学名は Acacia deanei 、別名では「ディーンズ・ワトル(Deane’s wattle)」や「グリーン・ワトル(green wattle)」等とも呼ばれる常緑小高木です。
アカシア・デアネイ(四季咲きアカシア)の原産地はオーストラリアのニューサウスウェールズ州・ビクトリア州・クイーンズランド州にあり、自生地は硬葉樹林帯(夏に乾燥して冬に雨が増える地域に発達する常緑広葉樹林)や丘陵地の斜面などにあります。
アカシア・デアネイの特徴
- 開花期:四季咲き性があり、十分な気温があれば一年を通して何時でも花を咲かせます。そのため、花を長く楽しみたい人に好まれるアカシアです。
- 花の特徴:円錐状に球形の頭花が配置される複合花序になり、頭花は花弁・萼片が小さく、黄色の雄蕊が多数突出しているためフサフサとした外観をしている。
- 花の装飾性:近縁のフサアカシア等と比べると花序の中の節間が長くて花量が少ないためボリューム感は落ちる傾向にあります。ただしアカシア特有の頭花のポンポンとした可愛らしさがあり、花が円錐状に集まるため、ボリュームよい花房となる。また黄色の花色が明るさと元気の良さを感じさせます。
- 葉の特徴:葉は線形の小葉が集まる羽状複葉で、鳥の羽根のような外観をしています。葉の表皮細胞の外側にワックス状(ロウ質)の物質が分泌されて白粉状のクチクラ層が形成されます。※クチクラ層は太陽光を反射して温度の上昇を抑制したり、水分の蒸発を抑制したり、病害虫の侵入を抑制する働きがあります。
- 葉の装飾性:葉は鳥の羽根やレースの編み物を思わせるお洒落な形状をしているため、上品な印象を与えるファンシーリーフとして楽しむことが出来ます。また葉の色は白粉を帯びて白緑色に見えることもあるため、上品さや優しい雰囲気を感じさせるカラーリーフとしても楽しめます。
- フラワーアレンジメント:花・葉は両方ともに乾燥後も色褪せと型崩れがほとんどなく美しい外観を保ち続けます。そのため、切り花として楽しまれたり、ドライフラワーにしてスワッグやリース等のアレンジメントの素材として利用される事が多いです。
パールアカシア
パールアカシアとは!
パールアカシアの学名は Acacia podalyriifolia 、別名「アカシア・ポダリリーフォリア」「マウント モルガン・ワトル(Mount Morgan wattle)」「マウント・モルガンワトル(Mount Morgan wattle)」等とも呼ばれる常緑小高木です。
パールアカシアの原産地はオーストラリアのニューサウスウェールズ州・クイーンズランド州にあり、自生地は疎らに木の生える森林や岩の多い丘陵地などにあります。
パールアカシアの特徴
- 花の装飾性:花は球形の頭花が円錐状に配置されるため、豪華さとボリューム感のある花房を楽しめる。球形の頭花は花弁・萼片が目立たない程度に小さく、雄蕊が長く突出しているため、フサフサとした柔らかな印象を与える外観をしており、黄色の花色が明るさと元気の良さを感じさせます。
- 葉の特徴:葉には葉身が基本的にありません。葉柄が葉身のような見た目になり、葉身と同様の機能をもっている。葉柄は卵形・広楕円形、葉の表皮細胞の外側にワックス状(ロウ質)の物質が分泌されて白粉状のクチクラ層が形成されます。※クチクラ層は太陽光を反射して温度の上昇を抑制したり、水分の蒸発を抑制したり、病害虫の侵入を抑制する働きがあります。
- 葉の装飾性:葉の形状は丸みがあり白っぽい色をしているため、宝飾品の真珠のような見た目をしています。そのため、高級感のあるラグジュアリーな雰囲気のお庭、上品さを感じさせるお庭などによくあいます。
- 若い枝:表皮細胞の外側にワックス状(ロウ質)の物質が分泌されて白粉状のクチクラ層が形成されます。そのため、若い枝はほとんど白色をしています。
- フラワーアレンジメント:花・葉は両方ともに乾燥後も色褪せと型崩れがほとんどなく美しい外観を保ち続けます。そのため、切り花として楽しまれたり、ドライフラワーにしてスワッグやリース等のアレンジメントの素材として利用される事が多いです。
サンカクバアカシア
サンカクバアカシアとは!
