- 原産:南アフリカ
- 科:フクロソウ(Geraniaceae)
- 属:ゼラニウム/ペラルゴニウム/テンジクアオイ(Pelargonium)
- 系統:ゾナル系
- 品種:ミスター ヘンリー コックス(Pelargonium ‘mr. henry cox’)
- 開花時期:3月~12月(理想的な環境では周年)
- 花の色:橙色●
- 葉の色:緑色●茶色●橙色●黄色●
- 香り:
- 分類:低木
- 草丈:約30cm
- 誕生花:1月26日/7月27日
- 花言葉:尊敬/信頼/決心/真の友情/育ちの良さ
- 用途:開花期間長い/カラーリーフ/生垣
- 購入方法:ミスター ヘンリー コックスを楽天で購入
目次 | ||
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花壇土 | 鉢土 | 水やり |
肥料 | 剪定 | 夏越し |
冬越し | 増やし方 | 病気 |
ゼラニウム(ミスター ヘンリー コックス)とは!?
ゼラニウム(ミスター ヘンリー コックス)は、扇を想像させるような個性的な葉の形と、中心部から外側に向かい緑色・褐色・橙色・黄色と変化する四色のカラフルな葉色、薄い橙色の花が球状に集まり咲くボリューミーな花姿が特徴です。沢山の色が組み合わさるため、カラフルで奇抜な雰囲気が好きな人におすすめの品種になります。草姿はドーム状、株は高さ幅ともに約30cmに成長する。
ゼラニウム(ゾナル)とは!?
ゼラニウム(ゾナル)は学名Pelargonium zonale、別名では「ゾナルゼラニウム(zonale geranium)」や「モンテンジクアオイ」等とも呼ばれる南アフリカが原産の低木です。
ゼラニウム(ゾナル)の語源(由来)
- 属名のPelargoniumは古代ギリシア語で「コウノトリ」を意味する「πελαργός(pelargos)」からきており、種子の形がコウノトリの嘴に似ている所に由来します。
- 種小名のzonaleは「帯状の」を意味しており、葉の中に入る帯状の模様に由来します。
ゼラニウム(ゾナル)の特徴(魅力)
- ゼラニウム(ゾナル)は、庭で広く育てられているホルトルム(Pelargonium × hortorum)の親種の一つとして知られています。ホルトルム種は、ゾナル種と比べると株はコンパクトで品種が豊富にありますが、ゾナルゼラニウム(zonale geranium)と呼ばれたり、またゾナル系に扱われる事もあります。そのため、このページではホルトルム種もゾナル系として品種を紹介します。
- ゼラニウム(ゾナル)は、開花期間の長さや、花房の中の花がとても多くボリュームある花姿をつくる所、花が球状に集まり咲く丸く可愛らしい外観、丸みを帯びる可愛らしい葉の形、葉の中心部に入る帯状の模様などが特徴の植物です。
- そのため園芸では、お庭の中で長く花を楽しみたい人や、球状に咲くボリューミーな花を楽しみたい人、帯状の模様が入る丸く可愛らしい葉をカラーリーフとして楽しみたい人などに好まれます。
- また比較的に大株になるため、植え込みに並べて自然風の生垣として利用されることもあります。
- 樹形はブッシュ状、茎はよく分枝してドーム状の外観になる傾向があります。そのため、花壇の中でボリュームを出したい時や、自然風の生垣を作りたい時などに使用されます。※ただし最近の園芸品種はコンパクトな品種が多いため、生垣には使いにくいです。
- 茎は若い時は緑色で毛がありますが、成熟すると木質化して褐色になります。
- 葉の形は腎形、葉の基部が凹み、葉の先端が丸くなります。そのため、ハート型にも似て、丸くて可愛らしい外観をしており、また英名で蹄鉄のゼラニウム(horseshoe pelargonium)の由来にもなっています。
- 葉のふち部分には波状縁があり、また掌状に浅い切れ込み(浅裂)が入り、フリルドレスのように波打つ傾向があります。そのため、優雅でお洒落な外観をしています。
- 葉の色は緑色で、葉の中心部に帯状の模様がはいります。そのため、カラーリーフとして楽しむことも可能です。
- 開花期間が長く、理想的な環境では周年、通常は春から秋にかけて花が咲きます。そのため長く花を楽しみたい人におすすめの植物です。
- 他の多くのゼラニウムの仲間よりも一つの花房に多くの花がつくため、花房は非常にボリュームが良くて、球状に花が集まるため可愛らしい外観の花姿をつくります。
- 花の色が非常に豊富にあるため、お庭の雰囲気に合わせて品種が選べる所も魅力です。
- ゼラニウム(ゾナル)は自然風の生垣として利用されることがあります。
- 自然風の生垣とは、剪定などを頻繁に行わず、自然の樹形(草姿)を生かしながら、土地の境界線を引くように植物を並べ植栽して作られる植物の壁です。※ただし最近の園芸品種はコンパクトな品種が多いため、生垣には使いにくいです。また寒さに弱いため暖地や平地などに限られます。
- ゼラニウム(ゾナル)は軽い霜を耐える事が出来ますが、寒さに弱いため基本的には寒さ・霜対策が必要です。また夏の高温多湿も少し苦手にしているため、夏越し対策も必要になります。
