原産:日本/朝鮮 科:ミソハギ(Lythraceae) 属:ミソハギ/リスラム(Lythrum) 種:ミソハギ(anceps) 別名:ショウリョウバナ(精霊花)/ボンバナ(盆花) 開花時期:7月~9月 花の色:桃色● 葉色:緑色● 分類:多年草(宿根草) 草丈:約60~150cm 誕生花:8月13日/9月6日/9月22日 花言葉:「純愛」「悲哀」「愛の悲しみ」 | ||
花壇土 | 鉢土 | 水やり |
肥料 | 剪定 | 夏越し |
冬越し | 増やし方 | 病気 |
ミソハギは学名Lythrum anceps、別名「ショウリョウバナ(精霊花)」や「ボンバナ(盆花)」とも呼ばれる日本及び朝鮮が原産の多年草(宿根草)です。日本では北海道から九州まで分布しており、田や湿地等に自生しています。和名「ミソハギ」の由来は諸説ありますが、一説にはミソハギに穢れを払うための水を注いで盆棚の供物に水をかけて清めた事から来ていると言われ、溝に生える事から溝萩(ミソハギ)と呼ばれる様になったとも言われます。また盆棚(精霊棚)に備える花として利用される事から「盆花(ボンバナ)」や「精霊花(ショウリョウバナ)」の別名の由来にもなっています。
ミソハギの最大の特徴(魅力)は地面から垂直に伸びる茎が作る洗練された草姿と、桃色の小さな花を長い花穂に何個もつけて咲かせる可憐な花姿にあります。茎は殆ど倒伏する事がなく、地面下を広範に広がる地下茎より何本も出るため群生する様な草姿を作ります。また夏から初秋に咲く花はお墓や仏壇に備える盆花として重宝されています。
園芸では殆ど倒伏する事なく最大150cmまで伸びる草姿から花壇の中央や後方に植えられ単調になりがちな平らな花壇の中で高さというアクセントを作りリズム感のある美しい背景を作ります。ただし、しばしば地下茎により広範に広がり決められた範囲を逸出するため管理には注意が必要かもしれません。また夏から初秋にかけては柔らかな桃色の花がふんわりとしたロマンティックな雰囲気を作り、可愛らしいお庭によく合います。また花もちが良いため切り花としてもおすすめです。
開花時期は夏から初秋、花色は桃色、個々の小花は直径約1~1.5cmで花弁は6枚(6数花)あり、葉腋から1から3個ずつ小花を出して穂状花序に花を咲かせます。草姿は直立で地下茎により広がり高さは約60(150)cm × 幅は約30(90)cmまで成長します。葉色は緑色、葉身は披針形で長さ約2(6)cm × 幅は約0.5(1.5)cm、葉序は対生葉序につきます。
ミソハギは挿し木や株分け、播種により増やす事が出来ます。基本的には夏の暑さや冬の寒さに強く丈夫で育てやすい多年草ですが、乾燥をやや苦手にしているため土の保水性を上げたり管理に注意する必要があります。