ウエストリンギア属は属の中に約31種があるオーストラリア原産の低木です。一般に園芸では、ローズマリーの様な樹形と長い開花期間が魅力的なフルティコサ種のウエストリンギアとその園芸品種が親しまれています。
ウエストリンギアはローズマリーと同様にジメジメとした過湿を苦手にしており、また冬は軽い霜に耐えますが強い霜に当たると枯れてしまうため育てる際は注意が必要になります。
種毎の育て方は写真か育て方をクリックすると出てくるためそちらで確認して下さい。
このページでは種の種類と特徴、園芸品種の種類と特徴を記載しています。
![]() ①ウエストリンギア |
原産:オーストラリア
学名:Westringia fruticosa
草丈:約100~200cm
分類:常緑低木
開花時期:4月~11月
花色:青色●紫色●白色〇
葉色:緑色●黄色●白色〇
耐暑性:強い
耐寒性:強い
誕生花:
花言葉:「真実の愛」「誠実」
特徴:ウエストリンギアは学名Westringia fruticosa、別名「オーストラリアン・ローズマリー」とも呼ばれるオーストラリア原産の常緑低木です。園芸では一般に属名の「ウエストリンギア」で呼ばれており由来はスウェーデン医師Johan Peter Westringの名からきています。また別名では「オーストラリアン・ローズマリー」とも呼ばれますが、葉にローズマリーの様な香りはなく樹形や葉の形、花姿に由来しています。
ウエストリンギアの最大の特徴(魅力)はローズマリーを思わせる様なフサフサした樹形や園芸品種により様々ある葉色、春から晩秋まで咲く長い開花期間(通常真夏と真冬は休む)にあります。また枝葉は刈り込みに強く密にフサフサと茂るため生垣として使われたり、幾何学模様に刈り込まれてトピアリーとして利用される事もあります。花期も長く環境が合えば一年中(日本では通常春と秋)、爽やかな薄い青色もしくは清楚な白色の花が咲き上品でエレガンスな雰囲気を作るでしょう。
園芸品種には銀白色の茎葉が涼やかで美しい「スモーキー」や青緑色の葉に黄色(クリーム色)の班(覆輪)が入る爽やかな「バリエガータ」等の品種があります。お庭では美しく自然な樹形を楽しむ目的で庭木として利用されたり、また定期的に刈り込みを行い境界を囲う生垣として利用されたり、円形に刈り込むとトピアリーボールにもなりモダンな雰囲気のお庭によく合います。
開花時期は春から晩秋(環境が合えば周年)、花色は白色もしくは紫色か青色、個々の花は直径約2.0cmの唇形で上唇が2裂して下唇が3裂し、葉の付け根(腋花)から咲きます。草姿は分枝がよくドーム状にこんもり茂り高さ約100(200)cm × 幅は約100(200)cmまで成長します。葉色は緑色もしくは白色か黄色、葉身は肉質で細長く線形で長さ約2.0(2.5)cm × 幅は約0.3(0.4)cm、葉序は輪生葉序につきます。
ウエストリンギアは一般的に晩春から夏に行う挿し木によって簡単に増やす事が出来ます。育てる際は夏の暑さに強い一方で多湿を苦手にするため土の排水性を高める等の対策が必要です。また軽い霜に耐える一方で強い霜に当たると枯れる恐れがあるため、地域によっては屋外での越冬が難しいでしょう。
![]() ウエストリンギア(スモーキー)は遠目から見ると殆ど白色に見える美しい茎葉が魅力的な園芸品種です。また一般的には白色(灰緑色)の葉をカラーリーフとして楽しみますが、春から晩秋に咲く白色から淡い紫色の花も美しく上品で清楚な雰囲気を作ってくれます。高さ約120cm × 幅は約150cmまで成長します。 (´・ω・)p楽天で購入q | ![]() バリエガータ (´・ω・)p楽天で購入q |
![]() ライムライト (´・ω・)p楽天で購入q | ![]() モーニングライト (´・ω・)p楽天で購入q |
![]() ブルージェム (´・ω・)p楽天で購入q |