ヒゴタイ(エキノプス)属は属の中に約120~193種がありヨーロッパ及びアジア、アフリカに分布する多年草です。一般に園芸では、美しい瑠璃色の花が魅力的なルリタマアザミ、群生する様な草姿で沢山の花を咲かせるエキノプス(バンナチカス)、日本原産のヒゴタイ等が親しまれます。
ヒゴタイ(エキノプス)は基本的には夏の暑さや寒さに強く丈夫ですが、長雨等によるジメジメとした過湿を苦手にしているため育てる際は注意が必要です。
種毎の育て方は写真か育て方をクリックすると出てくるためそちらで確認して下さい。
このページでは種の種類と特徴、園芸品種の種類と特徴を記載しています。
①ルリタマアザミ 開花時期:6月~9月 | ②エキノプス(バンナチカス) 開花時期:6月~9月 |
③ヒゴタイ 開花時期:8月~9月 | ④エキノプス(スフェロケファルス) 開花時期:6月~9月 |
原産:ヨーロッパ/西アジア
学名:echinops ritro
草丈:約60~120cm
分類:多年草
開花時期:6月~9月
花色:青色●白色〇
葉色:緑色●白色〇
耐暑性:強い
耐寒性:強い
誕生花:7月11日/7月17日/8月14日
花言葉:「鋭敏」「権威」「傷つく心」「 豊かな感情」
用途:背が高い花/切り花
特徴:ルリタマアザミは学名echinops ritro、別名「エキノプス・リトロ」や「ウラジロヒゴタイ」とも呼ばれる西・南ヨーロッパ及び西アジア原産の多年草です。
ルリタマアザミの語源(由来)
- 属名のechinopsは古代ギリシャ語で「ハリネズミ」を意味する「ἐχῖνος(ekhînos)」と、「顔」「目」を意味する「ὄψ(óps)」の2語からなり、花がハリネズミの様な外観をしている事に由来します。
- 和名ルリタマアザミの由来は、花が「瑠璃(ルリ)色」で「玉(タマ)」の様な形をしており、葉が「アザミ」の様な形をしている所からきています。
ルリタマアザミの特徴(魅力)
- ルリタマアザミは「瑠璃」に例えられる濃い青色の宝石の様な花が魅力です。
- ↳青色の花は白色との対比が非常に美しく洗練された魅力をだします。
- 花は個性的な球形の形から切り花として花瓶に生けて利用されたりドライフラワーにしてフラワーアレンジメント等に利用されたりします。
- ↳切り花としては管理の仕方にも左右されますが日持ち7~10日程度です。
- 茎は殆ど枝分かれすることなく垂直に伸びて
- ↳上部でわかれ沢山の花を咲かせます。
- 干ばつに強く乾燥に長く耐える事から水やりの手間が殆どありません。
- ↳また肥料も殆ど必要としないため環境が合えば放ったらかしで育てられます。
- ↳ただし多湿に弱いため環境が悪いと夏の高温多湿で枯れる事もあります。
ルリタマアザミの茎は若い時は白色の毛が生えているため外観が白く、毛が落ちると緑色に戻ります。茎は分枝しないか上部で分枝して、横への広がりが殆どなく高さ約60(~120)cmまで成長します。葉は基部から出る根生葉もしくは茎に互生葉序につき、葉色は表面は緑色で裏面は白色、葉の大きさ長さ8(~20)cm幅約2(~8)cmあり、葉身は1~2回羽状中裂(~全裂)します。花序は直径約3(~5)cmの頭花で散房花序に花が集まり、個々の花は青色(~紫色)もしくは白色、長さ1.5(2)~cmの菱形の総苞から筒状の小花を出し球状に集まります。
開花時期は初夏から秋、花色は青色(~紫色)もしくは白色、個々の花は筒状で菱形の総苞から筒状の小花を出し、花序は小花が集まり直径約3~5cmの頭花をつくり散房花序に花を咲かせます。草姿は直立で上部で分枝して高さ約60(~120)cm × 幅は約30(~60)cmまで成長します。葉色は緑色もしくは白色、葉身は1~2回羽状中裂~全裂して、葉序は根生葉もしくは互生葉序につきます。
ルリタマアザミの切り花の楽しみ方
