イレシネは属の中に約34種があり、園芸でも様々な種と品種が親しまれています。このページでは幾つかの原種と、幾つかの園芸品種を紹介しています。
上記の他にも、このページでは育て方へのリンクや購入方法のリンクなども用意しているため、そちらもよければご活用下さい。
■目次
■のの主な種と園芸品種の紹介
マルバビユ
マルバビユとは!
マルバビユの学名は Iresine herbstii 、または同義語で Iresine diffusa f herbstii 、別名では「イレシネ・ハーブスティ」「ブラッドリーフ(Bloodleaf)」「チキンギザードプラント(chicken gizzard plant)」「ビーフステーキプラント(beefsteak plant)」等とも呼ばれる多年草です。
マルバビユの原産地はブラジルにあり、熱帯・亜熱帯の湿潤な森林の端や道端などにあります。
マルバビユの特徴
- 近縁種との比較:マルバビユは他の近縁のイレシネの種と比べて幾つかの個性的な特徴をもってます。例えば、葉の形に多様性があり丸みを帯びる傾向がある所、葉先も多様で円形・凹形・微突形などがある所、草姿は直立型・匍匐型の2タイプがある所、葉の色が多様にあり葉脈の色も黄色・赤色・桃色と多彩な所などにあります。
- 花の特徴:花序は円錐花序になり、穂状花序が円錐状に配置されている。花は葉と比べて装飾的な価値がほとんどなく、また茎が徒長したりエネルギーが花の成長に奪われて、茎・葉の成長が抑制されてしまうため、花芽ができる時期に早いタイミングでカットされる事が多いです。
- 葉の特徴:葉の形状は多様で、概形は円形・広卵形・卵形・倒心形の範囲であり、また葉の先端も円形で丸かったり、凹んでいたり、尖っていたりと多様です。葉の色は個体差が大きく緑色・黄色・赤色・桃色・紫色・黒色の範囲で変化があり、また葉脈の色も黄色・赤色・桃色となるため、葉の中で2色のコントラストが浮き出る事が多いです。
- 草姿:草姿は行儀よく成長する直立型と、茎が匍匐して広がる匍匐型の2タイプあります。茎の色は個体差や品種差で緑色・赤色・桃色・紫色の範囲で変化があり、また茎は肉質で光沢があるため、プラスチックの玩具のような見た目をしている。
- カラーリーフ:葉の色は緑色・黄色・赤色・桃色・紫色・黒色とバリエーションが非常に豊富です。そのため、好みの色やお庭の雰囲気などに合わせて葉色の選択が出来るところが魅力です。
- 地被植物:マルバビユは匍匐型の品種を選べば、地面を覆う地被植物(グランドカバー)として利用することが出来ます。
- 寄せ植え:マルバビユの株は行儀よく直立するため、複数の植物とも組み合わせがしやすいです。そのため、花壇・植木鉢の中で形態の異なる様々な植物を組み合わせて美しくデザインしながら楽しむこともできます。
- インドアグリーン:寒さに弱い植物のため、一般的に屋内でインドアグリーンとして楽しまれる事が多い植物です。ただし、日光にしっかり当てる事で、葉の色が綺麗に出たり、株がコンパクトにまとまりよく成長します。
マルバビユの園芸品種の紹介
イレシネ・リンデニー
イレシネ・リンデニーとは!
イレシネ・リンデニーの学名は Iresine lindenii 、または同義語で Iresine diffusa 、別名では「ジュダズ・ブッシュ(Juba’s bush)」「ブラッドリーフ(Bloodleaf)」等とも呼ばれるエクアドルが原産の多年草です。
イレシネ・リンデニーの特徴
- 近縁種との比較:イレシネ・リンデニーは他の近縁のイレシネの種と比べて幾つかの個性的な特徴をもってます。例えば、花房は円錐形で長さ40cmに達する事もありボリューム感がある所、葉のサイズは3~14cmありマルバビユと比べて大きくなる傾向がある所、葉の色が緑色・黄色・赤色・桃色・紫色と多彩な所、茎は直立した後に倒れて横臥するためこんもり広がる傾向がある所などにあります。
- 花の特徴:花序は円錐花序になり、穂状花序が円錐状に配置されて、長さ約40cmのボリューム感のある花房になります。花房は大きいですが、花は小さくてバランスよく開花するため、カスミソウの花を想像させるような柔らかな雰囲気の花姿となります。
- 草姿:茎は直立または直立した後に倒れて横臥するため、こんもりと広がる傾向にある。
- カラーリーフ:葉の色は緑色・黄色・赤色・桃色・紫色とバリエーションが非常に豊富です。そのため、好みの色やお庭の雰囲気などに合わせて葉色の選択が出来るところが魅力です。
- 寄せ植え:イレシネ・リンデニーの株は行儀よく直立するため、複数の植物とも組み合わせがしやすいです。そのため、花壇・植木鉢の中で形態の異なる様々な植物を組み合わせて美しくデザインしながら楽しむこともできます。
- インドアグリーン:寒さに弱い植物のため、一般的に屋内でインドアグリーンとして楽しまれる事が多い植物です。ただし、日光にしっかり当てる事で、葉の色が綺麗に出たり、株がコンパクトにまとまりよく成長します。
イレシネ・リンデニーの園芸品種の紹介