原産:日本/中国 科:サクラソウ(Primulaceae) 属:リシマキア/オカトラノオ(Lysimachia) 種:オカトラノオ(clethroides) 英名:gooseneck loosestrife 開花時期:6月~8月 花の色:白色〇 葉色:緑色● 分類:多年草(宿根草) 草丈:約60~100cm 誕生花:6月25日 花言葉:「忠実」「貞操」「騎士道」「清純な恋」 | ||
花壇土 | 鉢土 | 水やり |
肥料 | 剪定 | 夏越し |
冬越し | 増やし方 | 病気 |
オカトラノオは学名Lysimachia clethroides、英名「gooseneck loosestrife」とも呼ばれる日本及び中国原産の多年草(宿根草)で、日本では本州、四国、九州の日当たりの良い平地から山地に自生しています。和名「オカトラノオ」の由来は湿地等に自生するヌマトラノオと違い日当たりの良い丘の様な場所に自生しており、また虎の尻尾の様な花穂をもつ事からきています。属名のリシマキア(Lysimachia)はマケドニア(トラキア)王国のリュシマコス王への献名で、リュシマコス王が怒った雌牛に襲われた際、足元にあったこの植物を振ったら怒りが収まったという伝説に由来します。また種小名のclethroidesは「リョウブ」に似ている事に由来しています。
オカトラノオの特徴(魅力)
- 花穂の途中から折れ曲がる個性的な花姿
- ↳その個性的な花姿から海外ではガチョウの首(gooseneck)に例えられる
- ↳切り花や茶花に利用される
- 中国では若い葉が炒めもの等にされて食べられています
- 地下の根茎で広がる
- ↳垂直に茎が何本も伸びて群生する
オカトラノオは地面下を根茎で広がりながら、茎を垂直に100cmまで伸ばし成長します。葉は長さ7~11cmで幅が3~5cmの長楕円形の形をしており、花は個々の花が深く5裂して直径約0.8~1.2cmになり、小花が穂状(総状花序)に連なり途中で花穂が曲がりながら開花します。
開花時期は初夏から晩夏、花色は白色、個々の花は花先が5裂して直径約0.8~1.2cmになり、花序は小花が穂状に集まり長さ約10~25cmの総状花序に咲かせます。草姿は直立して地下茎により広がり高さは約60(100)cm × 幅は約60(120)cmまで成長します。葉色は緑色、葉身は長楕円形もしくは狭卵形、葉序は互生葉序につきます。
オカトラノオの栽培
オカトラノオは基本的に夏の暑さや冬の寒さに強く、ほったらかしで育つ程に丈夫で、初心者でも簡単に育てられます。ただし根茎で広範に広がる可能性があるため注意が必要です。増やす方法は春もしくは秋に株分けするか、採取した種を秋に播種する事によっても増やせます。