ヒメタイサンボクの特徴
原産:北アメリカ 科:モクレン(Magnoliaceae) 属:モクレン/マグノリア(magnolia) 種:ヒメタイサンボク(virginiana) 別名:スイートベイ(sweetbay)/スイートベイ・マグノリア(sweetbay magnolia) 開花時期:5月~7月 花の色:白色〇 葉色:緑色● 香る部位:花 分類:半常緑高木 樹高:約300~3000cm 誕生花:6月8日 花言葉:「壮麗」「威厳」「前途洋洋」 | ||
花壇土 | 鉢土 | 水やり |
肥料 | 剪定 | 夏越し |
冬越し | 増やし方 | 病気 |
ヒメタイサンボクは学名magnolia virginiana、別名「スイートベイ(sweetbay)」や「スイートベイ・マグノリア(sweetbay magnolia)」等とも呼ばれる北アメリカ原産の半常緑高木です。
ヒメタイサンボクの語源(由来)
- 属名のmagnoliaはフランスの植物学者ピエール・マニョール(Pierre Magnol)への献名です。
- 種小名のvirginianaはアメリカのバージニア州に由来します。
- ヒメタイサンボクの由来はタイサンボクと比べて花や葉が小さい事から
ヒメタイサンボクの特徴(魅力)
- ヒメタイサンボクは非常に背が高く理想的な環境の元では高さ30mに達します
- 花は大きく直径約8~14cmの大きさになり
- ↳チューリップの様に咲く一般的なモクレンと違いヒメタイサンボクは「蓮」の様に花被片が大きく開きます
- 花は「バニラ」や「レモン」等を思わせる香りがあり
- ↳開花時は近くを通るとほんのり香ります
- 開花期になると沢山の蜜蜂が花粉を集めに訪れます
- ヒメタイサンボクは半常緑のため寒い地域では葉が落ちることがあります
- ↳また常緑のタイサンボクより葉が小さめです
- 花後の果実は熟すと心皮が避けて赤色の種子は何個も現れますが
- ↳集合体恐怖症の人にはややキツい見た目です
- 基本的に丈夫で夏の暑さや冬の寒さに強いため放ったらかしでも育ちます
ヒメタイサンボクの茎は木質で樹皮の色は灰褐色をしていて、高さは成熟すると約300~3000cmまで成長します。葉は濃い緑色で光に反射する光沢があり、硬く革の様な質感で、大きさは長さ約6(~12)cm幅約3(~5)cmあり、形は楕円形をしていて、茎に対して互生葉序に配置されます。花は強い香りがあり、花被片は6~15個で蓮の様に大きく開き、花の大きさは最大8~14cm、中央に多数の雄蕊と雌蕊が菱形状に集まります。花後にできる果実は長さ3~5cmの楕円形で、熟すと緑色から泡褐色になり心皮が裂けて赤色の直径約1cmの種子が飛びててきます。
開花時期は晩春から夏、花色は白色、個々の花は花被片が6~15個で雄蕊と雌蕊は多数つきます。樹形は直立で高さ約300~3000cmまで成長します。葉色は緑色で光沢があり、葉身は楕円形、葉序は互生葉序につきます。
ヒメタイサンボクの栽培
園芸では、壮大に広がる美しい樹形や春に一斉に開花する美しい白色の花を鑑賞する目的で庭木として栽培されています。育てる際に注意する事はありません。基本的には夏の暑さや冬の寒さに強く、ほったらかしでも育てる事が出来る位に丈夫です。
モクレン(マグノリア)の主な種と園芸品種は下のリンクから紹介しています。
ヒメタイサンボクの育て方