カリシアは属の中に約20種があり、園芸でも様々な種と品種が親しまれています。このページでは2種類の原種と、いくつかの園芸品種を紹介しています。
上記の他にも、このページでは育て方や購入する際のリンクも用意しています。よければ、そちらもご活用ください。
■目次
■カリシアの簡易比較

学名:Callisia repens
生活形多年草:
草丈:約5~15cm
開花:5月~6月
花色:白色
葉色:緑色・桃色・紫色・クリーム色・白色
生育型:匍匐型
備考:熱帯に自生している植物になり、日本では一般的に観葉植物として屋内で栽培されています。草姿は匍匐型で分枝が非常に多いため、地表を密なマット状に広がる性質があり、また鉢植えで栽培した場合は枝垂れる優美な姿を鑑賞する事ができる点が魅力です。またカリシア属の他の種と比べて、葉は1~4cmほどとこぶりなため、緻密で洗練された外観となりやすく、葉色が緑色・桃色・紫色・クリーム色・白色と多彩な点も魅力となります。さらに、茎や葉は肉質でぷにぷにとした外観をしているため、多肉植物のような可愛いらしい印象も感じさせます。

学名:Callisia fragrans
生活形:多年草
草丈:約30~150cm
開花:3月~5月
花色:白色
葉色:緑色・黄色・白色
生育型:ロゼット型・叢生型
備考:メキシコの熱帯などに自生している植物で、日本では一般的に観葉植物として屋内で栽培されています。生育型は一時ロゼット型で、ロゼットを形成後に直立茎と匍匐枝を伸ばすため上や横に成長する個性的な姿となります。また葉は長さ30cmに達する事があり、ワックスで塗られたような光沢があるため、この美しい葉と個性的な草姿を鑑賞する目的で栽培されます。さらに、茎や葉は肉質でぷにぷにとした外観をしているため、多肉植物のような可愛いらしい印象も感じさせる植物です。
■カリシアの主な種と園芸品種の紹介
カリシア・レペンス

カリシア・レペンスとは!
カリシア・レペンス(学名: Callisia repens)は、別名では「桃色カリシア」「クリーピング・インチプラント(creeping inchplant)」「ボリビアン・ジュー(Bolivian Jew)」「タートル・バイン(turtle vine)」とも呼ばれるツユクサ科カリシア属の多年草です。
カリシア・レペンスの原産地は南アメリカと中央アメリカにあり、自生地は熱帯・亜熱帯の森林や日陰の岩場などにあります。
カリシア・レペンスの特徴
- カリシア・レペンスの魅力:この植物は、 熱帯に自生している植物になり、日本では一般的に観葉植物として屋内で栽培されています。草姿は匍匐型で分枝が非常に多いため、地表を密なマット状に広がる性質があり、また鉢植えで栽培した場合は枝垂れる優美な姿を鑑賞する事ができる点が魅力です。またカリシア属の他の種と比べて、葉は1~4cmほどとこぶりなため、緻密で洗練された外観となりやすく、葉色が緑色・桃色・紫色・クリーム色・白色と多彩な点も魅力となります。さらに、茎や葉は肉質でぷにぷにとした外観をしているため、多肉植物のような可愛いらしい印象も感じさせます。
- 草姿:生育型は匍匐型になり、茎の種類は匍匐茎で、茎は旺盛に分枝して、節から不定根を出して活着しながら、密なマット状に広がったり、壁面を真下に下垂する性質があります。茎は肉質で、色は緑色の他に赤紫色をしていることもあります。
- 葉の特徴:葉の概形は卵形・披針形をしており、サイズは1~4cmほどと小振りです。そのため、茎葉が密に茂った場合も野暮ったさを感じさせにくく緻密な印象を与えます。さらに、葉はやや肉厚でぷにぷにした見た目をしてるため、可愛らしい雰囲気を添えることもできます。葉の色は緑色の他、桃色・紫色・クリーム色・白色と多彩なため、カラーリーフとしても楽しまれます。
- インドアグリーン:カリシア・レペンスは、熱帯の森林などに自生している植物になり高い耐陰性があります。そのため、屋内の中では間接光が当たるような明るい場所(Lux2500~10000程度)で栽培する事ができます。
- 枝垂れ植物:カリシア・レペンスは、草姿が匍匐型で茎は柔軟で壁面から真っ直ぐ下に下垂する性質があります。そのため、ハンギング鉢などに植えると鉢縁から滝のように枝垂れる草姿が鑑賞できたり、またロックガーデンや石垣の側に植えると岩肌を被覆するように枝垂れる草姿が鑑賞できたりします。※ただし、本種は熱帯が原産で冬の寒さに弱いため、日本では基本的に屋内での栽培となります。
カリシア・レペンスの園芸品種の紹介
カリシア・フラグランス

カリシア・フラグランスとは!
カリシア・フラグランス(学名: Callisia fragrans)は、別名では「しだれつゆくさ」「バスケット・プラント(basket plant)」「チェーン・プラント(chain plant)」「フォルス・ブロメリア(false bromeliad)」とも呼ばれるツユクサ科カリシア属の多年草です。
カリシア・フラグランスの原産地はメキシコにあり、自生地は森林や荒れ地などにあります。
カリシア・フラグランスの特徴
- カリシア・フラグランスの魅力:この植物は、 メキシコの熱帯などに自生している植物で、日本では一般的に観葉植物として屋内で栽培されています。生育型は一時ロゼット型で、ロゼットを形成後に直立茎と匍匐枝を伸ばすため上や横に成長する個性的な姿となります。また葉は長さ30cmに達する事があり、ワックスで塗られたような光沢があるため、この美しい葉と個性的な草姿を鑑賞する目的で栽培されます。さらに、茎や葉は肉質でぷにぷにとした外観をしているため、多肉植物のような可愛いらしい印象も感じさせる植物です。
- 草姿:生育型は一時ロゼット型または叢生型になり、生育初期はロゼットを形成して、その後に直立茎を伸ばし、その基部付近から匍匐branchを伸ばし節から根を下ろしたり子株を生成して群生をつくります。茎は肉質で、色は緑色の他に赤紫色をしていることもあります。
- 葉の特徴:葉の概形は狭楕円形・狭披針形をしており、サイズは10~30cmほどと大きめです。葉はワックスで塗られたような光沢があり、葉の色は緑色の他、品種により黄色・白色や白色もあるため、カラーリーフとしても楽しまれます。
- インドアグリーン:カリシア・フラグランスは、熱帯の森林などに自生している植物になり高い耐陰性があります。そのため、屋内の中では間接光が当たるような明るい場所(Lux2500~10000程度)で栽培する事ができます。
- 枝垂れ植物:カリシア・フラグランスは、匍匐枝が横に広がり、また壁面から下垂する性質があります。そのため、ハンギング鉢などに植えると鉢縁からしなやかに枝垂れる草姿が鑑賞できたり、またロックガーデンや石垣の側に植えると岩肌を被覆するように枝垂れる草姿が鑑賞できたりします。※ただし、本種は熱帯が原産で冬の寒さに弱いため、日本では基本的に屋内での栽培となります。