- 原産:アジア
- 科:キツネノマゴ(Acanthaceae)
- 属:アシスタシア(Asystasia)
- 種:ガンゲティカ(Asystasia gangetica)
- 同義語:
- 別名:コロマンソウ/ツノグサ/セキドウサクラ/チャイニーズバイオレット(Chinese violet)/クリーピングフォックスグローブ(creeping foxglove)
- 開花時期:9月~3月(理想的な環境では周年)
- 花の色:桃色●紫色●白色〇
- 葉の色:緑色●黄色●白色〇
- 香り:
- 分類:多年草
- 被覆方法:ほふく性
- 草丈:約20~60cm
- 株張り:
- 誕生花:
- 花言葉:女性美の極致
- 用途:開花期間長い/カラーリーフ/グランドカバー
- 購入方法:アシスタシア(ガンゲティカ)を楽天で購入
目次 | ||
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花壇土 | 鉢土 | 水やり |
肥料 | 剪定 | 夏越し |
冬越し | 増やし方 | 病気 |
アシスタシア(ガンゲティカ)とは!?
アシスタシア(ガンゲティカ)の学名はAsystasia gangetica、別名では「コロマンソウ」や「ツノグサ」とも呼ばれる多年草です。原産地はアジアにあり、ヨーロッパやアフリカ等にも広く分布しています。
アシスタシア(ガンゲティカ)の語源(由来)
- 属名のAsystasiaは「不一致」「一致しない」を意味しており、キツネノマゴ科では珍しい花の形をしている事に由来します。
- 種小名のgangeticaはインドの「ガンジス川」を意味しています。
アシスタシア(ガンゲティカ)の特徴(魅力)
- アシスタシア(ガンゲティカ)の特徴は、草姿が匍匐性で節から不定根を出して広範に広がるため、園芸では地被植物として利用される所、開花期間が長い所、葉の色が緑色の他にも黄色や白色があり、品種を選べばカラーリーフとしても楽しめる所などにあります。
- アシスタシア(ガンゲティカ)は、 非常に生育旺盛で短期間に地面を覆うように広がり、また種子が放出されてから発芽・開花までのスパンが短めです。そのため、爆発的に広がる懸念があり、一般的に有害な雑草として見られてます。
アシスタシア(ガンゲティカ)の草丈は約20~60cm、草姿はほふく性、茎は横に広がるか斜上して、節から不定根を出します。葉序は対生葉序、葉身の大きさは長さ約3~12cm、葉身の形は卵形、葉の色は緑色です。花序は総状花序、花冠は5個の花弁が合着する合弁花冠で、下部は筒状になり上部で5個の裂片が開く、花の色は桃色・紫色・白色です。
アシスタシア(ガンゲティカ)の園芸品種の紹介
班入りアシスタシア(asystasia gangetica variegata)の特徴は、葉の縁部分に黄色または白色の覆輪が入る所にあります。そのため、明るい印象を感じさせるカラーリーフとして楽しめる品種です。
アシスタシアの主な種と園芸品種は下のリンクから紹介しています。
アシスタシア(ガンゲティカ)の育て方
花壇の土づくり
日当り
アシスタシア(ガンゲティカ)は、日向から明るい日陰まで、幅広い環境に適応する事が出来ます。
- 日向とは、直射日光が6時間以上当たる場所です。
- 半日影とは、直射日光が3時間から5時間程度当たる場所です。また基本的には午前中のみ日が当たり午後から日陰になる場所になります。
- 明るい日陰とは、間接光だけが当たる日陰または直射日光が2時間程度までの場所です。
土壌の土質
アシスタシア(ガンゲティカ)は、通気性・排水性・保水性のバランスが良く、有機物がしっかり入る肥沃な土壌を好みます。
注意することは粘土質な土壌を避けることです。ある程度の水分を保った土壌で、最もよく成長しますが、水分が停滞するような土壌では根腐れを引き起こす可能性があります。
そのため、植え付けの前に土壌診断を行い、土壌の通気性と保水性のバランスを改善して、腐葉土等の有機物を入れ肥沃な土壌に改善しましょう。
土壌診断と改善の行い方
- 土を掘る時に土が硬い場合は作土層が十分でない可能性があります。
- スコップで土を深くまで掘り返し石等を取り除きます。
- 適度に濡れた土を、手にとり握って土塊を作り、通気性・保水性などを診断します。
- 手のひらを開き土の塊がバラバラと崩れる場合は通気性と排水性の高い砂壌土や砂土に近い土壌です。栄養の乏しい土壌や乾燥に強い植物にむきます。
- 保水性を改善したい場合は保水性を高める用土(堆肥や黒土など)を入れると良いでしょう。
- 手のひらを開いても土の塊は崩れず、土塊を軽く指で押すと崩れる場合は通気性と保水性のバランスが良い壌土に近い土壌です。幅広い植物に向く土壌です。
- 植物に合わせて保水性を好む植物であれば保水性を高める用土(黒土やバーミキュライト等)を入れたり、乾燥を好む植物であれば排水性や通気性を高める用土(川砂やパーライトなど)を入れましょう。
- 手のひらを開いても土の塊が崩れず、指で押しても崩れる感じがない場合は粘土質で水捌けが悪い土壌の可能性があります。必要に応じて排水性・通気性を高める用土(川砂・パーライト等)を混和しましょう。
- 手のひらを開き土の塊がバラバラと崩れる場合は通気性と排水性の高い砂壌土や砂土に近い土壌です。栄養の乏しい土壌や乾燥に強い植物にむきます。
