カラジューム属は属の中に約12種があり南アメリカ及び中央アメリカを原産とする多年草です。一般に園芸では、非常に豊富な葉色があるカラジューム(バイカラー)、白色と緑色の葉色と鋭利な葉型がスタイリッシュなカラジューム(リンデニー)等が親しまれています。
カラジュームは基本的には育てやすい植物ですが、夏の強い日差しや冬の寒さに弱いため植える場所や冬の管理には注意が必要です。
種毎の育て方は写真か育て方をクリックすると出てくるためそちらで確認して下さい。
このページでは種の種類と特徴、園芸品種の種類と特徴を記載しています。
①カラジューム(バイカラー) 開花時期:殆ど無い | ②カラジューム(リンデニー) 開花時期:殆どない |
原産:南アメリカ
学名:Caladium bicolor(syn.caladium hortulanum)
草丈:約30~75cm
分類:多年草(宿根草)
開花時期:殆どない
花色:黄色●白色〇
葉色:緑色●赤色●桃色●橙色●黄色●白色〇
耐暑性:強い
耐寒性:普通
誕生花:7月5日/9月3日/9月11日
花言葉:「歓喜」「喜び」「爽やかさ」
特徴:カラジュームは学名Caladium bicolor(syn.caladium hortulanum)、和名「エンジェルウィング(angel wings)」とも呼ばれる南アメリカが原産の多年草(宿根草)です。一般的に園芸植物として親しまれるカラジュームは本種(C.bicolor)になります。
カラジュームの最大の特徴(魅力)は、葉の大きさや形、豊富な葉色にあり、最大45cmにもなる大きな葉は「天使の翼」や「象の耳」に例えられる個性的な葉形をしており、赤色や橙色、黄色等の様々な色が混在して明るくトロピカルな雰囲気を作ります。葉(葉柄)は地面下にある里芋の様な塊根から出て最大75cmまで成長し、花は白色の苞葉に包まれたクリーム色の棒状(肉穂花序)の花を稀に咲かせます。しかし一般的には葉の成長を促すために、花を咲かせる事なく花芽の段階で花は取り除かれます。
園芸では強い日差しを苦手にして耐陰性が強い事から主にシェードガーデン等に利用され、また鉢植えに植えて観葉植物として利用される事もあります。非常に豊富にある葉色は3色以上が合わさるカラフルでトロピカルな葉色から、白色が主体の清楚な葉色まであるためお庭の雰囲気に合わせて品種選びをする事が出来ます。また美しい葉はカットして水につけておけば数週間は持ち、フラワーアレンジメントの素材としても利用出来ます。
カラジュームはシュウ酸カルシウム結晶を含み全草が有毒(吐き気や嘔吐、口周りの腫れ等)な為、子供や犬猫のいる家庭等では間違って食べないように注意する必要があるでしょう。
開花は殆どなく、花は白色の仏炎苞が黄色の肉穂花序を包む様に開花します。草姿は高さ約30(75)cm × 幅は約30(60)cmまで成長します。葉色は緑色や赤色、桃色や黄色、白色等があり、葉身は矢尻形もしくは腎臓形(ハート形)です。
カラジュームは冬から春に分球して増やす事が出来ます。基本的には丈夫ですが、強い日差しで葉がボロボロになったり冬の寒さに弱いため夏や冬は管理に注意が必要でしょう。
カラジューム(スプラッシュ オブ ワイン)は、クリーム色と桃色の二色の葉色が甘いキャンディーを連想させる可愛らしい園芸品種です。葉はクリーム色の下地に桃色の斑が不規則に入り葉脈のみ緑色をしています。葉色は甘いスイーツ連想させる事から、ピュアでロマンチックな雰囲気を感じさせるお庭や、お菓子のお庭を連想させるお庭等によく合うでしょう。 | カラジューム(ムーンライト)は葉の縁部分を除き殆どが白色をしたハート形の大きな葉が魅力の園芸品種です。純白の美しい葉は神聖な雰囲気や天使の羽を連想させるため、気品のある洗練されたお庭等によく合うでしょう。 (´・ω・)p楽天で購入q | カラジューム(ホワイト クリスマス)は樹木に積もる雪を連想させる様な美しい葉色が魅力的な園芸品種です。葉は葉脈と縁部分のみが緑色で殆ど白色をしており、明るく清潔感を感じさせる様な雰囲気のお庭等によく合うでしょう。 |
