原産:中国/タイ/ミャンマー 科:キク(Asteraceae) 属:ギヌラ/サンシチソウ(Gynura) 種:スイゼンジナ/バイカラー(bicolor) 別名:ギヌラ・バイカラー/きんじそう/はんだま/オキナワン・スピニッチ(okinawan spinach)/エディブル・ギヌラ(edible gynura) 分類:多年草 開花時期:秋から冬 花の色:黄色●橙色● 葉色:緑色●紫色● 草丈:約30~90cm 誕生花: 花言葉: | ||
花壇土 | 鉢土 | 水やり |
肥料 | 剪定 | 夏越し |
冬越し | 増やし方 | 病気 |
スイゼンジナは学名Gynura bicolor、別名「きんじそう」や「ギヌラ・バイカラー」とも呼ばれる中国及びタイ、ミャンマーが原産の多年草です。和名「スイゼンジナ」の由来は茹でるとスイゼンジノリの様にヌメリが出る事からきています。また属名のギヌラ(Gynura)はギリシャ語で「メス」を意味する「gyne」と「しっぽ」を意味する「oura」の二語からきており雌蕊の長い柱頭がしっぽの様に見える所から来ており、種小名のバイカラー(bicolor)は「二色の」を意味しており表面と裏面で違う葉色に由来します。
スイゼンジナの特徴(魅力)
- 葉の色が表面では緑色で裏面では紫色(緑色の場合もある)
- 葉は炒め物としたりお浸しにしたりして食べられます
- ↳また茎や根もお茶として利用されます
- 葉は鉄分・カリウム・カルシウム・ビタミンA・ポリフェノール等の栄養が豊富
- 中国では薬用植物としても利用されます
スイゼンジナは茎が直立して成熟すると1m程度の高さまでなります。葉はやや肉質で大きなものになると長さ15cmあり、葉色は表面が緑色で裏面が紫色をしています。花は一般的に冬に咲き、筒状花のみで構成されています。
スイゼンジナの食べ方
スイゼンジナの葉は食用として利用出来ます。例えば新鮮な葉を水で洗った後に、塩1つまみ入れたお湯でさっと2~3分茹で、ザルにしなった葉を上げて、水気を切ったら、小皿に盛りつけ、ポン酢等をかけて「お浸し」として食べれます。また洗った葉に衣をつけて油で上げれば「天ぷら」として食べられ、洗った葉をバターを入れた鍋で炒めると「バター炒め」として食べる事が出来ます。その他「味噌汁」「スープ」「サラダ」等にも利用されます。
毒性
スイゼンジナは上記で書いたように栄養満点の植物ではありますが、肝臓にダメージを与えるピロリジジンアルカロイドが含まれています。そのため、食べすぎないように注意してください。
開花時期は秋から冬、花色は黄色もしくは橙色、個々の花は筒状花のみで柱頭が突出しており、花序は小花(筒状花)が頂部で集まり頭花の花を咲かせます。草姿は直立して高さ約30(90)cm × 幅は約30(60)cmまで成長します。葉色は表面が緑色で裏面が紫色をしており、葉身は長楕円形もしくは披針形で縁部分に鋸葉があり、葉序は互生葉序につきます。
スイゼンジナは一般的に挿し木で増やされていますが、種によって増やすことも出来ます。育てる際は夏の高温多湿に強い一方で、乾燥を苦手にしているため水分の管理には注意が必要です。また冬の寒さに弱く強い霜に当たると枯れるため、冬越しさせる場合は室内に入れる等の対策が必要になるでしょう。