サンカクバアカシアの学名は Acacia cultriformis、別名では「アカシア・カルトリフォラミス」「ナイフ・リーフ・ワトル(knife leaf wattle)」「ドックトゥース・ワトル(dogtooth wattle)」「ゴールデングロウ・ワトル(golden-glow wattle)」等とも呼ばれる常緑低木です。
サンカクバアカシアの原産地はオーストラリアのニューサウスウェールズ州・クイーンズランド州にあり、自生地は砂岩の土壌や岩の多い尾根などにあります。
サンカクバアカシアの特徴
- 花の装飾性:花は球形の頭花が円錐状に配置されるため、豪華さとボリューム感のある花房を楽しめる。球形の頭花は花弁・萼片が目立たない程度に小さく、雄蕊が長く突出しているため、フサフサとした柔らかな印象を与える外観をしており、黄色の花色が明るさと元気の良さを感じさせます。
- 葉の特徴:葉には葉身が基本的にありません。葉柄が葉身のような見た目になり、葉身と同様の機能をもっている。葉柄は三角形で左右非対称、葉の表皮細胞の外側にワックス状(ロウ質)の物質が分泌されて白粉状のクチクラ層が形成されます。※クチクラ層は太陽光を反射して温度の上昇を抑制したり、水分の蒸発を抑制したり、病害虫の侵入を抑制する働きがあります。
- 葉の装飾性:葉の形状は三角形で白っぽい色をしているため、シャープでカッコイイ見た目をしており、また上品さを感じさせます。
- フラワーアレンジメント:花・葉は両方ともに乾燥後も色褪せと型崩れがほとんどなく美しい外観を保ち続けます。そのため、切り花として楽しまれたり、ドライフラワーにしてスワッグやリース等のアレンジメントの素材として利用される事が多いです。
- 生垣:木は分枝が多く枝が密集しており、また萌芽力も強めです。そのため、土地の境界をわける目的などで、境界線を引くように植物を並べて、自然風の生垣を作ることが出来ます。
アカシア・コグナータ
アカシア・コグナータとは!
アカシア・コグナータの学名は Acacia cognata 、別名では「バウワー・ワトル(bower wattle)」や「トゥルー・マイアル(true myall)」等とも呼ばれるオーストラリアが原産の常緑高木です。
アカシア・コグナータの原産地はオーストラリアのニューサウスウェールズ州・ビクトリア州にあり、自生地は丘陵地の斜面や砂岩地域などにあります。
アカシア・コグナータの特徴
- 樹形:アカシアでは珍しい枝垂れ形の樹形をしていて、幹が直立に伸びて、枝が湾曲しながら枝先が地面に向かって下垂します。そのため、柳の木を思わせるような優雅なシルエットが楽しめます。また幾つかの品種では矮性で樹冠は横に広がるようにドーム状になるため、地被植物のように利用できます。
- 花の特徴:円錐状に球形の頭花が配置される複合花序になり、頭花は花弁・萼片が小さく、黄色の雄蕊が多数突出しているためフサフサとした外観をしている。
- 花の装飾性:近縁のアカシアと比べて頭花が0.6cm程度と小振りで粒粒とした可愛らしさがある。また頭花が総状に集まるため、ボリューム感を感じさせる豪華な花房となり、黄色の花色が明るさと元気の良さを感じさせます。
- 葉の特徴:葉には葉身が基本的にありません。葉柄が葉身のような見た目になり、葉身と同様の機能をもっている。葉柄は細長い線形の形状で先端が湾曲して鎌のようになる事もあり、葉柄は垂れ下がる傾向がある。
- 葉の装飾性:葉の形状は線のように細長く垂れ下がるため繊細で優雅な印象を感じさせます。また葉の色はふつう緑色ですが、園芸品種が豊富にあり黄色・黄緑色・銅色などの葉色もあります。そのため、カラーリーフとして楽しむ事も可能です。
