原産:日本/東アジア 科:リョウブ(Clethraceae) 属:リョウブ(clethra) 種:リョウブ(barbinervis) 別名:ハタツモリ/サルダメシ/ジャパニーズ クレトラ(Japanese clethra) 開花時期:7月~9月 花の色:白色〇 実の時期:10月~11月 実の色:茶色● 葉色:緑色● 分類:落葉小高木 樹高:約300~1000cm 誕生樹:7月13日 花言葉:「溢れる思い」「くつろぎ」 | ||
花壇土 | 鉢土 | 水やり |
肥料 | 剪定 | 夏越し |
冬越し | 増やし方 | 病気 |
リョウブは学名clethra barbinervis、別名「ハタツモリ」や「サルダメシ」とも呼ばれる日本及び東アジアが原産の落葉小高木で、日本では北海道から九州まで分布しており山野に自生しています。和名「リョウブ」の由来は、平安時代に飢饉に備え令法(リョウボウ)を出した事からきており、これが令法(リョウボウ)が転訛してリョウブになったと言われています。
リョウブの最大の特徴(魅力)は白色の小花が円錐状に集まり咲く花穂にあり、花には非常に蜜が多く沢山の花蜂や蝶々等の蜜源となっています。また5年に1度(蜂蜜が採れる程沢山の蜜が出る)採れると言われるリョウブのハチミツは結晶化せずに香りが高い事からとても珍重されます。また昔は飢饉の時等に飢えを凌ぐため救荒植物として葉が食べられていましたが、現代ではリョウブの葉を山菜として採られ食べられる事は少なく、しばしば若葉を茹でた後にご飯と一緒に混ぜ令法飯(リョウブメシ)として食べられたり、天ぷらにして食べられる事があります。園芸的に利用される事は殆どありませんが、在来種でもあり7月から9月に咲く白色の花が蜜源として沢山の生物を呼ぶことからビオトープに使うのがおすすめです。
開花時期は夏から秋、花色は白色、個々の小花は筒状で花先が5裂して直径約7~9mmになり、花序は長さ7~20cmの総状花序を円錐状に数個つける。樹形は高さは約300(1000)cm × 幅は約300(500)cmまで成長します。葉色は緑色、葉身は倒卵形で葉縁に鋸歯があり長さ約5.0(15.0)cm幅は2.0(7.0)cm、葉序は互生葉序につきます。
リョウブは一般的に挿し木や種まきによって増やされます。基本的には夏の暑さや冬の寒さに強く丈夫で育てやすい植物です。
リョウブ属の主な種と園芸品種は下のリンクから紹介しています。