- ルリタマアザミの収穫は朝の涼しい時間帯におこないましょう。
- 収穫の前に水を入れたバケツを準備しておきます。
- ルリタマアザミの収穫は花の色が変わってきたタイミングで行います。
- 収穫したルリタマアザミは葉を残すと水揚げが悪くなりまた直ぐに葉も萎れるため基本的には葉を取り除きます。
- 葉を取り除いたらルリタマアザミを水に漬けて水切りを行います。
- 水切りしたら花瓶に生けて楽しみます。
- 日持ちは管理の仕方で変わりますが約7~10日程度です。
- ↳管理は数日(約1~3日)ごとに水換えと水切りを行いましょう。
水切り
水切りとは茎の根元を水の中に浸けた状態で、茎の根元から上に約1~5cmの部分でハサミを使い斜めにカットして、吸水面を広げ水揚げしやすくする方法です。水の中で切るため導管内に気泡が入りにくいメリットがあります。※導管に気泡が入ると水揚げが悪くなり萎れやすくなります。
ルリタマアザミのドライフラワーの作り方
- ルリタマアザミの収穫は乾燥が続く日の朝(朝露が消えた後)に行いましょう。
- 収穫のタイミングは花が完全に開いた後の最高の色が出ているタイミングで行います。
- 茎を好みの長さで剪定ハサミで切って収穫して下葉を取り除きましょう。
- 収穫した花はハンギング法で乾燥させるのが一般的です。またこれ以外にも水の入っていない深めの花瓶に挿して花を楽しみながら乾燥させる方法もあります。
ハンギング法
ハンギング法とは、植物を壁や天井等から吊り下げて自然乾燥でドライフラワーをつくる方法です。ハンギング法は最も一般的に利用されるドライフラワーを作る手順で、用意する物も花材以外には殆ど要らず手軽に作れる所が魅力です。手順は花の茎の下部を固定する物(麻紐・洗濯バサミ等)で抑えて、逆さにし壁や天井から吊り下げます。管理する場所は基本的に直射日光の当たらない涼しく乾燥した場所です。乾燥させる時間は2~4週間程度で、自然乾燥させます。
ルリタマアザミの栽培
園芸では、宝石の様に美しい青色の花を鑑賞する目的だったり、切り花やドライフラワーとして花を利用する目的で育てられる事が多いです。スラリと伸びる茎は殆ど広がらず、垂直に60(~120cm)まで伸びるため花壇の中で高さや立体感を出す事ができます。また鉢植えの中でコンパクトに育てれば長雨を避ける事も出来ますし、玄関先等に飾る事も出来ます。
ルリタマアザミは育てる際に注意する事は「浸水や過湿」くらいです。基本的には栄養が乏しく乾燥した土壌でも育つため、環境が合えば放ったらかしでも育ちます。ただし、粘土質な土壌や浸水する様な土壌等で育てると、寿命が短くなったり枯れる事もあるため注意が必要です。
原産:南東ヨーロッパ
学名:echinops bannaticus
草丈:約60~120cm
分類:多年草
開花時期:6月~9月
花色:青色●白色〇
葉色:緑色●白色〇
耐暑性:強い
耐寒性:強い
用途:背が高い花
特徴:エキノプス(バンナチカス)は学名echinops bannaticus、別名では「ブルー・グローブ・シスル(blue globe)」とも呼ばれる南東ヨーロッパを原産とする多年草です。
エキノプス(バンナチカス)の語源(由来)
- 属名のechinopsは古代ギリシャ語で「ハリネズミ」を意味する「ἐχῖνος(ekhînos)」と、「顔」「目」を意味する「ὄψ(óps)」の2語からなり、花がハリネズミの様な外観をしている事に由来します。
- 種小名のbannaticusは中央ヨーロッパの中の地域の「バナト(Banat)」に由来します。
エキノプス(バンナチカス)の特徴(魅力)
- エキノプス(バンナチカス)は地際から何本も茎が伸び群生する様な草姿をつくります。
- 花は濃い青色(~青紫色)で宝石の様に美しく
