ヒマラヤユキノシタ(ベルゲニア)属は属の中に約10種がありアジアを原産とする多年草です。一般に園芸では、冬も落葉せず光沢のある葉が装飾的で魅力的なヒマラヤユキノシタ、ユキノシタより草丈が高く葉も大きなナガバユキノシタ等が親しまれます。
ヒマラヤユキノシタ(ベルゲニア)は基本的に丈夫ですが、過湿を苦手にしているため育てる際は土の排水性を高める等の対策が必要です。
種毎の育て方は写真か育て方をクリックすると出てくるためそちらで確認して下さい。
このページでは種の種類と特徴、園芸品種の種類と特徴を記載しています。
①ヒマラヤユキノシタ 開花時期:3月~4月 | ②ナガバユキノシタ 開花時期:2月~4月 |
③キリアタ種 開花時期:2月~4月 |
原産:ヒマラヤ
学名:Bergenia stracheyi
草丈:約20cm
分類:常緑多年草
開花時期:3月~4月
花色:桃色●
葉色:緑色●
耐暑性:普通
耐寒性:強い
誕生花:2月10日/3月23日
花言葉:「順応」「忍耐」「深い愛情」「秘めた感情」
特徴:ヒマラヤユキノシタは学名Bergenia stracheyi、別名「オオイワグンバイ」や「ベルゲニア・ストラケイ」とも呼ばれるヒマラヤ山脈周辺が原産の常緑多年草です。和名「ヒマラヤユキノシタ」の由来はヒマラヤの周辺に自生しており、雪の下でも美しい常緑の葉を保つことからきています。
ヒマラヤユキノシタの最大の魅力は耐寒性がとても高く、団扇を連想させる様な大きく光沢のある葉が冬も落葉する事なく花壇を彩り、また花の少ない早春から春にかけボリューミーな桃色の花を咲かせる所にあります。地面下にある根茎は太く、基部から葉を出してロゼット状に広げ中央から高さ20cmまでの花茎をも 1~3本伸ばし頂部に小花を密集させ桃色の花穂を作ります。
開花時期は早春から春、花色は桃色、個々の小花は花弁が5枚(5数花)で直径約1~3cm、花序は集散花序に咲きます。草姿はロゼット状で太い根茎で広がり高さは約20cm × 幅は約30cmまで成長します。葉色は緑色、葉身は楕円形もしくは倒卵形で長さ約10~20cm幅は約10cmになり根生します。
ヒマラヤユキノシタは一般的に株分けもしくは根伏せにより増やされますが、播種によっても増やす事が出来ます。育てる際は梅雨時期や夏の時期の長雨を苦手にしているため、土の排水性を高める等の長雨対策が必要になります。
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原産:中央アジア/東アジア
学名:Bergenia crassifolia
草丈:約20~50cm
分類:常緑多年草
開花時期:2月~4月
花色:桃色●
葉色:緑色●
耐暑性:普通
耐寒性:強い
誕生花:
花言葉:
特徴:ナガバユキノシタは学名Bergenia crassifolia、別名「ベルゲニア・クラシフォリア」や「ハートリーフ ベルゲニア(heart-leaved bergenia)」とも呼ばれる中央アジア及び東アジアが原産の常緑多年草で、中国北西部からシベリアまでの岩場等に自生しています。種小名のcrassifoliaはラテン語で「厚い葉」を意味します。
ナガバユキノシタの最大の魅力は冬も落葉する事なく花壇を彩る大きく光沢のある葉(長さ35cm × 幅30cm)と花が少なくなる冬から春にかけて咲く鮮やかな桃色のボリューミーな花にあります。ナガバユキノシタの葉は革を思わせる様な厚みと光沢があり、形はかつて武将が指揮の為に持った軍配を連想させる様な楕円形をしています。地面下にある根茎は太く這うよう広がり、葉は根生して個々でロゼット状の草姿を作ります。
開花時期は冬から春、花色は桃色、個々の小花は花弁が5枚(5数花)で直径約1~3cm、花序は円錐花序の様に咲きます。草姿はロゼット状で太い根茎で広がり高さは約20(50)cm × 幅は約20(30)cmまで成長します。葉色は緑色、葉身は倒卵形もしくは腎臓形で長さ3(35)cm × 幅2(30)cmになり根生します。
ナガバユキノシタは一般的に株分けもしくは根伏せにより増やされますが、播種によっても増やす事が出来ます。育てる際は梅雨時期や夏の時期の長雨を苦手にしているため、土の排水性を高める等の長雨対策が必要になります。
ナガバユキノシタ |
原産:アフガニスタン/チベット/ネパール/ブータン
学名:Bergenia ciliata
草丈:約20~30cm
分類:多年草(宿根草)
開花時期:2月~4月
花色:桃色●白色〇
葉色:緑色●
耐暑性:普通
耐寒性:強い
特徴:ベルゲニア(キリアタ)は学名Bergenia ciliata、別名「へアリー ベルゲニア(hairy bergenia)」とも呼ばれるアフガニスタン及びチベット、ネパール、ブータンが原産の多年草(宿根草)です。
ベルゲニア(キリアタ)の最大の特徴は他の殆どのベルゲニア属が常緑なのに対してキリアタ種は冬になると落葉(暖かな地域では常緑)します。楕円形の非常に大きく光沢のある葉(長さ35cm × 幅30cm)は細かい毛が表面(裏面)に密生しており英名「hairy bergenia」の由来にもなっており、地面下には太い根茎があり這うよう広がりながら、葉が根生して個々でロゼット状の草姿を作ります。
開花時期は冬から春、花色は桃色もしくは白色、個々の小花は花弁が5枚(5数花)で直径約1~3cm、花序は集散花序に咲きます。草姿はロゼット状で太い根茎で広がり高さは約20(50)cm × 幅は約20(30)cmまで成長します。葉色は緑色で毛が密生し、葉身は倒卵形で長さ35cmまで幅は30cmまでになり根生します。
ベルゲニア(キリアタ)は一般的に株分けもしくは根伏せにより増やされますが、播種によっても増やす事が出来ます。育てる際は梅雨時期や夏の時期の長雨を苦手にしているため、土の排水性を高める等の長雨対策が必要になります。
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