- フラワーアレンジメント:花・葉は両方ともに乾燥後も色褪せと型崩れがほとんどなく美しい外観を保ち続けます。そのため、切り花として楽しまれたり、ドライフラワーにしてスワッグやリース等のアレンジメントの素材として利用される事が多いです。
アカシア・コグナータの園芸品種の紹介
イエローテイル
学名:Acacia cognata ‘yellow tail’
花の色:黄色
葉の色:緑色・黄緑色・黄色
樹高:約50~100cm
株張り:180cm
備考:アカシア・コグナータと比べて株は矮性になり、樹冠は横に広がるようにドーム状になる傾向があります。そのため、地被植物として利用されたり、花壇などの縁どりとして利用されたりします。若葉の色は黄色から黄緑色で明るさや元気の良さを感じさせるカラーリーフとしても楽しめます。
ライムマジック
学名:Acacia cognata ‘Lime Magik’
花の色:黄色
葉の色:クリーム色・黄緑色
樹高:約400~500cm
備考:樹冠は柳のように優雅に枝垂れ幽霊のボロ布のようなミステリアスな雰囲気をつくる品種です。また葉の色はクリーム色から黄緑色で明るさや柔らかさを感じさせるカラーリーフとしても楽しめます。
カズン イット
学名:Acacia cognata ‘cousin itt’
花の色:黄色
葉の色:青緑色
樹高:約50~100cm
備考:アカシア・コグナータと比べて株は矮性になり、樹冠は横に広がるようにドーム状になる傾向があります。そのため、地被植物として利用されたり、花壇などの縁どりとして利用されたりします。葉の色は青緑色でトロピカルな印象をあたえるカラーリーフとしても楽しめます。
ウォーターフォール
学名:Acacia cognata ‘waterfall’
花の色:黄色
葉の色:緑色
樹高:約30~50cm
株張り:200cm
備考:樹形は匍匐性で地面を張って広がったり、壁面に沿って垂れ下がったりする性質があります。そのため、地被植物として利用されたり、壁面を緑化する目的で利用されたりします。
コッパーチップ
学名:Acacia cognata ‘copper tips’
花の色:黄色
葉の色:緑色・銅色
樹高:約300~500cm
備考:葉の色は緑色・銅色の2色、葉の先端が銅色に染まるためカラーリーフとしても楽しめる品種です。
ブリスベーンアカシア
ブリスベーンアカシアとは!
ブリスベーンアカシアの学名は Acacia fimbriata 、別名では「アカシア・フィンブリアタ」「フリンジド・ワトル(fringed wattle)」等とも呼ばれる常緑小高木です。
ブリスベーンアカシアの原産地はオーストラリアのニューサウスウェールズ州・ビクトリア州・クイーンズランド州にあり、自生地は低木が疎らに生える疎林や丘陵地などにあります。
ブリスベーンアカシアの特徴
- 花の特徴:円錐状に球形の頭花が配置される複合花序になり、頭花は花弁・萼片が小さく、黄色の雄蕊が多数突出しているためフサフサとした外観をしている。
- 花の装飾性:近縁のアカシアと比べて頭花が0.5cm程度と小粒でポンポンとした可愛らしさがある。また頭花が円錐状に集まるため、ボリュームよい豪華な花房となり、黄色の花色が明るさと元気の良さを感じさせます。
- 葉の特徴:葉には葉身が基本的にありません。葉柄が葉身のような見た目になり、葉身と同様の機能をもっている。葉柄は細長い線形の形状でシャープな見た目をしている。
- フラワーアレンジメント:花・葉は両方ともに乾燥後も色褪せと型崩れがほとんどなく美しい外観を保ち続けます。そのため、切り花として楽しまれたり、ドライフラワーにしてスワッグやリース等のアレンジメントの素材として利用される事が多いです。
ブリスベーンアカシアの園芸品種の紹介
ゴールデン・ワトル
ゴールデン・ワトルとは!
