メギ属は属の中に約579種がありますが、一般に園芸で親しまれている種は幾つかの種とその園芸品種です。例えば、日本固有種のメギは非常に豊富な葉色が魅力でカラーリーフとして親しまれています。またセイヨウメギは穂状に連なり咲く花を鑑賞する目的や晩夏から秋に実る果実を食用にする目的で育てられます。
メギ属の種ごとの育て方は写真か育て方をクリックすると出てくる為よかったらそちらをご覧下さい!
このページでは主な種の種類と特徴、園芸品種の種類と特徴を紹介しています。
メギの主な種の目次
メギの特徴や園芸品種
- 原産:日本
- 学名:Berberis thunbergii
- 草丈:約100~200cm
- 分類:落葉低木
- 開花時期:4月~5月
- 花色:黄色●
- 葉色:緑色●黄色●紫色●赤色●桃色●橙色●黒色●
- 耐暑性:強い
- 耐寒性:強い
- 誕生花:10月17日
- 花言葉:過敏/激しい気性/貴方の助けになる
- 用途:カラーリーフ
メギとは!?
メギは学名Berberis thunbergii、別名「コトリトマラズ」や「ヨロイドオシ」とも呼ばれる日本原産の落葉低木です。日本では本州、四国、九州に分布しており山地や丘陵等に自生しています。
メギの語源(由来)
- 属名のBerberisは、アラビア語でメギ属の中にある植物の「果実」を意味する「berberys」に由来しています。
- 種小名のthunbergiiは、スウェーデンの植物学者で博物学者のカール・ペーテル・ツンベルク(Carl Peter Thunberg)への献名です。
- メギ(目木)の由来は枝や根を煎じた物が洗眼薬として利用されていた事からきています。
- コトリトマラズの由来は枝に棘が多くて小鳥も止まらないという例えからきています。
メギの特徴(魅力)
- メギは、枝に鋭い棘があり、ブッシュ状に枝が密に茂る樹形が特徴の植物です。
- 園芸では葉色が豊富にある事からカラーリーフとして楽しまれる事が多く、庭木として利用されたり、生垣として利用されたりします。
- 樹形は株立ち状で、地際から何本も茎が立ち上がり、枝分かれがよくブッシュ状に密に茂ります。
- 枝の節や葉の付け根には0.5~1.2cmの鋭い棘があるため手入れをする際は注意が必要です。
- 葉はふつう緑色ですが、明るく爽やかな印象を与える黄色の葉色や、上品な印象を与える紫色の葉色、華やかな印象を与える赤色の葉色などがあるため、品種を選んでカラーリーフとして楽しむ事が出来ます。
- 葉は落葉性のため冬になると全て落ちてしまいます。
- 花は小さく葉の展開後に開花するためあまり目立ちません。
- 花は葉腋から散形花序もしくは総状花序に複数の花が咲き、鮮やかな黄色の花色をしています。そのため赤色や紫色の葉の品種を選ぶと、黄色の花との美しいコントラスト(対比)が楽しめます。
- 果実はグミのような可愛らしい外観をしており、多くは冬の間も残るため、花の少ないウィンターガーデンを華やかに彩ります。
- 果実は食味が悪いため食用にされることはほとんどなく、また鳥もあまり食べないようです。
- メギの生垣は、自然な樹形をいかしたインフォーマルな生垣として使われる事が多く、フォーマルな生垣のような整った形はしていません。
- メギは豊富な葉色があるためカラーリーフとして楽しみながら生垣を作れる所が魅力です。
- メギは鋭い棘があるため生垣を超えての人や動物の侵入を防ぐ事が出来ます。
- 枝は鋭い棘をもつため、歩行者が枝や棘で傷つかないように剪定してあげる必要があります。
- メギの生垣の植え付け間隔は50cm以上、成熟時の横幅を目安にしながら植え付けましょう。
- メギは夏の暑さ冬の寒さに強いです。
- また地植えしている場合は水やりも肥料も基本的に不要になるため放ったらかしで育てる事も可能です。
