クロッカスは属の中に約90種がありますが、一般に園芸で親しまれている種は数種とその園芸品種です。例えば、雌しべ(花柱)に強い香りがあり調味料としても使われるサフラン、他のクロッカスよりも大きな花を咲かせるハナサフラン、品種や花色が豊富にあり人気の高いゴールデン・クロッカス等が親しまれています。
クロッカスは一般的に球茎を秋に植え育てられます。冬の寒さや夏の暑さに耐えますが、夏の雨には耐えられないため育てる際は注意が必要でしょう。
種毎の育て方は写真か育て方をクリックすると出てくるためそちらをご覧下さい。
このページでは種の種類と特徴、園芸品種の種類と特徴を紹介しています。
クロッカスの主な種の目次 | |
①サフラン 開花時期:10月~12月 | ②ハナサフラン 開花時期:3月~4月 |
③ゴールデン・クロッカス 開花時期:2月~3月 | ④トマシニアヌス種 開花時期:2月~4月 |
⑤シエベリ種 開花時期:2月~3月 | ⑥ミニマス種 開花時期:3月~4月 |
⑦スペシオサス種 開花時期:3月~4月 | ⑧ルテウス種 開花時期:3月~4月 |
原産:
学名:Crocus sativus
草丈:約10~30cm
分類:多年草
開花時期:10月~12月
花色:紫色●
葉色:緑色●
耐暑性:普通
耐寒性:強い
誕生花:9月11日/11月4日
花言葉:「歓喜」「喜び」「陽気」「節度の美」
特徴:サフランは学名Crocus sativus、 別名「秋咲きクロッカス(autumn crocus)」や「薬用クロッカス」とも呼ばれる多年草です。クロックスは野生で見られる種ではありません、栽培化されたもので、恐らくCrocus cartwrightianusを祖先とした種です。
サフランの語源(由来)
- 属名のクロックス(Crocus)の由来は古代ギリシャ語の「κρόκος」からきています。
- 種小名のサティバス(sativus)は「栽培の/栽培された」を意味しておりサフランが栽培化されている事に由来します
- 英名のサフランの由来は遡るとアラビア語の「az-za’faran(黄色)」からきていると言われており、また12世紀の古フランスでは「safran」とよばれていました
サフランの特徴(魅力)
- サフランの赤色の雌しべは香りがよく最も高価なスパイスです
- ↳何故なら1gのクロッカスの雌しべを集めるのに約150個のクロッカスの花の栽培が必要だからです
- ↳水に付けると鮮やかな黄色に変わるためスープや白米の色付けにも使われます
- サフランには抗がん作用や男性機能改善等の様々な薬効があります
- 花は直径が3~5cmでカップの様に上向きに咲きます
- ↳大きな花は細い葉との対比で花がより目立ち洗練された魅力を感じさせます
- クロッカスはカーペットの様に群生させると非常に魅力的な景観をつくります
サフランは地面下の根茎に栄養を溜め込み肥大化する根茎(球茎)があり、花が種を付けない代わりに、この根茎(球茎)が増える事で栄養繁殖します。葉は非常に細く線形で長さは10~30cmあり、全て根茎(球茎)から出る根生葉で通常5~15本あります。花は1つの根茎(球茎)から1個から4個の短い花茎を伸ばし各花茎の頂部に一個の花を上向きに咲かせます。花は直径約3~5cmで紫色の花被片が通常6個あり、三本ある赤色(橙色)の雌しべ(花柱)が収穫され調味料等に利用されます。
開花時期は中秋から初冬、花色は紫色、個々の花は直径約3~5cmで花被片が6個あり、花序は単頂花序です。草姿は高さ約10(30)cm × 幅は約10(30)cmまで成長します。葉色は緑色、葉身は線形で長さ10~30cmあり、葉序は根生葉につきます。
サフランの香りと効果
サフランは花の雌しべに「干し草」や「スパイス」等を連想させるサフラン独特の香りをもっており、口に入れるとスパイシーな「苦味」と「甘味」等の風味(フレーバー)を感じさせます。サフランの香りの由来となる精油は百数十種あると言われますが、サフランの香りを決めている重要な精油は「サフラナール」です。