ゴールデン・ワトルの学名は Acacia pycnantha、別名では「アカシア・ピクナンサ」等とも呼ばれる常緑小高木です。
ゴールデン・ワトルの原産地はオーストラリアのニューサウスウェールズ州・ビクトリア州・南オーストラリア州にあり、自生地は低木が疎らに生える疎林やヒース(荒れ地)などにあります。
ゴールデン・ワトルの特徴
- 花の特徴:円錐状に球形の頭花が配置される複合花序になり、頭花は花弁・萼片が小さく、黄色の雄蕊が多数突出しているためフサフサとした外観をしており、花は香りが良い。
- 花の装飾性:近縁のアカシアと比べて頭花が1cm程度と大きめで、開花期になると高密度の沢山の花が咲きます。頭花の形は球形でフサフサとしているため、ポンポンとした可愛らしさがある。また頭花が円錐状に集まるため、非常にボリュームよい豪華な花房となり、黄色の花色が明るさと元気の良さを感じさせます。
- 葉の特徴:葉には葉身が基本的にありません。葉柄が葉身のような見た目になり、葉身と同様の機能をもっている。葉柄は細長い形状で先端が湾曲して鎌のようになる事もあり、葉柄は垂れ下がる傾向がある。葉の表皮細胞の外側にワックス状(ロウ質)の物質が分泌されて白粉状のクチクラ層が形成されます。※クチクラ層は太陽光を反射して温度の上昇を抑制したり、水分の蒸発を抑制したり、病害虫の侵入を抑制する働きがあります。
- フラワーアレンジメント:花・葉は両方ともに乾燥後も色褪せと型崩れがほとんどなく美しい外観を保ち続けます。そのため、切り花として楽しまれたり、ドライフラワーにしてスワッグやリース等のアレンジメントの素材として利用される事が多いです。
アカシア・アフィラ
アカシア・アフィラとは!
アカシア・アフィラは学名Acacia aphylla 、別名では「リーフレス・ロック・ワトル(leafless rock wattle)」や「ツイステッド・デザート ワトル(twisted desert wattle)」等とも呼ばれる常緑低木です。
アカシア・アフィラの原産地はオーストラリアの西オーストラリア州にあり、自生地はユーカリが多く生息する疎林や丘陵地の露頭などにあります。
アカシア・アフィラの特徴
- 花の特徴:多くのアカシアと違い頭花は葉腋に単生する。頭花は花弁・萼片が小さく、黄色の雄蕊が多数突出しているためフサフサとした外観をしている。
- 茎・葉の特徴:茎の中には葉がないため、葉による蒸散がなく乾燥に強い耐性があり、茎がつくる独特なシルエットを鑑賞出来る。茎は分枝が多く枝が密に茂り棘がある。また茎の表皮細胞の外側にワックス状(ロウ質)の物質が分泌されて白粉状のクチクラ層が形成されます。※クチクラ層は太陽光を反射して温度の上昇を抑制したり、水分の蒸発を抑制したり、病害虫の侵入を抑制する働きがあります。
- フラワーアレンジメント:花・茎は両方ともに乾燥後も色褪せと型崩れがほとんどなく美しい外観を保ち続けます。そのため、切り花として楽しまれたり、ドライフラワーにしてスワッグやリース等のアレンジメントの素材として利用される事が多いです。
アカシア・フロリバンダ
アカシア・フロリバンダとは!
アカシア・フロリバンダの学名は Acacia floribunda 、別名では「ゴッサマー・ワトル」「ウィーピング・アカシア(weeping acacia)」「ホワイト・サロウ・ワトル(white sallow wattle)」等とも呼ばれる常緑小高木です。
アカシア・フロリバンダの原産地はオーストラリアのニューサウスウェールズ州・ビクトリア州・クイーンズランド州にあり、自生地は川岸沿いやユーカリが多く生息する疎林などにあります。
アカシア・フロリバンダの特徴
- 花の特徴:円錐状に球形の頭花が配置される複合花序になり、頭花は花弁・萼片が小さく、黄色の雄蕊が多数突出しているためフサフサとした外観をしている。
- 花の装飾性:一般的な近縁のアカシアと違い頭花が花梗にくっついているため、動物の尻尾のようなフサフサとした外観をしており、また花房の形が円錐状になるため、非常にボリュームよい豪華な花房となる。また花の色は黄色から白色と範囲があり、明るさや元気の良さを感じさせることが出来ます。
- 葉の特徴:葉には葉身が基本的にありません。葉柄が葉身のような見た目になり、葉身と同様の機能をもっている。葉柄は細長い形状でシャープな外観をしており、葉の表面はあまり白粉をおびず緑色です。
- フラワーアレンジメント:花・葉は両方ともに乾燥後も色褪せと型崩れがほとんどなく美しい外観を保ち続けます。そのため、切り花として楽しまれたり、ドライフラワーにしてスワッグやリース等のアレンジメントの素材として利用される事が多いです。
