原産:ヨーロッパ/アジア/北西アジア 科:シソ(Lamiaceae) 属:ミント/ハッカ(Mentha) 種:ヌマハッカ/アクアティカ(aquatica) 同義語(syn.):Mentha hirsuta Huds 英名:ウォーターミント(water mint) 別名:ヌマハッカ 開花時期:8月~10月 花の色:紫色● 葉色:緑色● 分類:多年草 草丈:約30~90cm 誕生花: 花言葉: | ||
花壇土 | 鉢土 | 水やり |
肥料 | 剪定 | 夏越し |
冬越し | 増やし方 | 病気 |
ウォーターミントは学名Mentha aquatica、別名「ヌマハッカ」とも呼ばれるヨーロッパ及びアジア、北西アフリカが原産の多年草です。属名のミント(mentha)の由来はギリシャ神話に出てくる「メンテー(mínthē)」からきており、冥王ハーデスとメンテーの浮気に嫉妬したペルセポネーが、嫉妬に狂い「お前等くだらない雑草に変わってしまえ」とメンテーを踏み付け雑草(ミント)に変えたという伝説に由来しています。また種小名のアクアティカ(aquatica)はラテン語で「水生の」を意味しており、自生地に由来します。
ウォーターミントの特徴(魅力)
- 沼地や水路等に自生して池等の浸水する場所でも生育する
- ↳重金属等を除去して水質を改善すると言われます
- ↳ただし生態系に悪影響を与える可能性があるため注意が必要です。
- 根茎で旺盛に広がる(特に湿地)
- ↳しばしば植えてはイケナイと言われる所以
- 最大90cmの高さまで茎を何本も伸ばして群生する
- 茎や葉には白色の長めの毛が生える
- 葉は先端が尖る卵形をしている
- 花は節と頂部に小花が集まり球状に咲く
- 精油成分にはメントソフランとシネオールが多く含まれ香りが良い
- ↳ハーブティー等にして楽しまれる事もありますが精油成分のメントソフランが有毒なため飲用しない方がいいかもしれません。
- 環境が合えば放ったらかしでも育つ
ウォーターミントは地面下を根茎で広範に広がり、節から茎を垂直に伸ばして高さ約30~90cmまで成長します。葉は白色の長い毛が生え、長さ約2(6)cm × 幅約1(4)cmの披針形もしくは長楕円形で、葉先が尖り縁部分に鋸葉があります。花は花先が深く4裂する筒状の小花が、節や頂部に集まり球状に花を咲かせますします。
開花時期は晩夏と秋、花色は紫色、個々の花は花先が深く4裂して、花序は節にや頂部に小花が多数集まり輪散花序に花が咲きます。草姿は直立で根茎により広範に広がり高さ約30(90)cm × 幅は約30(90)cmまで成長します。葉色は緑色、葉身は披針形もしくは卵形で縁部分に鋸歯があり、葉序は対生葉序につきます。
ウォーターミントの栽培
ウォーターミントを育てる際は、強い日差しに当たらない場所を選んだり、湿り気が保てる土壌を選べば、基本的にほったらかしでも育てられます。ただし放ったらかしにすると、どんどん根茎で広がっていくため駆除しにくい場所等に入り込まれたら面倒くさい事になるでしょう。増やし方は根茎で広がるため株分けが最も簡単です。また挿し木やこぼれ種でも増やす事が出来ます。