サフラナールの香りは「サフラン」「干し草」「スパイス」「樟脳」等に例えられるスパイシーな香りがあり、風味(フレーバー)はスパイシーで甘味と苦味を感じさせます。一般に植物ではサフラン等に含まれており、精油は食品等に利用されています。サフラナールの精油の効果には「抗がん作用」「抗酸化作用」「抗炎症作用」「抗うつ作用」「男性機能改善」等があります。
サフランの栽培
園芸では、足元で上向きに咲く紫色の花を鑑賞する目的だったり、雌しべ(花柱)を収穫する目的で育てられます。育てる際は、1番に夏の多湿に気をつけないといけません。夏の休眠期に降る雨は病気を招き、球根を腐敗させる原因ともなります。対策としては管理のしやすい鉢植えで育てて雨が続く時期は軒下などで管理したり、夏の時期は涼しい冷暗所で根茎(球茎)を管理して晩夏もしくは初秋に植える等するのもいいでしょう。増やし方は、数年に1度のペースで休眠期に根茎(球茎)を掘りあげて分球を行います。
サフラン |
原産:ヨーロッパ
学名:Crocus vernus
草丈:約10~15cm
分類:多年草
開花時期:3月~4月
花色:紫色●黄色●白色〇
葉色:緑色●
耐暑性:普通
耐寒性:強い
誕生花:1月3日/1月4日/1月5日/1月21日/1月31日/2月10日/2月24日/4月7日
花言葉:「切望」「青春の喜び」
特徴:ハナサフランは学名Crocus vernus、 別名「春咲きサフラン(spring Crocus)」や「ダッチ・クロッカス(Dutch Crocus)」とも呼ばれる多年草です。ヨーロッパのアルプスやピレネー山脈、バルカン半島に分布して主に高山地帯に自生しています。
ハナサフランの語源(由来)
- 属名のクロックス(Crocus)の由来は古代ギリシャ語の「κρόκος」からきています。
- 種小名のvernusはラテン語で「春」を意味しており春に花が咲く事に由来しています
ハナサフランの特徴(魅力)
- ハナサフランは他の種と比べて花が大きい
- ↳栽培品種も多く紫色や白色や黄色の花色がある
- ↳花は朝から夕方まで開き夜になると花を閉じます
- ↳花は春に開花します
- ↳カーペットの様に群生して咲く花姿は圧巻の美しさがあります。
ハナサフランは地面下の根茎に栄養を溜め込み肥大化する球茎があり、この根茎(球茎)が増える事で栄養繁殖します。葉は非常に細く線形で、開花と同時もしくは開花後に球茎から数個の葉(根生葉)をつけます。花は1つの球茎から通常一個の短い花茎を伸ばし各花茎の頂部に一個の大きな花を上向きに咲かせます。
開花時期は早春から春、花色は紫色や白色、黄色があり、個々の花は花被片が6個、雄蕊が3個、雌しべが1個あり、花序は単頂花序に花が咲きます。草姿は高さ約10(15)cm × 幅は約10(15)cmまで成長します。葉色は緑色、葉身は線形、葉序は根生葉につきます。
ハナサフランの栽培
園芸では、足元で上向きに咲く紫色の花を鑑賞する目的で育てられます。園芸品種には、足元で真っ白な花が咲き積雪の美しさを感じさせる「ジャンヌ・ダルク」や、濃い紫色の花が格式高く上品な雰囲気を感じさせる「フラワーレコード」等があり、それぞれお庭の雰囲気に合わせて品種を選ぶと良いでしょう。※その他の種や園芸品種は下のリンクから見れます。
育てる際は、1番に多湿に気をつけないといけません。特に夏の休眠期に降る雨は病気を招き、球根を腐敗させる原因ともなります。その為、管理のしやすい鉢植えで育てて雨が続く時期は軒下などで管理したり、また夏の時期は涼しい冷暗所で球茎を管理して晩夏もしくは初秋に植え直すのもいいでしょう。また開花の為には低温を3ヶ月程度必要とするため、暖かな地域では冷蔵庫(4度程度)に3ヶ月程度保管して植えるのも1つの方法です。増やし方は、数年に1度のペースで休眠期に球茎を掘りあげて分球を行います。
原産:
学名:Crocus chrysanthus
草丈:約10cm
分類:多年草
開花時期:2月~3月
花色:紫色●黄色●橙色●白色〇
葉色:緑色●
耐暑性:普通
耐寒性:強い