メギの樹高は約100~200cm、樹形は株立ち状(地際付近から幹・枝が立ち上がる茂る樹形)で、枝分かれがよく密にブッシュ状に茂ります。樹皮は灰褐色から褐色をしており、茎には葉が変形した長さ約0.5(1.2)cmの鋭い棘があります。
葉序は長枝には互生葉序、短枝には束生(葉・花・茎等が1箇所から束状に生える)、葉色は緑色(品種により赤色・橙色・黄色・紫色・黒色等がある)、葉柄はあり、葉身の大きさは長さ約1(~5)cm幅約0.5(1.5)cm、葉身の形はヘラ形もしくは楕円形です。
花序は総状花序もしくは散形花序に約2(~6)個の花を付けます。花は直径約0.6cm、黄色の花弁が6個(基部に蜜腺がある)、雄蕊が6個、雌蕊が1個あります。
果実は液果(果皮のうち特に中果皮が水分を多く含む細胞になり液質もしくは多肉質な果実)、液果の大きさは長さ約0.7(~1)cm、形は楕円形、色は熟すと赤色になる。
メギの園芸品種の紹介
- 金メギ(Berberis thunbergii ‘Aurea’)は、別名「黄金葉メギ」や「メギ・オーレア」等とも呼ばれており、色鮮やかなイエローリーフが魅力の園芸品種です。一般的な種と比べると比較的に矮性で枝があまり伸びないため、剪定が基本的に不要で育てやすいと言われています。また葉の色は季節により変わり、春に最も鮮やかな黄色の葉は、夏になるとイエローグリーンへと変わり、秋になると橙色から赤色へと美しい紅葉を見せます。高さは約120cm × 幅は約150cmまで成長します。
- ローズグロウ(Berberis thunbergii ‘Rose Glow’)は、若葉に入る不規則な桃色の班と、成熟すると殆ど黒色になる上品な赤紫色の葉が魅力の園芸品種です。桃色と黒色(~赤紫色)の2色の葉色は小悪魔的な魅力を感じさせるため、可愛らしさの中に大人の雰囲気があるチャーミングなお庭等によくあいます。樹高は約150cmまで成長します。
- 赤葉メギ(Berberis thunbergii ‘atropurpurea’)は別名「メギ・アトロプルプレア」とも呼ばれ、殆ど黒色にも見える赤紫色の上品な葉が魅力的な園芸品種です。赤紫色の上品な葉は、奥ゆかしく艶やかな印象を与えたり、刺激的でありながら落ち着いた印象も与えるため、華やかでオシャレなお庭や、エレガントで優雅な雰囲気漂うお庭等によく合うでしょう。樹高は約180cmまで成長します。
- オレンジサンライズ(Berberis thunbergii ‘orange sunrise’)は殆ど丸い可愛らしい葉の形と、金色(~黄色)の縁取りのある赤色(~橙色)の葉色がエネルギッシュな雰囲気をつくる魅力的な園芸品種です。一般的な種と比べると広がりが少なく垂直に茎が伸びるため花壇で高さとひ立体感を出したい時や鉢植え等で育てる時におすすめです。樹形は株立ち状で高さ約150cm × 幅は約50cmまで成長します。
- アドミレイション(Berberis thunbergii ‘admiration’)は高さ幅ともに約60cmまでしか成長せずコンパクトな樹形をしているため育てやすい所が魅力で、また金色(~黄色)の縁取りのある赤色(~橙色)の葉色が太陽の輝きを連想させるようなエネルギッシュな雰囲気をつくる魅力的な園芸品種です。樹形は株立ち状で高さ約60cm × 幅は約60cmまで成長します。
- ゴールデンロケット(Berberis thunbergii ‘golden rocket’)は一般的な種と比べると横への広がりが少なく垂直に茎が円筒形に成長する習慣(決まりのように繰り返す癖)があり、また明るい雰囲気をつくるイエローリーフが魅力の園芸品種です。明るい黄色の葉色は、単体でもお庭を明るく彩りポジティブな雰囲気を作りますが、対比する赤色や青色の葉や花と合わせるとカラフルで元気な雰囲気のお庭をつくる事も出来ます。高さは約120cmまで成長します。