- その他の用途:自生地では土壌の侵食を抑える目的で利用されたり、葉がヤギなどの動物の飼料として利用されたりする。
アカシア・フロリバンダの園芸品種
アカシア・ペンデュラ

アカシア・ペンデュラの学名は Acacia pendula 、別名では「枝垂れアカシア(weeping myall)」「トゥルー・マイアル(true myall)」「シルバーリーフ・ボリー(silver-leaf boree)」等とも呼ばれる常緑高木です。アカシア・ペンデュラの原産地はオーストラリアのニューサウスウェールズ州・ビクトリア州・クイーンズランド州にあり、自生地は低木が疎らに生える疎林や川の氾濫後の肥沃な沖積粘土などにあります。
- 樹形:アカシアでは珍しい枝垂れ形の樹形をしていて、幹が直立に伸びて、枝が湾曲しながら枝先が地面に向かって下垂します。そのため、木のシルエットに優雅さを感じさせます。
- 花の特徴:円錐状に球形の頭花が配置される複合花序になり、頭花は花弁・萼片が小さく、黄色の雄蕊が多数突出しているためフサフサとした外観をしている。
- 花の装飾性:近縁のアカシアと比べて頭花が0.5cm程度と小振りで粒粒とした可愛らしさがある。また頭花が総状に集まるため、ボリューム感を感じさせる豪華な花房となり、黄色の花色が明るさと元気の良さを感じさせます。
- 葉の特徴:葉には葉身が基本的にありません。葉柄が葉身のような見た目になり、葉身と同様の機能をもっている。葉柄は細長い形状で先端が湾曲して鎌のようになる事もあり、葉柄は垂れ下がる傾向がある。葉の表皮細胞の外側にワックス状(ロウ質)の物質が分泌されて白粉状のクチクラ層が形成されます。※クチクラ層は太陽光を反射して温度の上昇を抑制したり、水分の蒸発を抑制したり、病害虫の侵入を抑制する働きがあります。
- 葉の装飾性:葉の形状は細長く垂れ下がるため優雅な見た目をしており、また葉の色が白っぽい色をしているため、シルバーリーフとして楽しめます。そのため、優雅さや上品さを感じさせるエレガントなお庭等によくあいます。
- フラワーアレンジメント:花・葉は両方ともに乾燥後も色褪せと型崩れがほとんどなく美しい外観を保ち続けます。そのため、切り花として楽しまれたり、ドライフラワーにしてスワッグやリース等のアレンジメントの素材として利用される事が多いです。
ブラックワトル

- 原産:オーストラリア
- 学名:Acacia mearnsii
- 草丈:約1000~1600cm
- 開花時期:2月~4月
- 花色:クリーム色・黄色
- 葉色:緑色
- 用途:切り花/ドライフラワー/プリザーブドフラワー
- 育て方・楽天で購入
ブラックワトルとは!
ブラックワトルは学名Acacia mearnsii 、または同義語で Acacia decurrens 、別名では「レイト・ブラックワトル(late black wattle)」や「グリーンワトル(green wattle)」等とも呼ばれる常緑高木です。
ブラックワトルの原産地はオーストラリアのニューサウスウェールズ州・ビクトリア州・タスマニア州にあり、自生地は低木が疎らに生える疎林や丘陵地や渓谷などにあります。
ブラックワトルの特徴
- 近縁種との違い:ブラックワトル(Acacia mearnsii)は、多くのアカシアと比べて樹皮の色が黒色をしていて重厚感のある雰囲気をつくります。
- 花の特徴:円錐状に球形の頭花が配置される複合花序になり、頭花は花弁・萼片が小さく、黄色の雄蕊が多数突出しているためフサフサとした外観をしており、花は香りが良い。
- 花の装飾性:頭花の形は球形でフサフサとしているため、ポンポンとした可愛らしさがあり、また頭花が円錐状に集まるため、非常にボリュームよい豪華な花房となります。花の色はクリーム色から黄色をしているため、明るさと柔らかな印象を感じさせます。
- 葉の特徴:葉は線形の小葉が集まる羽状複葉です。そのため、レースの編み物や鳥の羽根を思わせる外観をしており、上品な印象を与えるファンシーリーフとして楽しむことが出来ます。
- フラワーアレンジメント:花・葉は両方ともに乾燥後も色褪せと型崩れがほとんどなく美しい外観を保ち続けます。そのため、切り花として楽しまれたり、ドライフラワーにしてスワッグやリース等のアレンジメントの素材として利用される事が多いです。
ブラックワトルの園芸品種
アカシア・コベニー

- 原産:オーストラリア
- 学名:Acacia covenyi
- 草丈:約150~750cm
- 開花時期:2月~4月
- 花色:黄色
- 葉色:白緑色・白青緑色
- 用途:カラーリーフ/切り花/ドライフラワー/プリザーブドフラワー
- 育て方・楽天で購入
アカシア・コベニーとは!
