ヒメムラサキ属(プルモナリア属)の種は約18種があり、園芸でも様々な種と品種が親しまれています。このページでは3種類の原種と、いくつかの園芸品種を紹介しています。
上記の他にも、このページでは育て方や購入する際のリンクも用意しています。よければ、そちらもご活用ください。
■目次
■ヒメムラサキ属(プルモナリア属)の簡易比較

学名:Pulmonaria officinalis
生活形:多年草
草丈:約10~30cm
開花:3月~5月
花色:赤色・桃色・青色・紫色
葉色:緑色・白色
生育型:叢生型
備考:この植物の生育型は叢生型で、株元から複数の根生葉または茎を伸ばし、群生を形成し、春に花を咲かせます。本種の際立つ魅力は、葉がやや幅広で特に根生葉はハート形に近く可愛らしい見た目をしている点、葉は緑色を基調に白色の丸い模様が入り水玉のような可愛らしい見た目をしている点、花は咲きすすむにつれて赤色(桃色)から青色(紫色)に変化し、グラデーションのような色彩が楽しめる点などにあります。園芸では主に、耐陰性が高いことからシェードガーデンを彩る植物として利用されており、花壇の縁取りや樹木の下草などにピッタリです。栽培時は、高温多湿を苦手にしているため夏の管理に注意が必要でしょう。

学名:Pulmonaria longifolia
生活形:多年草
草丈:約20~40cm
開花:3月~5月
花色:赤色・桃色・青色・紫色
葉色:緑色・白色
生育型:叢生型
備考:この植物の生育型は叢生型で、株元から複数の根生葉または茎を伸ばし、群生を形成し、春に花を咲かせます。本種の際立つ魅力は、近縁種と比べて根生葉の長さが40cmに達することがあり非常に細長い点、葉は緑色を基調に白色の丸い模様が入り水玉のような可愛らしい見た目をしている点、花は咲きすすむにつれて赤色(桃色)から青色(紫色)に変化し、グラデーションのような色彩が楽しめる点などにあります。園芸では主に、耐陰性が高いことからシェードガーデンを彩る植物として利用されており、花壇の縁取りや樹木の下草などにピッタリです。栽培時は、高温多湿を苦手にしているため夏の管理に注意が必要でしょう。

学名:Pulmonaria longifolia
生活形:多年草
草丈:約10~30cm
開花:3月~5月
花色:赤色・桃色・青色・紫色
葉色:緑色・白色
生育型:叢生型
備考:この植物の生育型は叢生型で、株元から複数の根生葉または茎を伸ばし、群生を形成し、春に花を咲かせます。本種の際立つ魅力は、近縁種と比べて根生葉の長さが40cmに達することがあり非常に細長い点、葉は緑色を基調に白色の丸い模様が入り水玉のような可愛らしい見た目をしている点、花は咲きすすむにつれて赤色(桃色)から青色(紫色)に変化し、グラデーションのような色彩が楽しめる点などにあります。園芸では主に、耐陰性が高いことからシェードガーデンを彩る植物として利用されており、花壇の縁取りや樹木の下草などにピッタリです。栽培時は、高温多湿を苦手にしているため夏の管理に注意が必要でしょう。
■ヒメムラサキ属(プルモナリア属)の主な種と園芸品種の紹介
プルモナリア・オフィキナリス