ゼラニウム(ゾナル)の草丈は約30(~100)cm、樹形はブッシュ状、茎はよく分枝して、直立または斜上に広がります。茎の色は緑色または赤褐色か褐色、茎は若い時は毛が生えており、茎の質感は多肉質、茎は成熟すると木質化します。
葉序は互生葉序、葉色は緑色で中央付近に円環状の暗褐色の班が入り、葉柄はあり、葉身の直径は約5(~10)cm、葉身の形は腎形(葉の基部は凹み・先端は丸くなる)、葉のふち部分に波状縁があり、掌状に浅裂する事もあります。
花序は散形花序、散形花序は茎の末端に花が集まり球形の花房をつくります。花は直径約3(~5)cm、花弁は5個、花の色は赤色・桃色・橙色・黄色・紫色・白色があります。
果実は分離果(1個の雌蕊が複数の子房を持っており、熟すと各心皮に離れて縦に割れ各部が分離する果実をいいます。分離した果実は分果と呼ばれます)です。
ゼラニウム(ゾナル系)の園芸品種の紹介
・サニーデイ・シリーズは一個一個の花が大輪のため存在感が強く、沢山の花が球状に集まる事で豪華な花姿を作ります。
・花持ちがよいため一つ一つの花を長く鑑賞する事が出来て、花がら摘みなどのメンテナンスも少なくすみ維持管理が楽です。
・生育旺盛で丈夫なため育てやすいです。
・明度の高い明るい緑色の葉が、お庭の雰囲気を明るくします。
ハニーミント・楽天で購入 サニーデイ・スモーキーアイローズは、花の色が中心部が濃い赤色をしていて外側が桃色になります。赤色と桃色は、どちらも女性的な印象を与えたり愛情を感じさせたりするため、愛をテーマにするロマンチックガーデンなどにおすすめの品種です。 | 花苗園芸店なごみ ・楽天で購入 サニーデイ・ホーリーは、花の色が薄い桃色をしているため、可愛らしい印象を与えたり、心が癒される様な優しい印象を与えたりします。そのため甘い雰囲気をつくるロマンチックなお庭などにオススメの品種です。 |
花苗園芸店なごみ・楽天で購入 サニーデイ・ベリータは、花の色が濃い赤色をしています。濃い赤色は口紅の色やワインなどの色を想像させるため、上品な印象を与えたり、愛情深い印象を与えたりします。そのため、エレガントガーデンやロマンチックガーデンなどのお庭にピッタリな品種です。 | 花苗園芸店なごみ・楽天で購入 サニーデイ・ジェシーは、花の色がサーモンピンクをしているため、可愛らしい印象を与えたり、優しい印象を与えたりします。そのため甘い雰囲気をつくるロマンチックなお庭などにオススメの品種です。 |
花苗園芸店なごみ・楽天で購入 サニーデイ・スモーキーアイホワイトは、花の色が中心部が濃い赤色をしていて外側が白色になります。赤色と白色は「お正月」「お祝い」「お祭り」などでよく利用される配色のため、お庭に使用すると縁起がよくおめでたい気持ちにさせたり、気分が向上するなどの効果が期待出来る品種です。 |
・草姿が均一でコンパクトに成長する習慣があるため鉢植えで育てやすいです。
・耐熱性に優れるため夏越しがしやすく、夏の間も持続的に花を楽しみやすいところが魅力です。
・花が綺麗な球状に集まり咲くため、可愛らしい雰囲気と洗練された雰囲気を感じさせる事が出来ます。
・草姿はドーム状、草丈は30~45cm、株張りは約30~45cmに成長します。
楽天で購入 アメリカーナNEO・ローズスプラッシュは、花の中心部に赤色の円環状の模様があり、桃色と赤色の二色の花色をしています。桃色と赤色はどちらも女性的で可愛らしさなどを感じさせるためロマンチックガーデンなどによく合う品種です。 | 楽天で購入 アメリカーナNEO・ダークレッドは、花の色が濃い赤色をしています。濃い赤色は口紅の色やワインなどの色を想像させるため、上品な印象を与えたり、愛情深い印象を与えたりします。そのため、エレガントガーデンやロマンチックガーデンなどのお庭にピッタリな品種です。 |
楽天で購入 アメリカーナ・ディープレッドは、花の色が濃い赤色をしています。濃い赤色は口紅の色やワインなどの色を想像させるため、上品な印象を与えたり、愛情深い印象を与えたりします。そのため、エレガントガーデンやロマンチックガーデンなどのお庭にピッタリな品種です。 | 楽天で購入 アメリカーナ・ホワイトは、花の色が白色、白色は上品で清潔感を感じさせるため、エレガントガーデンやウエディングガーデンなどにおすすめの品種です。 |
楽天で購入 アメリカーナ・サーモンは、花の色がサーモンピンクで可愛らしい印象をあたえます。そのため、ロマンチックガーデンなどにピッタリな品種です。 | 楽天で購入 アメリカーナ・コーラルは、花の色がオレンジ色をしています。明るい橙色は、太陽や南国の果実などを想像させるため、明るく開放的なお庭や、トロピカルガーデンなどによく合います。 |
楽天で購入 アメリカーナ・ホワイトスプラッシュは、花の中心部に桃色の円環状の模様があり、桃色と白色の二色の花色をしています。桃色と白色は可愛らしさと上品さが同居するため、エレガントガーデンやロマンチックガーデンなどにおすすめの品種です。 |
・カリオペ・シリーズはゾナルゼラニウムとアイビーゼラニウムの交配品種です。
・花の色持ちの良さと日持ちの良さから1つの花を長く楽しめます。
・開花期間中は次々と花をつけるため持続的に沢山の花を楽しめます。
カリオペ カスケード・シリーズ
・草姿はカスケードするため、ハンギング仕立てなどにすると、ふち部分から零れるように枝垂れる優雅な草姿が楽しめたり、また横へと大きく広がります。