誕生花:1月3日/1月4日/1月5日/1月21日/1月31日/2月10日/2月24日/4月7日
花言葉:「切望」「青春の喜び」
特徴:ゴールデン・クロッカスは学名Crocus chrysanthus、 別名「スノー・クロッカス(snow crocus)」とも呼ばれるバルカン半島及びトルコ原産の多年草です。
ゴールデン・クロッカスの語源(由来)
- 属名のクロックス(Crocus)の由来は古代ギリシャ語の「κρόκος」からきています。
- 種小名のchrysanthusはラテン語で「黄色の花をもつ/金色の花をもつ」を意味しており、花色に由来しています
- 英名のゴールデン・クロッカスは黄色(金色)の花色が由来になっています
- 別名のスノー・クロッカスは開花時期が早く雪の中で花が咲く事もある事からきています
ゴールデン・クロッカスの特徴(魅力)
- 1個の球茎から複数(多花性)の花を咲かせます
- ↳一方でハナサフランと比べると花や球茎が小さめです
- ↳栽培品種も多く花色が豊富にあります
- 葉は中央にシルバーの縦縞がはいります
- ↳カーペットの様に群生して咲く花姿は圧巻の美しさがあります。
ゴールデン・クロッカスは地面下の根茎に栄養を溜め込み肥大化する球茎があり、この根茎(球茎)が増える事で栄養繁殖します。葉は非常に細く線形で、球茎から数個の葉(根生葉)をつけます。花は1つの球茎から一個から数個の花茎を伸ばし各花茎の頂部に一個の花を上向きに咲かせます。
開花時期は晩冬から春、花色は紫色や白色、黄色があり、個々の花は花被片が6個あり、花序は単頂花序に花が咲きます。草姿は高さ約10cm × 幅は約10cmまで成長します。葉色は緑色、葉身は線形、葉序は根生葉につきます。
ゴールデン・クロッカスの栽培
園芸では、足元で上向きに咲くカラフルな花を鑑賞する目的で育てられます。園芸品種には、純白の花が太陽に照らさせ輝きお庭の雰囲気を明るくする「スノーバンティング」や、黄色に褐色の縞模様が入り虎(🐯)を連想させる「ジプシーガール」等があり、それぞれお庭の雰囲気に合わせて品種を選ぶと良いでしょう。
育てる際は、1番に多湿に気をつけないといけません。特に夏の休眠期に降る雨は病気を招き、球根を腐敗させる原因ともなります。その為、管理のしやすい鉢植えで育てて雨が続く時期は軒下などで管理したり、また夏の時期は涼しい冷暗所で球茎を管理して晩夏もしくは初秋に植え直すのもいいでしょう。増やし方は、数年に1度のペースで休眠期に球茎を掘りあげて分球を行います。
原産:ブルガリア/ハンガリー/アルバニア/旧ユーゴスラビア
学名:Crocus tommasinianus
草丈:約10~15cm
分類:多年草
開花時期:2月~4月
花色:紫色●桃色●白色〇
葉色:緑色●
耐暑性:普通
耐寒性:強い
特徴:クロッカス(トマシニアヌス)は学名Crocus tommasinianus、 別名「アーリー・クロッカス(early crocus)」や「ウッドランド・クロッカス(woodland crocus)」とも呼ばれるブルガリア及びハンガリー、アルバニア、旧ユーゴスラビア原産の多年草です。
クロッカス(トマシニアヌス)の語源(由来)
- 属名のクロックス(Crocus)の由来は古代ギリシャ語の「κρόκος」からきています。
- 種小名の(tommasinianus)はオーストリア・ハンガリー帝国で生まれた政治家兼植物学者のMuzio Tommasiniへの献名です。
クロッカス(トマシニアヌス)の特徴(魅力)
- 別名でアーリー・クロッカスと呼ばれる通り開花期が早く、まだ雪の残る時期から花を咲かせます
- 1個の球茎から1個から数個の花を咲かせます
- ↳上品な紫色の花や桃色の可愛らしい花を咲かせる品種があります
- ↳カーペットの様に群生して咲く花姿は圧巻の美しさがあります。
クロッカス(トマシニアヌス)は地面下の根茎に栄養を溜め込み肥大化する球茎があり、この根茎(球茎)が増える事で栄養繁殖します。葉は非常に細く線形で、球茎から数個の葉(根生葉)をつけます。花は1つの球茎から一個から数個の花茎を伸ばし各花茎の頂部に一個の花を上向きに咲かせます。
