クロトンノキ属は属の中に約17種があり東南アジア及びオーストラリアを原産とする低木もしくは多年草です。一般に園芸では、観葉植物として親しまれ南国を連想させる様なヘンヨウボクが親しまれます。
クロトンノキは基本的に夏の暑さに強いですが、冬の寒さに弱いため冬越しする際は管理に注意が必要になります。
種毎の育て方は写真か育て方をクリックすると出てくるためそちらで確認して下さい。
このページでは種の種類と特徴、園芸品種の種類と特徴を記載しています。
クロトンノキの主な種の目次 | |
①ヘンヨウボク |
原産:インドネシア/マレーシア/オーストラリア
学名:Codiaeum variegatum
草丈:約100~200cm
分類:常緑低木
開花時期:開花は稀(自生地では1年を通して様々な季節)
花色:黄色●白色〇
葉色:緑色●赤色●桃色●橙色●紫色●黄色●
耐暑性:強い
耐寒性:弱い
誕生花:2月21日/8月20日/11月1日
花言葉:「妖艶」「嬌艶」
特徴:ヘンヨウボクは学名Codiaeum variegatum、別名「クロトン」や「ガーデン・クロトン(garden croton)」とも呼ばれるインドネシア及びマレーシア、オーストラリアを原産とする常緑低木です。和名「ヘンヨウボク(変葉木)」の由来は葉の色や形の変容の多さからきています。また属名のクロトンノキ(Codiaeum)はラテン語でインドネシアの「テルナテ島(Ternate)」を意味する「kodiho」から来ており自生地に由来します。種小名のバリエガータム(variegatum)はラテン語で「班入りの」を意味しており葉に班が入る事に由来します。
ヘンヨウボクの特徴(魅力)
- 南国を連想させるような鮮やかでカラフルな葉色
- 葉は品種によって脈斑や覆輪や散斑等の個性的な班が入る
- 葉には革のよう光沢がある
- 葉は大きいものから小さく細長いものまで様々ある(長さ約5~30cm × 幅約0.5~8cm)
- 葉の形は楕円形の他にも、葉が非常に細長かったり、葉の先が三又に分かれていたり、縁部分が強く波打ったり、葉全体が捻り螺旋の様な形になったりします。
- 樹形は直立して成熟すると2mに達する事もある(ただし園芸で栽培されるものは通常ここまで大きくなりません)
- 大きく育つことから屋外に飾ると美しい景観としてフォーカルポイントになる
ヘンヨウボクの枝は地面から垂直に伸び成熟すると3mに達する事もありますが、園芸品種として売られているものは遥かに小さくコンパクトで育てやすいものが殆どです。また枝は若い時は下部にも葉がありふさふさとしていますが、成熟すると下部の葉は落ちて痕も残りスカスカしてしまいます。そのため多くの場合は早春に強く剪定されて、背の低いふさふさした樹形に管理されています。
ヘンヨウボクは一見すると屋内で育てる観葉植物の様ですが、日向を沢山浴びる事で美しい葉色を維持しており、また間接光しか当たらないような日陰では独特な美しい葉色が失われてしまうため、観葉植物として育てられる事は殆どありません。しかし寒さに弱く冬の間も10度以上が必要な事から、冬の間だけは屋内や温室に取り込み、出来るだけ直射日光に当てて管理されています。
園芸品種には、不規則に黄色の水玉模様(散斑)が入る「ゴールドダスト」や、個々の葉で緑色と白色(薄黄色)の斑の面積が不規則に変わる「タマラ」等があり、それぞれお庭の雰囲気に合わせて品種を選ぶと良いでしょう。
開花時期は1年を通して様々な季節(自生地)、花色は黄色、個々の花は5個の小さな花弁と30の雄蕊があり、花序は小花が集まり総状花序に花を咲かせます。草姿は直立で高さは約100~200cmまで成長します。葉色は緑色や赤色、桃色や橙色ら紫色や黄色等があり、葉身は楕円形や線形で縁部分が波打ったり捻りが入ったりし、葉序は互生葉序につきます。
ヘンヨウボクは剪定した際の茎を利用して挿し木や取り木、種によって増やす事が出来ます。育てる際は夏の高温多湿に強い一方で、冬の寒さに弱いため鉢植えにして屋内で管理しましょう。
クロトン(ゴールドダスト)は緑色の葉に水玉模様の様(散斑)な黄色の班が入る魅力的な園芸品種です。緑色と鮮やかな黄色の二色の葉色は、とてもカラフルでお庭の雰囲気を明るくします。また成熟すると高さ3mまで成長する可能性があります。 | クロトン(タマラ)は白色(薄黄色)と緑色の二色の葉色が柔らかな雰囲気をつくる魅力的な園芸品種です。葉は緑色で、白色(薄黄色)の班が不規則に入り全体から一部分のみまで個々の葉で班の面積がかわります。高さは約100(150)cm × 幅は約50(100)cmまで成長します。 |
エクセレント (´・ω・)p楽天で購入q |