カリオペ ラージ・シリーズ
・大株に成長するため大型のコンテナなどに最適です。
・花の日持ちや色持ちがよいため長くたのしめます。
カリオペ ミディアム・シリーズ・ガーデンパフォーマンスに優れており花壇やウィンドウボックスなどに使いたい時におすすめのシリーズです。
カリオペ ランドスケープ・シリーズ
・広がるように大きく成長するため花壇でボリュームを出したい時や生垣のように使いたい時におすすめのシリーズです。
楽天で購入 カリオペ・ダークレッドは、花の色が濃い赤色をしています。濃い赤色は口紅の色やワインなどの色を想像させるため、上品な印象を与えたり、愛情深い印象を与えたりします。そのため、エレガントガーデンやロマンチックガーデンなどのお庭にピッタリな品種です。 | 楽天で購入 カリオペ・レッドスプラッシュは、花の色がネオンサインのように発色がよく、ふち部分にピンクの覆輪が入る赤色と桃色の二色の花色をしています。そのため、明るくカラフルな雰囲気のカラーガーデンなどにおすすめの品種です。 |
楽天で購入 カリオペ・ローズスプラッシュは、花の中心部に赤色の円環状の模様があり、桃色と赤色の二色の花色をしています。桃色と赤色はどちらも女性的で可愛らしさなどを感じさせるためロマンチックガーデンなどによく合う品種です。 | 楽天で購入 カリオペ・ホットピンクは、花の色が赤みを帯びた蛍光ピンクをしています。そのため、可愛らしい印象を与えるロマンチックガーデンや、派手でカラフルな雰囲気をつくるカラーガーデンなどにおすすめです。 |
・タンゴ・シリーズは省スペースで効率よく苗を生産出来ます。
・葉の色が濃いため花とのコントラストが美しいです。
・植物の草姿・葉の色や形・花の色などに均一性があるため、品質が高い苗を生産したり、苗を並べた時もバランスが良くなります。
・花が綺麗な球状に集まり咲くため、可愛らしい雰囲気と洗練された雰囲気を感じさせる事が出来ます。
・草姿はドーム状、草丈は30~40cm、株張りは約30~40cmに成長します。
楽天で購入 タンゴ・ディープレッドは、花房の中に花が密につくためボリュームのよい花姿をしています。花の色は濃い赤色をしており、上品な印象を与えたり、愛情深い印象を与えたりするため、エレガントガーデンやロマンチックガーデンなどのお庭にピッタリな品種です。 | 楽天で購入 タンゴ・ライトピンクは、花の色が桃色と濃い桃色の二色で、基部に濃い桃色の班が入ります。笑窪のように入る桃色の班は、可愛らしい印象をあたえるため、可愛いをテーマにしたお庭や、ロマンチックガーデンなどにおすすめの品種です。 |
ここなぎ ・楽天で購入 ゼラニウム・ベルベットレッドは、花の色が濃い赤色をしています。濃い赤色は口紅の色やワインなどの色を想像させるため、上品な印象を与えたり、愛情深い印象を与えたりします。そのため、エレガントガーデンやロマンチックガーデンなどのお庭にピッタリな品種です。 | ここなぎ ・楽天で購入 タンゴ・オレンジ は、花の色がオレンジ色をしています。明るい橙色は、太陽や南国の果実などを想像させるため、明るく開放的なお庭や、トロピカルガーデンなどによく合います。 |
・早咲き性があるため普通のゼラニウムよりも早くから花が楽しめます。
・草姿が均一でコンパクトに成長する習慣があるため鉢植えで育てやすいです。
・分枝が非常によいため茎葉が密に茂り、次々と花が咲きます。
・花は一個一個が半分八重咲きしているため華やかで、沢山の花が球状に集まり花房を形成するため非常に豪華な花姿をつくります。
楽天で購入 クオリティ・ピンクレースは、花の形が半八重咲きで華やかな花姿をしていて、花の色がパステルピンクの優しい色合いをしています。そのため、ロマンチックガーデンなどによく合う品種です。 | アリスガーデン・楽天で購入 クオリティ・キャンディピンクは、花の形が半八重咲きで華やかな花姿をしていて、花の色が明度の高い桃色をしています。そのため、可愛らしい雰囲気をつくるロマンチックガーデンなどにピッタリな品種です。 |
その他
楽天で購入 リトルジップは、葉の形が丸いハート型で、葉の色はふち部分にクリーム色の覆輪が入り、花は八重咲きの桃色の小花が集まり咲きます。そのため「柔らかさ」「可愛さ」をテーマにして作られたような可愛らしい外観をしています。従って、「かわいさ」「愛」をテーマにして作られるロマンチックガーデンやかわいいお庭などにピッタリな園芸品種となります。 | 楽天で購入 アップルブロッサム・ホワイトリングは、葉のふち部分に白色の細い覆輪が入るため洗練された雰囲気を演出できます。また他のアップルブロッサムと同様に一個一個の花が八重咲きしてバラのような外観をしているため、非常に華やかな雰囲気をつくります。花の色は中心部が白色からクリーム色をしていて、外側がほんのり桃色に染まります。そのため、柔らかで優しい雰囲気があり、ロマンチックな雰囲気を演出します。 |