開花時期は晩冬から春、花色は紫色や桃色、白色があり、個々の花は花被片が6個あり、花序は単頂花序に花が咲きます。草姿は高さ約15cm × 幅は約15cmまで成長します。葉色は緑色、葉身は線形、葉序は根生葉につきます。
クロッカス(トマシニアヌス)の栽培
園芸では、足元で上向きに咲くカラフルな花を鑑賞する目的で育てられます。園芸品種には、上品で高雅な雰囲気ある濃い紫色の花が魅力的な「ルビージャイアント」や、ふんわりした可愛らしい桃色の花が魅力的な「ロゼウス」等があり、それぞれお庭の雰囲気に合わせて品種を選ぶと良いでしょう。※その他の種や園芸品種は下のリンクから見れます。
育てる際は、1番に多湿に気をつけないといけません。特に夏の休眠期に降る雨は病気を招き、球根を腐敗させる原因ともなります。その為、管理のしやすい鉢植えで育てて雨が続く時期は軒下などで管理したり、また夏の時期は涼しい冷暗所で球茎を管理して晩夏もしくは初秋に植え直すのもいいでしょう。増やし方は、数年に1度のペースで休眠期に球茎を掘りあげて分球を行います。
原産:バルカン半島
学名:Crocus sieberi
草丈:約10cm
分類:多年草
開花時期:2月~3月
花色:紫色●青色●黄色●橙色●白色〇
葉色:緑色●
耐暑性:普通
耐寒性:強い
誕生花:
花言葉:
特徴:クロッカス(シエベリ)は学名Crocus sieberi、 別名「シーバーズ・クロッカス(Sieber’s crocus)」や「クレタ島のクロッカス(Cretan crocus)」とも呼ばれる多年草です。クロッカス(シエベリ)はバルカン半島周辺に分布しており主にクレタ島に自生しています。
クロッカス(シエベリ)の語源(由来)
- 属名のクロックス(Crocus)の由来は古代ギリシャ語の「κρόκος」からきています。
クロッカス(シエベリ)の特徴(魅力)
- クロッカス(シエベリ)はゴールデン・クロッカスと同様に別名でスノークロッカスとも呼ばれており、まだ雪の残る時期から花を咲かせます
- 1個の球茎から1個から数個の花を咲かせます
- 花の基部付近が橙色でカラフルな花色をしています
クロッカス(シエベリ)は地面下の根茎に栄養を溜め込み肥大化する球茎があり、この根茎(球茎)が増える事で栄養繁殖します。葉は非常に細く線形で、球茎から数個の葉(根生葉)をつけます。花は1つの球茎から一個から数個の花茎を伸ばし各花茎の頂部に一個の花を上向きに咲かせます。
開花時期は晩冬から春、花色は紫色や青色、橙色があり、個々の花は花被片が6個あり、花序は単頂花序に花が咲きます。草姿は高さ約10cm × 幅は約10cmまで成長します。葉色は緑色、葉身は線形、葉序は根生葉につきます。
クロッカス(シエベリ)の栽培
園芸では、足元で上向きに咲くカラフルな花を鑑賞する目的で育てられます。育てる際は、1番に多湿に気をつけないといけません。特に夏の休眠期に降る雨は病気を招き、球根を腐敗させる原因ともなります。その為、管理のしやすい鉢植えで育てて雨が続く時期は軒下などで管理したり、また夏の時期は涼しい冷暗所で球茎を管理して晩夏もしくは初秋に植え直すのもいいでしょう。増やし方は、数年に1度のペースで休眠期に球茎を掘りあげて分球を行います。
クロッカス(ファイヤーフライ)は、花の基部に橙色の染みが入る薄紫色の花を咲かせる魅力的な園芸品種です。 | クロッカス(トリカラー)は、紫色・橙色・白色の三色の花色がカラフルで明るい雰囲気をつくる魅力的な園芸品種です。 |
原産:地中海沿岸
学名:Crocus minimus
草丈:約10cm
分類:多年草
開花時期:3月~4月
花色:紫色●白色〇
葉色:緑色●
耐暑性:普通
耐寒性:強い
誕生花:
花言葉:
特徴:クロッカス(ミニマス)は学名Crocus minimus、 別名「ピグミー・クロッカス(pygmy crocus)」とも呼ばれる多年草です。クロッカス(ミニマス)は地中海にあるコルシカ島及びサルディーニャ島、カプラーイア・イーゾラに自生しています。