プルモナリア・オフィキナリスとは!
プルモナリア・オフィキナリス(学名: Pulmonaria officinalis)は、別名で「ハイゾウソウ」「ラングワート(lungwort)」「コモンラングワート(common lungwort)」「メリーズティア(mary’s tears)」とも呼ばれるムラサキ科プルモナリア属(ヒメムラサキ属)の多年草です。
プルモナリア・オフィキナリスの原産地はヨーロッパで、自生地は森林の林床、湿潤な草原などで見られます。
プルモナリア・オフィキナリスの特徴
- プルモナリア・オフィキナリスの魅力:この植物の生育型は叢生型で、株元から複数の根生葉または茎を伸ばし、群生を形成し、春に花を咲かせます。本種の際立つ魅力は、葉がやや幅広で特に根生葉はハート形に近く可愛らしい見た目をしている点、葉は緑色を基調に白色の丸い模様が入り水玉のような可愛らしい見た目をしている点、花は咲きすすむにつれて赤色(桃色)から青色(紫色)に変化し、グラデーションのような色彩が楽しめる点などにあります。園芸では主に、耐陰性が高いことからシェードガーデンを彩る植物として利用されており、花壇の縁取りや樹木の下草などにピッタリです。栽培時は、高温多湿を苦手にしているため夏の管理に注意が必要でしょう。
- 草姿:草丈は約10~30cm、生育型は叢生型で、地中にある根茎から複数の直立茎と根生葉を出し群生を形成します。
- 葉の特徴:葉は茎葉と根生葉の2種類があり、葉序は互生葉序です。葉の形は根生葉では心形になることもありますが、基本的に卵形または披針形で、葉の長さは平均5~15cmになります。葉の色は緑色を基調として大小様々な星斑やゴマ斑がはいります。
- 花の特徴:開花期は3月~5月頃、花序は巻散花序で、初期は渦巻き状の外観をしており、開花が進むと真っ直ぐに伸びていきます。花の長さは約1~2cm、花冠は漏斗形の合弁花冠で、花弁の色は咲き初めは赤色から桃色を呈し、咲き進むと青色から紫色に変化する。これは花弁に含まれるアントシアニンの色が、細胞液のphが酸性(赤色・桃色)からアルカリ性(青色・紫色)へと変化することによりおこります。
- 地被植物:プルモナリア・オフィキナリスは、根茎で地中を広がり根生葉や茎が叢生して、葉が地表を覆います。そのため、ややボリューム感のある地被植物として利用する事が可能です。主な用途としては、花壇の縁取り、樹木の下草、日陰の地被植物と利用できます。注意点は、耐踏圧性がないため、植物を踏む心配がない場所で利用する必要があり、また強光や高温多湿を苦手にしているため夏場の管理に注意することです。
プルモナリア・オフィキナリスの園芸品種の紹介
プルモナリア・ロンギフォリア

プルモナリア・ロンギフォリアとは!
プルモナリア・ロンギフォリア(学名: Pulmonaria longifolia)は、別名で「ナローリーブロングワート(Narrow-leaved Lungwort)」「ロングリーブロングワート(Long-leaved lungwort)」とも呼ばれるムラサキ科プルモナリア属(ヒメムラサキ属)の多年草です。
プルモナリア・ロンギフォリアの原産地はイギリス、フランス、ポルトガル、スペインで、自生地は森林の林床などで見られます。
プルモナリア・ロンギフォリアの特徴
- プルモナリア・ロンギフォリアの魅力:この植物の生育型は叢生型で、株元から複数の根生葉または茎を伸ばし、群生を形成し、春に花を咲かせます。本種の際立つ魅力は、近縁種と比べて根生葉の長さが40cmに達することがあり非常に細長い点、葉は緑色を基調に白色の丸い模様が入り水玉のような可愛らしい見た目をしている点、花は咲きすすむにつれて赤色(桃色)から青色(紫色)に変化し、グラデーションのような色彩が楽しめる点などにあります。園芸では主に、耐陰性が高いことからシェードガーデンを彩る植物として利用されており、花壇の縁取りや樹木の下草などにピッタリです。栽培時は、高温多湿を苦手にしているため夏の管理に注意が必要でしょう。
- 草姿:草丈は約20~40cm、生育型は叢生型で、地中にある根茎から複数の直立茎と根生葉を出し群生を形成します。
- 葉の特徴:葉は茎葉と根生葉の2種類があり、葉序は互生葉序です。葉の長さは根生葉で30~40cmに達し、形は長楕円形または狭披針形を呈します。茎葉は長さ約5~15cmで、形は披針形から卵形を呈します。葉の色は緑色を基調として大小様々な星斑やゴマ斑がはいります。
- 花の特徴:開花期は3月~5月頃、花序は巻散花序で、初期は渦巻き状の外観をしており、開花が進むと真っ直ぐに伸びていきます。花の長さは約0.8~1.2cm、花冠は漏斗形の合弁花冠で、花弁の色は咲き初めは赤色から桃色を呈し、咲き進むと青色から紫色に変化する。これは花弁に含まれるアントシアニンの色が、細胞液のphが酸性(赤色・桃色)からアルカリ性(青色・紫色)へと変化することによりおこります。
- 地被植物:プルモナリア・ロンギフォリアは、根茎で地中を広がり根生葉や茎が叢生して、葉が地表を覆います。そのため、ややボリューム感のある地被植物として利用する事が可能です。主な用途としては、花壇の縁取り、樹木の下草、日陰の地被植物と利用できます。注意点は、耐踏圧性がないため、植物を踏む心配がない場所で利用する必要があり、また強光や高温多湿を苦手にしているため夏場の管理に注意することです。
プルモナリア・ロンギフォリアの園芸品種の紹介
プルモナリア・サッカラータ