- ↳青色(~青紫色)の花は白色の茎との対比が非常に美しく洗練された魅力をだします。
- 花は小花が落ちて乾燥しても総苞が残るため装飾的です。
- ↳そのため、剪定されずにそのまま残して楽しまれたり
- ↳ドライフラワーで楽しまれます。
- 葉は縁部分に鋭い棘があります。
- 茎は殆ど枝分かれすることなく垂直に伸びて
- ↳上部でわかれ沢山の花を咲かせます。
- 干ばつに強く乾燥に長く耐える事から水やりの手間が殆どありません。
- ↳また肥料も殆ど必要としないため環境が合えば放ったらかしで育てられます。
- ↳ただし多湿に弱いため環境が悪いと夏の高温多湿で枯れる事もあります。
エキノプス(バンナチカス)は、茎を地際から何本も出して群生する様な草姿をつくります。茎は若い時は白色の毛が生えているため外観が白く、毛が落ちると緑色に戻ります。茎は分枝しないか上部で分枝して、横への広がりが殆どなく高さ約60(~120)cmまで成長します。葉は基部から出る根生葉もしくは茎に互生葉序につき、葉色は表面は緑色で裏面は白色、葉の長さ約8(~35)cmまであり、葉身は1~2回羽状中裂(~全裂)して縁部分に鋭い棘があります。花序は直径約3(~5)cmの頭花で散房花序に花が集まり、個々の花は青色(~紫色)、長さ1.5(2)~cmの菱形の総苞から筒状の小花を出し球状に集まります。
開花時期は初夏から秋、花色は青色(~紫色)や白色があり、個々の花は筒状で菱形の総苞から筒状の小花を出し、花序は小花が集まり直径約3~5cmの頭花をつくり散房花序に花を咲かせます。草姿は直立で上部で分枝して高さ約60(~120)cm × 幅は約30(~60)cmまで成長します。葉色は緑色もしくは白色、葉身は1~2回羽状中裂~全裂して縁部分に鋭い棘があり、葉序は根生葉もしくは互生葉序につきます。
エキノプス(バンナチカス)の栽培
園芸では、宝石の様に美しい青色の花を鑑賞する目的だったり、切り花やドライフラワーとして花を利用する目的で育てられる事が多いです。スラリと伸びる茎は殆ど広がらず、垂直に60(~120cm)まで伸びるため花壇の中で高さや立体感を出す事ができます。また鉢植えの中でコンパクトに育てれば長雨を避ける事も出来ますし、玄関先等に飾る事も出来ます。
エキノプス(バンナチカス)は育てる際に注意する事は「浸水や過湿」くらいです。基本的には栄養が乏しく乾燥した土壌でも育つため、環境が合えば放ったらかしでも育ちます。ただし、粘土質な土壌や浸水する様な土壌等で育てると、寿命が短くなったり枯れる事もあるため注意が必要です。
エキノプス(タプロウ ブルー)は緩く分枝する白色の茎を群生させ、頂部に鮮やかな青色の花を多数咲かせる魅力的な園芸品種です。高さ約120cm × 幅は約90cmまで成長します。 | エキノプス(スター フロスト)は緩く分枝する白色の茎を群生させ、頂部に明るい銀白色の花を多数咲かせる魅力的な園芸品種です。高さ約120cm × 幅は約90cmまで成長します。 (´・ω・)p楽天で購入q |
エキノプス(ブルーグロー)は深海の色を思わせる様な深い青色と、直径4cmまでになる綺麗な球状の花の形、ふち部分が大きく裂ける装飾的な葉の形が魅力的な園芸品種です。色鮮やかな青色の花は、単体でも落ち着きのある雰囲気を作りますが、様々な色(赤色・黄色等)を組合せるとカラフルなお庭も作れます。また殆ど横への広がりがなく最大120cmの高さまで垂直に成長するため、花壇の中で立体感を作ったり、花を収穫して切り花やドライフラワーと楽しむ事も出来ます。 (´・ω・)p楽天で購入q |
原産:日本/朝鮮
学名:echinops setifer
草丈:約60~150cm
分類:多年草
開花時期:8月~9月
花色:青色●紫色●白色〇
葉色:緑色●白色〇
耐暑性:強い
耐寒性:強い
誕生花:7月11日
花言葉:「実らぬ恋」