クロッカス(ミニマス)の語源(由来)
- 属名のクロックス(Crocus)の由来は古代ギリシャ語の「κρόκος」からきています。
- 種小名のミニマス(minimus)はラテン語で「最小の」を意味しています。
クロッカス(ミニマス)の特徴(魅力)
- 高さ幅ともに小さくミニマムな草姿をしています
- 1個の球茎から1個から2個の花を咲かせます
- 葉は非常に細く中央にシルバーの縦縞がはいります
クロッカス(ミニマス)は地面下の根茎に栄養を溜め込み肥大化する球茎があり、この球茎が増える事で栄養繁殖します。葉は濃い緑色で中央にシルバーのラインが入り、葉の形は非常に細く線形で、球茎から数個の葉(根生葉)をつけます。花は1つの球茎から一個から二個の花茎を伸ばし各花茎の頂部に一個の花を上向きに咲かせます。
開花時期は早春から春、花色は紫色や白色があり、個々の花は花被片が6個あり、花序は単頂花序に花が咲きます。草姿は高さ約10cm × 幅は約10cmまで成長します。葉色は緑色、葉身は線形、葉序は根生葉につきます。
クロッカス(ミニマス)の栽培
園芸では、足元で上向きに咲くカラフルな花を鑑賞する目的で育てられます。育てる際は、1番に多湿に気をつけないといけません。特に夏の休眠期に降る雨は病気を招き、球根を腐敗させる原因ともなります。その為、管理のしやすい鉢植えで育てて雨が続く時期は軒下などで管理したり、また夏の時期は涼しい冷暗所で球茎を管理して晩夏もしくは初秋に植え直すのもいいでしょう。増やし方は、数年に1度のペースで休眠期に球茎を掘りあげて分球を行います。
クロッカス(スプリングビューティ)は、まるで化粧をしているかのような濃淡のある紫色の花を咲かせる園芸品種で、花は1番外側の花被片の裏側に紫色の濃い班が入ります。 |
原産:トルコ/コーカサス地方/クリミア
学名:Crocus speciosus
草丈:約10~15cm
分類:多年草
開花時期:10月~11月
花色:紫色●白色〇
葉色:緑色●
耐暑性:普通
耐寒性:強い
誕生花:
花言葉:
特徴:クロッカス(スペシオサス)は学名Crocus speciosus、 別名「ビーバーシュタイン・クロッカス(Bieberstein’s crocus)」とも呼ばれるトルコ及びコーカサス地方、クリミアが原産の多年草です。
クロッカス(スペシオサス)の語源(由来)
- 属名のクロックス(Crocus)の由来は古代ギリシャ語の「κρόκος」からきています。
- 種小名のスペシオサス(speciosus)はラテン語で「綺麗な/美しい」を意味します。
クロッカス(スペシオサス)の特徴(魅力)
- 花はサフランと同様に秋に開花します
- ↳花色は基部付近が薄く花脈に濃いラインが入る
- ↳開花中は葉が全くなく春に葉をだします
- 1個の球茎から1個から数個の花を咲かせます
- 種子や分球で増殖しやすい
クロッカス(スペシオサス)は地面下の根茎に栄養を溜め込み肥大化する球茎があり、この根茎(球茎)が増える事で栄養繁殖します。葉は非常に細く線形で、球茎から数個の葉(根生葉)をつけます。花は1つの球茎から一個から数個の花茎を伸ばし各花茎の頂部に一個の花を上向きに咲かせます。
開花時期は秋、花色は紫色や白色、個々の花は花被片が6個あり、花序は単頂花序に花が咲きます。草姿は高さ約10(15)cm × 幅は約10(15)cmまで成長します。葉色は緑色、葉身は線形、葉序は根生葉につきます。
ゴールデン・クロッカスの栽培
園芸では、足元で上向きに咲くカラフルな花を鑑賞する目的で育てられます。育てる際は、1番に夏の多湿に気をつけないといけません。夏の休眠期に降る雨は病気を招き、球根を腐敗させる原因ともなります。対策としては管理のしやすい鉢植えで育てて雨が続く時期は軒下などで管理したり、夏の時期は涼しい冷暗所で根茎(球茎)を管理して晩夏もしくは初秋に植える等するのもいいでしょう。増やし方は、数年に1度のペースで休眠期に根茎(球茎)を掘りあげて分球を行います。
クロッカス(スペシオサス) |