楽天で購入 アップルブロッサム・ウェディングは、葉のふち部分に入る白色の覆輪の幅が、ホワイトリングよりも広いため、より明るさを演出する事が出来るカラーリーフです。また他のアップルブロッサムと同様に一個一個の花が八重咲きしてバラのような外観をしているため、非常に華やかな雰囲気をつくります。花の色は中心部が白色からクリーム色をしていて、外側がほんのり桃色に染まります。そのため、柔らかで優しい雰囲気があり、ロマンチックな雰囲気を演出します。 | 楽天で購入 アップルブロッサム ローズバッドは、一個一個の花が八重咲きしてバラのような外観をしているため、非常に華やかな雰囲気を演出します。花の色は緑色・白色・赤色、花の中心部が緑色で外側に向かうにつれ白色になり、赤色の覆輪がはいります。そのため、お庭の中に派手で華やかな雰囲気をつくったり、上品さを演出する事が出来ます。 |
楽天で購入 モミジ葉ゼラニウムは、その名前からもわかる通り紅葉を想像させるような葉の形と、紅葉した時のような葉の色が特徴です。葉の形は、普通のゼラニウムと比べて先端が尖りふち部分が深く裂けており、歯の色は中心部が赤褐色で外側が緑色(黄緑色)をしています。そのため、個性的な外観をしたカラーリーフとして楽しめる園芸品種です。花の色は赤色または桃色、草姿はドーム状、株は高さ約30~45cmに成長します。 | 楽天で購入 ミセスポロックは、扇を想像させるような個性的な葉の形と、中心部から外側に向かい緑色・褐色・黄色と変化する三色のカラフルな葉色、橙色の花が球状に集まり咲くボリューミーな花姿が特徴です。沢山の色が組み合わさるため、カラフルで奇抜な雰囲気が好きな人におすすめの品種になります。草姿はドーム状、株は高さ幅ともに約30~45cmに成長する。 |
楽天で購入 バンクーバー センテニアルは、葉の形が掌状に裂けて褐色と黄緑色になるため、紅葉した紅葉を想像させます。また花も赤橙色で花弁が葉のような外観をしているため、紅葉を感じさせる品種です。そのため、オータムガーデン等の季節を感じさせるお庭などにおすすめです。草姿はドーム状、株は高さ幅ともに約30cmに成長する。 | 楽天で購入 ストロベリーアイスは、一個一個の花が半八重咲きするため華やかで、また花が球状に集まり咲くため非常にボリュームのよい花姿を作ります。花の色は、白地に赤桃色の覆輪が入るため、清潔感を感じさせたり可愛らしさを感じさせることがあります。そのためポップで明るいお庭や可愛らしいロマンチックなお庭などによく合う品種です。 |
楽天で購入 アールズコートは、葉の形が紅葉のように縁部分が裂けて先端が尖るため、シャープで洗練された外観をしています。また葉の中には赤褐色の円環状の模様が入るため、個性的な雰囲気をつくるカラーリーフとしても利用できます。花の色は明るい赤橙色、そのため派手でカラフルな雰囲気のお庭などにもよくあいます。 | 楽天で購入 黒雲龍は、重厚感を感じさせる黒葉と、黒葉と対比する明度の高い鮮やかな橙色の花、草丈が約10~15cmとコンパクトな草姿が特徴の品種です。黒色と橙色はハロウィンなどを想像させるため、魔女のお庭などのテーマガーデンによく合うかもしれません。 |
楽天で購入 光山錦は、冬に美しく紅葉する葉色が特徴です。花は橙色、成長がとても緩やかで、草丈が約10~15cmにしかならないため鉢植えで育てやすく、花壇でも育てられます。光山錦は古くから親しまれており、古典ゼラニウムや変わり葉ゼラニウムと呼ばれたりもします。 | 楽天で購入 さくらさくらは、花弁にギザギザとした切れ込みが入り薄い桃色の花色をしています。そのため、一個一個の花が「ナデシコ」や「さくら」を想像させるような可愛らしい外観をしています。また葉には深い切れ込みが入り、先端が尖りシャープな外観をしているため、紅葉を想像させる所も特徴です。そのため、ユニークな葉をファンシーリーフとして楽しむこともできる品種です。 |
グリーンプラザ山長 楽天市場店 ・楽天で購入 カリエンテ・シリーズは種間雑種のゼラニウムです。耐熱性に優れているため夏の間も持続的な開花を見込む事ができたり、一重咲きのため耐雨性があり花持ちがよく長く鑑賞する所などが魅力です。またシリーズの中には豊富な花色があるため、お庭の雰囲気に合わせて品種を選べたりします。 | 楽天で購入 ファイヤーワークス・シリーズは、花弁の先が尖ったり、浅く裂けるため、花が花火や星を想像させるような外観をしています。そのため、シャープでお洒落な雰囲気を演出します。またシリーズの中には複色を初め、花の色が豊富にあるため、お庭の雰囲気に合わせて品種選びができる所も魅力でしょう。 |
楽天で購入 ムーンライト・シリーズは、早咲き性があるため普通のゼラニウムよりも早くから花が楽しめます。草姿が均一でコンパクトに成長する習慣があるため摘芯などは不要で鉢植えでも育てやすく、葉の色が濃いため落ち着いた雰囲気を演出できます。 | 楽天で購入 プリティリトル・シリーズは、早咲き性があるため普通のゼラニウムよりも早くから花が楽しめます。分枝が非常によいため茎葉が密に茂り、次々と花が咲きます。また草姿が均一でコンパクトに成長する習慣があるため鉢植えでも育てやすく、地植えでもガーデンパフォーマンスがとても良いとされています。 |
