科:バラ(Rosaceae) 亜科:ナシ(Maloideae) 属:トキワサンザシ/ピラカンサ(Pyracantha) 種:モハべ(Mohave) 開花時期:4月~5月 花の色:白色〇 実の時期:10月~1月 実の色:赤色● 葉色:緑色● 分類:常緑低木 樹高:約300cm 誕生花:10月26日/11月23日 花言葉:「慈悲」「防衛」「燃えゆる想い」「美しさは貴方の魅力」 | ||
花壇土 | 鉢土 | 水やり |
肥料 | 剪定 | 夏越し |
冬越し | 増やし方 | 病気 |
ピラカンサ(モハべ)は学名Pyracantha × Mohave、トキワサンザシ(P.coccinea)とタイトウカマツカ(P. koidzumii)の交雑種で光沢のある緑色の葉が魅力で生垣としての利用も多く、春に白色の花が咲き秋から冬にかけ光沢のある赤色の実が続きます。
開花時期は春から晩春、花色は白色、個々の小花は花弁が5枚(5数花)付き、花序は散房花序につきます。花後に出来る実は赤色の実は扁球形で中秋頃から冬まで残ります。樹形は直立で高さは約300cm × 幅は約250cmまで成長します。葉色は緑色、葉身は長楕円形、葉序は互生葉序につきます。
ピラカンサの最大の特徴(魅力)は花後に出来る赤色(橙色)の実が非常に多く装飾的な所にあり、冬に残る熟した実はヒヨドリやメジロ、ムクドリ等の貴重な冬の食料源にもなり、また春に咲く白色の花も蜜蜂等の貴重な蜜源です。樹形は通常高さが2m程度で直立して伸びますが、稀に6mまで成長する事もあり、枝も徒長して暴れやすいため剪定が必要になります。また枝の節に長い棘があるため、剪定作業をする時や子供が遊ぶ時などは注意が必要でしょう。
園芸では花や実を観賞する庭木として育てたり、生垣として境界を囲うのに利用されたり、底の浅い鉢で根域を制限して盆栽として育てられる事もあります。また花や実は花蜂や鳥等の貴重な食料源ともなるため、生物を呼ぶための庭木として利用するのも良いでしょう。
ピラカンサは一般的に挿し木によって増やされますが、種によって増やされる事もあります。夏の暑さや寒さに強く基本的に丈夫で育てやすい植物ですが、枝が四方八方に伸び樹形が乱れやすいため生垣等で利用する場合は定期的な剪定が必要です。
ピラカンサ(トキワサンザシ)属の主な種と園芸品種は下のリンクから紹介しています。