セントランサス属は属の中に約11~12種があり地中海沿岸を原産とする低木もしくは多年草です。一般に園芸では、垂直に伸びる洗練された草姿と円錐状に咲くボリューミーな花姿が魅力的なセントランサスとその園芸品種等が親しまれています。
セントランサスは基本的には夏の暑さや冬の寒さに強く手のかからない植物ですが、ジメジメとした過湿を嫌うため土質には注意が必要です。
種毎の育て方は写真か育て方をクリックすると出てくるためそちらで確認して下さい。
このページでは種の種類と特徴、園芸品種の種類と特徴を記載しています。
![]() 開花時期:5月~6月(9月) | ![]() 開花時期:5月~6月(9月) |
原産:地中海沿岸
学名:Centranthus ruber
草丈:約30~90cm
分類:多年草/低木
開花時期:5月~6月(9月)
花色:赤色●桃色●白色〇
葉色:緑色●
耐暑性:強い
耐寒性:強い
花言葉:「真実の愛情」「親切」
特徴:セントランサスは学名Centranthus ruber、別名「ベニカノコソウ」や「レッドバレリアン」とも呼ばれ地中海沿岸を原産とする低木もしくは多年草で、標高200m以下の岩場等に自生しています。種小名のルバー(ruber)はラテン語で「赤色」を意味しており、花の色に由来しています。
セントランサスの最大の特徴(魅力)は地面から真っ直ぐ茎を伸ばし成長する整った草姿と、赤色や桃色、白色等の小花が円錐状に集まり咲く豪華な花姿にあります。セントランサスの茎は月日が進むと共に基部は木質化し、茎は殆ど分枝せず垂直に最大90cm程度まで成長し横への広がりが少なく洗練された草姿を作ります。花は丸みを帯びる円錐状に小花が集まり、通常晩春から初夏にかけて花が咲きますが、夏が涼しい場所では秋まで散発的に開花が続く場合もある様です。また花はいい香りを漂わせ蝶々や花蜂をよく引き付ける事で知られます。
セントランサスは、洗練された美しい花姿から非常に人気の高い園芸植物ですが、受粉した花はたんぽぽの様な綿毛のある種を生産し風に乗って広く分散するため、導入した国や地域で帰化して侵略的外来種として扱われる事もあります。日本ではそれほど問題になっていませんが、育てる際は種を付ける前に花がらを摘む等の対策をしっかり行う必要があるでしょう。
開花時期は一般的に晩春から初夏ですが冷涼な気候では散発的に秋まで、花色は赤色や桃色、白色があり、個々の小花は筒状で花先が5裂して、花序は円錐花序に咲きます。草姿は直立して高さ約30(90)cm × 幅は約30(60)cmまで成長します。葉色は緑色、葉身は卵形もしくは披針形で上部の葉には葉柄がなく、葉序は対生葉序につきます。
セントランサスは挿し木や株分け、播種によって増やす事が出来ます。育てる際は冬の寒さにとても強い一方で、長雨等による夏の過湿を嫌うため土の排水性等には注意が必要です。
![]() セントランサス(プリティーベッツィー)は垂直に最大90cmまで茎が伸び、紫みをおびる赤色の花が上品な雰囲気を出す魅力的な園芸品種です。 | ![]() セントランサス(アルバス)は垂直に最大90cmまで茎が伸び、白色の清楚な花を咲かせる園芸品種です。垂直に茎が伸び整った草姿で咲く明るい白色の花は清楚で上品な雰囲気のお庭によく合うでしょう。 |
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原産:地中海沿岸
学名:Centranthus ruber var. coccineus
草丈:約30~90cm
分類:多年草/低木
開花時期:5月~6月(9月)
花色:赤色●桃色●
葉色:緑色●
耐暑性:強い
耐寒性:強い
花言葉:「真実の愛情」「親切」
特徴:セントランサス(コッキネウス)はセントランサス(C.ruber)の変種で学名Centranthus ruber var. coccineus、地中海沿岸を原産とする低木もしくは多年草です。種小名のコッキネウス(coccineus)はラテン語で「赤色」を意味しており、花色に由来しています。
セントランサス(コッキネウス)の一般的な種(C.ruber)と比べると長く花が咲き、群生する様に茎を伸ばし赤色から桃色の花を咲かせます。また最大の特徴(魅力)は地面から真っ直ぐ茎を伸ばし成長する整った草姿と、赤色から桃色の小花が円錐状に集まり咲く豪華な花姿にあります。セントランサスの茎は月日が進むと共に基部は木質化し、茎は殆ど分枝せず垂直に最大90cm程度まで成長し横への広がりが少なく洗練された草姿を作ります。花は丸みを帯びる円錐状に小花が集まり、通常晩春から初夏にかけて花が咲きますが、夏が涼しい場所では秋まで散発的に開花が続く場合もある様です。また花はいい香りを漂わせ蝶々や花蜂をよく引き付ける事で知られます。
セントランサス(コッキネウス)は、洗練された美しい花姿から非常に人気の高い園芸植物ですが、受粉した花はたんぽぽの様な綿毛のある種を生産し風に乗って広く分散するため、導入した国や地域で帰化して侵略的外来種として扱われる事もあります。日本ではそれほど問題になっていませんが、育てる際は種を付ける前に花がらを摘む等の対策をしっかり行う必要があるでしょう。
園芸では花壇の中央や後方に植えられる事が多く、垂直に伸びる茎は最大90cmまで伸び単調になりがちな平らな花壇の中で高さというアクセントを作りリズム感のある美しい背景を作ります。花色は淡い花色から濃い花色迄あり、お庭の雰囲気に合わせて濃い花色であれば色の対比を活かしてカラフルなお庭に利用したり、淡い花色であればふんわりとしたロマンティックなお庭に利用する等すると良いでしょう。
開花時期は一般的に晩春から初夏ですが冷涼な気候では散発的に秋まで、花色は赤色や桃色があり、個々の小花は筒状で花先が5裂して、花序は円錐花序に咲きます。草姿は直立して高さ約30(90)cm × 幅は約30(60)cmまで成長します。葉色は緑色、葉身は卵形もしくは披針形で上部の葉には葉柄がなく、葉序は対生葉序につきます。
セントランサス(コッキネウス)は挿し木や株分け、播種によって増やす事が出来ます。育てる際は冬の寒さにとても強い一方で、長雨等による夏の過湿を嫌うため土の排水性等には注意が必要です。
![]() セントランサス(ローゼンロット)は比較的背が低くコンパクトな草姿をしており、灰緑色の美しい葉とボリュームのある濃い桃色の花が魅力的な園芸品種です。高さ約60cm × 幅は約40cmまで成長します。 | ![]() コッキネウス (´・ω・)p楽天で購入q |