用途:背が高い花
特徴:ヒゴタイは学名echinops setifer、別名「エキノプス・セティフェル」とも呼ばれる日本及び朝鮮が原産の多年草で、日本では熊本県(肥後)の阿蘇山をはじめ西日本の特定の地域に自生しています。しかし現在は開発や乱獲の影響で数が減っており絶滅危惧II類(VU)に分類されています。
ヒゴタイの語源(由来)
- 属名のechinopsは古代ギリシャ語で「ハリネズミ」を意味する「ἐχῖνος(ekhînos)」と、「顔」「目」を意味する「ὄψ(óps)」の2語からなり、花がハリネズミの様な外観をしている事に由来します。
- 種小名のsetifer
ヒゴタイの特徴(魅力)
- ヒゴタイの茎は太く
- ↳地際から1本の茎が垂直に伸び上部で幾つか分枝します。
- 花は濃い青色(~青紫色)で宝石の様に美しく
- ↳青色(~青紫色)の花は白色の茎との対比が非常に美しく洗練された魅力をだします。
- 花は小花が落ちて乾燥しても総苞が残るため装飾的です。
- ↳そのため、剪定されずにそのまま残して楽しまれたり
- ↳ドライフラワーで楽しまれます。
- 葉は縁部分に鋭い棘があります。
- 干ばつに強く乾燥に長く耐える事から水やりの手間が殆どありません。
- ↳また肥料も殆ど必要としないため環境が合えば放ったらかしで育てられます。
- ↳ただし多湿に弱いため環境が悪いと夏の高温多湿で枯れる事もあります。
- ヒゴタイは開発や乱獲の影響で自生地の数が減っており
- ↳またルリタマアザミとの交雑による汚染が心配されています。
ヒゴタイは、茎は若い時は白色の毛が生えているため外観が白褐色もしくは白緑色をしており、茎は分枝しないか上部で分枝して、横への広がりが殆どなく高さ約60(~150)cmまで成長します。葉は基部から出る根生葉もしくは茎に互生葉序につき、葉色は表面は緑色で裏面は白色、葉の長さ約15(~25)cmまであり、葉身は1~2回羽状中裂(~深裂)して縁部分に鋭い棘があります。花序は直径約3(~5)cmの頭花で散房花序に花が集まり、個々の花は青色(~紫色)、長さ1.4(2.1)cmの菱形の総苞から筒状の小花を出し球状に集まります。
開花時期は晩夏から秋、花色は青色(~紫色)、個々の花は筒状で菱形の総苞から筒状の小花を出し、花序は小花が集まり直径約3~5cmの頭花をつくり散房花序に花を咲かせます。草姿は直立で上部で分枝して高さ約60(~150)cm × 幅は約30(~60)cmまで成長します。葉色は緑色もしくは白色、葉身は1~2回羽状中裂~深裂して縁部分に鋭い棘があり、葉序は根生葉もしくは互生葉序につきます。
ヒゴタイの栽培
園芸では、宝石の様に美しい青色の花を鑑賞する目的だったり、切り花やドライフラワーとして花を利用する目的で育てられる事が多いです。スラリと伸びる茎は殆ど広がらず、垂直に60(~120cm)まで伸びるため花壇の中で高さや立体感を出す事ができます。また鉢植えの中でコンパクトに育てれば長雨を避ける事も出来ますし、玄関先等に飾る事も出来ます。
ヒゴタイは育てる際に注意する事は「浸水や過湿」くらいです。基本的には栄養が乏しく乾燥した土壌でも育つため、環境が合えば放ったらかしでも育ちます。ただし、粘土質な土壌や浸水する様な土壌等で育てると、寿命が短くなったり枯れる事もあるため注意が必要です。
ヒゴダイ |
原産:ヨーロッパ/西アジア
学名:echinops sphaerocephalus
草丈:約50~200cm
分類:多年草
開花時期:6月~9月
花色:青色●白色〇
葉色:緑色●
耐暑性:強い
耐寒性:強い
用途:背が高い花
特徴:エキノプス(スフェロケファルス)は学名echinops sphaerocephalus、別名「セイタカヒゴタイ」や「パール・グローブ・シスル(pale globe-thistle)」とも呼ばれるヨーロッパ及び西アジア原産の多年草です。
