ムラサキシキブ属は属の中に約170種がありアジアを中心に、オーストラリアやマダガスカル、北アメリカや南アメリカに分布する低木もしくは小高木です。一般に園芸では、比較的に矮性で上部で枝が優雅に広がり秋から冬にかけて紫色の実をつけるコムラサキ、コムラサキよりも大きくなり株立ち状の樹形で扇状に広がり紫色の実をつけるムラサキシキブ等が親しまれます。
ムラサキシキブは基本的には夏の暑さや冬の寒さに強いですが、やや乾燥を苦手にしているため育てる場所によっては水やりに気を使う必要があるかもしれません。
種毎の育て方は写真か育て方をクリックすると出てくるためそちらで確認して下さい。
このページでは種の種類と特徴、園芸品種の種類と特徴を記載しています。
①コムラサキ 開花時期:6月~8月 | ②ムラサキシキブ 開花時期:6月 |
原産:日本/中国/朝鮮
学名:Callicarpa japonica
草丈:約100~150cm
分類:落葉低木
開花時期:6月~8月
実の時期:9月~11月
花色:桃色●紫色●
実色:紫色●
葉色:緑色●
耐暑性:強い
耐寒性:強い
誕生花:10月17日/11月6日/11月21日
花言葉:「上品」「聡明」「知性」「賢さ」「愛され上手」「聡明な女性」
特徴:コムラサキは学名Callicarpa dichotoma、別名「コシキブ」や「コムラサキシキブ」とも呼ばれる日本及び中国、朝鮮が原産の落葉低木で、日本では本州から九州(沖縄)まで分布しており山野の林内や林縁等に自生しています。
コムラサキの最大の特徴(魅力)はムラサキシキブと比べると樹高が最大約150cmと低い一方で上部で優雅に枝が広がる樹形にあり、花が咲いた後(秋頃)に出来る上品な紫色の実は樹形との相性もよく優美でエレガントな雰囲気をつくります。
一般に園芸では主に実を観賞する庭木として育てられ、底の浅い鉢で根域を制限して盆栽として育てられる事もあります。またコムラサキの実はメジロやツグミ、オナガ等の鳥が好む事で知られているため、庭に生物を呼ぶためのビオトープの庭木として利用するのも良いでしょう。
開花時期は初夏、花色は桃色や紫色、個々の小花は筒状で花先が4裂して直径約0.3(0.4)cm、花序は集散花序が総状につきます。実の時期は9月から11月頃、実の色は紫色、直径約0.3cmの球形をしています。樹形は株立ち状で上部で広がり高さは約100(150)cm × 幅は約100(200)cmまで成長します。葉色は緑色、葉身は楕円形(長さ約3.0~7.0cm幅は1.5~3.0cm)で葉の半分より上に鋸歯があり、葉序は対生葉序につきます。
コムラサキは一般的に挿し木によって増やされますが、株分けや種によって増やされる事もあります。基本的には夏の暑さや寒さに強く丈夫で育てやすい植物ですが、乾燥をやや苦手にしているため乾きやすい場所で育てている場合は水やりに気を使う必要があるかもしれません。
コムラサキ |
原産:日本
学名:Callicarpa japonica
草丈:約100~300cm
分類:落葉低木
開花時期:6月
実の時期:9月~11月
花色:桃色●紫色●白色〇
実の色:紫色●桃色●
葉色:緑色●黄色●白色〇
耐暑性:強い
耐寒性:強い
誕生花:10月17日/11月6日/11月21日
花言葉:「上品」「聡明」「知性」「賢さ」「愛され上手」「聡明な女性」
特徴:ムラサキシキブは学名Callicarpa japonica、別名「ジャパニーズビューティベリー(Japanese Beautyberry)」とも呼ばれる日本原産の落葉低木で、日本では北海道から九州(沖縄)まで分布しており山野の林内や林縁等に自生しています。和名「ムラサキシキブ」の由来は平安時代の歌人、紫式部に例えて名付けられたと言われており、また英名「Japanese Beautyberry」は日本の美しい果実と言う意味です。
ムラサキシキブの最大の特徴(魅力)は花が咲いた後(秋頃)に出来る上品な紫色の実にあり、和風のお庭にも洋風のお庭にもどちらにも合いエレガントな雰囲気を作ります。樹形は株立ち状で高さが最大3mにまでなり、地際から何本も出てくる枝が上部で緩く扇状に広がる事で優美な姿を見せてくれます。
園芸では主に実を観賞する庭木として育てられ、底の浅い鉢で根域を制限して盆栽として育てられる事もあります。またムラサキシキブの実はメジロやツグミ、オナガ等の鳥が好む事で知られているため、庭に生物を呼ぶためのビオトープの庭木として利用するのも良いでしょう。
開花時期は初夏、花色は桃色や紫色、白色があり、個々の小花は筒状で花先が4裂して直径約0.3(0.5)cm、花序は集散花序が総状につきます。実の時期は9月から11月頃、実の色は紫色や品種により桃色、直径約0.4cmの球形をしています。樹形は株立ち状で上部で広がり高さは約100(300)cm × 幅は約100(300)cmまで成長します。葉色は緑色や品種により白色や黄色の班が入り、葉身は楕円形(長さ約6.0~13.0cm幅は3.0~6.0cm)、葉序は対生葉序につきます。
ムラサキシキブは一般的に挿し木によって増やされますが、株分けや種によって増やされる事もあります。基本的には夏の暑さや寒さに強く丈夫で育てやすい植物ですが、乾燥をやや苦手にしているため乾きやすい場所で育てている場合は水やりに気を使う必要があるかもしれません。
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カリカルパ(アメリカーナ)は学名Callicarpa americana、別名「アメリカンビューティベリー(American beautyberry)」とも呼ばれる北アメリカ原産の落葉低木です。樹形は株立ち状で地際から何本も枝を出してアーチ状に緩く枝が広がり、高さ幅共に約180cmまで成長します。花は桃色や紫色、白色があり、花後(秋~冬)につく紫色の果実は葉が落ちた後も続き、食べ物の少なくなる冬に鳥の食料ともなります。 |