園芸ネット プラス・楽天で購入 マルカダ・シリーズはアイビーゼラニウムのように、草姿がややカスケードする傾向があるためハンギングバスケット等におすすめのシリーズです。耐熱性に優れるため夏越しがしやすく、夏の間も持続的に花を楽しみやすく、花持ちがよく、花が枯れる時も自ら落ちる自浄作用があるため管理が楽な所が魅力です。 | アリスガーデン ・楽天で購入 ダークライン・シリーズは明度の低い濃い緑色の葉色が特徴です。そのため、重厚感ある雰囲気を演出できます。また灰色カビ病への耐性があり丈夫で育てやすい所も魅力です。 |
ゼラニウムの主な種と園芸品種は下のリンクから紹介しています。
ゼラニウム(ミスター ヘンリー コックス)の育て方
花壇の土づくり
日当り
ゼラニウム(ミスター ヘンリー コックス)は、日光のよく当たる場所で最もよく成長して沢山の花を咲かせます。ただし夏の暑さが非常に厳しい地域では、花が傷みやすくなるため、午後の日差しを避けた方が良い場合もあります。
そのため管理する場所は環境に合わせて日向(直射日光が6時間以上)もしくは、午後から日陰になる半日影(直射日光3時間~5時間)で育てましょう。
土壌の土質
ゼラニウム(ミスター ヘンリー コックス)は、通気性と排水性が良く、有機物がしっかり入る肥沃な土壌を好みます。
注意することは粘土質な土壌を避けることです。水分が停滞するような土壌では根腐れを引き起こします。
そのため、植え付けの前に土壌診断を行い、土壌の通気性と保水性のバランスを改善して、腐葉土等の有機物を入れ肥沃な土壌に改善しましょう。
土壌診断と改善の行い方
- 土を掘る時に土が硬い場合は作土層が十分でない可能性があります。
- スコップで土を深くまで掘り返し石等を取り除きます。
- 適度に濡れた土を、手にとり握って土塊を作り、通気性・保水性などを診断します。
- 手のひらを開き土の塊がバラバラと崩れる場合は通気性と排水性の高い砂壌土や砂土に近い土壌です。栄養の乏しい土壌や乾燥に強い植物にむきます。
- 保水性を改善したい場合は保水性を高める用土(堆肥や黒土など)を入れると良いでしょう。
- 手のひらを開いても土の塊は崩れず、土塊を軽く指で押すと崩れる場合は通気性と保水性のバランスが良い壌土に近い土壌です。幅広い植物に向く土壌です。
- 植物に合わせて保水性を好む植物であれば保水性を高める用土(黒土やバーミキュライト等)を入れたり、乾燥を好む植物であれば排水性や通気性を高める用土(川砂やパーライトなど)を入れましょう。
- 手のひらを開いても土の塊が崩れず、指で押しても崩れる感じがない場合は粘土質で水捌けが悪い土壌の可能性があります。必要に応じて排水性・通気性を高める用土(川砂・パーライト等)を混和しましょう。
- 手のひらを開き土の塊がバラバラと崩れる場合は通気性と排水性の高い砂壌土や砂土に近い土壌です。栄養の乏しい土壌や乾燥に強い植物にむきます。
- 土壌に入る有機物の量を診断しましょう。土の色を見て、有機物が沢山入る肥沃な土の場合は有機物(腐植)が多く含むため土の色が黒っぽくなります。一方で有機物(腐植)が少ない場合は土の色が薄くなります。
- 土壌の状態とバランスを見ながら、2割から3割を目安に堆肥(腐葉土・バーク堆肥等)を土壌に混和しましょう。
鉢土づくり
日当り
ゼラニウム(ミスター ヘンリー コックス)は、日光のよく当たる場所で最もよく成長して沢山の花を咲かせます。ただし夏の暑さが非常に厳しい地域では、花が傷みやすくなるため、午後の日差しを避けた方が良い場合もあります。
そのため管理する場所は環境に合わせて日向(直射日光が6時間以上)もしくは、午後から日陰になる半日影(直射日光3時間~5時間)で育てましょう。
培養土
ゼラニウム(ミスター ヘンリー コックス)は、一般的な草花の培養土で育てられます。自作する場合は通気性が良く適度に肥沃な培養土で育てましょう。
培養土の配合例
- 赤玉土(小粒・中粒)+腐葉土=6:4
- 赤玉土(小粒・中粒)+パーライト+腐葉土=4:2:4
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- super grade Ⅱの培養土はサラサラとした粒状の用土のみで構成されており堆肥が使用されていない所が特徴です。
- 堆肥が使われていないため、昆虫や微生物湧きにくく、お部屋でも使いやすいです。
- 堆肥が原因で夏場に蒸れる事がないため、多湿で植物が弱りにくくなります。
- 培養土は擬似団粒構造を形成しており優れた保水性・排水性・通気性・保肥力があります。
- 培養土の中には保水剤(CMC)が配合されているため水持ちがよく管理が楽になります。
- 培養土に含まれる赤玉土は焼きが入り硬質なため、劣化しにくく繰り返して何度でも使えます。
- 赤玉土には肥料も含有しているため植物の成長が良くなります。
- 肥料は3種類配合されており植物の成長段階に応じて非常に長く放出されます。
- 堆肥は入っていませんが、質の良い腐植酸が配合されているため、地力の高い肥沃な培養土となっています。
水やりの仕方
地植え
ゼラニウム(ミスター ヘンリー コックス)は乾燥に強いため、地植えしている場合は極端に乾燥する場合を除いて、基本的には降水のみで育てられます。雨が長く降らない場合、指を入れて土壌の表面(2~5cm)が乾燥している場合、葉や茎が萎れている場合などは、必要に応じて水やりを行いましょう。