- オレンジ ロケット(berberis thunbergii ‘orange rocket’)は、葉全体が珊瑚やトウガラシを連想させる様な赤色(~赤橙色)の葉色をしています。そのため、刺激的で華やかな印象やカジュアルで温かみを感じさせるカラーリーフとして楽しめる園芸品種です。樹形は株立ち状、高さは約120~150cm、幅は約60~90cmに成長します。
- ゴールデン リング(berberis thunbergii ‘golden ring’)は、葉のふち部分に黄色の覆輪が入り、葉全体が濃い紫色(赤紫色)をしているため、上品で落ち着いた雰囲気の中に光輝くような印象を与えるカラーリーフとして楽しめる園芸品種です。樹形はブッシュ状、高さ約120cm、幅は約120cmまで成長します。
- ボナンザゴールド(berberis thunbergii ‘bonanza gold’)は、葉全体が鮮やかな黄色の葉色をしているため、お庭の雰囲気を明るくしたりカジュアルで開放感を感じさせたりするイエローリーフとして楽しむ事が出来る園芸品種です。樹形は株立ち状で枝が密に茂りブッシュ状になり、高さ約50(~100)cm、幅は約50(~100)cmに成長します。
- クリムゾンピグミー(berberis thunbergii ‘crimson pygmy’)は、背が低く横へと広がるドーム状の樹形をつくる事から、花壇の縁どりや鉢植えなどでも育てやすく、また葉全体が赤紫色をしている事から華やかな中に上品さを感じさせるカラーリーフとして楽しめる魅力的な園芸品種です。樹形は株立ち状で枝が密に茂りブッシュ状になり、高さ約30(~60)cm、幅は約60(~90)cmに成長します。
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セイヨウメギの特徴や園芸品種
- 原産:中央・南ヨーロッパ・北西アフリカ・西アジア
- 学名:Berberis vulgaris
- 草丈:約100~400cm
- 分類:落葉低木
- 開花時期:3月~5月
- 花色:黄色●
- 葉色:緑色●
- 耐暑性:強い
- 耐寒性:強い
- 用途:
セイヨウメギとは!?
セイヨウメギは学名Berberis vulgaris、別名「コモン・バーベリー」や「ヨーロピアン・バーベリー(European barberry)」とも呼ばれる中央・南ヨーロッパおよび北西アフリカ、西アジアが原産の落葉低木です。
セイヨウメギの語源(由来)
- 属名のBerberisは、アラビア語でメギ属の中にある植物の「果実」を意味する「berberys」に由来しています。
- 種小名のVulgarisはラテン語で「普通の」「ありふれた」を意味します。
セイヨウメギの特徴(魅力)
- セイヨウメギは春に開花する黄色の花を鑑賞する目的や、晩夏から秋にかけて実る赤色の果実を鑑賞もしくは収穫して食べる目的で育てられる植物です。
- セイヨウメギの樹形は株立ち状(地際付近から幹・枝が立ち上がる茂る樹形)で高さ最大400cmまで成長してドーム状になります。
- 茎は非常に枝分かれがよいため密に茂ります。
- 葉の付け根には0.3~0.8cmの鋭い棘が3個あるため手入れをする際は怪我しないように注意が必要です。
- セイヨウメギのは葉は秋に紅葉した後に葉が落ちる落葉低木です。
- 葉は紅葉すると一気に赤色(~橙色)に強く染まり美しい景観をつくります。
- 花は円錐花序で花穂は枝から垂れ下がる様に黄色の小花を開花させます。
- 果実は晩夏から秋にかけて実り食用です。
- 味はとても酸っぱいため一般的にジャムやタルト等に甘く加工されて食べられます。
- 果実にはビタミンCが豊富に入っており、ビタミンCは体の中でコラーゲンを合成して皮膚や粘膜の健康維持を助ける働きがあり、また抗酸化作用により活性酸素の発生や働きを抑制して、老化防止、ガンや生活習慣病の予防等が期待出来ます。
- セイヨウメギは境界等に等間隔で植えて生垣として利用されます。
