リョウブ属は属の中に約79種がある低木もしくは小高木です。一般に園芸では、コンパクトな樹形で育てやすく白色や桃色の花を咲かせるアメリカリョウブ、日本在来種で夏に咲く白色の花が蝶々や花蜂の蜜源となりハチミツは香り高く結晶化しない事から重宝されるリョウブ等が親しまれています。
リョウブは夏の暑さや冬の寒さに強く、肥料や剪定も殆ど必要ないことから放任で育てやすい植物です。
種毎の育て方は写真か育て方をクリックすると出てくるためそちらで確認して下さい。
このページでは種の種類と特徴、園芸品種の種類と特徴を記載しています。
①アメリカリョウブ 開花時期:7月~9月 | ②リョウブ 開花時期:7月~9月 |
原産:北アメリカ
学名:clethra alnifolia
草丈:約60~250cm
分類:落葉低木
開花時期:7月~9月
花色:桃色●白色〇
葉色:緑色●
耐暑性:強い
耐寒性:強い
特徴:アメリカリョウブは学名clethra alnifolia、別名「サマースイート(Summersweet)」とも呼ばれる北アメリカ原産の落葉低木です。
アメリカリョウブの最大の特徴(魅力)は一般的なリョウブより背が低くコンパクトな樹形をしている所にあり、また花色には白色と桃色があり小花が密に付いた円筒形の長さ10cm前後の花穂を咲かせます。園芸では主に庭木として育てられ品種には一般的な種より開花が遅く9月頃に咲く’セプテンバービューティ’や濃い桃色の花が魅力的な’ルビースパイス’、高さが1m未満で白色の花を咲かせる’ハミングバード’等が親しまれます。
開花時期は夏から秋、花色は白色もしくは桃色、個々の小花は筒状で花先が5裂して、花序は総状花序もしくは円錐花序に咲きます。樹形は高さは約60(250)cm × 幅は約60(200)cmまで成長します。葉色は緑色、葉身は倒卵形で葉縁に鋸歯があり長さ約4.0(10.0)cm幅は2.0(4.0)cm、葉序は互生葉序につきます。
アメリカリョウブは一般的に挿し木や種まきによって増やされます。基本的には夏の暑さや冬の寒さに強く丈夫で育てやすい植物です。
アメリカリョウブ(ルビースパイス)は一般的な種よりも濃い桃色の花を咲かせる園芸品種で、花は夏から秋の約6週間咲き続けます。高さは約120(180)cm × 幅は約90(150)cmまで成長します。 (´・ω・)p楽天で購入q | ピンクスパイヤー (´・ω・)p楽天で購入q |
原産:日本/東アジア
学名:clethra barbinervis
草丈:約300~1000cm
分類:落葉小高木
開花時期:7月~9月
花色:白色〇
葉色:緑色●
耐暑性:強い
耐寒性:強い
誕生花:7月13日
花言葉:「溢れる思い」「くつろぎ」
特徴:リョウブは学名clethra barbinervis、別名「ハタツモリ」や「サルダメシ」とも呼ばれる日本及び東アジアが原産の落葉小高木で、日本では北海道から九州まで分布しており山野に自生しています。和名「リョウブ」の由来は、平安時代に飢饉に備え令法(リョウボウ)を出した事からきており、これが令法(リョウボウ)が転訛してリョウブになったと言われています。
リョウブの最大の特徴(魅力)は白色の小花が円錐状に集まり咲く花穂にあり、花には非常に蜜が多く沢山の花蜂や蝶々等の蜜源となっています。また5年に1度(蜂蜜が採れる程沢山の蜜が出る)採れると言われるリョウブのハチミツは結晶化せずに香りが高い事からとても珍重されます。また昔は飢饉の時等に飢えを凌ぐため救荒植物として葉が食べられていましたが、現代ではリョウブの葉を山菜として採られ食べられる事は少なく、しばしば若葉を茹でた後にご飯と一緒に混ぜ令法飯(リョウブメシ)として食べられたり、天ぷらにして食べられる事があります。園芸的に利用される事は殆どありませんが、在来種でもあり7月から9月に咲く白色の花が蜜源として沢山の生物を呼ぶことからビオトープに使うのがおすすめです。
開花時期は夏から秋、花色は白色、個々の小花は筒状で花先が5裂して直径約7~9mmになり、花序は長さ7~20cmの総状花序を円錐状に数個つける。樹形は高さは約300(1000)cm × 幅は約300(500)cmまで成長します。葉色は緑色、葉身は倒卵形で葉縁に鋸歯があり長さ約5.0(15.0)cm幅は2.0(7.0)cm、葉序は互生葉序につきます。
リョウブは一般的に挿し木や種まきによって増やされます。基本的には夏の暑さや冬の寒さに強く丈夫で育てやすい植物です。
リョウブ (´・ω・)p楽天で購入q |