水やりの量は、土壌内に新鮮な酸素を行き渡らせる目的もあるため、一度に与える水の量はたっぷりと与えてください。
鉢植え
ゼラニウム(ミスター ヘンリー コックス)を鉢植えで育てる場合は土の乾燥が早くなるため、定期的な水やりが必要になります。ただし水やりを行い過ぎてジメジメとした環境が続くと根腐れしてしまうため、土の表面(数cm)が乾いてきたタイミングで水やりを行うといいでしょう。
水やりの量は、土壌内に新鮮な酸素を行き渡らせる目的もあるため、一度に与える水の量はたっぷりと与えてください。
水やりのチェックを簡単にするオススメの道具
- 水やりチェッカー(サスティ)とは、視覚的に分かりやすく色の変化で水やりのタイミングを教えてくれる水分計です。
- 白色(水やり必要)・青色(水やり不要)
- 水やりチェッカー(サスティ)は世界で初めて家庭用水分計で「PF値」が採用されています。PF値は、殆どの植物の生育に阻害がない有効水分域の中のPF2.0付近で色が変わるように設計されているため、水やりの失敗を減らします。
- PF2.0は、どんな土や多肉・観葉植物・草花にも対応しますが、乾燥に強い多肉植物では色変わり後に若干の猶予があり、乾燥に弱い草花では色変わり後は直ぐに水やりをした方が良いかもしれません。
- PF値とは、土壌の水分が毛管力によって引き付けられている強さの程度を表している数値で、これを使う事で土壌の湿り具合や植物への水やりのタイミングが分かるようになります。殆どの植物にとって利用しやすいPF値は1.7~2.3の間にあります。常にPF値が1.7より下の値にあると、多湿を嫌う多肉などは湿潤すぎて根腐れを引き起こしやすくなったり、PF値が2.3より上にあると乾燥が苦手な草花などは水枯れを引き起こしやすくなります。
- 水やり三年と言われるプロでも難しい水やり作業が、水やりチェッカー(サスティ)を使うだけで安心して行えるようになります。
- 水やりチェッカー(サスティ)は水やりが難しい植物(ラン・多肉)にも対応しています。
- 中芯は6ヶ月~9ヶ月経つと水やりをしても青色に変化しなくなるため、変化がなくなったら中芯の交換が必要になります。
肥料の与え方
ゼラニウム(ミスター ヘンリー コックス)は、ある程度の肥沃な土壌で育てていれば多くの肥料を必要としません。土壌の栄養が乏しい花壇の中で育てていたり、培養土の劣化や栄養がなくなるのが早い鉢植えで育ている場合、必要に応じて元肥と定期的に追肥を与えましょう。
肥料と堆肥の与え方
- 堆肥の与え方(鉢植えは植え替え)
- 堆肥とは有機物が微生物により分解された肥料もしくは土壌改良材です。生態サイクルのない庭の花壇や鉢植えは、風雨や微生物の働き等により、土壌が年々劣化していき土が硬くなったり水はけが悪くなったりします。堆肥には【化学性・物理性・生物性】を高める効果があり、劣化した土を肥沃(植物の生育がよく生産性が高い土)な土に変える働きがあります。
- 地植えの場合は初冬から早春に株から少し離れた場所に堆肥(腐葉土もしくは牛糞堆肥等)を盛ってマルチングするか、穴を掘って堆肥を入れましょう。
- 鉢植えの場合は、植え替えを行います。鉢から株を取り出して、風雨で劣化した古い土を軽く落とし、長い根や腐った根も軽く切り詰めます。株が大きい場合は株分けもしましょう。土は新しい物を使うか、古い土を再利用する場合は2~5割ほど新しい土を混ぜます。鉢の中に新しい土と株を植え直したら完成です。
- 堆肥とは有機物が微生物により分解された肥料もしくは土壌改良材です。生態サイクルのない庭の花壇や鉢植えは、風雨や微生物の働き等により、土壌が年々劣化していき土が硬くなったり水はけが悪くなったりします。堆肥には【化学性・物理性・生物性】を高める効果があり、劣化した土を肥沃(植物の生育がよく生産性が高い土)な土に変える働きがあります。
- 肥料の与え方
- 春から秋にかけて生育期間中に液体肥料を与えます。
- 液体肥料で与える場合は、規定された分量で希釈して約二週間から四週間に一回のペースで水やりの際に一緒に液肥を与えるとよいでしょう。
剪定のやり方
ゼラニウム(ミスター ヘンリー コックス)の剪定は「摘芯」「花がら摘み」「切り戻し」です。必ずしも必要な作業ではありませんが、株をコンパクトにボリュームよくしたり、新しい成長を促したり、次の花を咲かせたり、草姿を美しく保つ、木質化を遅らせる等のメリットもあります。
摘芯とは!?
摘芯とは、成長の早い段階で、植物の成長点を指で摘むかハサミを使い切り取って、分枝を促す方法です。
摘芯のメリット
- 茎の数が増えてふさふさとボリュームのある草姿になる。
- 草丈が抑えられるためコンパクトに管理出来る。
- 茎の数が増えるため、花の数が増える。
摘芯のデメリット
- 開花時期が遅くなる事がある。
- 草丈が低くなるため花壇に高さを出したい場合はデメリットになる事がある。
- エネルギーが分散するため、個々の花房の大きさが小さくなる可能性がある。
- 茎の数が増えて繁茂するため多湿になる可能性がある。
摘芯のやり方
ゼラニウム(ミスター ヘンリー コックス)の摘芯のやり方は、苗の頃または成長が始まる春頃に、株の成長を見ながら茎の先端を指で摘んで取り除きます。
花がら摘みとは!?
