ルリマツリ属は属の中に約8~20種がある低木もしくは多年草です。一般に園芸では、晩春から晩秋までと開花期間が長く青色の花を半球状に咲かせるルリマツリ、赤色の長い花穂が魅力的なアカマツリ等が親しまれます。
ルリマツリは寒さに弱いため、冬越しする際は注意が必要です。また生育旺盛なためしばしば枝が逸出して伸びる事から定期的な剪定も必要になるでしょう。
種毎の育て方は写真か育て方をクリックすると出てくるためそちらで確認して下さい。
このページでは種の種類と特徴、園芸品種の種類と特徴を記載しています。
![]() 開花時期:5月~11月 | ![]() 開花時期:6月~10月(温度があれば周年) |
原産:南アフリカ
学名:Plumbago auriculata
草丈:約60~300cm
分類:常緑低木
開花時期:5月~11月
花色:青色●白色〇
葉色:緑色●
耐暑性:強い
耐寒性:普通
誕生花:9月2日/10月23日
花言葉:「同情」「いつも明るい」「ひそかな情熱」
特徴:ルリマツリは学名Plumbago auriculata、別名「プルンバゴ」や「アオマツリ」とも呼ばれる南アフリカ原産の常緑低木です。和名「ルリマツリ」の由来はマツリカ(ジャスミン)の花に似て、瑠璃色の花を咲かせることからきており、種小名のオウリキュラータ(auriculata)はラテン語で「耳形の、耳状の」と言う意味があります。
ルリマツリの最大の特徴(魅力)は初夏から晩秋まで長い期間咲く青色の花と、ブッシュ状に自立して育ったり支柱等に絡まりながらツル性に育ったりする半ツル性の性質にあります。花色は空色を思わせる澄んだ青色(白色)で、直径約2.5cmの大きな小花が半球状(穂状花序)に集まり咲くため非常にボリューミーになります。茎は基部付近からよく分枝して匍匐したり直立したりとやや奔放に伸び高さ幅共に最大約300cm迄でブッシュ状に育ちます。暖かな地域では生垣やグランドカバー等に利用される事もあり、また茎の先端がツル性の性質をもつため近くに壁(トレリス)や支柱等があると茎を絡ませて登ります。
園芸では一般的に壁(トレリス等)やアーチ等に絡ませて被覆植物として利用される事が多く、鉢植えであんどん仕立てにしてコンパクトに育てられる事もあります。また枝先が半ツル性で下垂する事から壁等から枝を垂らすと非常に優美な姿が見られ、澄んだ青色の花が爽やかで上品な雰囲気を作りエレガントなお庭をつくります。
開花時期は初夏から晩秋、花色は青色もしくは白色、個々の小花は筒状で花先が5裂して直径約2.5cmになり、花序は穂状花序に咲きます。樹形は半ツル性で高さは約60(300)cm × 幅は約60(300)cmまで成長します。葉色は緑色、葉身は楕円形もしくはヘラ形、葉序は互生葉序につきます。
ルリマツリは一般的に晩春から初秋に行う挿し木で増やされる事が多いですが、株分けや播種によっても増やす事が出来ます。育てる際は寒さに弱く強い霜に当たると枯れてしまうため、暖地以外では冬越しの際に保護が必要になります。また生育旺盛で繁茂しやすいため定期的な剪定等も必要になるでしょう。
![]() ルリマツリ(インペリアルブルー)は一般的な種よりも濃い青色の花が魅力的な園芸品種です。初夏から秋にかけて咲くスカイブルーの明るい青色の花は開放感のある海や空を連想させ、爽やかなお庭等によく合います。高さは約240cm × 幅は約210cmまで成長します。 (´・ω・)p楽天で購入q | ![]() ルリマツリ (´・ω・)p楽天で購入q |
![]() ルリマツリ(白色) (´・ω・)p楽天で購入q |
原産:東南アジア
学名:Plumbago indica
草丈:約60~200cm
分類:常緑低木
開花時期:6月~10月
花色:赤色●
葉色:緑色●
耐暑性:強い
耐寒性:強い
誕生花:7月17日
花言葉:「同情」「ひそかな情熱」「いつも明るい」
特徴:アカマツリは学名Plumbago indica、別名「プルンバーゴ・インディカ」とも呼ばれる東南アジア原産の常緑低木です。和名「アカマツリ」の由来はルリマツリが青色の花を咲かせるのに対して赤色の花を咲かせる所からきています。
アカマツリの最大の特徴(魅力)は長さ30(50)cmにもなる長い花穂にあり、色鮮やかな赤色の花を初夏から秋までの長期(温度があれば周年)に渡り開花させ続けます。枝は細く半ツル性で、基部付近からよく分枝して四方八方へと伸びます。
開花時期は初夏から秋(周年)、花色は赤色、個々の小花は筒状で花先が5裂して直径約2.0~2.5cmになり、花序は穂状花序に咲きます。樹形は半ツル性で高さは約60(200)cm × 幅は約100cmまで成長します。葉色は緑色、葉身は卵形もしくは楕円形、葉序は互生葉序につきます。
アカマツリは晩春から初秋に行う挿し木で増やす事が出来ます。育てる際は寒さに極端に弱いため冬越しさせる場合は室内や温室に取り込む必要があります。
![]() アカマツリ |