- 枝には鋭い棘があるため人の侵入を遮る効果が高いです。
- 葉は落葉性のため冬の間は枝のみとなり目隠し効果はうすれます。
- セイヨウメギは夏の暑さ冬の寒さに強いです。
- また地植えしている場合は水やりも肥料も基本的に不要になるため放ったらかしで育てる事も可能です
セイヨウメギは樹高が約100~400cm、樹形は株立ち状(地際付近から幹・枝が立ち上がる茂る樹形)で、枝分かれがよく広がります。茎は木質で色は灰褐色から赤褐色をしており、茎の葉の付け根には長さ約0.3(0.8)cmの鋭い棘が3個あります。葉序は2(~5)個の葉が束生(葉・花・茎等が1箇所から束状に生える)して、葉色は緑色、葉身の長さ約2(~5)cm幅約1(2)cm、葉身の形は楕円形もしくは倒卵形、縁部分に鋸歯があります。花序は円錐花序(総状花序が円錐状に集まる)、総状花序は枝に垂れ下がる様に付きます。花は直径約0.4(~0.6)cm、黄色の花弁が6個(基部に蜜腺がある)、雄蕊が6個、雌蕊が1個あります。果実は液果(果皮のうち特に中果皮が水分を多く含む細胞になり液質もしくは多肉質な果実)、液果の大きさは長さ約0.7(~1)cm、幅約0.3(~0.5)cm、形は楕円形、色は熟すと赤色になる。
ヒイラギナンテンの特徴や園芸品種
- 原産:台湾/中国/ヒマラヤ
- 学名:mahonia japonica(berberis japonica)
- 草丈:約100~300cm
- 分類:常緑低木
- 開花時期:3月~4月
- 花色:黄色●
- 葉色:緑色●
- 耐暑性:強い
- 耐寒性:強い
- 誕生花:12月10日/12月14日
- 花言葉:激情/激しい感情/愛情は増すばかり
- 用途:日陰植物
ヒイラギナンテンとは!?
ヒイラギナンテンは学名mahonia japonica(berberis japonica)、別名では「トウナンテン」や「ジャパニーズ・マホニア(Japanese mahonia)」等とも呼ばれる台湾および中国、ヒマラヤが原産の常緑低木です。
ヒイラギナンテンの語源(由来)
- 属名のmahoniaはアイルランド系アメリカ人で園芸家のBernard McMahonへの献名です。
- 種小名の japonicaは「日本の」を意味しています。ただしヒイラギナンテンは日本原産ではありません。
- ヒイラギナンテンの由来は葉が「ヒイラギの葉」に似ており、木が全体的に「ナンテン」に似ている所からきています。
ヒイラギナンテンの特徴(魅力)
- ヒイラギナンテンは外側へと広がる優雅に広がる枝葉や、ヒイラギを思わせるトゲトゲした葉の形、明るく華やかな黄色の花や濃い青紫色の果実が魅力の植物です。
- ヒイラギナンテンの葉は幾つもの小葉が連なるように集まっており、また小葉は「柊(ヒイラギ)」の様な形をしているため非常に装飾的な見た目をしています。
- 葉は冬になると紅葉します。
- 花は総状花序で黄色の小花が集まり長さ25cm以上の花穂をつくります。
- 花穂は立ち上がって開花して徐々に倒れていきます。
- 花弁(6個)も萼片(9個)も同色(黄色)のため半八重咲きの様な外観をしています。
- 雄蕊は外側にありますが昆虫などが触れると中央へと雄蕊が動き、虫に花粉を付着させて受粉の手伝い(虫媒花)をさせています。
- 果実は秋に実り濃い青紫色をしています。
- 一般的に酸っぱさや苦味があり食味が悪いため食べられる事は少ないですが、海外ではタルトやジャムなどにして食べられる事があります。
- 基本的に毒などはありませんが果実に含まれるベルベリンが赤ちゃんの体や脳に悪影響を及ぼす可能性が報告されているため注意が必要です。
- ヒイラギナンテンは境界等に等間隔で植えて生垣として利用されます。
- 葉は常緑のため一年を通して鑑賞価値と目隠し効果が保たれます。
- ヒイラギナンテンは夏の暑さ冬の寒さに強いです。