アカシア・コベニーの学名は Acacia covenyi 、別名では「ブルーブッシュ(blue bush wattle)」等とも呼ばれる常緑小高木です。
アカシア・コベニーの原産地はオーストラリアのニューサウスウェールズ州にあり、自生地は丘陵地の斜面や低木が疎らに生える疎林などなどにあります。
アカシア・コベニーの特徴
- 花の特徴:円錐状に球形の頭花が配置される複合花序になり、頭花は花弁・萼片が小さく、黄色の雄蕊が多数突出しているためフサフサとした外観をしている。
- 花の装飾性:頭花の形は球形でフサフサとしているため、ポンポンとした可愛らしさがあり、また頭花が円錐状に集まるため、非常にボリュームよい豪華な花房が楽しめます。花の色は黄色で明るさと元気の良さを感じさせる所も魅力です。
- 葉の特徴:葉には葉身が基本的にありません。葉柄が葉身のような見た目になり、葉身と同様の機能をもっている。葉柄の形状は細長い楕円形で、葉の表皮細胞の外側にワックス状(ロウ質)の物質が分泌されて白粉状のクチクラ層が形成されます。※クチクラ層は太陽光を反射して温度の上昇を抑制したり、水分の蒸発を抑制したり、病害虫の侵入を抑制する働きがあります。
- 葉の装飾性:葉の色は白粉を帯びた白緑色または白青緑色をしているため、上品な雰囲気を感じさせるエレガントなお庭、南国を想像させるようなトロピカルなお庭などによくあいます。
- 樹形と茎の特徴:分枝力が高めで樹形はブッシュ状になる傾向があり、若い枝は表皮細胞の外側にワックス状(ロウ質)の物質が分泌されて白粉状のクチクラ層が形成されます。そのため、若い枝はほとんど白色をしています。
- フラワーアレンジメント:花・葉は両方ともに乾燥後も色褪せと型崩れがほとんどなく美しい外観を保ち続けます。そのため、切り花として楽しまれたり、ドライフラワーにしてスワッグやリース等のアレンジメントの素材として利用される事が多いです。
アカシア・コベニーの園芸品種の紹介
アカシア・コベニー
アカシア・コベニーの学名は Acacia covenyi 、別名では「ブルーブッシュ(blue bush wattle)」等とも呼ばれる常緑小高木です。
アカシア・コベニーの原産地はオーストラリアのニューサウスウェールズ州にあり、自生地は丘陵地の斜面や低木が疎らに生える疎林などなどにあります。
アカシア・スペクタビリス
アカシア・スペクタビリスとは!
アカシア・スペクタビリスの学名は Acacia spectabilis 、別名では「マッジーワトル(Mudgee wattle)」等とも呼ばれる常緑小高木です。
アカシア・スペクタビリスの原産地はオーストラリアのニューサウスウェールズ州・クイーンズランド州にあり、自生地は低木が疎らに生える疎林やヒース(荒れ地)などにあります。
アカシア・スペクタビリスの特徴
- 近縁種との比較:近縁のアカシアと比較して葉の小葉の形が幅広な楕円形をしていて、ぽっちゃりとした可愛らしい見た目をしている。
- 花の特徴:円錐状に球形の頭花が配置される複合花序になり、頭花は花弁・萼片が小さく、黄色の雄蕊が多数突出しているためフサフサとした外観をしている。
- 花の装飾性:アカシア特有の頭花のポンポンとした可愛らしさがあり、花が円錐状に集まるため、ボリュームよい花房となる。また黄色の花色が明るさと元気の良さを感じさせます。
- 葉の特徴:葉は楕円形の小葉が集まる羽状複葉で、鳥の羽根のような外観をしています。葉の表皮細胞の外側にワックス状(ロウ質)の物質が分泌されて白粉状のクチクラ層が形成されます。※クチクラ層は太陽光を反射して温度の上昇を抑制したり、水分の蒸発を抑制したり、病害虫の侵入を抑制する働きがあります。
- 葉の装飾性:葉は鳥の羽根やレースの編み物を思わせるお洒落な形状をしているため、上品な印象を与えるファンシーリーフとして楽しむことが出来ます。また葉の色は白粉を帯びて白緑色に見えることもあるため、上品さや優しい雰囲気を感じさせるカラーリーフとしても楽しめます。
- フラワーアレンジメント:花・葉は両方ともに乾燥後も色褪せと型崩れがほとんどなく美しい外観を保ち続けます。そのため、切り花として楽しまれたり、ドライフラワーにしてスワッグやリース等のアレンジメントの素材として利用される事が多いです。
アカシア・ブアマニー
アカシア・ブアマニーとは!
