ヒメムラサキ(プルモナリア)属は属の中に約15種がありヨーロッパ及び西アジアを原産とする多年草です。一般に園芸では、葉が大きく細長く白色の斑点がカラーリーフとして魅力的なプルモナリア(ロンギフォリア)、矮性で根茎により広がり粉砂糖で振った様な白色の斑点が魅力的なプルモナリア(サッカラータ種)等が親しまれます。
ヒメムラサキ(プルモナリア)は一般的に開花後に株がボロボロになりやすく、切り戻して新しい成長を促す必要があり、また夏の暑さや乾燥も苦手にしているため管理に注意が必要です。
種毎の育て方は写真か育て方をクリックすると出てくるためそちらで確認して下さい。
このページでは種の種類と特徴、園芸品種の種類と特徴を記載しています。
①プルモナリア(オフィキナリス種) 開花時期:3月~5月 | ②プルモナリア(ロンギフォリア種) 開花時期:3月~5月 |
③プルモナリア(サッカラータ種) 開花時期:3月~5月 |
原産:ヨーロッパ
学名:Pulmonaria officinalis
草丈:約15~30cm
分類:半常緑多年草
開花時期:3月~5月
花色:桃色●紫色●
葉色:緑色●白色〇
耐暑性:普通
耐寒性:強い
花言葉:「気品」「孤独な魂」
特徴:プルモナリア(オフィキナリス)は学名Pulmonaria officinalis、別名「ラングワート(lungwort)」や「メリーズティア(mary’s tears)」とも呼ばれるヨーロッパ原産の半常緑多年草で、種小名のオフィキナリス(officinalis)はラテン語で「薬用の」と言う意味があります。
プルモナリア(オフィキナリス)の最大の特徴は葉に水玉模様の様な不規則な白色の斑点が付き、花は成熟するにつれて桃色から紫色へと色変わりする所です。地面下に根茎があり、ゆっくり広がりますが侵襲性は低めで、殆ど分枝しない茎を最大30cmまで成長させます。花にはアントシアニンと呼ばれる色素が含まれており、開花後にPHを酸性からアルカリ性に変化させる事で花弁が桃色(赤色)から青色へと変化します。
開花時期は早春から晩春、花色は桃色から紫色、個々の小花は筒状で花先が5裂して直径約2.0cmあり、花序はサソリ形花序に咲きます。草姿はロゼット状で短い根茎から直立する茎が伸び高さは約15(30)cm × 幅は約30(50)cmまで成長します。葉色は緑色に白色の斑点が付き、葉身は卵形、葉序は互生葉序もしくは根出葉につきます。
プルモナリア(オフィキナリス)は一般的に春もしくは秋に株分けして増やすか春に種を撒いて増やす事が出来ます。育てる際は夏の強い日差しや暑さ、乾燥を苦手にしているため管理には注意が必要でしょう。
プルモナリア(オフィキナリス) |
原産:西ヨーロッパ
学名:Pulmonaria longifolia
草丈:約20~40cm
分類:半常緑多年草
開花時期:3月~5月
花色:桃色●紫色●
葉色:緑色●白色〇
耐暑性:普通
耐寒性:強い
花言葉:「気品」「孤独な魂」
特徴:プルモナリア(ロンギフォリア)は学名Pulmonaria longifolia、別名「ナローリーブ ロングワート(Narrow-leaved Lungwort)」とも呼ばれるヨーロッパ原産の半常緑多年草で、標高2000m迄の森林等に自生しています。種小名のオフィキナリス(longifolia)はラテン語で「長い葉の〜」と言う意味があります。
プルモナリア(ロンギフォリア)の最大の特徴は基部から出てくる葉の大きさ(長さ)にあり通常長さが約25cmで幅が約5cmありロゼット状に葉を広げます。地面下に根茎があり、ゆっくり広がりますが侵襲性は低めで、殆ど分枝しない茎を最大40cmまで成長させます。葉は剛毛で覆われ通常表面には白色の斑点があり、茎葉には葉柄がなく茎を抱くように付いています。花にはアントシアニンと呼ばれる色素が含まれており、開花後にPHを酸性からアルカリ性に変化させる事で花弁が桃色(赤色)から青色へと変化します。
開花時期は早春から晩春、花色は桃色から紫色、個々の小花は筒状で花先が5裂して花序はサソリ形花序に咲きます。草姿はロゼット状で短い根茎から直立する茎が伸び高さは約20(40)cm × 幅は約30(60)cmまで成長します。葉色は緑色に白色の斑点が付き、葉身は披針形、葉序は互生葉序もしくは根出葉につきます。
プルモナリア(ロンギフォリア)は一般的に春もしくは秋に株分けして増やすか春に種を撒いて増やす事が出来ます。育てる際は夏の強い日差しや暑さ、乾燥を苦手にしているため管理には注意が必要でしょう。
プルモナリア(ダイアナ クレア)は一般的な種と比べて矮性で、葉が成熟すると共に白色の水玉模様の斑点が全体を覆いシルバーリーフへと変わる魅力的な園芸品種です。高さは約25cm × 幅は約60cmまで成長します。 |
原産:フランス/イタリア
学名:Pulmonaria saccharata
草丈:約15~30cm
分類:半常緑多年草
開花時期:3月~5月
花色:桃色●紫色●
葉色:緑色●白色〇
耐暑性:普通
耐寒性:強い
花言葉:「気品」「孤独な魂」
特徴:プルモナリア(サッカラータ)は学名Pulmonaria saccharata、別名「ベツレヘム ロングワート(Bethlehem lungwort)」とも呼ばれるフランス及びイタリアが原産の半常緑多年草で、種小名のサッカラータ(saccharata)はラテン語で「砂糖」と言う意味があり、葉にかかる白色の斑点が砂糖の様に見える事に由来します。
プルモナリア(サッカラータ)はとても矮性で地面下の根茎により広がり、通常粉砂糖を振った様な白色の斑点がつく美しい葉っぱを鑑賞する目的で育てられる植物です。
開花時期は早春から晩春、花色は桃色から紫色、個々の小花は筒状で花先が5裂して花序はサソリ形花序に咲きます。草姿は短い根茎から直立する茎が伸び高さは約15(30)cm × 幅は約30(60)cmまで成長します。葉色は緑色に白色の斑点が付き、葉身は卵形もしくは楕円形、葉序は互生葉序もしくは根出葉につきます。
プルモナリア(サッカラータ)は春もしくは秋に株分けして増やす事が出来ます。育てる際は開花後に株がボロボロになりやすいため切り戻して新しい成長を促し、また夏の強い日差しや暑さ、乾燥を苦手にしているため管理に注意します。
プルモナリア(ミセス ムーン)は四季を通じてふさふさと茂る白色の斑点の入る濃い緑色の葉が魅力的な園芸品種です。高さは約30cm × 幅は約60cmまで成長します。 |
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