- また地植えしている場合は水やりも肥料も基本的に不要になるため放ったらかしで育てる事も可能です。
ヒイラギナンテンは樹高が約100~300cm、樹形は株立ち状(地際付近から幹・枝が立ち上がる茂る樹形)で、茎は直立して、枝葉が横へと広がります。葉序は互生葉序、葉色は緑色、葉身は奇数羽状複葉、小葉は楕円形もしくは卵形、縁部分に歯牙があります。花序は総状花序、総状花序は長さ25cm以上あり初めは立ち上がり徐々に倒れます。花は黄色の萼片が9個、黄色の花弁が6個、雄蕊が6個、雌蕊が1個あります。果実は液果(果皮のうち特に中果皮が水分を多く含む細胞になり液質もしくは多肉質な果実)、液果の形は楕円形もしくは球形、色は熟すと青色(~青紫色)になります。
ヒイラギナンテンの主な種と園芸品種は下のリンクから紹介しています。
ヒイラギメギの特徴や園芸品種
- 原産:北アメリカ
- 学名:mahonia aquifolium(berberis aquifolium)
- 草丈:約100~300cm
- 分類:常緑低木
- 開花時期:3月~4月
- 花色:黄色●
- 葉色:緑色●
- 耐暑性:強い
- 耐寒性:強い
- 用途:日陰植物
ヒイラギメギとは!?
ヒイラギメギは学名mahonia aquifolium(berberis aquifolium)、別名では「オレゴン・グレープ(Oregon grape)」や「ホーリー・リーブ・バーベリー(holly-leaved barberry)」等とも呼ばれる北アメリカが原産の常緑低木です。
ヒイラギメギの語源(由来)
- 属名のmahoniaはアイルランド系アメリカ人で園芸家のBernard McMahonへの献名です。
- 種小名のaquifoliumはラテン語で「棘のある葉」を意味しており、ヒイラギメギの葉のふち部分に刺がある事に由来します。
- ヒイラギメギの由来は葉が「ヒイラギの葉」に似ており、木が全体的に「ナンテン」に似ている所からきています。
ヒイラギメギの特徴(魅力)
- ヒイラギメギはヒイラギを思わせるトゲトゲした葉の形、明るく華やかな黄色の花、青紫色の果実が魅力の植物です。
- ヒイラギメギの葉は幾つもの小葉が連なるように集まっており、また小葉は「柊(ヒイラギ)」の様な形をしているため非常に装飾的な見た目をしています。
- 葉は冬になると赤色もしくは紫色へと紅葉します。
- 花は総状花序で花穂が頂部付近で密に集まるため非常にボリューミーな花姿をつくります。
- 花弁(6個)も萼片(6個)も同色(黄色)のため半八重咲きの様な外観をしています。
- 花には蜂蜜のような甘い香りがあります。
- 果実は秋に実りブドウの様な色と房状になる姿からオレゴングレープ(Oregon grape)とも呼ばれています。
- 果実は生で食べられますが、酸っぱいため一般的にジャムやジュースなどに甘く加工して食べられます。
- ヒイラギメギは境界等に等間隔で植えて生垣として利用されます。
- 葉は常緑のため一年を通して鑑賞価値と目隠し効果が保たれます。
- ヒイラギメギは夏の暑さ冬の寒さに強いです。
- また地植えしている場合は水やりも肥料も基本的に不要になるため放ったらかしで育てる事も可能です。
ヒイラギメギは樹高が約100~300cm、樹形は株立ち状(地際付近から幹・枝が立ち上がる茂る樹形)で、茎は直立します。葉序は互生葉序、葉色は緑色、葉身は奇数羽状複葉、小葉は楕円形もしくは卵形、縁部分に歯牙があります。花序は複総状花序、複総状花序は頂部で総状花序が密に集まり、総状花序は黄色の花が30(~60)個つきます。花は黄色の萼片が6個、黄色の花弁が6個、雄蕊が6個、雌蕊が1個あります。果実は液果(果皮のうち特に中果皮が水分を多く含む細胞になり液質もしくは多肉質な果実)、液果の大きさは直径0.6(~1)cm、形は楕円形もしくは球形、色は熟すと青色(~青紫色)になります。