エキノプス(スフェロケファルス)の語源(由来)
- 属名のechinopsは古代ギリシャ語で「ハリネズミ」を意味する「ἐχῖνος(ekhînos)」と、「顔」「目」を意味する「ὄψ(óps)」の2語からなり、花がハリネズミの様な外観をしている事に由来します。
- 種小名のsphaerocephalusは「球形」を意味しており、花の形に由来しています。
エキノプス(スフェロケファルス)の特徴(魅力)
- エキノプス(スフェロケファルス)は花の直径が最大6cmと非常に大きい所が特徴です。
- ↳そのため別名great globe thistle(大きい+球+アザミ)とも呼ばれます。
- エキノプス(スフェロケファルス)は花色が白色(~灰青色)をしています。
- ↳そのため別名pale globe-thistle(青白い+球+アザミ)とも呼ばれます。
- 花は小花が落ちて乾燥しても総苞が残るため装飾的です。
- ↳そのため、剪定されずにそのまま残して楽しまれたり
- ↳ドライフラワーで楽しまれます。
- 茎は殆ど枝分かれすることなく垂直に伸びて
- ↳上部でわかれ沢山の花を咲かせます。
- 干ばつに強く乾燥に長く耐える事から水やりの手間が殆どありません。
- ↳また肥料も殆ど必要としないため環境が合えば放ったらかしで育てられます。
- ↳ただし多湿に弱いため環境が悪いと夏の高温多湿で枯れる事もあります。
エキノプス(スフェロケファルス)の茎は若い時は白色の毛が生えているため外観が白く、毛が落ちると緑色に戻ります。茎は上部で分枝して、横への広がりが殆どなく高さ約50~200(平均50~100)cmまで成長します。葉は基部から出る根生葉もしくは茎に互生葉序につき、葉色は表面は緑色で裏面は灰緑色、葉の大きさ長さ10(~25)cmあり、葉身は1~2回羽状中裂して縁部分に棘があります。花序は直径約5(~6)cmの頭花で散房花序状に花が集まり、個々の花の花色は白色もしくは灰青色、菱形の総苞から筒状の小花を出し球状に集まります。
開花時期は初夏から秋、花色は白色もしくは灰青色、個々の花は筒状で菱形の総苞から筒状の小花を出し、花序は小花が集まり直径約5~6cmの頭花をつくり散房花序状に花を咲かせます。草姿は直立で上部で分枝して高さ約50(~200)cm × 幅は約30(~60)cmまで成長します。葉色は緑色、葉身は1~2回羽状中裂して縁部分に棘があり、葉序は根生葉もしくは互生葉序につきます。
エキノプス(スフェロケファルス)の栽培
園芸では、非常に大きな球形の花を鑑賞する目的だったり、切り花やドライフラワーとして花を利用する目的で育てられる事が多いです。スラリと伸びる茎は殆ど広がらず、垂直に50(~200cm)まで伸びるため花壇の中で高さや立体感を出す事ができます。また鉢植えの中でコンパクトに育てれば長雨を避ける事も出来ますし、玄関先等に飾る事も出来ます。
エキノプス(スフェロケファルス)は育てる際に注意する事は「浸水や過湿」くらいです。基本的には栄養が乏しく乾燥した土壌でも育つため、環境が合えば放ったらかしでも育ちます。ただし、粘土質な土壌や浸水する様な土壌等で育てると、寿命が短くなったり枯れる事もあるため注意が必要です。
エキノプス(アークティックグロー)は美しい純白の花色と、ゴルフボールの様な綺麗な球状の花の形が魅力的な園芸品種です。白色の花は清潔感を感じさせたり神聖な物(天使等)をイメージさせます。そのため手入れがよくされた綺麗なお庭や明るいお庭等によくあうでしょう。また殆ど横への広がりがなく最大100cmの高さまで垂直に成長するため、花壇の中で立体感を作ったり、花を収穫して切り花やドライフラワーと楽しむ事も出来ます。 (´・ω・)p楽天で購入q |