原産:中国/モンゴル/ロシア/朝鮮 科:シソ(Lamiaceae) 属:タツナミソウ/スクテラリア(Scutellaria) 種:コガネバナ(baicalensis) 別名:バイカルスカルキャップ/チャイニーズスカルキャップ 開花時期:7月~9月 花の色:青色●紫色● 葉色:緑色● 分類:多年草 草姿:這性(傾状茎) 草丈:約30~60cm 誕生日: 花言葉: | ||
花壇土 | 鉢土 | 水やり |
肥料 | 剪定 | 夏越し |
冬越し | 増やし方 | 病気 |
コガネバナはタツナミソウの変種で学名Scutellaria baicalensis、別名「バイカルスカルキャップ」や「チャイニーズスカルキャップ」とも呼ばれる中国及びモンゴル、ロシアを原産とする多年草です。日本には江戸期に渡来し薬用植物として小石川御薬園で栽培されたのが始めと言われます。和名「コガネバナ」の由来は生薬にも使われる根の断面が鮮やかな黄金色をしている所からきており、別名「バイカルスカルキャップ」は種小名のbaicalensisからバイカルが取られ、花後に出来る実が中世の兜(スカルキャップ)に見える事に由来します。
乾燥させた根はオウゴン(黄芩)とも呼ばれる生薬で、漢方薬にも多々配合される重要な成分です。一方で副作用として肝障害や間質性肺炎などを引き起こす可能性が強く示唆されており使用量等には注意が必要なようです。
花は唇形で一定の方向を向くように立ち上がり咲き、穂状に小花が密に集まって咲きます。茎は基部から何本も出て叢生し、初め這う様に伸びる茎は途中から上に立ち上がり高さ約60cmまで成長する事があります。
開花時期は夏から初秋、花色は青色もしくは紫色か白色、長さが約2.5cmの唇形の小花を長さ約3~8cmの穂状花序に咲かせます。草姿は這性(傾状茎)で高さ約30(60)cm × 幅は約30(45)cmまで成長します。葉色は緑色、葉身は披針形で全円、葉序は対生葉序につきます。
コガネバナは挿し木や株分け、こぼれ種によって増やす事が出来ます。基本的には丈夫で育てやすい植物ですが、大株になるにつれて枯れやすくなるため2年から3年に一度株分けを行って下さい。