原産:日本/東アジア 科:マメ(Fabaceae) 亜科:マメ(Faboideae) 属:ハギ(Lespedeza) 種:ヤマハギ(bicolor) 別名:エゾヤマハギ 開花時期:7月~9月 花の色:桃色●紫色● 葉色:緑色● 分類:落葉低木 樹高:約100~300cm 誕生花:9月24日/9月25日 花言葉:「思案」「内気」「柔軟な精神」 | ||
花壇土 | 鉢土 | 水やり |
肥料 | 剪定 | 夏越し |
冬越し | 増やし方 | 病気 |
ヤマハギは学名Lespedeza bicolor、別名「エゾヤマハギ」とも呼ばれる日本及び東アジアが原産の落葉低木で、日本では北海道から九州まで各地の山野に自生しています。和名「ヤマハギ(山萩)」の由来は、山に自生しており、古い枝から毎年新しい芽を次々に出す意味の「生え芽(ハエギ)」から転訛して萩(ハギ)になったと言われており、また一説では秋に花が咲くため萩(ハギ)と呼ばれるという説があります。
ヤマハギの最大の特徴(魅力)は濃い花色にあり、マメ科特有の蝶々形の可愛らしい小花は上品で鮮やかな赤紫色から濃い桃色をしています。樹形は株立ち状で地際から何本も直立する枝を出し、枝先は横からやや下へと垂れたりしますが、枝(分枝)が多く四方八方に伸びるため優美な樹形にはなりにくく、またミヤギノハギ程に枝は下垂しません。冬になると葉は落葉して枝の大部分が枯れますが、よく観察すると枝の下部では冬芽(葉芽)がついています。また枯れた枝は萩スダレ等に利用される事もあります。
ヤマハギは秋の七草の一つとして知られ、古くから万葉集でも多く詠まれる程に日本人に親しまれており、日本庭園でもよく見かける植物です。園芸では高さ幅共に3m近くまで成長するとこがあるため十分スペースをとって植えてあげる必要があるでしょう。
開花時期は夏から秋、花色は紫色から桃色、個々の小花は長さ約1.0~1.5cmの蝶々形、花序は円錐花序につきます。樹形は株立ちで分枝がよく高さは約100(300)cm × 幅は約100(300)cmまで成長します。葉色は緑色、小葉は倒卵形から卵形、楕円形で三出複葉して、葉序は互生葉序につきます。
ヤマハギは早春に行う株分けと初夏から秋に行う挿し木で増やす事ができます。育てる際は夏の暑さや冬の寒さに強く丈夫なため気をつける事は基本的にありません。
ハギ属の主な種と園芸品種は下のリンクから紹介しています。