花がら摘みとは、色褪せたり外観が崩れたりした咲き終わりの花を摘み取る事です。
花がら摘みのメリット
- 種を作るエネルギーが、花に向かうため、花の数が増えたり、開花期間が伸びたり、株の寿命が伸びるなどします。
- 種が作られないため、こぼれ種による雑草化を防ぐ事が出来ます。
- 花にカビ(真菌)等がついて腐敗することを防ぐため、病気の予防に繋がります。
- 花がらはカビが生えたり、褐色になったり、乾燥して縮んだりして外観を悪くするため、花がら摘みを行うことで清潔感を保つことが出来ます。
花がら摘みのデメリット
- 種を採取できません。
- 時間と労力が必要になります。
花がら摘みのやり方
ゼラニウム(ミスター ヘンリー コックス)の花がら摘みのやり方は、色褪せたり外観が崩れた花房を、花房の下からハサミで剪定して摘み取ります。
切り戻し剪定とは!?
切り戻し剪定とは、長く伸びすぎたりした茎などを、茎の途中で剪定して形を整える剪定方法です。
切り戻し剪定のメリット
- 切り戻し剪定を行う事で茎の長さなどが均一になり、外観が整います。
- 剪定によって頂芽優勢が崩れ、分枝が促されるため、茎の数が増えて株がボリューミーになり、花の数も増えます。
- 生産性の低い古い茎を切り戻す事で、生産性の高い新しい成長が促されるため、株が若返り、花が咲きやすくなるなど生産性が高まります。
- 茎を切り戻す事で茎の数と葉の数が減るため、株全体または土壌にも日が当たり、日当たりの改善・多湿の改善に寄与します。
- 古い茎を切り戻す事で木質化を最小限に留めることが出来ます。
- 茎を切り戻す事で茎の数と葉の数が減るため、風の流れが良くなり、多湿の改善が期待出来ます。
- 多湿を改善する事で蒸れによる根腐れを防止、多湿を好むカビ(真菌)の発生を抑制して病気予防、多湿により集まってくる害虫の発生予防等が期待出来ます。
切り戻し剪定のデメリット
- 株のボリュームがなくなり、葉の数も減るため、一時的に見た目が悪くなる事があります。
- 一度に沢山の剪定を行うと、植物に強いストレスがかかり、一時的に成長が止まる可能性があります。
- 傷口が病気の感染ルートになる可能性があります。
切り戻し剪定のやり方
- ゼラニウム(ミスター ヘンリー コックス)の切り戻し剪定の時期は、冬越し後の早春から春、冬に屋内に取り込む場合は晩秋に行います。
- 剪定は株の高さの1/3を目安に行います。株の形状を整えるように均一的に剪定しましょう。
- 病気の茎や枯れた茎は、茎の途中の健康な茎の上、または根元から剪定しましょう。
夏越しする方法
ゼラニウム(ミスター ヘンリー コックス)は、夏の高温多湿が苦手なため夏越しに注意が少し必要な植物です。
例えば、茎や葉に雨が当たり残ると水滴から真菌や細菌などの病原菌が株に侵入して病気にかかるリスクを高めます。また土壌がジメジメと湿ったままになっていると根腐れを引き起こして株が弱ったり枯れる事があります。
特に暑さと多湿が組み合わさる高温多湿は、暑さと湿気の複合ストレスで株が弱りやすくなります。そのため、夏越し対策が必要です。
高温多湿が与える影響と対策方法
- 強光
- 夏の強すぎる強光は、光阻害を引き起こし、光合成に必要な細胞を壊してしまい生育不良を引き起こす原因となります。また強光は、乾燥や熱などと相互作用を持つため、複合ストレスとなり植物に致命的なダメージを与える原因になることもあります。そのため、高温多湿に弱い植物は強光対策が必須です。
- 西日の当たらない場所で管理
- 暑さ
- 暑さは「光合成・呼吸の阻害」「活性酸素の生成」「細胞の破壊による壊死と老化」等を引き起こします。また暑さは強光・乾燥・病原菌等と相互作用を持つため、複合ストレスとなり植物に致命的なダメージを与える原因になることもあります。そのため、高温多湿に弱い植物は暑さ対策が必須です。
- 西日の当たらない場所で管理する
- 風通しの良い場所で管理する
- 散水する
- 多湿・過湿
- 多湿・過湿は「根の酸素不足」「根の腐敗」「水分過多によるストレス」「真菌の繁殖と移動による病気」「細菌・ウィルスの移動による病気」「害虫の繁殖」などを引き起こす原因となります。また多湿は暑さ等と相互作用を持つため、複合ストレスとなり植物に致命的なダメージを与える原因になることもあります。そのため、高温多湿に弱い植物は多湿対策が最も必須になります。
- 雨に当たる場所を避ける
- 適切な日当たりで管理
- 土壌の排水性を良くする
- 風通しの良い場所で管理する
- 切り戻しを行う
- 病原菌
- 病原菌は「細胞の壊死」「水分の移動を阻害」「光合成の阻害」「生育阻害」「免疫低下」などを引き起こします。また病原菌は暑さや多湿と相互作用を持つため、複合ストレスとなり植物を弱らせやすくなります。そのため、高温多湿に弱い植物は病原菌対策が必須になります。
- 雨に当たる場所を避ける
- 適切な日当たりで管理
- 土壌の排水性を良くする
- 風通しの良い場所で管理する