カラジューム(ラズベリー ムーン)はジューシーな甘い果物を連想させる様な葉色が魅力的な園芸品種です。葉は全体的に薄緑色で中央部に赤色の班が不規則に入り、南国のリゾートを思わせる様なトロピカルな雰囲気をつくります。 | カラジューム(ピンク クラウド)は桃色・黄色(~白色)・緑色の三色の葉色が華やかさと可愛らしさを感じさせる魅力的な園芸品種です。葉は緑色で不規則に桃色の班が入り、葉脈は黄色(~白色)になります。 | カラジューム(ピンクビューティ)は葉縁以外が殆ど鮮やかなピンク色をしたポップな雰囲気をもった園芸品種です。鮮やかなピンクの葉色は色の対比を活かしたカラフルなお庭や可愛いロマンチックなお庭等によく合うでしょう。約45cm × 幅は約45cmまで成長します。 |
カラジューム(スカーレットフレーム)は、燃え上がる炎を連想させる様な赤い葉色が魅力の園芸品種です。葉は全体が鮮やかな赤色で縁部分のみ緑色の覆輪が入り、また中央部の赤色の部分には不規則に黄色(~薄黄色)と桃色の小さな班が入ります。 | カラジューム(スノードリフト)は、雪に覆われた深い森を連想させる様なクリスマスカラーが魅力の園芸品種です。葉は殆どが白色で葉脈と縁部分のみが緑色をしており、明るく清潔感を感じさせる様な雰囲気のお庭等によく合うでしょう。 | カラジューム(ボトルロケット)は、赤い血の流れを連想させる様な独特な葉色をもった園芸品種です。葉は葉脈に太い赤色の脈斑が入り、緑色の下地に白色(薄黄色)の班が不規則に入ります。 |
カラジューム(ホワイトクィーン)は、赤・白・緑の三色のカラフルな葉色がクリスマスツリーを連想させる魅力的な園芸品種です。色鮮やかで対比の効いた葉色はポップで明るい印象を与えるため、カラフルで元気が出る様なお庭等によく合うでしょう。 | カラジューム(ピンクシンフォニー)は、クリームとピーチの甘いスイーツを連想させる様な可愛いカラーリーフが魅力的な園芸品種です。葉は殆どが桃色で葉脈部分のみ緑色もしくはクリーム色(薄黄色)の脈斑が入り、ポップな中に可愛らしい印象を与えます。そのため、ピンクシンフォニーは明るくカラフルなお庭やロマンチックなお庭の花壇等によく合うでしょう。 | |
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原産:コロンビア
学名:Caladium lindenii
草丈:約30~75cm
分類:多年草(宿根草)
開花時期:殆どない
花色:黄色●白色〇
葉色:緑色●白色〇黄色●
耐暑性:強い
耐寒性:普通
誕生花:7月5日/9月3日/9月11日
花言葉:「歓喜」「喜び」「爽やかさ」
特徴:カラジューム(リンデニー)は学名Caladium lindenii、コロンビアが原産の多年草(宿根草)で、種小名の「リンデニー(lindenii)」はベルギーの植物学者ジャン・ジュール・リンデンに由来しています。
カラジューム(リンデニー)は、一般的に親しまれているカラフルな葉色が魅力のカラジューム(Caladium bicolor)と比べると、控えめな葉色で人気もそこまでありませんが。カラジューム(リンデニー)の非常に細く長い矢尻の様な鋭利な葉型(長さ約45cm)と白色の葉脈が通る濃い緑色の葉色はスタイリッシュでかっこいい雰囲気を出しています。葉(葉柄)は地面下にある里芋の様な塊根から出て最大75cmまで成長し、花は白色の苞葉に包まれたクリーム色の棒状(肉穂花序)の花を稀に咲かせます。しかし一般的には葉の成長を促すために、花を咲かせる事なく花芽の段階で花は取り除かれます。
園芸では強い日差しを苦手にして耐陰性が強い事から主にシェードガーデン等に利用され、また鉢植えに植えて観葉植物として利用される事もあります。細長く鋭利な葉形と白色の葉脈が通る濃い緑色の葉色は、洗練された魅力がありクールでかっこいいお庭等によく合うでしょう。また美しい葉はカットして水につけておけば数週間は持ち、フラワーアレンジメントの素材としても利用出来ます。
カラジューム(リンデニー)はシュウ酸カルシウム結晶を含み全草が有毒(吐き気や嘔吐、口周りの腫れ等)な為、子供や犬猫のいる家庭等では間違って食べないように注意する必要があるでしょう。
開花は殆どなく、花は白色の仏炎苞が黄色の肉穂花序を包む様に開花します。草姿は高さ約30(75)cm × 幅は約30(60)cmまで成長します。葉色は緑色に葉脈が白色(黄色)、葉身は矢尻形です。
カラジューム(リンデニー)は冬から春に分球して増やす事が出来ます。基本的には丈夫ですが、強い日差しで葉がボロボロになったり冬の寒さに弱いため夏や冬は管理に注意が必要でしょう。
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