アカシア・ブアマニーの学名は Acacia boormanii 、別名では「アカシア・スノーウィリバー」「スノーウィリバーワトル(Snowy River wattle)」等とも呼ばれる常緑低木です。
アカシア・ブアマニーの原産地はオーストラリアのニューサウスウェールズ州・ビクトリア州にあり、自生地は低木が疎らに生える疎林などにあります。
アカシア・ブアマニーの特徴
- 近縁種との比較:アカシア・ブアマニーは近縁種のアカシアと比べて萌芽力が高い傾向にあり、地際からシュートが出て樹形は株立ちになりやすいです。
- 花の特徴:円錐状に球形の頭花が配置される複合花序になり、頭花は花弁・萼片が小さく、黄色の雄蕊が多数突出しているためフサフサとした外観をしている。
- 花の装飾性:頭花はアカシア特有のポンポンとした可愛らしさがあり、花が円錐状に集まるため、ボリュームよい花房となる。また黄色の花色が明るさと元気の良さを感じさせます。そのため、一般的に花を鑑賞する目的で育てられます。
- 葉の特徴:葉には葉身が基本的にありません。葉柄が葉身のような見た目になり、葉身と同様の機能をもっている。葉柄は細長い線形の形状でシャープな見た目をしている。
- フラワーアレンジメント:花・葉は両方ともに乾燥後も色褪せと型崩れがほとんどなく美しい外観を保ち続けます。そのため、切り花として楽しまれたり、ドライフラワーにしてスワッグやリース等のアレンジメントの素材として利用される事が多いです。
アカシア・ブアマニーの園芸品種の紹介
アカシア・フレクシフォリア
アカシア・フレクシフォリアとは!
アカシア・フレクシフォリアの学名は Acacia flexifolia 、別名では「ベントリーフワトル(bent-leaf wattle)」「スモールウィンターワトル(small winter wattle)」等とも呼ばれる常緑低木です。
アカシア・フレクシフォリアの原産地はオーストラリアのニューサウスウェールズ州・ビクトリア州・クイーンズランド州にあり、自生地は低木が疎らに生える疎林などにあります。
アカシア・フレクシフォリアの特徴
- 近縁種との比較:アカシア・フレクシフォリアは近縁種のアカシアと比べて横に広がりやすい性質があり、茎は直立または斜上した後に湾曲して横に倒れ地表を這う傾向があります。
- 花の特徴:円錐状に球形の頭花が配置される複合花序になり、頭花は花弁・萼片が小さく、黄色の雄蕊が多数突出しているためフサフサとした外観をしている。
- 花の装飾性:頭花はアカシア特有のポンポンとした可愛らしさがあり、花が円錐状に集まるため、ボリュームよい花房となる。また黄色の花色が明るさと元気の良さを感じさせます。そのため、一般的に花を鑑賞する目的で育てられます。
- 葉の特徴:葉には葉身が基本的にありません。葉柄が葉身のような見た目になり、葉身と同様の機能をもっている。葉柄は細長い線形の形状でシャープな見た目をしている。
- フラワーアレンジメント:花・葉は両方ともに乾燥後も色褪せと型崩れがほとんどなく美しい外観を保ち続けます。そのため、切り花として楽しまれたり、ドライフラワーにしてスワッグやリース等のアレンジメントの素材として利用される事が多いです。
アカシア・ルビダ
アカシア・ルビダとは!