- 切り戻しを行う
- 泥はね対策をする
- 農薬を使用する
西日の当たらない場所で管理する
西日対策を行う事で、暑さ対策と強光対策を同時に行う事ができましは。西日対策とは、西日の当たる時間は植物を日陰で管理することです。例えば、鉢植えで育てている場合は、鉢植えを午後からは日陰になる場所に移動します。また地植えする時に、西日の当たらない場所に植えたり、それが難しい場合はで遮光ネットを利用して西日を避けたりします。
風通しの良い場所で管理する
風通しの良い場所で植物の管理を行う事で「多湿対策」「暑さ対策」「病害虫の抑制」を行う事ができます。風が動く事で湿気が溜まる事を防げたり、また風によって植物の周囲の温度を少し下げたり体感温度を下げたりする事ができます。
風通しの良い場所に植物の移動が難しい場合は、暑さの厳しい時間にファンを回して対策することも可能です。ただし、ファンを回し過ぎると強風によって植物の葉が落ちてしまったり、蒸散スピードが増して乾燥しやすくなったりすることもあるので注意が必要です。
散水する
散水を行い周囲に水を撒く事で、水が蒸発する際に周囲の熱を吸収して気温を下げる事ができます。ただし一時的な効果なため根本的な解決となりません。暑さが酷い場合などに、散水を行い暑さストレスから少しでも植物を解放してあげると良いかもしれません。
雨に当たる場所を避ける
雨に当たらない場所で植物を管理する事で「根の腐敗・酸素不足対策」「水分過多によるストレス対策」「病気(真菌・細菌・ウィルス等)の侵入対策」がまとめて行えます。
そのため、雨が当たらない環境で植物を管理したり、雨の日の前に鉢植えを移動したり、 雨よけの屋根やシェードを使用すると高い効果が期待出来ます。ただし、雨の当たらない環境は太陽も遮る事が多いため日照量が少なくなったり、多湿環境になりやすい事があります。そのため、他の環境要因も考慮しながら雨対策を行うと良いでしょう。
適切な日当たりで管理
適切な日当たりで植物を管理する事は「光合成の促進」「多湿対策」「病害虫の発生を抑制」する事に繋がります。特に日当たりの良い環境であれば、多湿になりにくいため、水分ストレスや病気対策となります。
土壌の排水性を良くする
土壌の排水性を良くする事は「多湿対策」に非常に重要な役割を果たします。何故なら、保水性の高い土壌で植物を管理した場合、水分が何時までも排水されずジメジメした環境が続くため、根に酸素が供給されずに呼吸が出来なくなったり、根腐れを引き起こしたり、病気が増殖して植物が影響を受けやすくなるからです。
そのため、植え付け時に適切な土壌または培養土に植えて上げる事がとても大切になります。
切り戻しを行う
植物の切り戻しを行う事で多湿の改善を行う事ができます。何故なら、切り戻しをすることで茎や葉の密度が減るため、風通しが改善されたり、日当たりが改善されたりするからです。ただし、切り戻しをする事で花芽が摘まれたり強いストレスとなることもあるため注意して下さい。
泥はね対策をする
泥はね対策をする事で、病原菌対策が行えます。何故なら、泥はね対策を行うことで、病原菌がいる泥水が植物の葉っぱ等について、植物の中に入る事を防げるからです。
植物の葉に泥水が付いてしまうと、水の中で真菌は鞭毛を使い泳ぎ、気孔などから植物体の中に侵入します。病原菌に感染した植物は腐食され細胞が壊死して斑点病になったり、導管を塞がれて水分の行き来が出来なくなり萎凋病になる事があります。病気の種類によって、致命度が変わりますが、泥はね対策で病気予防をする事は非常に重要になります。
泥はね対策は植物の周りにマルチングをする事で行えます。マルチングの資材はお好みですが、ビニールやバークチップ等が一般的です。
冬越しする方法
Hardiness:9~11
ゼラニウム(ミスター ヘンリー コックス)は軽い霜であれば耐えられるため、暖地であれば地植えでも冬越し出来る可能性があります。ただし基本的に寒さと霜に弱いため冬越し対策を行った方が良いでしょう。
冬越し対策
- 屋外で育てている場合は、霜が降りる前に霜対策として不織布などを被せます。
- また霜が降りる前に株を掘り起こして鉢植えに植え直した後に、軒下に移動したり、温室に移動するなどして管理する事も可能です。
- 鉢植えで育てている場合は、霜の当たらない軒下に移動したり、凍結が心配な場合は屋内や温室に移動したりするとよいでしょう。
播種で増やす
ゼラニウム(ゾナル)の種蒔の方法
播種時期:3月~4月・9月~10月
発芽適温:約15度~20度
発芽日数:約7~21日
光条件:
種まき手順
- 種を撒く前に、ポットに種まき用の培養土を準備します。
- もしくは直播きする場所の土壌を整えます。
- 種を土に置き軽く押し込みます(鎮圧と呼ばれる方法で土と種の接着を高め水分の吸収をよくする)
- 種の上に薄く土を被せます。
- 播種後は乾燥すると発芽率が落ちるため、基本的に土と種が乾燥しないように水やりを行い管理しましょう。