原産:日本/東アジア 科:マメ(Fabaceae) 属:ミヤコグサ/ロータス(lotus) 種:ミヤコグサ(japonicus) 別名:烏帽子草 開花時期:4月~7月 花の色:黄色● 葉色:緑色● 分類:半常緑多年草 草姿:這性 草丈:約10~30cm 誕生花:7月8日 花言葉:「復讐」「また逢う日まで」「気まぐれな心」 | ||
花壇土 | 鉢土 | 水やり |
肥料 | 剪定 | 夏越し |
冬越し | 増やし方 | 病気 |
ミヤコグサは学名lotus japonicus、別名「烏帽子草」とも呼ばれる日本及び東アジアが原産の半常緑多年草で、日本では北海道から九州(沖縄宮古島)まで日当たりの良い野原や道端等で自生しています。和名「ミヤコグサ」の由来は諸説ありますが、京都付近で沢山見られたためこの名前が付いたと言われます。また種小名のジャポニクス(japonicus)はラテン語で「日本の」を意味しますが、日本の固有種ではなく東アジア全体に分布しています。
ミヤコグサは鑑賞用として栽培される事は少ないですが、矮性で匍匐する様に茎が伸びて地面を被覆する草姿からグランドカバーとして利用する事ができ、また葉は絶滅危惧種のシルビアシジミの食草になっていたり、開花期には蜜蜂を初め様々な昆虫が訪れ生物の多様性を広げ、またミヤコグサ自体も在来種である事からビオトープを作る際には是非取り入れたい植物のひとつになっています。
ミヤコグサはセイヨウミヤコグサと非常によく似るため、しばしば比較対象されます。ミヤコグサは無毛ですが、セイヨウミヤコグサは茎葉や萼に白色の短毛(稀に無毛)があります。ミヤコグサとセイヨウミヤコグサは非常によく似ますが、ミヤコグサは二倍体でセイヨウミヤコグサは四倍体と染色体数が異なっており、交配は困難です。
開花時期は春から夏、花色は黄色、個々の小花は長さ約10~12mmの蝶形で、花序は小花が頂部に1個から4個集まり散形花序の様に咲きます。草姿は這性で高さ約10(30)cm × 幅は約30(60)cmまで成長します。葉色は緑色、小葉は卵形もしくは倒卵形で3出複葉(托葉が小葉の様な形のため5小葉と見られる場合もある)になり、葉序は互生葉序につきます。
ミヤコグサは自家採種した種を播種する事で増やす事が出来ます。夏の暑さや冬の寒さに強く丈夫で育てやすい植物ですが、一般的な植物と違いあまり肥沃な土壌は好まないため土質には注意が必要です。