アカシア・ルビダの学名は Acacia rubida 、別名では「レッドステムワトル(red stem wattle)」「レッドリーブワトル(red leaved wattle)」等とも呼ばれる常緑高木です。アカシア・ルビダの原産地はオーストラリアのニューサウスウェールズ州・ビクトリア州・クイーンズランド州にあり、自生地は丘陵地などにあります。
アカシア・ルビダの特徴
- 近縁種との比較:アカシア・ルビダは近縁種のアカシアと比べて若い茎の色が赤色です。
- 花の特徴:円錐状に球形の頭花が配置される複合花序になり、頭花は花弁・萼片が小さく、黄色の雄蕊が多数突出しているためフサフサとした外観をしている。
- 花の装飾性:頭花はアカシア特有のポンポンとした可愛らしさがあり、花が円錐状に集まるため、ボリュームよい花房となる。また黄色の花色が明るさと元気の良さを感じさせます。そのため、一般的に花を鑑賞する目的で育てられます。
- 葉の特徴:葉には葉身が基本的にありません。葉柄が葉身のような見た目になり、葉身と同様の機能をもっている。葉柄は細長い鎌形から狭楕円形の形状でシャープな見た目をしている。※幼木では羽状複葉が見られることもある。
- フラワーアレンジメント:花・葉は両方ともに乾燥後も色褪せと型崩れがほとんどなく美しい外観を保ち続けます。そのため、切り花として楽しまれたり、ドライフラワーにしてスワッグやリース等のアレンジメントの素材として利用される事が多いです。
アカシア・スピネセンス
アカシア・スピネセンスとは!
アカシア・スピネセンスは学名Acacia spinescens 、別名では「スピニー・ワトル(spiny wattle)」等とも呼ばれる常緑低木です。
アカシア・スピネセンスの原産地はオーストラリアの南オーストラリア州・ビクトリア州にあり、自生地は様々な場所にあります。
アカシア・スピネセンスの特徴
- 花の特徴:多くのアカシアと違い頭花は葉腋に単生する。頭花は花弁・萼片が小さく、黄色の雄蕊が多数突出しているためフサフサとした外観をしている。
- 茎・葉の特徴:茎の中には基本的に葉がないため、葉による蒸散がなく乾燥に強い耐性があり、茎がつくる独特なシルエットを鑑賞出来る。茎は分枝が多くて、密度の高いブッシュの樹形になり小枝の先に棘がある。※主軸の基部に葉が残る事があり、葉の形は羽状複葉になる
- フラワーアレンジメント:花・茎は両方ともに乾燥後も色褪せと型崩れがほとんどなく美しい外観を保ち続けます。そのため、切り花として楽しまれたり、ドライフラワーにしてスワッグやリース等のアレンジメントの素材として利用される事が多いです。
アカシア・ミルティフォリア
- 原産:オーストラリア
- 学名:Acacia myrtifolia
- 草丈:約50~300cm
- 開花時期:2月~4月
- 花色:クリーム色・黄色
- 葉色:緑色・白緑色
- 用途:切り花/ドライフラワー/プリザーブドフラワー
- 育て方・楽天で購入
アカシア・ミルティフォリアとは!
アカシア・ミルティフォリアの学名は Acacia myrtifolia 、別名では「マートルワトル(myrtle wattle)」「レッドステムワトル(red stem wattle)」等とも呼ばれる常緑低木です。
アカシア・ミルティフォリアの原産地はオーストラリア、自生地は沿岸地域の砂地やヒース(荒れ地)などにあります。
アカシア・ミルティフォリアの特徴
- 近縁種との比較:近縁のアカシアと比較すると、茎の色が赤色をしていたり、葉(葉柄)の形状が狭楕円形をしていてギンバイカ属の葉に似ていたり、花の色がクリーム色と柔らかな雰囲気がある所などに特徴があります。
- 花の特徴:円錐状に球形の頭花が配置される複合花序になり、頭花は花弁・萼片が小さく、黄色の雄蕊が多数突出しているためフサフサとした外観をしている。
- 花の装飾性:アカシア特有の頭花のポンポンとした可愛らしさがあり、花が円錐状に集まるため、ボリュームよい花房となる。またクリーム色から黄色の花色が優しい雰囲気を感じさせます。
- 葉の特徴:葉には葉身が基本的にありません。葉柄が葉身のような見た目になり、葉身と同様の機能をもっている。葉柄は狭楕円形の形状でギンバイカ属の葉に似ていると言われています。
- フラワーアレンジメント:花・葉は両方ともに乾燥後も色褪せと型崩れがほとんどなく美しい外観を保ち続けます。そのため、切り花として楽しまれたり、ドライフラワーにしてスワッグやリース等のアレンジメントの素材として利用される事が多いです。