- 科:ブドウ(Vitaceae)
- 属:ツタ(Parthenocissus)
- 同義語:Cissus striata/Vitis striata
- 品種:シュガーバイン(Parthenocissus ‘sugarvine’)
- 開花時期:4月
- 花の色:緑色●
- 葉の色:緑色●
- 分類:常緑ツル性木本
- 草丈:約30~60cm
- 誕生花:
- 花言葉:気ままに生きる
- 用途:カラーリーフ/壁面緑化/日陰植物
目次 | ||
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花壇土 | 鉢土 | 水やり |
肥料 | 剪定 | 夏越し |
冬越し | 増やし方 | 病気 |
シュガーバインとは!?
シュガーバインは学名Parthenocissus ‘sugarvine’、一般的にはツタの一種と考えらていますが、ブドウ属(Vitis striata)やシッサス属(Cissus striata)の一種として扱われる事もある、恐らく南アメリカが原産の常緑ツル性木本です。
シュガーバインの特徴
- シュガーバインは、ツル植物として成長する習慣がありますが、他のツタ属の植物と比べると遥かにコンパクトで扱いやすい所が魅力です。
- 園芸では鉢植えやハンギングバスケット等で育てられる事が多く、枝葉はカスケード状に枝垂れるため、優雅な雰囲気の樹形をつくります。
- 葉は他のツタ属の植物と比べると葉が圧倒的に小さいため、お部屋等の狭い空間でも圧迫感を感じさせません。
- 葉は小葉が5個集まり掌状に広がるため「星」や「家紋」等の形を連想させ、お洒落な雰囲気の観葉植物となります。
- シュガーバインは葉が常緑のため冬の間も青々とした葉が楽しめます。
- ただし落葉しない事から、ツタ属の多くの植物のような美しい紅葉は楽しめません。
シュガーバインの園芸品種の紹介
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ツタの主な種と園芸品種は下のリンクから紹介しています。
シュガーバインの育て方
花壇の土づくり
日当たり
シュガーバインは直射日光が3~5時間当たる半日影から、間接光のみが当たるような日陰までで育てる事が出来ます。
土壌の土質
シュガーバインは、基本的に土質を選びません。土壌の通気性が良ければ幅広い土壌で育てることが出来ます。植え付けの前に土壌診断を行い通気性がよく適度に肥沃な土壌をつくりましょう。
- 土を掘る時に土が硬い場合は作土層が十分でない可能性があります。
- スコップで土を深くまで掘り返し石等を取り除きます。
- 適度に濡れた土を、手にとり握って土塊を作り、通気性・保水性などを診断します。
- 手のひらを開き土の塊がバラバラと崩れる場合は通気性と排水性の高い砂壌土や砂土に近い土壌です。栄養の乏しい土壌や乾燥に強い植物にむきます。
- 保水性を改善したい場合は保水性を高める用土(堆肥や黒土など)を入れると良いでしょう。
- 手のひらを開いても土の塊は崩れず、土塊を軽く指で押すと崩れる場合は通気性と保水性のバランスが良い壌土に近い土壌です。幅広い植物に向く土壌です。
- 植物に合わせて保水性を好む植物であれば保水性を高める用土(黒土なバーミキュライト等)を入れたり、乾燥を好む植物であれば排水性や通気性を高める用土(川砂やパーライトなど)を入れましょう。
- 手のひらを開いても土の塊が崩れず、指で押しても崩れる感じがない場合は粘土質で水捌けが悪い土壌の可能性があります。必要に応じて排水性・通気性を高める用土(川砂・パーライト等)を混和しましょう。
- 手のひらを開き土の塊がバラバラと崩れる場合は通気性と排水性の高い砂壌土や砂土に近い土壌です。栄養の乏しい土壌や乾燥に強い植物にむきます。
- 土壌に入る有機物の量を診断しましょう。土の色を見て、有機物が沢山入る肥沃な土の場合は有機物(腐植)が多く含むため土の色が黒っぽくなります。一方で有機物(腐植)が少ない場合は土の色が薄くなります。
- 土壌の状態とバランスを見ながら、2割から3割を目安に堆肥(腐葉土・バーク堆肥等)を土壌に混和しましょう。
鉢土づくり
日当り
シュガーバインは直射日光が3~5時間当たる半日影から、間接光のみが当たるような日陰までで育てる事が出来ます。
培養土
シュガーバインの培養土を自作する場合は通気性と保水性のバランスが良く適度に肥沃な培養土で育てましょう。
赤玉土+鹿沼土+腐葉土=4:2:4
赤玉土(中粒)+バーク堆肥=5:5
水やりの仕方
シュガーバインの水やりは土の表面が乾燥してきたタイミングで、土壌中の古い空気と新鮮な空気が入れ替える程にたっぷり与えましょう。
肥料の与え方
シュガーバインの肥料は植え付け時に緩効性の肥料を混ぜておき、生育期間中は追肥として液体肥料を2週間に1度与えましょう。
剪定のやり方
シュガーバインは基本的に剪定不要です。伸びすぎたツルを必要に応じてきりもどしましょう。
夏越しする方法
シュガーバインは夏の暑さに強いため基本的に夏越し対策は不要です。
冬越しする方法
Hardiness:
シュガーバインは耐寒性が高く冬越しの準備をする必要は基本的にはありません。
挿し木や株分けで増やす
シュガーバインは挿し木によって増やす事ができます。
挿し木の方法
- シュガーバインの挿し木時期は初夏から夏が適します。
- 挿し穂の茎は弾力があり健康な部分をカットしましょう。
- 挿し穂 の長さ約10cmにわけます。
- 挿し穂の下部の葉を取り除き上部の葉を残します。
- 茎の下部分を斜めにカットして吸水部分を広くします。
- 挿し穂用の無菌の培養土を準備します。
- 切り口を下にして培養土の中に挿し穂を挿します。
- 明るい日陰で土壌が完全に乾燥しない様に水やりを行いながら管理しましょう。
播種で増やす
シュガーバインの種蒔の方法
播種時期:
発芽適温:約
発芽日数:
条件:
植物の病気
シュガーバインの病気
シュガーバインの害虫