ウツボグサ(プルネラ)は属の中に認められた種が8種あり、園芸でも様々な種と品種が親しまれています。このページでは4種と、いくつかの園芸品種を紹介しています。
上記の他にも、このページでは育て方へのリンクや購入方法のリンクなども用意しているため、そちらもよければご活用下さい。
■目次
■ウツボグサ(プルネラ)の主な種と園芸品種の紹介
プルネラ・ブルガリス

プルネラ・ブルガリスとは!
プルネラ・ブルガリスの学名は prunella vulgaris 、別名では「セイヨウウツボグサ」や「コモン・セルフヒール(common selfheal)」等とも呼ばれている多年草です。
プルネラ・ブルガリスの原産地はヨーロッパ・アジア・北アフリカ・北アメリカにあり、草原や林縁や道端に自生しています。
特徴や用途
- 紫色の花:紫色の花は装飾性があり、お庭の中などに上品で気品のある雰囲気をつくります。
- 蜜源:多くのシソ科植物と同様に、花は蜜蜂などの蜜源として働きます。そのため、昆虫と共生したい時などに利用できる植物です。
- 地被植物:草丈が低く地面の下に根茎があり叢生するため、地面を覆う地被植物(グランドカバー)として利用することが出来ます。
- 食用:若い茎・葉はサラダにして食べられたり、ハーブティーとして飲まれたりしており、また中国などでは薬用植物として利用される事もあります。
プルネラ・ブルガリスの園芸品種の紹介
セイヨウウツボグサ
セイヨウウツボグサの学名は prunella vulgaris 、別名では「プルネラ・ブルガリス」や「コモン・セルフヒール(common selfheal)」等とも呼ばれている多年草です。
オオバナウツボグサ
オオバナウツボグサとは!
オオバナウツボグサの学名は Prunella grandiflora 、別名では「タイリンウツボグサ」や「ラージフラワー・セルフヒール(large-flowered selfheal)」等とも呼ばれている多年草です。オオバナウツボグサの原産地はヨーロッパ・西アジアにあり、草原や牧草地や森林に自生しています。
オオバナウツボグサの特徴
- 装飾性:近縁のプルネラの種と比べて花が大きいため存在感があり装飾性が高く、また紫色の花が上品で気品のある雰囲気をつくります。
- 蜜源:多くのシソ科植物と同様に、花は蜜蜂などの蜜源として働きます。そのため、昆虫と共生したい時などに利用できる植物です。
- 地被植物:草丈が低く地面の下に根茎があり叢生するため、地面を覆う地被植物(グランドカバー)として利用することが出来ます。
- 葉の形状:葉の形状はふつう披針形ですが、葉の縁部分が裂けて分裂葉になることがある。
ウツボグサ
ウツボグサとは!
ウツボグサの学名は Prunella vulgaris subsp. asiatica 、別名では「カコソウ(夏枯草)」等とも呼ばれている多年草です。ウツボグサの原産地は日本・東アジアにあり、草原や道端に自生しています。
ウツボグサの特徴
- 紫色の花:紫色の花は装飾性があり、お庭の中などに上品で気品のある雰囲気をつくります。
- 蜜源:多くのシソ科植物と同様に、花は蜜蜂などの蜜源として働きます。そのため、昆虫と共生したい時などに利用できる植物です。
- 花後:花は枯れたあと夏になっても茶色の花が残るため、別名でカコソウ(夏枯草)とも呼ばれています。
- 食用:若い茎・葉はサラダにして食べられたり、ハーブティーとして飲まれたりしており、また日本や中国で薬用植物として利用されています。