オガタマノキ(招霊木)の特徴
原産:日本 科:モクレン(Magnoliaceae) 属:モクレン/マグノリア(magnolia) 種:オガタマノキ(compressa) 別名:オガタマ/トキワコブシ/招霊木 開花時期:2月~4月 花の色:白色〇 葉色:緑色● 香る部位:花 分類:常緑高木 樹高:約1000~2000cm 花言葉:「畏敬の念」 | ||
花壇土 | 鉢土 | 水やり |
肥料 | 剪定 | 夏越し |
冬越し | 増やし方 | 病気 |
オガタマノキ(招霊木)は学名magnolia compressa、別名「ヤマアララギ」や「コブシハジカミ」等とも呼ばれる日本原産の常緑高木です。日本では本州関東中南部以西・四国・九州・南西諸島に分布していて、山地や丘陵等の湿り気のある場所に自生しています。
オガタマノキ(招霊木)の語源(由来)
- 属名のmagnoliaはフランスの植物学者ピエール・マニョール(Pierre Magnol)への献名です。
- 種小名のcompressaは「圧縮」を意味しています。
- 和名オガタマノキは、元々「招霊(オギタマ)」と呼ばれていて枝葉が神事に利用されていましたが、転訛(訛り)して今の呼び名になっています。
オガタマノキ(招霊木)の特徴(魅力)
- オガタマノキは古来から神社の神域等に植えられていて御神木として神聖視されています
- ↳オガタマノキの枝葉は榊と同様に神事で利用されていて
- ↳枝葉を神前に備える事で心霊を招く事が出来ると言われています
- ↳上記の理由から縁起の良い木としても扱われています
- ↳移植が難しいため苗木としての流通は少ないです
- オガタマノキ(招霊木)は非常に背が高く理想的な環境の元では高さ20mに達します
- ↳成熟すると高さ幅ともに非常に大きくなり圧巻の景観をつくります
- 花が咲くのは早春とモクレンの中でも早咲きの分類に入りますが
- ↳花は小さく常緑の葉に隠れるため目立ちません
- 一般的なモクレンの仲間と比べると寒さに極端に弱いです
オガタマノキ(招霊木)の茎は木質で樹皮の色は褐色から灰褐色をしていて、高さは成熟すると約1000~2000cmの間で成長します。葉は濃い緑色で光で反射する光沢があり、葉の大きさは長さ約10cmあり厚く倒卵形をしていて、茎に対して互生葉序に配置されます。花は香りがあり、枝の先端近くで腋生して、個々の花は直径が約3cmで完全に開く花被片が9個あり、中央に多数の雄蕊と雌蕊が集まります。花後にできる果実は楕円形で隆起する様に集まり、熟すと緑色から赤色(~桃色)になり心皮が裂けて赤色(~桃色)の種子が飛びててきます。
開花時期は晩冬から春、花色は白色、個々の花は花被片が6個で雄蕊と雌蕊は多数あります。樹形は直立で扇のように広がり高さ約1000~2000cmまで成長します。葉色は緑色で光沢があり、葉身は楕円形もしくは倒卵形、葉序は互生葉序につきます。
モクレン(マグノリア)の主な種と園芸品種は下のリンクから紹介しています。
オガタマノキ(招霊木)の育て方