モクレン(シモクレン)の特徴
原産:中国 科:モクレン(Magnoliaceae) 属:モクレン/マグノリア(magnolia) 種:モクレン(liliiflora) 別名:シモクレン(紫木蓮)/ムーラン・モクレン(Mulan magnolia)/パープル・モクレン(purple magnolia)/リリー・マグノリア(lily magnolia)/ジャパニーズ・マグノリア(Japanese magnolia) 開花時期:4月~5月 花の色:赤色●桃色●紫色● 葉色:緑色● 香る部位:花 分類:落葉低木 樹高:約300~500cm 誕生花:3月21日/5月7日 花言葉:「威厳」「持続性」「自然への愛」 | ||
花壇土 | 鉢土 | 水やり |
肥料 | 剪定 | 夏越し |
冬越し | 増やし方 | 病気 |
モクレン(シモクレン)は学名magnolia liliiflora、別名「ジャパニーズ・マグノリア(Japanese magnolia)」や「ムーラン・モクレン(Mulan magnolia)」等とも呼ばれる中国原産の落葉低木です。
モクレン(シモクレン)の語源(由来)
- 属名のmagnoliaはフランスの植物学者ピエール・マニョール(Pierre Magnol)への献名です。
- 種小名のliliifloraは「ユリ」を意味する「lili」と、「花」を意味する「flora」の2語からきておりユリの様な花を咲かせる事に由来します。
- 和名のモクレン(木蓮)の由来は木本で花が蓮を連想させる所からきています。
- 別名の木蘭は中国の伝説上の女性のモクラン(ムーラン)に由来しています。
- 別名のムーラン・モクレンは年老いた父に変わり従軍して、功をたて、故郷にかえった伝説上の女性のムーランに由来します。
- 別名のジャパニーズ・マグノリアは日本で栽培されていたものが初めに英語圏に紹介されたため
モクレン(シモクレン)の特徴(魅力)
- 花被片が長く特徴的な花の形は「チューリップ」や「ユリ」の花に例えられます
- 花色は外側(赤紫色)と内側(白色)で花色が異なり上品な雰囲気をつくります
- 花はシネオール由来の薬品やミントを想像させる上品な香りをもちます
- 基本的に丈夫で夏の暑さや冬の寒さに強いため放ったらかしでも育ちます
- ↳公共の場所や公園等でも良く栽培されています
モクレン(シモクレン)の茎は木質で樹皮の色は褐色から灰褐色をしており、一般的には高さ約300~600cmの間で成長します。葉は濃い緑色で革のような質感があり、形は楕円形から倒卵形で長さ約8~10cmあり、茎に対して互生葉序に配置されます。花は香りが良く、花被片が6個あり、花色は花被片の外側が赤色(~赤紫色)で内側が白色(~薄桃色)をしていて、雄蕊と雌蕊は花中央で円錐状に集まり多数つきます。花後にできる果実は楕円形で、熟すと赤色になります。
開花時期は春から晩春、花色は赤色や桃色、紫色や白色、個々の花は花被片が6個で雄蕊と雌蕊は多数あります。樹形は直立で高さ約300(500)cm × 幅は300(500)cmまで成長します。葉色は緑色、葉身は楕円形もしくは倒卵形、葉序は互生葉序につきます。
モクレン(シモクレン)の栽培
園芸では、春に一斉に開花する上品な赤紫色の花を鑑賞する目的で庭木として栽培されています。育てる際に注意する事は「日当たりの良い場所に植える」くらいです。基本的には夏の暑さや冬の寒さに強く、ほったらかしでも育てる事が出来る位に丈夫です。
モクレン(マグノリア)の主な種と園芸品種は下のリンクから紹介しています。
モクレン(シモクレン)の育て方