プルモナリア・サッカラータとは!
プルモナリア・サッカラータ(学名: Pulmonaria saccharata)は、別名で「ベツレヘムロングワート(Bethlehem lungwort)」「ベツレヘムセージ(Bethlehem sage)」とも呼ばれるムラサキ科プルモナリア属(ヒメムラサキ属)の多年草です。
プルモナリア・サッカラータの原産地はフランスとイタリアで、自生地は森林の林床や林縁などで見られます。
プルモナリア・サッカラータの特徴
- プルモナリア・サッカラータの魅力:この植物の生育型は叢生型で、株元から複数の根生葉または茎を伸ばし、群生を形成し、春に花を咲かせます。本種の際立つ魅力は、葉の形は楕円形または披針形で葉の中に明瞭な丸い斑点が入り水玉のような可愛らしい見た目をしている点、花は咲きすすむにつれて赤色(桃色)から青色(紫色)に変化し、グラデーションのような色彩が楽しめる点などにあります。園芸では主に、耐陰性が高いことからシェードガーデンを彩る植物として利用されており、花壇の縁取りや樹木の下草などにピッタリです。栽培時は、高温多湿を苦手にしているため夏の管理に注意が必要でしょう。
- 草姿:草丈は約10~30cm、生育型は叢生型で、地中にある根茎から複数の直立茎と根生葉を出し群生を形成します。
- 葉の特徴:葉は茎葉と根生葉の2種類があり、葉序は互生葉序です。葉の長さは根生葉で最大27cmに達し、形は長楕円形または楕円形を呈します。茎葉は長さ約5~15cmで、形は唾液から披針形を呈します。葉の色は緑色を基調として大小様々な星斑やゴマ斑がはいります。
- 花の特徴:開花期は3月~5月頃、花序は巻散花序で、初期は渦巻き状の外観をしており、開花が進むと真っ直ぐに伸びていきます。花冠は漏斗形の合弁花冠で、花弁の色は咲き初めは赤色から桃色を呈し、咲き進むと青色から紫色に変化する。これは花弁に含まれるアントシアニンの色が、細胞液のphが酸性(赤色・桃色)からアルカリ性(青色・紫色)へと変化することによりおこります。
- 地被植物:プルモナリア・サッカラータは、根茎で地中を広がり根生葉や茎が叢生して、葉が地表を覆います。そのため、ややボリューム感のある地被植物として利用する事が可能です。主な用途としては、花壇の縁取り、樹木の下草、日陰の地被植物と利用できます。注意点は、耐踏圧性がないため、植物を踏む心配がない場所で利用する必要があり、また強光や高温多湿を苦手にしているため夏場の管理に注意することです。