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科:キジカクシ(Asparagaceae) 属:ギボウシ/ホスタ(Hosta) 品種:ミニットマン(minuteman) 開花時期:7月~8月 花の色:紫色● 葉色:緑色●白色〇 分類:多年草(宿根草) 草丈:約45cm 草姿:ロゼット状 誕生花:7月9日 花言葉:「静寂」「沈静」「落ち着き」「変わらない思い」 | ||
花壇土 | 鉢土 | 水やり |
肥料 | 剪定 | 夏越し |
冬越し | 増やし方 | 病気 |
ギボウシ(ミニットマン)はナチュラルで落ち着きを感じさせる緑色と白色の二色の葉色が魅力の園芸品種で、濃い緑色の葉には縁部分にやや広めの白色(~薄黄色)の覆輪が入りスタイリッシュな雰囲気をつくります。またスタイリッシュで洗練された葉は、ユリの様な形をした薄紫色の上品な花との相性も良く洗練された雰囲気のお庭の花壇等によく合うでしょう。株は葉は中央から外側へと向かい優雅に幾つも葉を広げて高さ約45cm × 幅は約100cmの小高い丘の様な草姿を作ります。
開花時期は初夏から晩夏、花色は薄紫色、個々の花は鐘形で花被片が6個あり、花序は小花が穂状に集まり総状花序に花が咲きます。草姿はロゼット状で短い根茎があり高さは約45cm × 幅は約100cmまで成長します。葉色は濃い緑色に白色の覆輪が入り、葉身は卵形で、葉序は根生葉につきます。
ギボウシは属の中に約23~45種があり、殆どが日本と中国を原産とする多年草(宿根草)です。ギボウシは種と種の間で種間交雑しやすく、また交配もされて魅力的な園芸品種も多く生み出されているため、一般に親しまれているギボウシも雑種の方が多いかもしれません。
ギボウシ(雑種)は様々な種が交配されているため、非常に豊富な園芸品種があります。例えば、葉の大きさがミニチュア(長さ約3cm × 幅約2cm)の品種から非常に巨大な葉(長さ約45cm × 幅約35cm)をもつ品種、葉の形がスラリと細長い披針形の品種から横幅が広く丸みのある卵形の品種まであり、また葉の縁部分が波打ちフリルの様になる品種や葉全体が捻る品種等もあり様々です。葉の色は品種により緑色・青色・黄色・白色の四色の組み合わせがあります。
ギボウシの葉は基部から出てくる葉(根生葉)のみで構成されており、中央から外側に向かう様に優雅に葉を広げ丘陵を連想させる美しい草姿を作ります。葉は長い葉柄の先に付き、葉脈には通常凹凸があります。
ギボウシの花は基本的には香りがありませんが、タマノカンザシを由来とする品種では香りがある場合があります。また通常は朝に花が開花して夕方になると萎む一日花ですが、タマノカンザシを由来とする場合は夕方から夜に開花する場合もあります。また個々の花は一日花のため直ぐに萎みますが、長い花茎には沢山の小花が連なり咲くため比較的に長く鑑賞できる所も魅力です。
園芸では優雅に広がる美しい草姿や豪華な花姿を鑑賞する目的で花壇や植え込みの縁どり等に利用されたり、花壇の中央部で高さやボリュームを出す植物として利用されたり、またコンパクトで管理がしやすい鉢植えにして玄関周り等に飾られたりします。その他にも耐陰性が強く間接光のみが当たる日陰でも育てる事が出来るため、日陰植物の代表としてシェードガーデン等でもよく利用されています。
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園芸品種には、非常に巨大な葉(長さ45cm × 幅35cm)をもち高さ120cmまで成長する「エンプレス ウー」や非常にちっちゃく(長さ最大5cm × 幅5cm)の青緑色をした肉厚の葉が可愛らしい「ブルーマウス イアーズ」等があり、それぞれお庭の雰囲気に合わせて品種を選ぶと良いでしょう。※その他の種や園芸品種は下のリンクから見れます。
ギボウシは一般的に株分けで増やされますが、自家採種した種を撒いて増やす事も出来ます。育てる際は夏の強い日差しと乾燥に気をつければ基本的には丈夫で育てやすい植物です。
ギボウシ(ホスタ)の主な種と園芸品種は下のリンクから紹介しています。