原産:カナリア諸島/カーボベルデ諸島 科:マメ(Fabaceae) 属:ミヤコグサ/ロータス(lotus) 種:ベルテロティー(berthelotii) 別名:ロータス バインフラワー(lotus vine flower)/パロット ビーク(parrot beak)/ペリカン ビーク(pelican beak) 開花時期:3月~5月 花の色:橙色●黄色● 葉色:緑色● 分類:多年草 草姿:這性 草丈:約10~20cm 誕生花:3月28日 花言葉:「熱い恋慕」 | ||
花壇土 | 鉢土 | 水やり |
肥料 | 剪定 | 夏越し |
冬越し | 増やし方 | 病気 |
ロータス(ベルテロティー)は学名lotus berthelotii、別名「ロータス バインフラワー(lotus vine flower)」や「パロット ビーク(parrot beak)」とも呼ばれカナリア諸島に自生する多年草です。種小名の「berthelotii」はフランスの植物学者のサバン・ベルトロ(Sabin Berthelot)に由来しています。
最大の特徴(魅力)はオウムやペリカンの嘴にも例えられる花先がカールする個性的な花姿と非常に矮性で地面を這うように広がる草姿にあります。茎は這うように伸びるため地面を被覆するグランドカバーとしても利用されますが、寒さに弱いため一般的には管理のしやすい鉢植え等で育てられます。松の葉を連想させる様な細く針の様な形をした葉は、美しい灰緑色をしておりカラーリーフとして楽しむ事も出来ます。花は嘴を上向きにした様な特徴的な形をしており鳥が吸蜜する際に受粉しやすくなる様に適応した形と言われています。しかし現在はこれらの鳥(タイヨウチョウ/カナリアチャフチャフ)がいなくなったか少なくなったため、カナリア諸島に野生で自生するロータス(ベルテロティー)は少数の個体しか残っていないか絶滅したと言われています。
開花時期は早春から晩春、花色は橙色と黄色、小花が頂部に2個から4個集まり散形花序に咲きます。草姿は這性で高さ約10(20)cm × 幅は約60(90)cmまで成長します。葉色は灰緑色、小葉は長さ約2cmの針形もしくは線形で葉序は輪生葉序につきます。
ロータス(ベルテロティー)は挿し木もしくは種で増やす事が出来ます。夏の暑さや冬の寒さに弱く越冬や夏越しが難しいため、多年草ですが園芸では一年草として育てられる事が殆どです。