- 土壌に入る有機物の量を診断しましょう。土の色を見て、有機物が沢山入る肥沃な土の場合は有機物(腐植)が多く含むため土の色が黒っぽくなります。一方で有機物(腐植)が少ない場合は土の色が薄くなります。
- 土壌の状態とバランスを見ながら、2割から3割を目安に堆肥(腐葉土・バーク堆肥等)を土壌に混和しましょう。
- PHを測る専用の道具を用意して診断します。※詳しくはPHを診断からご覧下さい。
- 酸性土壌を改善して土壌を中性またはアルカリ性にしたい場合は、苦土石灰を利用します。PHを1上げるのに必要な苦土石灰の量は1平方メートルあたり150g程度です。土壌に苦土石灰を撒いた後は、石灰が塊にならないようによく混和します。
- アルカリ性土壌を改善して酸性に傾けたい場合は無調整ピートモス(PH4程度)を利用しましょう。ピートモスを腐葉土のかわり等に利用して、よく混和しましょう。
鉢土づくり
日当り
アシスタシア(ガンゲティカ)は、日向から明るい日陰まで、幅広い環境に適応する事が出来ます。
培養土
アシスタシア(ガンゲティカ)は、一般的な草花の培養土で育てられます。培養土を自作する場合は通気性・排水性・保水性のバランスが良く適度に肥沃な培養土で育てましょう。
培養土の配合例
- 赤玉土(小粒・中粒)+腐葉土=6:4
- 赤玉土(小粒・中粒)+パーライト+腐葉土=4:2:4
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- super grade Ⅱの培養土はサラサラとした粒状の用土のみで構成されており堆肥が使用されていない所が特徴です。
- 堆肥が使われていないため、昆虫や微生物湧きにくく、お部屋でも使いやすいです。
- 堆肥が原因で夏場に蒸れる事がないため、多湿で植物が弱りにくくなります。
- 培養土は擬似団粒構造を形成しており優れた保水性・排水性・通気性・保肥力があります。
- 培養土の中には保水剤(CMC)が配合されているため水持ちがよく管理が楽になります。
- 培養土に含まれる赤玉土は焼きが入り硬質なため、劣化しにくく繰り返して何度でも使えます。
- 赤玉土には肥料も含有しているため植物の成長が良くなります。
- 肥料は3種類配合されており植物の成長段階に応じて非常に長く放出されます。
- 堆肥は入っていませんが、質の良い腐植酸が配合されているため、地力の高い肥沃な培養土となっています。
水やりの仕方
水やり
アシスタシア(ガンゲティカ)は基本的にやや湿り気のある土壌を好みます。
水やりの頻度は環境にも左右されますが、基本的には土の表面から2cm程が乾いてきたら水やりを行うといいでしょう。
肥料の与え方
アシスタシア(ガンゲティカ)は、ある程度の肥沃な土壌で育てていれば多くの肥料を必要としません。
成長が悪いと感じる場合などに、必要に応じて肥料を与えましょう。
剪定のやり方
アシスタシア(ガンゲティカ)は、侵略的に広がり、決められた範囲を逸出する事があるため、定期的に切り戻し剪定を行います。
切り戻し剪定のやり方
- 剪定の時期
- 生育期間中であれば、何時でもおこなえます。
- 剪定方法
- 枯れた茎・古い茎・病気の茎・弱々しい茎などは、根元から剪定するか、健康な部分まで切り戻し剪定しましょう。
- 茎葉が決められた範囲を逸出して成長しようとしてる場合は、茎葉を短く切り戻し剪定して形を維持しましょう。
夏越しする方法
アシスタシア(ガンゲティカ)は、それほど夏越しが難しい植物ではありません。基本的な育て方に従えば夏越し対策を特段行う必要はありません。
夏越しで重要なポイント
- 夏場は、西日の当たらない半日影で育てた方が、株が弱りにくいでしょう。
- 鉢植えであれば西日の当たらない場所に移動します。
- 地植えであれば西日の当たらない場所に植えたり遮光ネットを利用したりしましょう。
- 土壌が何時までも濡れていてジメジメした状態が続くと、茎・葉・根が腐敗して枯れる事があります。
- 土壌の通気性・排水性をよくしておきましょう。
- 乾燥が続くと葉が萎れたり落ちたりする事があります。
- 土壌の状態を見ながら定期的に水やりを行いましょう。
冬越しする方法
Hardiness:9~12
アシスタシア(ガンゲティカ)は、軽い霜であれば耐えられるため、暖地や平地であれば地植えでも冬越し出来る事があります。ただし基本的に霜や凍結に弱いため、冬越し対策を行った方が良いでしょう。
冬越し対策
- 花壇で育てている場合は、寒さが厳しくなる日は不織布などをかけて対応しましょう。
- 鉢植えで育てている場合は、屋内の窓辺で管理するか、霜の当たらない軒下で管理するとよいでしょう。
挿し木や株分けで増やす
アシスタシア(ガンゲティカ)は挿し木によって増やす事ができます。
挿し木の方法
- 挿し木時期は発根率の高い晩春から夏頃が適します。
- 挿し穂の茎は弾力があり健康な部分をカットしましょう。
- 挿し穂の長さ7cm程度にわけます。
- 挿し穂の下部の葉を取り除き上部の葉を残します。
- 茎の下部分を斜めにカットして吸水部分を広くします。
- 挿し穂用の無菌の培養土を準備します。
- 切り口を下にして培養土の中に挿し穂の1/3程を挿します。
- 明るい日陰で土壌が完全に乾燥しない様に水やりを行いながら管理しましょう。
播種で増やす
アシスタシア(ガンゲティカ)の種蒔の方法
播種時期:
発芽適温:約
発芽日数:
発芽条件:
植物の病気
アシスタシア(ガンゲティカ)の病気
アシスタシア(ガンゲティカ)の害虫