原産:
学名:Crocus × luteus
草丈:約10~15cm
分類:多年草
開花時期:3月~4月
花色:黄色●橙色●茶色●
葉色:緑色●
耐暑性:普通
耐寒性:強い
特徴:クロッカス(ルテウス)は学名Crocus × luteus、アングスティフォリウス種(Crocus angustifolius)とスフラバス種(Crocu sflavus)の雑種の多年草です。
クロッカス(ルテウス)の語源(由来)
- 属名のクロックス(Crocus)の由来は古代ギリシャ語の「κρόκος」からきています。
- 種小名のルテウス(luteus)はラテン語で「黄色の」を意味しており、花色に由来しています
クロッカス(ルテウス)の特徴(魅力)
- 1個の球茎から複数(多花性)の花を咲かせます
- ↳鮮やかな黄色(~橙色)の花を咲かせます
- ↳カーペットの様に群生して咲く花姿は圧巻の美しさがあります。
クロッカス(ルテウス)は地面下の根茎に栄養を溜め込み肥大化する球茎があり、この根茎(球茎)が増える事で栄養繁殖します。葉は非常に細く線形で、球茎から数個の葉(根生葉)をつけます。花は1つの球茎から一個から数個の花茎を伸ばし各花茎の頂部に一個の花を上向きに咲かせます。
開花時期は早春から春、花色は黄色もしくは茶色の班が入り、個々の花は花被片が6個あり、花序は単頂花序に花が咲きます。草姿は高さ約10(15)cm × 幅は約10(15)cmまで成長します。葉色は緑色、葉身は線形、葉序は根生葉につきます。
ゴールデン・クロッカスの栽培
園芸では、足元で上向きに咲くカラフルな花を鑑賞する目的で育てられます。育てる際は、1番に多湿に気をつけないといけません。特に夏の休眠期に降る雨は病気を招き、球根を腐敗させる原因ともなります。その為、管理のしやすい鉢植えで育てて雨が続く時期は軒下などで管理したり、また夏の時期は涼しい冷暗所で球茎を管理して晩夏もしくは初秋に植え直すのもいいでしょう。増やし方は、数年に1度のペースで休眠期に球茎を掘りあげて分球を行います。
クロッカス(ルテウス)は学名Crocus × luteus、アングスティフォリウス種(Crocus angustifolius)とスフラバス種(Crocu sflavus)の雑種の多年草です。
クロッカス(ルテウス)の語源(由来)
- 属名のクロックス(Crocus)の由来は古代ギリシャ語の「κρόκος」からきています。
- 種小名のルテウス(luteus)はラテン語で「黄色の」を意味しており、花色に由来しています
クロッカス(ルテウス)の特徴(魅力)
- 1個の球茎から複数(多花性)の花を咲かせます
- ↳鮮やかな黄色(~橙色)の花を咲かせます
- ↳カーペットの様に群生して咲く花姿は圧巻の美しさがあります。
クロッカス(ルテウス)は地面下の根茎に栄養を溜め込み肥大化する球茎があり、この根茎(球茎)が増える事で栄養繁殖します。葉は非常に細く線形で、球茎から数個の葉(根生葉)をつけます。花は1つの球茎から一個から数個の花茎を伸ばし各花茎の頂部に一個の花を上向きに咲かせます。
開花時期は早春から春、花色は黄色もしくは茶色の班が入り、個々の花は花被片が6個あり、花序は単頂花序に花が咲きます。草姿は高さ約10(15)cm × 幅は約10(15)cmまで成長します。葉色は緑色、葉身は線形、葉序は根生葉につきます。
ゴールデン・クロッカスの栽培
園芸では、足元で上向きに咲くカラフルな花を鑑賞する目的で育てられます。育てる際は、1番に多湿に気をつけないといけません。特に夏の休眠期に降る雨は病気を招き、球根を腐敗させる原因ともなります。その為、管理のしやすい鉢植えで育てて雨が続く時期は軒下などで管理したり、また夏の時期は涼しい冷暗所で球茎を管理して晩夏もしくは初秋に植え直すのもいいでしょう。増やし方は、数年に1度のペースで休眠期に球茎を掘りあげて分球を行います。
クロッカス(ゴールデンイエロー)は太陽の光を連想させる様な鮮やかな黄色(~橙色)の花がお庭の雰囲気を明るく彩る魅力的な園芸品種です。 |