原産:北アメリカ 科:ツツジ(Ericaceae) 属:イワナンテン(leucothoe) 種:セイヨウイワナンテン(fontanesiana) 別名:マキアージュ(makijaz) 開花時期:- 花の色:- 葉色:緑色●桃色●黄色● 分類:常緑低木 草丈:約60~150cm 誕生花:7月12日 花言葉:「節制」「若い恋人」「気が多い恋」 | ||
花壇土 | 鉢土 | 水やり |
肥料 | 剪定 | 夏越し |
冬越し | 増やし方 | 病気 |
セイヨウイワナンテン(マキアージュ)は葉色が徐々に赤色(赤茶色)から緑色(~薄黄色)へと色変わりしていく所が魅力の園芸品種です。葉は若葉では赤色(赤茶色)で現れ、徐々に色が薄れて薄ピンクのベールで覆われたような葉色になり、緑色に薄黄色(クリーム色)の不規則な班が入る葉色になります。
開花は不明。樹形は枝が直立して弧状にしなり高さ約50cm × 幅は約80cmまで成長します。葉色は緑色や赤色、桃色や黄色があり、葉身は楕円形もしくは披針形で縁部分に鋸歯があり、葉序は互生葉序につきます。
セイヨウイワナンテンは学名leucothoe fontanesiana、別名「ドロッピング・ローレル(drooping laurel)」や「マウンテン・ドックホブル(mountain doghobble)」とも呼ばれる北アメリカ原産の常緑低木です。属名のイワナンテン(leucothoe)はギリシャ神話でアポロの愛人の1人として登場するレウコトー(leucothoe)に由来しています。
セイヨウイワナンテンの特徴(魅力)
- 中央から外側へと弧を描く様に優雅に枝を広げる美しい樹形
- 革の様に厚く光沢をもった常緑の葉
- 幾つかの品種では桃色や黄色や白色の班が入りカラーリーフとして楽しめる所
- すずらんを連想させる可愛らしい小花
- 枝から下垂する様に沢山の小花が連なりぶら下がる花姿
- 日向から明るい日陰まで場所を選ばずに育てられる(ただし半日影が理想)
- 病気や害虫の被害が少ない
- 夏の暑さや冬の寒さに強い
- 手入れをしなくても丈夫に育ってくれる所
セイヨウイワナンテンは地面から沢山の枝を出す事で株立ち状になり、枝分かれ少なく優雅に枝葉を広げる事で、噴水の水が立ち上がり広がった時の様な美しい樹形を作ります。花は遠くから見ると上から下へと垂れフジの花を連想させますが、近くで見るとぷっくり膨らんだ壷形をした可愛らしい小花が沢山ついており、ボリューム満点に咲き誇ります。
園芸では、優雅に広がる美しい樹形や光沢ある美しい葉と花を鑑賞する目的で庭木として花壇や植え込み等で育てられる事が多く、鉢植えの中でコンパクトに仕立て楽しまれる事もあります。また耐陰性が強い事からシェードガーデン等にもよく利用されます。園芸品種には、葉に赤色や黄色の不規則な班が入る「レインボー」や、高さ50cm程度と非常に背が低く夏から冬にかけては真っ赤に染まる葉が火がまわり炎上する様にも見える「リトルフレーム」等があり、それぞれお庭の雰囲気に合わせて品種を選ぶと良いでしょう。※その他の種や園芸品種は下のリンクから見れます。
レインボー | リトルフレーム |
開花時期は春から晩春、花色は白色もしくは黄色、個々の花は壷形で、花序は小花が穂状に連なり長さ約8cmの総状花序に花を咲かせます。樹形は枝が直立して弧状にしなり高さ約60(150)cm × 幅は約60(180)cmまで成長します。葉色は緑色や赤色、桃色や黄色、白色等があり、葉身は楕円形もしくは披針形で縁部分に鋸歯があり、葉序は互生葉序につきます。
セイヨウイワナンテンは初夏から夏頃に挿し木を行い増やすことが出来ます。土質を殆ど選ばず丈夫で育てやすく、夏の暑さや冬の寒さにも強い常緑低木です。
イワナンテンの主な種と園芸品種は下のリンクから紹介しています。