![]() | ||
原産:メキシコ/中央アメリカ 科:クマツヅラ(Verbenaceae) 属:ペトレア(petrea) 種:ウォリビリス(volubilis) 別名:ムラサキツクバネカズラ/女王の花輪(queen’s wreath)/サンドペーパーバイン(sandpaper vine)/紫色の花輪(purple wreath) 開花時期:5月~10月 花の色:紫色● 葉色:緑色● 分類:常緑ツル性木本/常緑低木 草丈:約300~1200cm 誕生花:4月19日 花言葉:「耐え忍ぶ強さ」 | ||
花壇土 | 鉢土 | 水やり |
肥料 | 剪定 | 夏越し |
冬越し | 増やし方 | 病気 |
ペトレアは学名petrea volubilis、別名「ムラサキツクバネカズラ」や「女王の花輪(queen’s wreath)」等とも呼ばれるメキシコ及び中央アメリカが原産の常緑ツル性木本もしくは低木で、主に熱帯に分布し川辺等に自生しています。
ペトレアの最大の特徴(魅力)はフジの花を連想させる長い花序と晩春から秋にかけて咲く長い開花期間にあります。また個々の花は通常濃い紫色の花と淡い紫色の萼片からなりますが、中央にある濃い紫色の花が2~3日(寿命)で落ちても外周にある星型の淡い紫色の萼片が長期に渡り残るため鑑賞価値を保ち続けます。ツルは最大12mまで伸び一般的に近くの木や構造物に絡みながら登りますが、巻き付くものがない場合は常緑低木として育ちます。葉は硬く表面が粗くザラザラして紙ヤスリを連想させ英名「サンドペーパーバイン(sandpaper vine)」の由来にもなっています。
園芸ではツルが長く伸びる事からトレリスやバーゴラ等に誘引して育てられる事が多いですが、誘引せずに自立する低木として育てる事も可能です。ただし軽い霜であれば耐える一方で強い霜に当たると枯れてしまうため地植えで育てる際は冬の管理に注意が必要です。花は青色から紫色の垂れ下がる長い花序を付け上品で何処か非現実的な雰囲気があり、幻想的なお庭や上品でエレガンスなお庭等によく合うでしょう。
開花時期は春から晩春、花色は紫色や青色、白色があり、個々の花は外側に細く長い萼片と中央に漏斗形の5裂する花冠があり、花序は約15~30個の小花が集まり長さ約30cm迄の総状花序に咲きます。樹形はツル性もしくは低木で長さは約300~1200cm(低木では400cm)まで成長します。葉色は緑色、葉身は楕円形で葉序は対生葉序もしくは輪生葉序につきます。
ペトレアは一般的に晩春から夏に挿し木を行い増やされますが、採取した種を撒いて増やす事も出来ます。育てる際は基本的に丈夫ですが、冬の寒さに弱く強い霜により枯れるため冬越しさせる場合は管理に注意が必要です。